最終更新日:2026/1/7

富士シリシア化学(株)

業種

  • 化学
  • 薬品
  • 化粧品
  • 食品
  • 日用品・生活関連機器

基本情報

本社
愛知県

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

新たな技術フィールドに挑戦し続ける合成シリカ専門メーカーです。

  • 化学系 専攻の先輩

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若手から研究開発に携われる環境が魅力!

1965年創業の合成シリカ専門メーカー「富士シリシア化学(株)」。食品、医薬品、化粧品、日用品、工業製品など、多様な分野で使われるシリカ製品の開発・製造・販売・輸出を手掛けています。

今回は、研究開発グループで活躍する若手社員にインタビュー。大学での学び、入社の動機、入社後の研修、現在の仕事内容とやりがい、職場の環境、キャリアビジョンについて、たっぷり語っていただきました。

大野 泰生さん(研究開発グループ/2023年入社/工学研究科 化学システム工学専攻出身)

「社会に貢献するモノづくり」に携われる環境に惹かれて入社

高校時代に得意だった数学や化学をさらに深く学びたいと考え、地元にある大学の工学部に進学しました。大学では流体力学や化学反応操作などについて探究しながら、熱化学がテーマの研究室に所属。多くの工場が抱える排熱問題を解決するプロセスの研究に没頭しました。その中で、工場で消費するエネルギーの3分の2が熱エネルギーとして消費され、その多くが未利用のまま大気中に排出されることを知り、電気使用量の削減はもちろん、SDGsを達成するためには排熱の再利用も重要だと肌で感じました。

ほかにも研究室では毎年地域のゴミ焼却所に足を運び、一般家庭から出るゴミの組成調査を実施するのですが、まだ食べられるのに捨てられてしまう食品の多さに愕然としたことを覚えています。少しでも食品ロスの削減に貢献したい、その想いからアルバイト先のディスカウントストアで、賞味期限が近くなり値引きされる商品のポップを作成することに。お客さまに「値引き商品の購入が食品ロスにつながる」と訴え、さらに目立つところに陳列させてもらうことで、店舗での食品ロスが目に見えて減るなど、大きな手応えを感じました。

修士課程に進みさらに研究を深める中、当社を知ったのはシリカゲルの調湿作用を用いた研究に取り組む先輩との出会いです。先輩が当社のシリカゲルを使用していたため、どんな会社か調べてみたところ、化学分野だけではなく食品、医薬品、化粧品、日用品と幅広い領域に製品を提供していることに興味を持ちました。ここであれば「社会に貢献するモノづくり」に携われると感じ、入社を希望。ほかにも若手のうちから新製品の開発や工場設備の設計に挑戦できる環境も入社の決め手となりました。

「富士シリシア化学(株)」の魅力

「入社してすぐ、新技術や新製品の研究開発に携われる環境が自慢。プレッシャーもありますが、先輩のきめ細かな支えのおかげで充実した日々を送っています」(大野さん)

入社1年目から、缶飲料のパッケージに使用する塗料のつや消し剤開発に挑戦

入社後、最初の2週間は座学を通して、当社の製品や各部署の役割について学びました。改めて産業、医療、衣食住をはじめとするあらゆる分野に合成シリカ製品を供給していることを理解し、これからはじまる業務に胸を躍らせました。さらに7月末まで国内にある3つの工場を順番にまわり、各工場で製造する製品の製造プロセスを見学。これまで想像もしなかったシリカゲルの活用法や工場ごとに異なる技術に触れ、さらに刺激をもらいました。研修を通して互いに助け合い、励まし合った同期との絆は私の大切な財産です。

8月以降、配属先である研究開発グループでの研修がスタート。開発で使用する設備を実際に触れながら、仕事の流れを少しずつ理解しました。同時にラボスケールで実際にシリカゲルをつくることで、工場見学では感じづらかった化学反応を肌で感じるなど幅広く経験を積み、翌年1月には新技術の開発に取り組むプロジェクトへ参画することに。そこでは先輩と一緒に、缶ビールなど缶飲料のパッケージに使用するつや消し剤の開発に挑戦しました。

はじめての研究開発で右も左も分からない中、先輩から教えてもらったのは現場スタッフとのコミュニケーションの大切さです。私たち研究開発の仕事は、新しい製品や技術を生み出すだけではありません。実際に量産化して世に送り出すまでが、重要な役割です。ラボスケールから工場スケールにスケールアップするためには、現場スタッフの協力が欠かせません。普段からまめに意見交換をすることで、関係を構築しています。

「富士シリシア化学(株)」の魅力

【微小球状シリカゲル サイロスフェア】球状、不定形、スラリーなど多彩な形態を持つ同社のシリカゲル。形状のみではなく、硬さや崩壊性の付与などさまざまな特徴を持つ。

どんなことでも相談できる環境、ワークライフバランスの実現が支えになる

現在は新製品の研究開発プロジェクトのメンバーとして、既存製品の生産効率を上げ、生産量を増やすための研究に取り組んでいます。性能を維持したままコストを削減するため、さまざまな文献から新たな視点やアイデアを得たり、先輩からアドバイスをもらったりしながら、試作品のテストをクリア。これから量産化に向け、スケールアップに取り組むところです。試作品にたどり着くまでに、数多くの失敗を重ねてきましたが、その度に失敗の原因を深掘りし、次に生かすことを心がけました。原因すら分からないときは、似たような過去事例がないか先輩に聞くなど、最善を尽くす努力を欠かさないようにしてきました。

研究開発では壁に直面することも少なくありませんが、年齢や所属部署に関係なく相談できる環境が支えとなっています。一人で悩みを抱え込む心配もなく、さらに若手であっても意見やアイデアを発信できる職場なので、とても居心地がいいですね。さらに月の平均残業時間が0.2時間(2024年度実績)と短く、プライベートの時間を十分に確保できることもモチベーションになっています。

入社当時に比べると、他部署とのコミュニケーションもスムーズに取れるようになり、大きく成長しているのを実感しています。2024年には、アメリカのノースカロライナ州での3か月間の語学研修を経験させてもらいました。今後は当社の海外留学制度を利用して、ノースカロライナ州立大学へ2年間の海外留学をすることが目標です。留学先ではクロマトグラフィーなどの専門分野を極め、世界で通用する開発者として会社を支えたいと思っています。

「富士シリシア化学(株)」の魅力

新技術や新製品の開発で得たノウハウやスキルを生かし、製造設備の設計を担うプラントエンジニアや技術営業として活躍することも可能。キャリアの可能性が無限に広がる。

企業研究のポイント

世の中には学生の皆さんが想像する以上に、さまざまな職種や企業が存在しています。企業研究では、身近な企業や知っている企業にどうしても目が向きがちです。しかし、自分に合った企業を見つけるためには、視野を広く持ち、当社のようなB to B企業など馴染みのない企業にも目を向けることが重要になります。

特に化学を専攻している方や修士課程に進学している方は、焦らず目の前の研究に注力しながら、本当にやりたいことは何か、時間をかけて考えてほしいと思います。確実に将来のビジョンを思い描きながら、譲れない軸を定めるようにしてください。

企業研究で化学メーカーを調べる際、大手企業と中小企業ではそれぞれ異なる特徴や魅力があります。特に当社のような中小の化学メーカーは、特定の分野に特化していたり、若手のうちから裁量を持って働けたりする環境があります。当社は微粒化技術、細孔径制御技術、無機材料表面処理技術といったさまざまな技術を保有しています。ぜひそんなところにも注目してくださいね!
(研究開発グループ/大野 泰生さん)

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合成シリカ専門メーカーにしか提供できない付加価値の高い製品開発を通じて、社員一人ひとりが理想のキャリアを実現。幅広い分野への貢献によるやりがいも得ている。

マイナビ編集部から

さまざまな分野に使用される合成シリカの開発、製造、販売、輸出まで手掛ける「富士シリシア化学(株)」。シリカと聞いてピンと来なくても、シリカゲルなら知っている人も多いのでは。さらに乾燥剤や除湿剤、ビールや粉末食品、歯磨き粉や入浴剤、洗顔料やファンデーション、医薬品やサプリメントと、知らず知らずのうちにシリカに接しているはずだ。

今回のインタビューを通して感じた同社の魅力は、入社してすぐ研究開発に挑戦できる環境が整っていること。大野さんは入社3年目にして、新技術と新製品の2つのプロジェクトを経験している。さらに研究開発を極めながら、同社の海外留学制度を利用してノースカロライナ州立大学への海外留学を希望していると教えてくれた。ほかにもプラントエンジニアとしての活躍も思い描く大野さん。そんな社員の理想のキャリアを部門長との年1回の面談が支えている。

創業以来60年間、シリカが資源として評価されていなかった時代から一貫してシリカの可能性を追求してきた同社。シリカ専門メーカーとしての立場を確立し国内外の大手企業と取引する現在も、積極的に設備投資を行い、新たな領域に挑戦中だ。特に化学分野を専攻する学生の皆さんにとっては、大きなやりがいが得られる舞台となるだろう。

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同社では役職呼びではなく全社員をさん付けで呼ぶことで、社員同士の距離を縮めている。いつでも相談できる環境が整っており、若手社員が一人で悩みを抱える心配もない。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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