最終更新日:2025/6/1

(株)フロンティア・スピリット

業種

  • 環境・リサイクル
  • 建設
  • 不動産
  • サービス(その他)
  • その他メーカー

基本情報

本社
長野県

取材情報

我が社自慢の制度・社風

社員1人ひとりの人生のために。負担を減らし健康と成長を支える制度を継続更新中。

PHOTO

「奨学金支援制度」「子育て支援制度」「休日の増加」

■大澤正康さん(左)
 常務取締役 総務部管理本部長(2002年入社)
■M・Kさん(中)
 営業部 次長(2013年入社)
■K・Sさん(右)
 管理課 主任(2013年入社)

フロンティア・スピリットでは2018年から毎年、「働く人達のための改革」と銘打って、社員の働きやすさや将来の安心につながる支援制度を打ち出しています。新卒者を対象とした奨学金の返済支援、三大疾病や女性疾病に関わる給付金支給、一人暮らしの若手社員に向けた家賃補助などその内容はさまざま。いずれも社員が未来に向けて前向きに人生を歩めるよう、会社ができることをサポートしようという取組みです。制度の導入によって、現場のモチベーションも変わってきたとのこと。今回は制度づくりを主導する総務部の大澤常務と各部門で活躍中の先輩社員に、制度のメリットやプライベートでの生かし方を伺いました。

社会人のスタートを応援する「奨学金支援制度」

奨学金返済の困窮は、近年社会問題として話題にもなっているので、不安に思う学生さんもいることでしょう。学生さんと接する中で、多くの方が奨学金を利用していることを実感します。
そこで、当社では、貸与型奨学金の利用者を対象に、返済額の一部を毎月の給与に加算して支給する制度を設けています。
親御さんの負担を軽減し、学生生活をサポートしてくれる奨学金ですが、社会人のスタートと同時に返済が始まるため、大きな負担となっていることも事実。
当社では上限500万円までの借入額に対し、勤続年数などから検討し、社内規定の支給額に沿って、毎月の給与に上乗せして支給します。
奨学金は、返済期間も長期にわたります。しかし、人生には結婚や子育て、マイホームの購入など、ライフステージがあります。そうした時、奨学金の返済が負担となり、自分の人生設計に影響を及ぼしかねません。
当社の社員には、その家族も含め幸せになってもらいたいので、将来への不安を少しでも軽減し、当社でできることは最大限サポートをしたいと考えています。
奨学金の返済で不安を感じることなく、社会人のスタートから、仕事とプライベート関係なく、さまざまなことにどんどんチャレンジしてほしいと思っています。

制度取得のメリット

「奨学金の返済が新社会人の大きな負担にならないよう会社でサポートしますので、人生設計が立てやすくなると思います」と大澤さん。

子どもの夢を応援する「子育て支援制度」

私は「子育て支援制度」を活用する社員のひとりです。
もともと首都圏で働いていましたが、自然豊かな子育ての環境を求めてIターン。当時はまだ幼かった4人の息子たちも大学生と高校生、中学生になり、食べ盛り、育ち盛りの真っただ中となりました。それぞれがスポーツや勉強など、好きなことを見つけて頑張る姿は、楽しみな反面、親としては、今後の経済的な負担に少々不安も感じていました。
そんな時、当社の「子育て支援制度」が始まったのです。
高校、短大・専門学校、大学の子どもを持つ社員に支援金を出していただける制度です。大学生の長男をはじめ、寮生活をしながら県外の大学進学を決めている二男と、これから次々に進学を控える我が家にとっては大変ありがたい支援です。
しかも、この制度の始まりは、私と同世代の社長が、ご自身の子育てから実感されたことがきっかけと聞いています。
子どもが成長するにつれ、子どもが持つ力や個性は伸ばしてやりたいと思うのが親心。当社の子育て支援制度は、子どもが希望する進路に、自信をもって背中を押してやれるものだと思っています。子育て世代の社員を大事に思っていただける環境に、家族を含め感謝しています。

制度取得のメリット

「うちは子どもが4人。子育て支援制度をフルに活用させていただく分、会社には仕事で恩返ししようと思いますね」とKさん。

楽しみが増えるきっかけに。月イチの「休日の増加」

当社が導入した「シフト休暇制度」は、部署内の交代制で毎月一人ひとりが休暇を1日取得する制度です。会社の一斉休業は難しくても、部署内で互いの仕事をサポートすることで休日取得を増やすために導入されたものです。
市役所や銀行窓口など、平日にしかできない手続きのほか、通院やお子さんの参観日など、みなさん有効に使っているようです。
私は、この制度のおかげで、毎月の楽しみが増えました。
趣味は映画鑑賞。制度の導入の前は、世間一般と同じように、混雑する週末や祝日などの休日に映画館へ行っていました。しかし、現在は平日の鑑賞に変わりました。新作映画など、見たい映画は見やすい席で見たいものです。シフト休暇制度導入後は、平日の空いている映画館でゆったりと見れるので、劇場での映画鑑賞を堪能しています。次は何を見ようか、上映作品のチェックも楽しみになりました。
また、好きなミュージシャンのライブにもよく行くようになり、心身のリフレッシュをしています。
休暇を取るにあたり、自分の業務の区切りや締め切り、部署内での引き継ぎは必要ですが、平日の休暇があることで、翌日からの仕事のモチベーションも上がります。
来月は映画かライブなど、何をしようかな?と計画を立てるのが楽しみです。

制度取得のメリット

「次の休日は何にしようかな? 充実した休日が過ごせると心身のリフレッシュができるので、翌日からの仕事へのモチベーションが違います」とSさん。

企業研究のポイント

企業研究で大切にしてもらいたいことは、その会社に行ってどう思うか、どう感じるか、自分自身の感覚です。
学生さんの多くは、学部や、自分が学んできた知識を生かすことを考えるでしょう。もちろんそれは重要です。しかし、社会に出てみると、大学で学んだことよりも、仕事につながることを何十年にもわたって新たに学ばなくてはなりません。私もいまだに勉強の毎日です。
そこで、学生さんたちにお伝えしたいのは、学生時代の専門にとらわれないことです。それよりも、自分がこれから長く働く中で、職場の環境や雰囲気を感じ取り、働きやすさを見た方が良い。働く以上はやりがいを実感できないと楽しくないですからね。
チャレンジできる環境があるか、働きやすい環境であるかは、会社を訪問し、自分の目で見て、雰囲気を感じとることが大切です。
是非、自分の感性に問いかけてみてください。

(常務取締役 大澤正康)

PHOTO
夏祭りの踊り連に参加したり、グループ100名規模の焼肉大会やバーベキュー大会などもある同社。多部署の社員たちがワンフロアで働く社内にも和やかな雰囲気がある。

マイナビ編集部から

社名の「フロンティア・スピリット」は開拓者精神。事業を通じて次世代に向けた環境保全のイノベーションを進めると同時に、社員の暮らしや思いに寄り添った独自の制度づくりにも、そのスピリットは発揮されている。
2018年に「休日の増加」「子育て支援制度」「新卒者の奨学金支援制度」を掲げて始まった『働く人達のための改革』はその後、毎年8月に新しい内容を追加して進化中。この5年間で、三大疾病や女性疾病の治療を支える「疾病給付金支給制度」、「人間ドック無料受診制度」、子育て応援金の支給を含む「パパママ社員応援制度」などプライベートまで支える手厚い支援を盛り込んできた。第5弾となる2022年の改革では、健康促進に向けた「カラダ自己管理支援」に加え、「夢のその先へ応援制度」と称して、一人暮らしの若手社員に向けた家賃補助制度や取引先メーカーで住宅を購入した社員へのお祝い金支給などを追加。資格取得支援では、業務関連以外でも自分の興味やリスキリングのための資格取得費用を会社が全額負担するという。語学や趣味に関わる資格から難易度の高い国家資格取得までサポートし、推奨資格には最大200万円の一時金支給もある。
夏になれば新制度の発表を楽しみにしている社員も多いとのこと。同社の明るくチームワークの良い社風には、社員1人ひとりの人生を第一に考える経営陣の思いが、少なからず影響していると感じられた。

PHOTO
長野県の中心、松本市にある本社。建物の解体や産業廃棄物の収集・処理などを手掛け、県内や近県など幅広いエリアで活動している。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

トップへ

  1. トップ
  2. (株)フロンティア・スピリットの取材情報