最終更新日:2025/7/26

(株)東京ドームスポーツ

業種

  • フィットネスクラブ
  • レジャーサービス
  • サービス(その他)

基本情報

本社
東京都

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

「人が好き」「スポーツが好き」「教えることが好き」そんな人が活躍する会社です!

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カヌー漬けの日々から体育施設の仕事へ。中堅社員の挑戦と成長

1都8県でスポーツクラブや温浴施設、キッズ施設等の運営・管理を手掛ける「株式会社 東京ドームスポーツ」。加賀スポーツセンターの副館長として活躍する中堅社員のこれまでと今、そして、これからに迫る。

第3営業部 第6営業グループ 植村記念加賀スポーツセンター 小島 崇代さん(2015年入社/体育学部卒)

カヌーに打ち込んだ大学4年間。一点集中の会社選びに全力を尽くす

高校1年生の頃からカヌーを始め、大学は尊敬する部活の先輩の後を追って体育大学に進学。大学でも体育会系のカヌー部に所属し、4年間、スプリント競技の練習にひたすら打ち込んでいました。カヌー部の練習は週6日で、朝から晩までカヌー漬け。非常に充実した日々を過ごすことができました。練習の甲斐あって、全日本学生大会では500メートル×4のリレー種目で4位入賞。体力やメンタルの強さはもとより、チームとしての団結力、仲間との信頼感、コミュニケーションの大切さなどを学ぶことができました。

私が会社選びをスタートさせたのは、カヌー部を引退した後。部活と会社選びを並行して進め、どちらも中途半端になってしまうよりも、一つのことをやり切ろうと考えたのです。そして、最初に目に留まったのが当社でした。初めて社名を目にしたときは「東京ドーム」で仕事をするのかとビックリしましたが、スポーツクラブやスイミングスクールなどのフィットネスクラブ事業を手掛ける会社ということで、カヌー部での経験と学びを生かせるのではないかと思いました。また、複数の会社のことを同時に考えるよりも、一点に集中し全力を尽くしたいと思い、結果的には、当社一本に絞りました。焦りがなかったわけではありませんが、「もしダメだったとしても、次のチャンスがある」と考えていました。

当社の事業・業務内容などについてしっかり調べるだけでなく、大学の先生に面接のロールプレイングの相手になってもらうなど、入念な対策を講じました。初めての面接で、かなり緊張して臨みましたが、堅苦しい雰囲気は一切なく、むしろ会話を楽しむことができたのを覚えています。

内定後は入社前研修ということで、当社が運営する施設を訪ね、接客・接遇のスキルやトレーニングマシンの使い方を学んだり、プールでの泳法研修を受けたりする機会がありました。部活で筋トレはしていましたが、本格的なマシンは使ったことがなかったので新鮮でしたね。日々、新しい発見がありました。

職場点描

「当施設には20代から70代まで幅広い年齢層のお客さまが来館されます。お客さまに合わせてトレーニングの強度や声掛けの仕方を変えるなど工夫しています」(小島さん)

現場のトレーナー・監視員からスタートし、マネジメント業務へ。副館長として明るい職場づくりを実践

2015年4月に入社すると、まずは板橋区立赤塚体育館への配属となり、約2年3カ月、トレーニングルームのトレーナーやプールの監視員、フロント業務に携わりました。いずれの業務もはじめての経験で、最初のうちは右も左もわかりませんでしたが、チームの先輩方の仕事ぶりをみながら、基本的な知識やスキルをOJTで学んでいきました。当時、心掛けていたのは、わからないことをわからないままにしないということ。いかなる事態に直面しても、私の知識・経験不足から、お客さまに安全・安心面でご心配をおかけするわけにはいかないと考えていたからです。わからないことがあったら、先輩にきちんと質問し、疑問点を一つひとつ潰していくようにしていました。現場経験の豊富なアルバイト社員の方にも、遠慮することなくアドバイスを請い、学んでいました。

2017年には板橋区立東板橋体育館に異動。ここではスタジオのインストラクターをはじめとする現場での仕事に加え、トレーナーの育成や接客指導など、マネジメント寄りの業務にも携わりました。マネジメント業務に関しても基本的にはOJTで学んでいましたが、スタッフと積極的にコミュニケーションを取りながら、距離感を縮めていくことを大切にしていました。東板橋体育館は施設の老朽化に伴い、2020年2月から21年7月までの約1年半にわたり大規模改修工事が行われました。閉館中は備品類の整理・処分のほか、板橋区役所のスポーツ振興課の協力を得て、東板橋体育館で行なっていたレッスンプログラムを小学校の体育館や文化会館で実施。備品に関しては、オフィスデスク・チェアからバスケットゴールまで、さまざまな備品の管理や他施設への配送、処分の手配等を担当。ふだんはなかなかできない経験を通して、仕事の幅を広げることができました。

東板橋体育館はリニューアルを経て、21年7月に「植村記念加賀スポーツセンター」としてオープン。私はその2、3カ月前からスタッフやインストラクターの確保、シフトの作成、スタジオプログラムの企画・構成などを担当しました。現在は、同スポーツセンターの副館長として、スタジオインストラクターの業務に携わりながら、労務管理や人材育成を手掛けています。仕事をする上で大切にしているのは明るい職場づくり。お客さまはもとより、スタッフに対しても常に明るく、笑顔で接することを心掛けています。

職場点描

「植村記念加賀スポーツセンター」の温水プール。水泳指導に力を入れているほか、「SUPヨガ教室」などユニークなプログラムも開催されている。

マネジメントの仕事のやりがいとは。マリンスポーツの魅力をより多くの人々に知ってもらうために

入社から7年余りが経過した今日、労務管理やスタッフの育成、レッスンプログラムの構成といった、マネジメント寄りの仕事の比重が大きくなってきています。お客さまと直に接する現場の仕事では、「筋力がアップして良かった」「楽しいレッスンでした」といったお声をかけていただいたり、お客さまが元気になっていくのを間近で見たりといった喜びがありますが、マネジメントの仕事にも非常に大きなやりがいを感じています。

例えば、労務管理の仕事では、全体的な人件費を考慮しながら、スタッフ一人ひとりの負担が大きくなりすぎないよう、バランスよくシフトを組んでいくことが求められます。また、レッスンプログラムの構成はスポーツセンターの特色やお客さまからの声を考えながら、内容をイチから組み立てます。どちらの仕事もとても勉強になりますし、創意工夫の余地がたくさんあるので、楽しみながら取り組むことができています。今後は、マネジメントのスキルに磨きをかけながら、常に向上心をもって仕事に取り組み、キャリアアップを目指していきたいです。後輩や部下の育成にも、これまで以上に力を入れるつもりです。当社には階層別の研修など、教育プログラムが充実しているので、社員全員が、長く安心して働くことのできる環境が整っていますので、心強いですね。

また、学生時代のカヌーの経験を生かして、マリンスポーツの魅力をより多くの人々に知ってもらうための取り組みにも力を入れていきたいですね。2022年10月には「板橋区制90周年イベント」として、小中学生を対象に「SUP(スタンドアップ・パドルボード)」の体験イベントを実施。海や湖で楽しむのが一般的なSUPを「植村記念加賀スポーツセンター」の温水プールで体験していただきました。今後はこうしたイベントを契機として、マリンスポーツをより身近な存在にしていきたいと思っています。将来的には、もう少し自然を感じられる場所でカヌーやSUPを体験するイベントを企画してみたいですね。

職場点描

「人が好き」「スポーツが好き」「教えることが好き」こうしたマインドを持った社員が活躍している同社。明るく元気な雰囲気の職場で、スポーツ経験者も多いという。

企業研究のポイント

好きなことができる会社を選ぶことが大切だと思います。その意味でも、まずは自分が何をしたいのか、仕事を通してどのような目標をかなえたいのかを明確にした上で、会社選びを進めることをオススメします。学生時代に頑張ってきたことを振り返ってみることが、好きなこと、やりたいことを見つける近道になるのではないでしょうか。
(小島さん)

当社に限らずサービス業に興味のある方は、気になる会社が運営する店舗や施設を訪ね、現場や社員の雰囲気を体験してみると良いでしょう。可能であれば、現場の社員の皆さんに、実際の働き方や職場の雰囲気などについて積極的に質問してください。その上で、自分がそこで働く姿を想像できるかどうか。これが決定的に重要です。入社前は無限の選択肢がありますから、できることは全てやってみてください。

ちなみに、スポーツクラブや運動体育施設は、どこもそんなに変わらないと思われる方も少なくないかもしれませんが、決してそんなことはありません。運営する会社の個性が出るのです。それが顕著に現れるのが、お客さまを迎えるスタッフの第一声です。おざなりな挨拶で済ましているのか、お客さまとのコミュニケーションを意識した、明るく元気な挨拶が自然にできているのか。こうした部分から、運営する企業の方針やカルチャーを読み取っていただきたいですね。
(人事総務部 係長 大久保 佳祐さん)

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東京ドームグループの一員として「するスポーツを支える」分野を担う同社。地域に密着したスポーツクラブや体育館など、施設の管理・運営や運動指導を展開している。

マイナビ編集部から

1都8県でスポーツクラブや温浴施設、キッズ施設等の運営・管理を手掛ける「株式会社 東京ドームスポーツ」。東京ドームなどの大規模集客施設をはじめ、遊園地やスポーツクラブ、スパなどの豊富な運営グループノウハウを強みに発展を遂げている。そのほか、多くの自治体から多彩な施設の指定管理を任されていることに驚かされたが、今回の取材を通して最も感銘を受けたのは、お話を伺った現場の社員、人事担当者ともに、実にわかりやすく、丁寧に話してくれたことだった。筆者の抽象的な問いかけにも、明るく柔和な雰囲気を絶やすことなく、しっかりと考えながら答えてくれる。これは当たり前のように思えて、なかなかできることではない。ふだんから自らの考えや思いを言葉にすること、しっかりとコミュニケーションを取ることを意識しているのだろう。こうした点に、同社のカルチャーや成長の秘密を垣間見た気がした。

スポーツクラブやスイミングスクール、フィットネスクラブの仕事に興味をお持ちの方やスポーツが好きな方はもとより、人とコミュニケーションを取るのが好きな方、若手のうちからマネジメントのスキルに磨きをかけたい方にもオススメしたい会社である。

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本社は文京区春日のラクーアビル内。フィットネスクラブ東京ドームなど3つの施設で直営事業を展開するほか、指定管理事業者としても高い評価を受けている。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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