学生さんのなかには「将来、何をすれば良いか分からない」という人も多いと思いますが、焦る必要はありません。これから取り組む企業研究は、今後どうなりたいのかという将来像を具体的に描く機会です。これまでの人生のなかで楽しく取り組んできたことなどを振り返り、家族や価値観の合う友人ともキャリアや人生プランを語り合いながら、まずは自分の心にしっかりと向き合うことから始めてみましょう。
今後は企業のHPを見るなど情報収集の機会が増えていくと思いますが、一方的に与えられた情報だけで判断すると、想定外のギャップに直面してしまうことがあります。ミスマッチを防ぐためには、会社見学会やインターンシップなどを通じて、その企業の風土・体質を体感することが不可欠。半日・1日などの単発的な職場体験で終わるより、できれば数日間あるいは数回にわたって実施される中・長期的なインターンシップに参加するのがおすすめです。なぜなら、関わる時間が長くなればなるほど長所も短所もより多く見えるようになるものだから。人事担当者だけでなく、経営者の思いや将来の展望、あるいは実際に働く社員が日々目の当たりにしている現場のリアルな実情にもしっかりと耳を傾けることで、より精度の高いマッチングが実現できるはずです。
<人事担当/松井さん>