最終更新日:2025/6/11

ビニフレーム工業(株)

業種

  • 建材・エクステリア
  • 化学
  • 非鉄金属

基本情報

本社
富山県

取材情報

記事で読む社会科見学

一歩先行く発想で、他社にない商品開発を推進。

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建材とクリエイトの2事業体制で、暮らしに役立つ製品を開発。

荻野 悟…クリエイト事業本部 クリエイト製造グループ(2018年入社)
西 日向子…クリエイト事業本部 クリエイト開発室(2017年入社)

1962年創業のビニフレーム工業(株)は、「アルミ」と「樹脂」それぞれの技術力を生かし、暮らしや企業のニーズに合った商品を開発してきました。建材部門では手すりやカーポートなどのエクステリア商品、樹脂部門では住宅建材や電気・電子部品など様々な商品を製造販売。常に「他に先駆け、他にないものを」のチャレンジ精神で新しい商品を世に送り出してきました。今回は同社の中核となる開発・製造に籍を置く若手社員2名にお話を伺いました。

自分が担当した樹脂製品がコンビニのLED照明に採用。社会の役に立っていることを実感。

大学では電気電子工学を学びました。在学中から地元で就職したいという思いがあり、富山県東部にある企業の求人を探しました。様々なメーカーを調べた中で目が留まったのが当社。マンションの手すりやLED照明のカバーなど身近なものを作っている点に魅力を感じました。また社内見学をした際、新しい設備が揃っていて、経営が安定し、将来性もある企業だと感じ、入社を決めました。

現在、製造部で樹脂製品の設計から試作、量産に携わっています。クライアントから届いた設計図を元にCADで社内用図面を起こします。このほか、クライアントの要望を満たせるよう製造ラインを調整したり、改善したりするのも私の仕事。機械の不具合を発見して直したり、製造工程を改善したりしています。
先日は樹脂表面の小さなキズが問題になり、どの工程でついたのか、どうしたらなくせるのかを検討し、何とか改善方法を見い出しました。この仕事はモノづくりの設計図から図面制作、製造、検査、出荷まですべての工程を見ることができるのが魅力。そして自分が関わったLED照明の樹脂カバーが今、全国のコンビニの店内に設置されています。やりがいを実感できる仕事だと思います。

樹脂成型は、ほんのちょっとの温度変化、圧力、スピードの変化で完成度が変わります。まだ未知の部分が多く、自分自身、経験不足を感じることも多いですが、経験値が上がるにつれ大きなブレが減り、想定内のデータを得られるようになってきました。今後もどんどん現場に出て、樹脂成型のノウハウを学び、その知識を設計開発に生かしていきたいです。

企業研究のポイントは?

「自分の専門だけでなく、いろんな業種、業態を見てみることも大事。意外なところに自分と合う職場がみつかるかもしれませんよ」と荻野さん。

マンションを見つけると、つい上を見上げて手すりを眺めている自分に気づきます。

大学では化学を専攻していましたが、卒業後は専門分野に縛られず、広く商品開発に携わりたいと考えていました。開発職のポジションがあることはもちろん、「若手でもどんどん仕事を任せてもらえる」と聞き、魅力を感じました。
現在は、開発部門で様々な業務を経験しているところです。
入社1~4年は、製品カタログの製作を担当しました。お客様に新商品の特徴を伝え、選んでもらうための重要なツールです。5年目以降は、開発する商品が他社の権利に抵触しないか調査したり、特許を受ける過程で意見書を作成したりといった、知的財産に関する業務を行うようになりました。
今は、知財管理に加えCADソフトを使って図面を作成するなど、OEM製品の設計も手がけています。どの業務も楽しいですし、様々な角度から商品開発に携われるのは、当社で働く魅力の一つだと思います。
まだわからないことが多く、上司や先輩に教えてもらいながら、ということが多いです。先輩方には何を聞いても必ず答えが返ってきます。それをどんどん吸収し、スキルアップしていきたいですね。
設計業務はスタートしたばかりで、まだ"最終形"になったものはありません。ただ試作でカタチになったものを見たときは、「私が描いた図面がこうなるのか」と驚きと嬉しさを感じました。商品として世に出る日を楽しみにしています。

企業研究のポイントは?

「企業説明会では人事スタッフと話すだけでなく、実際に働いている社員と対話してみてください。仕事内容や職場の雰囲気などを質問し、探ってみてください」と西さん。

企業研究のポイントは?

開発本部は若手スタッフが多く、自由な発想とコミュニケーションが重視されています。

企業研究のポイント

●メーカーとしての独自性があるかどうか?
富山はモノづくり県なので多種多様なメーカーがあります。でも、メーカーとしての将来性を考えると、技術力や企画力において独自性があるかどうかが大きなカギとなります。当社は創業以来、一貫して「アルミ」と「樹脂」、2つの技術力を生かしてモノづくりを推進してきました。商品開発はこの2つの技術の組み合わせによって大きな可能性が生まれます。これは他社にない強みです。

●働きやすく、休みやすい職場か?
好きな仕事に就いても、就労状況が厳しいとモチベーションが下がります。なのでワークライフバランスが調和した会社かどうかを見極めることも大事です。当社では働き方改革を推進。休日は年間121日に加え、協定休日5日、有休取得奨励日3日合わせて8日取得を進めています。残業も少ないのでオフを有効に活用できます。遠方者には借上住宅制度を実施。家賃の最大85%を会社が補助するので、生活費に余裕が生まれます。

●社員教育制度は充実しているか?
当社は資格取得のサポートが充実しています。配属先の業務に応じてフォークリフト、危険物取扱責任者、電気技工士などの資格を取得してもらっています。受験にまつわるセミナー受講費、受験料などは全額会社負担。受験日は欠勤や有休でなく勤務の一環として扱います。現在、全社員約220名で取得した資格は700以上。一人3つぐらいは資格をもっていることになります。

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当社が開発したアルミ手すりは、強度や耐久性はもちろんデザイン性も秀逸。現代建築にマッチしたシンプル&モダンなフォルムはグッドデザイン賞を受賞しています。

マイナビ編集部から

全社員の1割超が開発部隊、自社の強みを商品開発に積極投入。

同社の事業は「アルミ建材の製造販売」と「プラスチック押出製品の製造販売」の2本柱。創業以来、アルミと樹脂、2つの技術力を生かし、組み合わせながら他社にない商品開発を行ってきた。

例えば、アルミの芯材に樹脂カバーをつけた「補助手すり」は、アルミの強度・耐久性に樹脂の温もりを組み合わせた製品で、同社の強みが発揮されている。同社では今後も製品開発に力を注ぎ、住宅、エクステリア、電気、自動車など幅広いジャンルの顧客への提案はもちろん、医療・福祉分野など新市場開拓にも乗り出す計画だ。

全社員の約1割が従事する開発本部は明るく、開放的な雰囲気。自由な発想と活発なコミュニケーションが重視されており、若い社員も多数、責任あるポストで活躍中。「企画開発力で他社を先駆ける」という同社の意気込みが感じられる。モノづくりを通して自分の発想力、技術力を生かしてみたいと思っている人におすすめしたい職場だ。

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当社が製造販売するカーポートは強度と耐荷重を徹底追求した設計が特徴。冬の積雪量が多い北陸地方をはじめ、東北地方、北海道などで高い評価を得ています。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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