■たくさんの業界・業種を研究して、実際に興味を持ったらインターンシップや説明会に足を運んでほしいと思います。私も学生時代は100社くらいを見て、検討しました。興味のあるなしに関わらず挑んだのですが、なぜか自分が最も望んだ商社以外は不思議と縁がなく、残ったのは、自分でビジネスを組み立てることを求められる商社系でした。
起業したい気持ちが強かったからか、思ったことを正直に話すと“こいつは、いずれ起業に踏み出す”と思われたのでしょう。ただ、経験を通して「個人と業界・業種にも“相性がある”」と肌で感じられたことは、大変貴重でした。皆さんもこの機会に、会社を幅広く自分の目で実際に見ることをお勧めします。
(赤羽根社長)
■自分の経験からお伝えするならば、どんな会社も倒産する可能性は、残念ながらゼロではありません。学生の皆さんを見ていると、人の良さや会社の雰囲気、休日が多いといった福利厚生面などに目が行きがちです。もちろんワーク・ライフ・バランスも大切ですが、表面の印象だけで選ぶのは心もとなく感じることもあります。
その会社で長く働きたいのなら、経営者の理念やビジョン、事業の可能性、将来性、仕事のやりがいなどをしっかり調べ、実際に見て聞いて、悔いのない会社選びをしていただきたいですね。
(谷本さん)