最終更新日:2025/7/17

(株)一宮工務店

業種

  • 建設
  • プラント・エンジニアリング
  • 住宅
  • 建築設計
  • 機械

基本情報

本社
愛媛県

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

建築・土木・エンジニアリングが連携し、卓越した総合力で高度なモノづくりに挑戦!

  • 土木・建築系学部 専攻の先輩

PHOTO

最前線で活躍する先輩たちの仕事と働き方にフォーカス!

モノづくりを通して人々の暮らしを支え、社会の発展に貢献する(株)一宮工務店。キャリアや部署が異なる先輩に、仕事への向き合い方ややりがい、今後の目標などをお聞きした。

■佐々木 純一郎(写真左)
建築部門 現場所長(経営職)
2004年入社
崇城大学 工学部 建築学科卒
◆現場所長として幅広い経験を積み、膨大な知識とノウハウを有する。同社の将来を牽引する存在だ。

■柴田 優一(写真右)
エンジニアリング本部 化工機チーム
2018年入社
愛媛大学 工学部 応用化学科卒
◆設計から生産まで手がける若手のエース。真面目で実直な仕事ぶりから信頼も厚い将来のリーダー候補。

■森 那奈子(写真中央)
新居浜支店 建築チーム
2020年入社
近畿大学 工学部 建築学科卒
◆同社初の女性施工管理職。誰とでも仲良くなれる人柄で、社員はもちろん職人さんからも好かれる「愛されキャラ」。

関わる全ての人の心を一つにして、完成まで導く醍醐味

建築部門、土木部門、エンジニアリング部門が連携し、一社完結のワンストップサービスでモノづくりを提供する当社。オフィスや商業施設、住宅などの建築工事から、河川や治山などの土木工事、大手化学メーカー等のプラントエンジニアリングまで、幅広い事業展開で地域の暮らしと産業を支えています。社内に設計部門があり、設計と施工を両方手がけられるのも当社の強みです。

建築部門の案件は幅広く、私自身、一般住宅から商業施設、介護施設、学校などの公共施設まで、さまざまな現場を経験してきました。現在は店舗の新築工事の現場所長を務めています。建物を造るには、お施主様や設計者、職人さんなど多くの人が関わります。所長の役目は、そうした人たちの思いを一つにすること。そのために、しっかりとコミュニケーションをとり、自分の思いを伝えるだけでなくさまざまな意見を聞いて結論を出すよう心掛けています。今回の現場でもタイトな工期を守るために、全員が心を一つにして問題を解決しました。難しい依頼にも「佐々木さんのためなら」と動いてくれたときは本当に嬉しかったですね。

当社では、新築工事等で携わった現場のメンテナンス工事も担当しており、分譲マンション等ではエンドユーザーである住民の皆様から個別のご要望をいただく場合もあります。経験を積めば積むほどメンテナンスの担当が増えますが、その分コミュニケーション能力は磨かれますし、責任を持って仕事をやり抜く姿勢も身につきます。私の強みは施工図の完成度。図面の段階で細部まで考えておけば、工期の短縮や工程管理のしやすさにつながると思っています。

2024年4月からは建設業でも時間外労働の上限規制が適用されます。業界内では働き方改革が急ピッチで進行していますが、当社でも長時間労働や休日出勤を減らす取り組みを進めています。直近の個人的な目標は、1級建築士の資格への挑戦です。さらに私の経験を後輩に伝えながら、若手の育成にも注力したいと考えています。
【佐々木】

学生の皆さんへのメッセージ

現場でのコミュニケーションは挨拶から始まります。施工管理をめざすなら、知らない人でも元気よく挨拶する習慣を今から身につけておくと良いと思います/佐々木

確かな技能と技術で、お客様に評価される高品質なモノづくりを追求

エンジニアリング部門の化工機チームに所属し、プラントで使用する産業機械設備や機器の設計・製作を担当しています。業務は、お客様からいただいた図面に基づき、当社で製作可能かどうかを判断するところから始まります。受注が決まれば、製作用の図面や各種書類の作成、材料を手配し、社内の製作チームに引き継ぎます。製品が完成したら要求や基準に沿っているか検査をし、お客様へ納入するまでが大まかな流れです。

設計・製作にかかる時間はさまざまで、短いもので2~3ヶ月、長いものなら1年以上かかる場合もあります。当社では、タンクや塔など、法規が関係する機器の製作を得意としており、私たち技術者にとってもそうした案件に数多く携われる環境は魅力です。ただし、材料の手配など、何か一つでも間違ってしまうと正しいモノづくりができませんし、余計な手間や費用もかかってしまいますから、ダブルチェックは必須。後の工程のメンバーたちに迷惑をかけないためにも、自分が行う作業の意味や意図を明確にした上で、何事も丁寧に、慎重に進めることを意識しています。

製品の検査では、製品を破壊せずに欠陥の有無を判定する非破壊検査を行うのですが、その検査を担当するには資格が必要なため、取得に向けて勉強しています。難易度の高い資格を複数持っていれば、できる仕事の幅も広がっていきますから、これから計画的に挑戦していくつもりです。

私は大学で学んでいた分野と異なる仕事に就いたこともあり、まだまだ学びの連続ですが、自分で図面を描き、材料を手配し、製作や検査に関わった製品が形になることは、何物にも代え難い喜びであり、一番のモチベーション。もちろん、会社や先輩のサポートがあってのことですが、専門外からでも挑戦して良かったと思います。
【柴田】

学生の皆さんへのメッセージ

見積から受注、設計、製作、検査、納入まで、すべての流れを自分が中心となって進めていけるのが最大の魅力。モノづくりの醍醐味が味わえる仕事です/柴田

施工も設計も手がける当社で、めざすは設計士と当社初の女性現場所長!

建築現場の施工管理として、これまでに幼稚園、設備会社の事務所と倉庫、介護施設の現場を経験し、現在はテナントビルの現場を担当しています。幼稚園の新築工事では入社して間もなかったため、先輩にサポートしていただき何とか業務をこなしている状況でしたが、完成後の園児たちの笑顔と歓声に大きな達成感を感じました。特に印象に残っているのが、2年目に担当した設備会社の事務所と倉庫の新築工事です。この現場では後輩がつき、早くも指導する立場になりました。もちろん、まだまだ不明点も多く、質問に即答できない時もあったのですが、後輩への指導を通して自分自身の学びも多く、業務を見直すきっかけになったと思います。設備会社は当社の協力会社でもあったため、1年後の検査の時、「キレイに建ててもらったから大事に使っています」「よう頑張ったね」と、嬉しいお声がけがありました。それも地域密着型の当社ならではの喜びだと思います。

現場は、人と人で成り立っています。私が仕事上大切にしているのは、人見知りしない性格を生かしたコミュニケーションです。お施主様や設計者、職人さん問わず名前を覚え、こちらから話しかけるよう心がけています。それだけで現場がなごみ、雰囲気がぐんと良くなります。また「やる気」と「元気」を前面に出す姿勢も大事です。施工管理者が前向きなら、現場も活気があふれます。最近では女性の職人さんも増えてきたので、女性目線での気遣いを大切にしながら、現場を明るくキレイにすることを心掛けています。

私は大学時代、建築を勉強していて、設計士になりたいと思っていました。就活を進める中で施工管理の仕事に魅力を感じ、設計も施工も手がける当社に入社しました。現在は、当社初の女性現場所長をめざして日々奮闘中です。まず現場を究め、その上で設計業務にも挑戦したいと考えています。当社はベテランの所長や先輩から直接指導してもらえるので成長スピードが違います。1級施工管理技士と1級建築士の資格取得にも、スケジュールを立てて計画的に勉強を進めており、夢に向かって前進中です。
【森】

学生の皆さんへのメッセージ

仕事は、大切な人生の時間を費やし、お金をいただいて取り組むもの。生半可な気持ちで臨むのはもったいないので、本気で頑張れる仕事を見つけてください/森

企業研究のポイント

【佐々木】企業研究をするときには、会社の良い面だけでなく、良くない面(=課題)も知ることを意識し、インターンシップや職場見学などで先輩に直接聞いてみることをおすすめします。どこまで答えてもらえるかはわかりませんが、課題を把握し、解決に向けて取り組みを進めているなら何らかの回答が得られるでしょう。少なくとも私なら正直にお答えしますよ。

【柴田】私は、最初に入社した会社でできるだけ長く働きたいと思い、「一生働ける会社」という基準で企業研究を進めました。その上で、事業内容や仕事内容と同じくらい大切にしたのが、どんなところで、どんな人たちと働くかということ。会社説明会では、先輩たちが働く様子を自分の目でしっかりと見て、転勤や社員寮の有無などの条件も事前にきちんと確認しました。

【森】私が思う企業研究のポイントは、自分がそこで働いている姿をイメージすること。どんな場所で、どんな働き方をしたいのか、自分の将来像に合った会社を選ぶことが大切だと思います。ですから、会社見学会やインターンシップなど、人事担当者や、自分が働きたい仕事をしている先輩たちと話せる機会に参加して、その人たちと自分が合うかどうか、そこに自分が馴染めるかどうかをしっかり考えてみてください。

PHOTO
インターンシップを行う会社も増えていますから、まずはそうした機会を利用して実際に企業訪問してください。自分で確認して初めてわかることもたくさんあると思います。

マイナビ編集部から

商業施設や医療機関、学校などの建設工事や、社会の基盤を支える土木工事を行う<建築・土木部門>と、大型プラントの施工から機器の製作、プラントメンテナンスまでを担う<エンジニアリング部門>という2本の柱で地域の発展に貢献する「一宮工務店」。多様なニーズにワンストップで応えることができる事業範囲の広さと高度な技術力を誇り、国の重要文化財である小学校やミュージアムなど有名な建築物の改修や施工も数多く受注。愛媛を代表する総合建設会社として、多くの顧客から厚い信頼を集めている。

現在、建設業界では国土交通省や大手ゼネコンの主導で働き方改革が進んでおり、同社においても長時間労働の是正や生産性の向上など、時代に沿ったテーマで制度改革を進めている。「ある程度経験を積んでからの話になりますが、仕事は自己の裁量で進められるようになっていますし、現場での働き方も随分変わってきました。私自身も改めてキャリアを見直し、今は1級建築士をめざして勉強を進めているところ。いずれは大型の公共工事なども手がけてみたいと思っています」と佐々木さん。建設業界の課題も、近い将来必ず解消するはず。モノづくりに興味がある人や、建設を通して地域の活性化に貢献したいという人にはぜひ企業研究をすすめてほしい。

PHOTO
2022年に創業80年を迎えた総合建設会社。23社ある一宮グループの源流会社で、社員は家族であるという「家族的情義心」を社訓に、創業以来安定した経営を続けている。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

トップへ

  1. トップ
  2. (株)一宮工務店の取材情報