最終更新日:2026/3/1

(株)サニカ

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 機械
  • 精密機器
  • 機械設計

基本情報

本社
山梨県

取材情報

プロジェクトストーリーを紹介したい

営業と開発の抜群の連携が新商品・新機能を生む!

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次々と舞い込む相談をカタチにしていく面白さ!

駐車場機器では日本でも屈指のメーカーである『サニカ』。次々とリリースされる新製品や新機能は、どのようなプロセスから生まれるのでしょうか。開発と営業の連携ぶりを3人にうかがいました。


(写真左から)
■三宅将司さん/西日本営業本部 本部長
 経営ビジネスコース卒/2009年入社

■志村勲さん/開発本部 本部長
 工学部精密工学科卒/2002年入社

■北澤哲也さん/東京支店 販売管理課
 人間文化学部人間文化学科卒/2014年入社

「サニカなら何とかしてくれそう」が次々と舞い込む。

志村:コインパーキングや駐輪場で使われるロック板や精算機、ゲートといった機械はどれも同じように見えて、実はそうではありません。コインパーキング運営会社は自社の駐車場を利用してほしくて、差別化を図ろうとするわけです。私たちはメーカーとして「これがスタンダードです」というものを作っていますが、お客さまから入ってくるのが「こういう機能を追加してほしい」というさまざまなカスタム案件。営業担当者がそれを吸い上げてきて、私たち開発に相談してきます。すでにある製品の改良・改造もあれば、まったく新しい提案がお客さまから舞い込んで、新商品として企画を立ち上げることもあります。

三宅:志村さんは普段は山梨の本社にいますが、支店に来ると、つい声をかけて相談してしまいます。

志村:毎日誰かしらから相談が来るね。

三宅:今日だけで2つくらい志村さんに相談しました。競合他社は大手メーカーが多く、あまりカスタム案件をやらないように聞きます。しかし当社は違います。まずは、できる方法がないかを考えます。最近はさらにお問い合わせが増えていますね。お客さまにしたら、当社にはいろんなことを言いやすいみたいです。言えば何かしら返してもらえると思っていただけているのでしょう。簡単な例で言えば、カラーバリエーションの話ですよね。

志村:たとえば「野球場の隣だから球団カラーにしてほしい」とか。

三宅:駐車場の場所はさまざま。地域性や自治体の景観条例にマッチしたものも依頼されます。

北澤:京都なら、歴史的な街並みに合わせて茶色にするなどですね。

志村:ソフト面の注文も多いです。料金をいろんなバリエーションに切り替えられるようにソフトを作ってありますが、私たちの想定を超えたご要望が舞い込むと、ソフトに手を加えなければなりません。あとは電気的な「満空」表示灯。通常は入り口に1か所あればいいのですが、入り口まで長い導入路があるので大通りにも設置したいというご要望があることも。何百メートルもあると線で引っ張ってくるのは難しいので、無線で飛ばせないかとか。

3人の横顔

次から次へと営業担当者が吸い上げてくる顧客の要望に応えて、新機能や新商品の開発にチャレンジしている志村さん。駐車場機器以外にもあらゆる開発を担っている。

IoTや電子マネーに対応する高度な開発が増加中。

志村:近年は高度な要求が増えてきました。面白さに苦悩がたっぷり詰まっているような一筋縄でいかない案件が増えています。10年くらい前まで駐車場は現金精算がほとんどでしたが、だんだんキャッシュレス化が進みました。最初はクレジットカード、次に交通系電子マネー、そのうち流通系電子マネー、今はQR決済に対応させたいという話が入ってきます。そうなると、当社だけでは完結しません。電子マネーの検定を受けないと商品として出せないからです。

北澤:インターネットにつなげて精算機を動かすシステムも当たり前になりました。

志村:PHSの時代、PHS回線を使ってPCで遠隔操作するシステムを作りました。クラウド以前から、売り上げや機械のエラー情報をコールセンターとつながる仕組みを作っていたのです。IoTという言葉が使われる以前からIoTですよね。今は3G、4G回線を使って、お客さまがスマホから操作できるようにしています。

三宅:この遠隔システムは、何千もの現場を管理している大手のお客さまからの評価が非常に高いです。その主な理由は、当社の思い込みで開発しているのではなく、お客さまのご要望をきちんとヒアリングして作っているから。いろんなお客さまに言われるのは「ほかのメーカーにない機能がサニカの製品にはある」。ただ、ありすぎて使いこなせないとも(笑)。お客さまに評価していただけると、お客さまに寄り添ってモノづくりして良かったと実感できます。

三宅:営業担当者はただ提案するだけでなく、現地に行って測量もすれば、CADで図面も作ります。

北澤:営業事務の私も現地へ測量に行きます。CAD図面も作ります。といってもCADで描くのは、建築士がやるようなものではなくて平面図だから簡単。言ってみればパズルです。ただ、駐輪場だと測量で10センチずれると駐輪スペースが1台分減ることに。そこは緊張感を持って作図します。

三宅:お客さまが求める台数がどうやったら入るのか。そこは頭を使います。お客さまの収益に直結する部分なので。自分で測って、自分で描いた図面がそのままカタチになったときの喜びは大きいですよね。

志村:営業担当も開発担当も、いろんなことをやります。

三宅:中小企業ならではかもしれない。専門性を持ちながら、幅広くやっていかないと。

北澤:好奇心があれば何でもチャレンジできて楽しいですよね。

3人の横顔

西日本営業本部の責任者としてメンバーを束ねている三宅さん。責任者でありながらも、コインパーキング運営会社への提案から現地調査、図面作成まで八面六臂の大活躍中。

妄想を創造に…

志村:当社は駐車場機器以外にも、MS事業というのがあります。これは、さまざまな業種・業態のお客さまのアイデアをカタチにするというもの。開発部門は担当分けせずに両方やっています。MSには面白い話が持ち込まれます。当社がパーキングの精算機を作っていることを調べて相談してくださるお客さまが多いですね。たとえば洗濯機を作っている大手メーカーからコインランドリー用の集中精算機の話がありました。かつては洗濯機それぞれでコインを入れていましたが、あれだと領収書が出ないし、集金も面倒臭い。そこで当社が集中精算機を開発しました。これが好評です。

三宅:先日、駐車場とコインランドリーの両方を運営しているお客さまのところに行きましたが、そのときに言われたのが「元々無人のコインパーキングの精算機をベースにして作ってあるので、他メーカーと比べものにならないほど丈夫だ」と。

北澤:駐車場でもMSでもいろんな開発にチャレンジするので、やはり好奇心が大事じゃないですか?

志村:それもあるし、やる気が大事。情熱を持っている人がいいね。

三宅:1個のお題を与えられたとき、「これがこうなるんだな」と妄想できる人は伸びる気がします。

北澤:妄想…いや創造でしょ!(笑)

志村:プラスアルファの部分までイメージして仕事をやってくれるとありがたいですね。

北澤:言われたことをやる定型作業があまりない。常に創意工夫しないと。

志村:早急に対応しなければならない仕事も時々はあるよね?

三宅:そうですね。ただ優先順位をつけて、皆で協力しながら乗り切っています。忙しいですけど、うちは働き方改革ができていますよね。残業続きじゃない。

北澤:やるべきことを残して帰るというのは話は別ですが、同調圧力で帰れないということは一切ありません。

北澤:それを踏まえると、うちは居心地がいいのかもしれません。

三宅:仲はいいですね。誰かに相談すれば助けてもらえるという安心感はあります。

志村:今もそうですけど、みんなで冗談を言い合うことも多いです。

北澤:本当に風通しのいい会社ですね。

3人の横顔

東京支店の営業事務として、顧客からの問い合わせ対応や現場調査、図面作成、納期管理などを担う北澤さん。東京支店が秋葉原に近いことが入社動機の1つ。

学生のみなさんへのメッセージ

◎開発職に限ると、技術的な知識を持っていることは、仕事をする上で大きなアドバンテージになりますので、基礎となる学校の授業はしっかり受けておいてもらいたいですね。当社は周りに何でも相談しやすく、みんなで助け合う社風があります。とはいえ、何に悩んでいるか、何に困っているのか伝わってこないと助けられません。コミュニケーション力は磨いておいたほうがいいですよ。(志村さん)

◎技術営業というと難しそうに感じられるかもしれませんが、そんなことはありません。私だって入社前はCADなんて触ったことがありませんでした。コミュニケーションを取れて、明るく前向きな姿勢があれば、それで充分。入れば中毒性がある感じです。興味があったらぜひ見にきてください。(三宅さん)

◎当社なら休みをちゃんと取れるので、プライベートを充実させられます。あまりホワイトだと言うと嘘っぽいですが、労働環境はいいですよ。ありのままの自分で面接会場に来ていただければ、いい出会いになるのではないでしょうか。(北澤さん)

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「『これをやりたい!』というものが明確でない学生さんも多いでしょう。それでいいんです。当社の仕事は面白いので、入ると辞められなくなりますよ!」

マイナビ編集部から

こんなに底抜けに明るい社風の会社が他にどれだけあるだろうか? 3人の座談会では、1時間近く笑いっぱなし。本部長、若手と立場は異なるのに、分け隔てなく言いたいことを言いあっていた。

同社は駐車場機器では日本有数のメーカー。日本の街を歩けば、そこら中のコインパーキングや駐輪場に同社の機器が設置されているそうだ。さらに、アイデア製品の企画開発も請け負う。代表例がコインランドリーの集中精算機。ボクシング世界チャンピオンがトレーニングに利用している動体視力を鍛えるマシンを開発したのも同社だ。

驚くべきは、社員定着率の高さにもつながっている社風。実は、上に登場した若手の北澤さんは営業職で入社したものの、顧客と折衝する仕事が合わずに挫折した経験を持つ。自分から、内勤で営業を後方支援する仕事をしたいと上司の三宅さんに提案したところ、「それならやってみろ」となり今があるそうだ。なんて優しい会社なのだろうか。

同社は開発と営業が常に連携を図りながら、新商品や新機能を生みだしていく。3人が上下関係を気にせず話しているのを聞いていると、いかに部署をまたいだ連携が上手くいっているかがうかがえる。

本当に言いたいことを言えるような風通しのいい会社とはどのようなものなのか。確かめに行く価値はある。

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今や世界から注目される秋葉原のすぐ近くにある、東京支店のオフィス風景。約30名が働いている。

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