最終更新日:2025/10/9

社会福祉法人静清会

業種

  • 福祉サービス
  • サービス(その他)

基本情報

本社
静岡県

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

“誰もが住み慣れた街で幸せに暮らす”新しい福祉のカタチを模索しています。

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職員一人ひとりが得意や個性を活かして大きく成長!

特別養護老人ホームを中心にショートステイやデイサービスセンターなど、6つの事業所を運営する「社会福祉法人静清会」。最期まで自分らしく安心して過ごせるよう、医療との連携も強化しています。

今回は、介護未経験で入職した若手職員2名にインタビュー。入職の理由、現在の仕事内容とやりがい、将来の夢などについて、たっぷりと語っていただきました。

(写真左から)
●T.O.さん(ユニット型特養2・3丁目介護スタッフ/2021年入職/教育学部心理教育学科出身)
●A.I.さん(従来型特養 栄養士兼介護スタッフ/2024年入職/家政学部管理栄養士学科出身)

どこよりも明るく活気にあふれていたのが、当法人の施設でした。

心理教育学科でカウンセラーに必要な専門知識を学ぶ中、もっとも興味を持ったのが人との関わり方です。将来も人と深く関わる仕事に就きたいと思い、企業研究ではさまざまな業種を調べました。介護の仕事を知ってからは、高齢者施設を運営する社会福祉法人を軸に設定。少しでも気になる施設は、職場見学に足を運びました。その中で特に明るい雰囲気を感じたのが当法人。施設内の雰囲気はもちろん、近くに開設する「学老所」には小学生が宿題を持って集まるなど、にぎやかで楽しい空気に包まれているのを感じましたね。介護は未経験でしたが、ここであれば大丈夫と感じて入職を希望しました。

入職後は先輩の動きを見学しながら、介護の流れを理解するところからスタート。着替え一つとっても奥が深く、少しでも衣服がズレると褥瘡(じょくそう)の原因になるなど、自分で何気なく着るのとは訳が違うことに最初は驚きました。先輩のきめ細かな指導のおかげで、少しずつ仕事の幅が広がり、3か月目には独り立ちできるまでに成長。4年目には介護福祉士の資格取得をめざし、実務者研修に参加しました。その後、先輩方の手厚いサポートのおかげで、仕事と勉強の両立という困難を乗り越え、国家試験に合格することができました。

現在はお年寄りに寄り添ったケアを実践しながらも、認知症ケアの個々の対応に苦戦しています。どうすれば不安を取り除けるのか、どうすれば穏やかに過ごせるのか……模索する日々ですが、すぐそばに私の気持ちに共感してくれる先輩がいるのが心強いですね。今後はさらに資格を活かせるよう気を引き締めながら、経験豊富な先輩、看護師である施設長や理事長からたくさんのことを吸収することが目標です。特に認知症やパーキンソン病などの専門知識を習得し、お年寄りのお役に立ちたいと思っています。
(T.O.さん)

「社会福祉法人静清会」の魅力

「定期的に社内研修が開催され、ターミナルケアや防災などの専門知識を学ぶことができます。福祉未経験でも安心してキャリアアップがめざせますよ」(T.O.さん)

生活支援を行いながら、栄養士としてイベントをサポートしています。

大学で学んだ管理栄養士の知識を活かしながら高齢者の食事をサポートしたいと思い、企業研究をスタート。出身地である広島県の高齢者施設を中心に調べる中、「栄養士 兼 介護スタッフ」という当法人の情報がヒットしました。それまで調べた中では、栄養士の役割はお年寄りへの食事提供や献立作成、栄養ケアに限られる施設がほとんど。介護に直接関われる施設はありませんでした。介護については未経験の上、縁のない土地での生活に少し不安も感じましたが、「やりたいことをやりなさい」と親に背中を押してもらい入職を決心。入職後、最初の1週間は新規採用職員研修に参加して、社会人の心得や介護の基礎などについて学びました。その後、プリセプターの先輩のもとでOJTがスタート。まずは先輩に付いてまわりながら仕事の流れやコツを自分なりに理解したつもりでやってみるのですが、最初はできないことだらけ。そんなとき支えになったのは「最初はできなくて当たり前」という先輩のやさしい言葉です。

介護スタッフとして独り立ちした現在は、お年寄りの生活支援を行いながら、栄養士としての仕事にも取り組んでいます。当法人では季節ごとにさまざまなイベントを行うのですが、食事に関わるイベントは、企画書の作成から食材の買い出しも栄養士の役割です。その中で食材の加工法やとろみなどの調整だけでなく、普段の食事では味わえないような季節感のあるメニューを心がけています。

入職当時は目の前のことに精一杯でしたが、現在は想定外のことが起きても落ち着いて対応できるまでに成長しています。それもすべて先輩方のサポートのおかげ。失敗して落ち込んでいると「みんな同じ失敗をして成長しているよ」と、励ましてくれます。さらにお年寄りからの「ありがとう」や「美味しかったよ」がモチベーションですね。今後も幅広く経験を積みながら、お年寄りの小さな変化にも気付くスキルを習得するのが目標。そして人生の先輩であるお年寄りに対して、ゆっくりと丁寧なケアを実践していきたいと思います。
(A.I.さん)

「社会福祉法人静清会」の魅力

「有給休暇が取得しやすいため定期的に帰省しています。ワークライフバランスが実現できる環境だから、ゆとりを持ってお年寄りに接することができるはずです」(A.I.さん)

先輩2名が語る「仕事のやりがい」と「職場の雰囲気」。

この仕事をはじめて「何でもお手伝いするのはやさしさではない」ということに気付きました。現状維持のためにも、お年寄りが「自分でできることは自分でしていただく」ことを大切にしています。そのために普段から「一緒にやりましょう」と声をかけ、ほんの少しだけ手を添えるように心がけています。その中で「ありがとう」と感謝の言葉をいただくことが、大きなやりがいです。最近では、あまりご自分からお話しをされないお年寄りから「あなたには感謝しているわ」と声をかけていただき、目が覚めるような思いをしました。ちゃんと向き合っていれば必ず気持ちは通じ合う。そのことに改めて気付かされた出来事でした。当法人では介護スタッフ、看護スタッフ、相談員、ケアマネジャー、事務スタッフなど、職種に関わらずみんな仲良し。お年寄りにとって何がベストなのかを一緒に考える仲間です。このチームワークのおかげで働き続けることができると感謝しています。
(T.O.さん)

入職2年目になり、季節のイベントに関わる回数が増えてきました。お年寄りから「この前の和菓子バイキング、またやってね」と声をかけていただくと、本当にうれしく、大きなやりがいになっています。まだ一人でできないこともあり、大変なこともありますが、お年寄りの笑顔に支えられています。当法人には従来型とユニット型のフロアがあり、それぞれに工夫を凝らしたイベントが行われています。先日はユニット型フロアでパンケーキづくりを楽しんでいる様子を見て、私が担当する従来型フロアも負けてはいられない!と刺激を受けました。人見知りだった私がこのように前向きに考えられるのも、常に気にかけてくれる先輩がいるからこそ。こちらから相談する前に、必ず「大丈夫?」と声をかけてくれるのが当法人のよさだと思います。苦手を克服しながら、全力で仕事に取り組める環境です。
(A.I.さん)

「社会福祉法人静清会」の魅力

「最期までよりよい支援」の実現をめざし、お年寄りに寄り添ったケアを通して、職員たちも一人の地域人として成長している。

企業研究のポイント

まずはできるだけ視野を広く持ち、さまざまな業種や職種を調べてください。私自身も介護職に軸を定めるまでは、興味の有無に関わらず幅広く情報を収集しました。そうすることで「本当にやりたいこと」や「譲れない軸」が、自然と見えてくるはずです。私は未経験で入職しましたが、当法人では福祉系学部以外の先輩が大勢活躍しています。仕事に必要なスキルを一から習得できるのはもちろん、働きながら国家資格をめざすことも可能です。ご自身のスキルアップや活躍できる場所であるかも考えながら、調べてみてほしいですね。
(T.O.さん)

企業研究の前には自己分析を行い、自分自身を見つめ直すことからスタートしてみましょう。これまでどんなことに興味を持ち夢中になってきたかを振り返った上で、さらに他己分析も行ってほしいと思います。両親や友人からどのように見られているのかを聞くことで、新たな強みや特技を発見できるかもしれません。その上で幅広く企業を調べながら、じっくりと絞り込むのがおすすめです。高齢者施設で働く栄養士は、ちょっとした工夫でお年寄りが食事を楽しむことができるのを間近で感じられる、やりがいの大きな仕事ですよ!
(A.I.さん)

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施設には太陽の光がたくさん降り注ぎ、明るく居心地のいい空間が広がり、天気のいい日には窓から富士山を望むことができるほか、施設前の海が広がるロケーションも魅力。

マイナビ編集部から

静岡市清水区にある世界遺産・三保松原の地で、「特別養護老人ホーム 羽衣の園」など6つの事業所を運営する「社会福祉法人静清会」。理事長やスタッフの夢「畑を耕しながら、お年寄りがいきいき暮らせる“福祉の村”をつくる」を実現するため、地域と共に歩んでいることが特徴だ。今回のインタビューを通して感じたのは、福祉系学部出身でなくても安心して働ける環境が整っていること。階層別の研修制度、先輩(プリセプター)の指導、資格取得サポートなどの手厚い制度により、仕事に必要な知識やスキルは入職後に習得できる。

また、学生時代の学びや特技を活かすことができるのも魅力だ。A.I.さんは「介護スタッフとして働きながら、栄養士としても活躍できる施設は珍しい」と教えてくれた。高齢者施設で働く栄養士は給食業務や栄養ケアには関わるが、利用者を直接ケアすることが少ないそう。このように同法人では職員一人ひとりがやりたいことに挑戦をしながら、介護のプロとして大きく成長している。専攻分野に関わらず、ぜひ企業研究の参考にしていただきたい職場の一つである。

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大学で学んだ栄養士の知識を活かし、食事ケアにあたるA.I.さん。ほかのスタッフも歌や絵、ダンスなど“好き”や“得意”をレクリエーションやイベントなどで発揮している。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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