最終更新日:2026/2/13

(株)ツクイ

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介護が必要になる前のサービスのあり方を模索し続ける ~ミライ想造ラボ~

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アクティブシニアが対象。新しいツクイの形がそこにある

真崎さん
イノベーション推進室 ※
2008年キャリア入社

湯原さん
イノベーション推進室 ※
2018年キャリア入社

介護福祉サービスは最先端技術を取り入れながら、日々進化を続けている。ツクイではその“最先端”が、本当に高齢者にとって有用なのか否かを具体的に検証するべく、実証実験施設である「ミライ想造ラボ」を立ち上げた。地域の60歳以上のアクティブシニアの協力を仰ぎながら、介護の実態にあった製品・サービスのあり方を模索するのがその狙い。健康意識が高い傾向にある活発なアクティブシニアを対象に、介護が必要になる前の健康な状態を、できるだけ長く維持していく健康寿命の延伸への取り組みを進めている。ここではミライ想造ラボの立ち上げと運営にかかわるお二人に話を聞いた。

※…現在はミライ想造部に所属

【真崎さん/湯原さん】アクティブシニアの力を借り、明日の社会を提案する「ミライ想造ラボ」とは?

【真崎さん】
横浜市南区にあるミライ想造ラボ(ミラボ)は、2021年10月にプレオープンし、翌1月にグランドオープンを迎えました。コンセプトは“参加型研究所”。地域の60歳以上の方々にミラボサポーターとして参加してもらい、ツクイグループや各協力企業から提供を受けた新製品やサービスを体験いただき、その効果をモニタリングし、研究材料として各商品やサービスの提案に役立てることを目的とした施設として誕生しました。

設立のきっかけは社長の「ラボを作りたい」という一言でした。以前から当社にはさまざまな企業から「福祉にかかわる新サービスや新製品を使ってほしい」とのオファーが届いており、実際にいくつかの事業所で試用することはありました。しかし、各事業所でバラバラに試していたので、本当に効果があったのか、具体的に検証することができていないのが課題として挙げられていました。

そこで、各製品・サービスを実験的に用いるラボを作ることになり、ユーザーに実際に意見を聞きながら実証実験を繰り返すミラボが誕生した背景があります。カフェ・多目的ホールもあり、地域の人と触れ合えるイベントなども開催。単に新製品を試してもらう場を超えた役割を果たしています。

【湯原さん】
私たちの協力者である“ミラボサポーター”は、いわゆるアクティブシニアの方々が対象となっています。心も体も元気なアクティブシニアの方々と共に、「人生100年時代」と言われる今、60代以降の生き方を模索していくのがミライ想造ラボの目的の一つでもあります。

従来のツクイでは介護が必要な状態になって、初めてお客様との縁ができるのが一般的でした。しかし、お元気なアクティブシニアが増えつつあるなかで、介護が必要になる前段階でアプローチしていけば、より一層社会に貢献できるのではないかとも考えました。

オープンしてからこれまで、さまざまな取り組みを行ってきました。実証実験にかんしては後述しますが、イベントでいえばスマートフォン教室やゲームを使った脳トレ教室を開催しました。高齢者はデジタルリテラシーが高くないといわれていますが、便利なツールを使いこなせるようになれば、ツクイのミッションでもある「超高齢社会の課題に向き合い 人生100年幸福に生きる時代を創る」の実現に向けた取り組みになるものだと思っています。

先輩たちの横顔

ミライ想造ラボの運営に携わる真崎さんと湯原さん。前例のない事業に携わるのは難しいが、介護の枠を超えたビジネスに挑む醍醐味を堪能している。

【真崎さん】介護保険ビジネスを超え、新しい地平を開拓し続ける

私は入社以来、介護人材関連の事業や社内研修の整備、人事業務などを経験した後、2021年4月からグループ戦略室の立ち上げに参加しました。ツクイは創業以来、一貫してデイサービスを中心とする介護事業を営んできました。そのなかで次第に人材サービスや福祉機器のリースといった子会社も誕生するなど、グループとしても成長してきました。そのグループシナジーを最大化するためにグループ戦略室が立ち上がった背景があります。

介護保険に依存したビジネスからの脱却も、私たちグループ戦略室が取り組む大きなテーマの一つ。当社の主力サービスであるデイサービスは介護保険料を財源にしているため、事業展開に制約を受けている面があります。そこで、介護を必要とする前段階のアクティブシニアの協力を仰ぎながら、既存サービスの枠を超えた新事業を誕生させるべく、ミラボはスタートしました。

社内の検証施設であると同時に、アクティブシニアと共にビジネスの種を探す施設でもある──ミラボは異なる2つの側面を持っているのですが、賛同者であるミラボサポーターの力なしには成り立ちません。どうやってミラボサポーターを増やしていくのか、今も試行錯誤を続けています。

アクティブシニアが増えると、当社の主力事業であるデイサービスのお客様が減るのではないかとの見方もあるでしょう。しかし、予防という観点からの取り組みをミラボが発信し、高齢者が心身の健康を保てるように支援していくのは意義のあること。健康な方が増えれば、デイサービスではなく、ミラボのような取り組みをする拠点を増やすことで事業の継続性も担保できるはずです。

私自身、これまでは介護保険の枠内のビジネスに携わっていましたが、制限の多さに苦労させられていました。しかし、ミラボ担当になってからは、自由自在にチャレンジができる点に面白みを感じています。私自身、高齢者に対する優しさが仕事として評価されるように、ミラボが発信源となって仕組み化したいと思っています。

先輩たちの横顔

「ツクイには誰かのために貢献したいと考える優しい人材が揃っています。福利厚生やワーク・ライフ・バランスも整っており、長く働きやすい環境です」(真崎さん)

【湯原さん】企業の最新技術に触れながら、未知なる世界に挑戦するやりがい

私は入社後、新卒を中心とする採用を担当するリクルーターとして勤務した後、1年半ほど短時間デイサービスの新業態の事業所で介護スタッフとして働いていました。短時間デイサービスの場合、比較的体が動く元気なお客様が多かったのですが、日に日に体の自由が利かなくなり、ふさぎ込んでしまうお客様も見かけました。

介護が必要になる前の早い段階でのアプローチをしていきたい。そんなふうに考えていたからこそ、ミラボは私のやりたいことに近い取り組みだと直感しました。異動してからは窓口担当としてグループ会社や協力企業との橋渡し役を任されています。ミラボは新製品やサービスの実証実験を行う機能を有していますが、純粋に「使っていただけませんか?」という依頼を受けるばかりではなく、協力企業と共に製品やサービスの企画面から入り込んで、実験結果をもとに製品化の可否を判断するというケースも生まれています。

事例をいくつか挙げれば、デイサービスでのレクリエーションの企画に悩んでいるという現場の声を受け、バーチャルで釣りが疑似体験できるロボットの実験をしました。また、口の中を専用の機械で撮影するオンライン歯科などにも対応。最先端のITテクノロジーを駆使した斬新な取り組みが次々と誕生しています。

ミラボの業務は当社としては初めての試みばかりで、何をするにも“正解”が存在していません。私自身もBtoBビジネスの経験がなく、どうやり取りすればいいのか悩むところでもあります。それでも未知なる世界に挑戦できること自体がやりがいにつながっていますし、ましてや世の中に出ていない開発前のサービスを、スタートアップに近い企業と一緒に作り上げられるというのは本当に面白いです。

「高齢者ビジネスはすぐには成果が出るようなものではなく、5年後、10年後を見据えて業務に励んでいる」と上司はよく話しています。私も長期的な視点に立ってミラボに向き合いながら、挑戦を重ねていくつもりです。

先輩たちの横顔

「何事にもチャレンジさせてもらえるのがツクイという会社です。私も採用や介護の現場、現在関わっているミラボなど、短期間で多様な経験ができました」(湯原さん)

企業研究のポイント

 日本国内、ひいては世界には多種多様な企業が存在していますが、どんな企業であっても人の力を借りることなしに成り立つことはありません。その意味では“人の魅力”こそが“企業の魅力”であるといってもいいでしょう。

だからこそ、企業研究の段階では、できる限り多くの働く人とかかわりながら、「この人と働いてみたい!」と思える企業を見つけてください。私も学生時代、介護業界は考えずに企業研究していたのですが、ツクイで働く人の魅力にひかれてこの業界を選びました。その意味では志望業界以外にも視野を広げていくことが大切だと思います。

インターンシップなどは働く人を知る絶好の機会です。人の魅力を探るためにも、従業員や先輩社員などにも積極的に声をかけてみるようにしましょう。ツクイではインターンシップや1day仕事体験の場を豊富に用意しています。WEBでもリアルでも開催していますから、ぜひチェックしてみてくださいね。

【人財支援部/矢澤 良昭さん】※現在は総務部に所属

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人財支援部の矢澤さんとミライ想造ラボに携わる真崎さん、湯原さん。部署は異なるが、3名ともにチャレンジ精神が旺盛で、ツクイが伸びている理由の一端が垣間見えた。

マイナビ編集部から

ツクイでは現在、デイサービスをはじめとする介護施設を全国760か所以上展開している。拠点が多いからといって、システマチックに物事を進めるようなことはしない。お客様はもちろん、働くスタッフ一人ひとりの顔が見える細やかなサポートを施すことに心を砕いている。取材に応じてくれた3名の社員の周囲にも困ったときに相談に乗ってくれる心強い上司や先輩がそろっており、何度も助けられてきたと振り返る。

業種的には福祉系学科出身者の独壇場にも思えるだろうが、教育熱心な同社の場合、学部学科を問わない社員が活躍しているという。入社時は右も左もわからない状態だとしても、支えてくれる人が多いだけに、素直に新しい物事に向き合っていくことができれば、おのずと成長を遂げられることだろう。

今回の取材ではミライ想造ラボという業界に先駆けた斬新な試みにスポットを当てたが、このほかにもツクイは多様なチャレンジを展開。拠点を横断して働きつづけられる職種のACT、業務内容を資格の有無で分解し、資格がなくてもできる業務を担当する「ケアサポーター」の導入など、同社のアグレッシブな試みには枚挙に暇がない。業界の新しい扉を開きつづけるツクイのこれからには大きな期待が持てる。

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ツクイは「超高齢社会の課題に向き合い 人生100年幸福に生きる時代を創る」をミッションに「最後まで自宅で暮らすことをどう支えるか」にチャレンジしています。

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