最終更新日:2025/6/6

丸三証券(株)

  • 上場企業

業種

  • 証券
  • 信託銀行・投資銀行・投資信託委託
  • その他金融
  • 専門コンサルティング

基本情報

本社
東京都

取材情報

我が社自慢の制度・社風

お客さまを大切にする当社の視線、手厚い研修制度、インターンシップについて紹介!

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人事部&人材開発部の先輩にインタビュー

独自の「自主営業」によって、100年以上の歴史を刻んできた丸三証券。人事部、そして人材開発部に所属する3名に、同社の社風や充実の研修体制、そしてインターンシップなどについて、詳しく話を伺った。


★西條史生さん(2007年入社)/写真中
人事部 人事課 人材採用課長

★上園和希さん(2007年入社)/写真右
人材開発部

★田中雄哉さん(2013年入社)/写真左
人事部 人事課

ノルマに追われることなく、お客さまのニーズに合わせて提案できる「自主営業」

当社の大きな特徴は、「自主営業」という独自の営業スタイルです。これは会社から指定された商品を売るのではなく、営業員がお客さまのニーズを汲み取って最適な商品を提案するという手法。「金融の営業はノルマがキツイ」というイメージを抱いている人もいるかもしれませんが、当社はノルマを設定していません。ノルマがあると、お客さまのことより会社の利益や営業の数字を優先してしまう危険性があるからです。当社にはとことんお客さまに寄り添い、その満足度を追求する風土が根付いています。

「自主営業」の魅力は、納得感と誇りをもって仕事に打ち込めること。ノルマ制だと、情熱をもって入社しても、いつしか自分の成績のみを追うようになってしまう可能性があります。しかし当社は、「本当にお客さまにとってメリットがあると思うもの」を提供します。そんな姿勢だからこそ、お客さまと強固な信頼関係を築くことができると考えています。これこそ当社が100年以上も事業を続けてこられた要因の一つといえるでしょう。

お客さまを大切にする当社の視線は、社員たちに対しても同様に注がれています。有益な情報は仲間同士でシェアし、困ったことがあればサポートし合う社風。ひたすら個人プレーで数字を追うのではなく、「みんなで一緒に成長しよう」という雰囲気です。その証拠に、若手たちがよく「ここまで面倒見のいい会社があるなんて」と驚いています。

歴史の長い会社ですが、社員の平均年齢は30代半ばと比較的若いため、若手のうちからチャンスを手にできるのも特徴です。私は営業職からキャリアをスタートし、入社4年目で新規顧客を開拓するチームのリーダーを任されました。そして入社7年目に営業本部へ異動し、社員を集めて実施する研修の運営などを担当。さらにその後、投資信託の商品企画を行うチームの企画課長を務めました。現在は、人材採用課長を任されています。当社は、幅広い経験ができて、責任のある仕事を任せられる、とても魅力的な会社だといえるでしょう。

〈西條さん〉

人事担当者が語る丸三証券の特徴

「本社と支店の連携性が高いのも当社の強みです。お客さまのニーズに合う商品を、本社の商品部から支店に案内することも多いですね」〈西條さん〉

自ら考えて行動できる「自主営業」にふさわしい人材を育成する、多彩な教育制度

会社の一番の財産は人であると考える当社は、人材育成に力を注いでいます。総合職には1年半の研修を用意しており、まずは約40日間の導入研修を実施。社会人マナーや業界、会社の知識を学び、証券外務員の資格を取得していただきます。その後、1年半の研修期間の中で、5回のフォロー研修を用意しています。フォロー研修では、株式や投資信託の知識をインプットすると同時に、ロールプレイングを通してアウトプットし、知識の定着を図ります。また、エリア職E(勤務地限定営業職)は、入社後1年間は店舗で実践的に学ぶほか、4回のフォロー研修も用意しています。

足元では、新型コロナウイルスの影響で集合研修を自粛していますが、Web会議システムを活用して、少人数のグループワーク等を行うことで、より濃密な研修となるように工夫しています。

配属後は、コーチャーによるマンツーマンのフォローがあります。仕事のことはもちろん、プライベートのことも先輩がサポートします。人材育成のノウハウを学ぶ、階層別の研修も用意。先輩たちの育成スキルの高さは、これらの研修の成果なのです。またコーチャーだけでなく、職場全体で新人を育てようという社風があります。

そのほかにも、スキルアップをサポートする多彩な教育制度を用意。入社3~4年目の「株式カレッジ」や「投信カレッジ」では、インプットと実践の両輪でしっかり知識を吸収できます。また、ビジネススキルアップ研修では、コミュニケーションスキルやロジカルシンキングスキルなどをフォロー。さらに受験費用の支援も含めて、AFPやテクニカルアナリストの資格取得もサポートしています。そのほか、海外視察研修に参加するチャンスも。好成績を挙げた社員を、インドや中国、アメリカ、オーストラリアなどへ送り出した実績があります。

これらの研修の目的は、自ら考えて行動できる「自主営業」にふさわしい人材を育てること。そのために、ヒューマンスキル系の研修を多く用意しています。当社の育成環境はとても充実していますが、決して満足はしていません。今後はさらに、若手のキャリアデザインを後押しする研修などを導入していきたいと思っています。

〈上園さん〉

人事担当者が語る丸三証券の特徴

「研修はグループワークの中で活発に同期と意見交換ができ、横のつながりが自然と強固になります。他に座談会の場『まるさんカフェ』もあります」〈上園さん〉

社員とのコミュニケーションを重視したインターンシップで、「自主営業」の魅力を体感

当社のインターンシップは、私たちが大切にしている「自主営業」の醍醐味を味わえるカリキュラムです。その名も、「にんげん証券体感インターンシップ」。先輩社員たちとの座談会、グループワーク等を中心とした「業界研究」・「自己分析」・「営業体験」・「企業理解」の4つを体験いただく5日間のカリキュラムになっています。さらに、このカリキュラムを凝縮した2日間のインターンシップも順次実施していきます。

グループワークでは、仮想の人物の情報を引き出し、自分との共通点を見つけることで、「自主営業」のベースとなる信頼関係を築く練習をします。次に、その相手の情報を基に資産運用などの提案を実際に体験してもらいます。そのほかにもグループワークを中心としたコンテンツを用意しており、「自主営業」の基本となる、相手の立場に立って物事を考え、行動することの大切さを学んでいただきます。みなさん経験のないことが多いと思いますので、私たち社員もグループに加わり、一緒に取り組むようにしています。

インターンシップで重視しているのは、学生と社員とのコミュニケーションです。例えば座談会に参加する社員には、仕事のことだけではなく、自身の就活の経験等、なんでも答えてもらうようにしています。プログラム終了後には、社員からのフィードバックも行います。

昨年から、インターシップをオンライン化した企業は少なくありません。私たちもオンライン化することを検討しましたが、学生のみなさんに丸三証券の「自主営業」を体感してもらうためには、やはり対面で行うのがベストだという結論になりました。そこで、昨年は感染対策をしっかりと行い、オンラインと対面のハイブリッドスタイルで実施しました。参加した学生からは、「唯一の対面のインターンシップだったので、とてもありがたかった」「知識やスキルよりも、まず信頼関係を築くことの大切さを学べた」という意見が寄せられています。今後も学生のニーズに応えるインターンシップを通して、「自主営業」のやりがいや醍醐味を多くの学生に伝えていきたいと考えています。

〈田中さん〉

人事担当者が語る丸三証券の特徴

「営業は、お客さまを好きになり、お客さまに好きになってもらう仕事。会社の看板ではなく、自分の名前で勝負できるのが魅力です」〈田中さん〉

企業研究のポイント

企業研究では、可能性を狭めないためにも、幅広い業界を見るようにしましょう。ただ、広げすぎると絞り込むのが大変なので、どうしたらいいのか悩む人もいると思います。私もそんな一人でしたが、新卒採用サイトで「あなたにおすすめの会社」で表示された情報を参考にして、会社を絞り込んだことで、当社と出会えました。

会社説明会に登壇するのは、人前で話し慣れている人ばかりです。ですからその人たちだけを見ても、リアルな社風を知るのは難しいかもしれません。他の社員同士のやりとりなども、しっかりチェックしてください。ちなみに私が当社を選んだ理由は、全ての面接がマンツーマンで、それぞれ1時間ほど時間を割いてくれたから。学生一人ひとりとじっくり向き合ってくれるところから、「人」を大切にする会社であることが伝わってきたのです。

当社を研究する際に注目してほしいのは、誰もが活躍できる社風。例えば私は現在、営業を経て株式のセールストレーダーになっています。今後は、東京証券取引所主催のセミナーに講師として参加する予定です。私のように営業だけでなく幅広い部署で同期が活躍しており、若い社員が重要な仕事を任せてもらえる社風であることを、ぜひ知ってもらいたいです。

〈金融法人部 トレーディング室/永富麻紀さん/2015年入社〉

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「会社に押し付けられるのではなく、自分が主役となって活躍できる『自主営業』が当社の特徴。自ら考えて行動できる人が、営業の第一線で活躍しています」と永富さん。

マイナビ編集部から

1910年の創業以来、100年以上も「自主独立」を貫いてきた丸三証券。「顧客に対する奉仕の心」を経営理念の一つに掲げ、人々の資産形成に力を注いできた。同社の核となるのが、社員が個性を活かしながらお客さまの利益を最優先に考え行動する「自主営業」だ。

導入研修では、ビジネスマナーや業務知識、証券外務員資格などについての基礎を習得。さらに配属後には、手厚いフォロー研修が用意されている。5回にわたって社外講師から経済について学んだり、社内のトップセールス営業からノウハウを学んだりと、多彩なカリキュラムが受けられる。今回の上園さんへのインタビューからも、同社の研修に対する熱い想いが伝わってきた。

こうした「時間」と「人」を惜しみなく投入する研修は、常にお客さまに寄り添ってその利益を最優先に考え、自己研鑚しながら行動する意欲的な人材を育てるための先行投資なのだ。

自分ではなく相手を優先することで得られるやりがいや喜びは、非常に大きいだろう。西條さん、上園さん、田中さんの話から、「自主営業」の方針は、学生に寄り添うインターンシップやあたたかな社風にも影響を及ぼしていることがよくわかった。

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同社の特徴である「自主営業」にフォーカスしたインターンシップ。コロナ禍でも万全の対策をとった上で社員たちとコミュニケーションがとれるため、学生たちに好評だ。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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