(株)第一コンピュータサービス

私の場合は、入社してからずっとアパレル向け生産管理システムの開発を行っています。
主に洋服などの規格や、材料の仕入から製品の売上、請求、在庫管理などを行うシステムです。私の様に長く1つの業種に関わる人もいれば、様々な業種の現場を渡り歩く人もいます。
しかし1つの業種と言っても大きなジャンルの括りでしかなく、まったく同じ事を行っているわけではありません。
各お客様によって要件が異なりますので、お客様にヒアリングしながら最適なシステムのカスタマイズを行っています。
基本的にはデスクワークがほとんどですが、時にはお客様先や倉庫等へお邪魔する場合もあり、自分とはまったく異なる業種を垣間見られる瞬間もあったりします。

最初の頃は自分で作成した物が正しく動く事が楽しかったですね。やはり何かを作るという事には達成感があります。
少しずつ仕事を覚えてくると仲間と意見交換や情報共有が出来る様になりました。
自分のアイデアが褒められ嬉しくなる事や、他の人から自分が考えもしなかったアイデアが出てきて関心したり、こういう面白さもあります。
そうやって経験を重ねると、ある程度物事の予測が立てられる様になってきます。
「お客様へのヒアリングが不十分だったらから追加修正が必要そう。」だとか、
「設計が甘かったので手戻りが発生しそう。」等ですね。
もちろん問題を起こさずに進行する事が100点ですが、こういった問題を予測しながら適切な行動をとっていく事も仕事の醍醐味かもしれません。

私は学業や仕事の選択に関しての好き嫌いが特に無く、なんとなく自分により向いていると思った方向を選んできました。
「理系か文系か」であれば理系、「理学か工学か」であれば工学、「機械かシステムか」であればシステムに。そうしてこの業種にたどり着きました。
やりたい事に突き進むといった事もとても素晴らしいですが、私の様な方は多いのではないかと思います。
そんな中で、友人の勤め先だった当社を知り、少しでも縁のある所で働きたいと思い、私自身も受けてみる事にしました。
当時細かい事はよくわかりませんでしたが、雰囲気も良く運よく内定も頂け「この会社でならやっていける」と思い入社しました。
良き上司、同僚にも恵まれ、大変な時もありますが気持ち良く働く事が出来ています。

私は入社以来、生産管理システムの開発を行ってきていますが、最近では他の業種の開発にも携わってみたいと思う様にもなってきました。
今と異なる業種やシステムに関わる事で、その業種の知識やそのシステムで使用されている異なる技術に触れる事が出来ますので、視野・技術の幅を広げられるのではないかと思っています。
近々上司に相談してみようかと考えていますね。
とは言え今の現場で学ぶ事が無くなったわけではありませんので、新しい環境も視野に入れながら今の環境でも引き続き頑張っていきます。
また入社年数もそこそことなり後輩も増えてきましたので、先輩らしく部下の面倒をみられる様に教え方やコミュニケーションの取り方にも意識していきたいです。

やりたい事が中々見つからない方にも、当社の様な業種はおすすめです。
やはりコンピュータやシステムに強い人間、論理的な思考が出来る人間というのはどこの業種でも一定数必要です。
いざ、やりたい事が出来た時に強みになる可能性が高いと思います。
また、何事にも自分なりのコンセプトを持って取り組むと良いと思います。
例えばただ資料を作成するだけでも「とにかく最速で作成する」「見やすいレイアウトとは何か」「誰にでも伝わる分かりやすい資料」等ですね。
私は基本的に「相手が望んでいる物」を指針にコンセプトを考える様にしています。
就職活動にもこの考え方は当てはまるのではないでしょうか。