最終更新日:2025/6/17

福岡市農業協同組合(JA福岡市)

業種

  • 農業協同組合(JA金融機関含む)
  • 共済
  • 商社(食品・農林・水産)
  • その他金融

基本情報

本社
福岡県

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

組合員や地域に身近な存在として、福岡市内に特化した多様な事業を展開しています

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福岡市に根差し、人との交流の中にやりがいを感じられる仕事

農業に関するサポートのみならず、組合員、地域利用者への多様な活動を展開するJA福岡市。若手職員3名に仕事内容や仕事のやりがい、JA福岡市の魅力などについて聞いてみました。

■郡司 晃汰(写真中央)
北崎支店 ふれあい渉外/2023年入組

■平島 彩也香(写真右)
板付支店 共済窓口/2024年入組

■結城 紗南(写真左)
西グリーンセンター 営農指導員/2020年入組

【郡司さん】組合員との触れ合いを重ね、「頼られている」と感じられることが一番のやりがいです

●JA=農業だけのイメージは間違いだった
親戚が米農家なので、種まきを手伝ったことがあります。企業研究を始めるにあたってその時の記憶がよみがえり、人の暮らしに欠かせない「食」や「農業」に深く関わるJAの仕事に興味をもちました。JA=農業のイメージが強かったのですが、企業研究を進めるにつれて多様な事業を手掛けていることがわかり、驚きました。農業を営む組合員への営農指導だけではなく、貯金や共済、資産運用や福祉サービスなど、さまざまな形で組合員に寄り添えることに魅力を感じました。

●1軒1軒訪問し、組合員とコミュニケーションを図る
入組2年目からは渉外として組合員宅への訪問活動を担当しています。世間話を交えながら組合員が困っていることや不安に感じていることを探り、貯金、共済、融資をはじめとした多様なサービスを提案する仕事です。私が担当するエリアは組合員の多くが農家なので、お昼休憩の時間以外は畑に出られています。そのため、組合員がおられるであろう時間帯に訪問活動を集中的に行い、それ以外は自分でスケジュールを組んで、早めに昼休憩をとったり、午前中や夕方は支店で提案資料の作成などを行っています。

●頼りにされている実感で力がわいてくる
最初はなかなか心を開いてくださらなかった組合員も、訪問を重ねることで、いろんな話をしてくれるようになります。組合員との距離が縮まり、「頼られている」と感じられることが一番のやりがいです。自分で商品やサービスを作ることはできないので、JAが手掛ける多彩な商品やサービスの中から、組合員一人ひとりに最適なものを提案することが渉外としての腕の見せ所。そのためには、コミュニケーションがすべてと言っても過言ではありません。訪問時には積極的に会話を交わし、組合員のニーズをしっかりとお聞きするように心掛けています。

●組合員にとって一番身近な「相談できる人」になりたい
組合員と話をしていると、私より前に渉外を担当していた先輩方のことが話題に出てきます。困ったことがあれば真っ先に相談してもらえるような信頼関係を築き、先輩方のように異動しても組合員の印象に残り続けるような存在になることが目標です。

JA福岡市の魅力とは?

「土日祝日が休みで、有給休暇のほかに新設されたアニバーサリー休暇などもあります。家族との時間をしっかりとれるワークライフバランスが魅力です」(郡司さん)

【平島さん】ビジネスライクな会話だけで終わらない、組合員との世間話が楽しみです

●近い距離でお客さまをサポートできる仕事を探す
「たくさんの人とコミュニケーションが図れる仕事」という観点で当組合に興味をもちました。接客や営業の仕事の中でもJAは組合員に寄り添い、近い距離でサポートできるという印象が強く、たくさん会話ができそうな点に魅力を感じました。また、大学までは福岡市で過ごしてきたので、愛着のある地元に密着して働けるという点も入組を決めた理由です。

●窓口で毎日いろんな話ができる
1年目は貯金窓口、2年目から共済窓口を担当しています。来店された組合員に対して、「ひと・いえ・くるま」に関する共済商品をご案内し、新規の加入や契約の見直しなど、共済に関するご相談に対応する仕事です。窓口での会話は共済に関する内容が中心ですが、事務的な説明や案内を淡々とこなすわけではありません。「さっき〇〇で買い物してきたよ」など、組合員との世間話に花を咲かせることもあります。入組前にイメージしていた通り、毎日多くの方と会話ができ、組合員と身近な関係性が築けているので毎日が楽しいですね。

●新人への温かなサポート環境
入組したての頃は専門知識が不足しており、自信をもって話せずにいました。間違ったことをお伝えしていないかが不安で、無意識のうちに声も小さくなっていたようです。そんな私の状況を察知して、メンターの先輩だけではなく、上司や他部署の先輩も「焦らなくて良いよ」と声を掛けてくれました。困っている人を気にかけてくれる温かな社風は当組合の魅力です。貯金窓口から共済窓口に担当が変わった時に「新任共済担当研修」があったことも心強かったです。

●入念な準備によって組合員に安心を提供
共済は万が一の時の保障となるものです。組合員一人ひとりに寄り添い、その方に合ったプランをお伝えして、「安心しました」とか「ありがとう」といった言葉をかけていただけることが何よりのやりがいです。わかりやすく、丁寧に説明できるように、事前準備を怠らないというのが私のこだわりです。来店予定日を確認して、組合員ごとに必要となる資料をグラフや表を用いて作成しています。

JA福岡市の魅力とは?

「入組1年目はメンターの先輩がマンツーマンでついて、最初の3ヵ月間サポートしてくれます。組合員に対してだけではなく、仲間にも温かな組織です」(平島さん)

【結城さん】生産現場を巡回し、販売まで一貫して携われる点に大きなやりがいを感じています

●理念への共感が入組のきっかけ
農業大学校で学び、地元の福岡市近郊で農業に関わる仕事に就きたいと考えていました。農家の方にサポートやアドバイスをするJAの営農指導事業は私がやりたいことに近く、いくつかのJAを検討したうえでJA福岡市への入組を志望。「私たちは、人と自然とのかかわりを大切にし、地域に愛されるJA福岡市をめざします」という経営理念に共感できたことが、当組合への入組の決め手です。

●販売と営農指導の双方に対応
入組3年目まで本店の園芸販売課に所属し、現在はグリーンセンターで「軟弱野菜」と呼ばれる、春菊、小松菜、水菜といった野菜を担当しています。軟弱野菜を生産する組合員と卸売り業者との間に入って、価格や数量の交渉・調整を行うほか、組合員の農場を巡回して、お困りごとを聞いたり、生育状況を確認したりする仕事です。生産された野菜の販売に関わる業務と組合員への営農指導の双方を1人で担当できる点は当組合の特徴と言えます

●需要と供給のバランスを見極める“先読み力”が大切
「軟弱野菜」は季節を問わず1年中、生産される野菜です。日々の食卓に並ぶ野菜なので、品薄や価格高騰を避けねばなりません。そのため、需要と供給のバランスを見極め、適正な価格で卸売業者に販売するための、先読みする力や交渉力が求められます。誤った判断で市場や組合員に迷惑をかけることがないように、値付けなどで迷った時には、自分の考えをもったうえで上司に相談することを心掛けています。

●組合員の役に立てているという実感がやりがいに
農場の巡回時には、農薬のこと、野菜の育て方、補助金についてなど、さまざまな相談を受けます。それぞれの相談に対応して「アドバイスの通りにやったら、うまくいきました」といった声が聞けると、私も嬉しくなります。適正な価格で販売できて、組合員に喜んでいただけた時にもやりがいを感じますね。「軟弱野菜」は旬がないという特性上、年間を通して価格や数量を安定させるのが難しいと言われています。別の野菜を担当することになった時にも、今の経験を生かして組合員をサポートすることが変わらない目標です。

JA福岡市の魅力とは?

「生産者である組合員との長年にわたる信頼関係があります。野菜に関する知識を教えていただくことも多いので、勉強になることばかりです」(結城さん)

企業研究のポイント

【郡司さん】
私は転勤せずに地元の福岡市で働きたい、仕事と休みのバランスをとって働きたい、この2点を譲れない軸として企業研究を進めました。実際に働き始めて、休日の大切さを学生の時以上に感じています。特に仕事や社会人生活に慣れていない1年目は、緊張感もあって家に帰ると、どっと疲れていました。心と体をリフレッシュするための休日数や、休みの取りやすさは大切だと思います。

【平島さん】
私は企業研究をする際に、企業全体の事業内容だけではなく、どんな仕事をするのかについて、職種ごとに掘り下げることを意識していました。企業見学やインターンシップの機会があれば、年齢が近い先輩職員の声をできるだけ多く聞いて、リアルな仕事内容をイメージできると良いですね。

【結城さん】
JAに対する企業研究のポイントとして、当組合のように営農指導と販売を同じ担当者が手掛けられる組織はJAの中でも限られます。営農指導に専念したいのか、組合員から預かった作物の販売までやってみたいのかによって、どのJAが自分のやりたい仕事に合致するかが変わってくるので企業研究時に確認してほしいです。

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発足から60年以上の歴史を重ね、地域に密着した総合事業を展開。福岡市天神にある本店を中心に市内一円に28の支店を構え、地域の農業や経済の発展に力を注いでいる。

マイナビ編集部から

若手職員3名にJA福岡市への入組のきっかけを聞いたところ、全員が福岡市やその近郊出身で、転勤せずに地元で働けることに魅力を感じたという回答が共通していた。さらに、さまざまな人と会話をすることが好きで、商品、サービスの提案や営農指導などの場面で、組合員と深く関わり合える仕事内容に興味をもったという声も多く聞かれた。

そして実際に、入組してからは組合員や地域利用者に寄り添い、何気ないコミュニケーションを重ねながら信頼関係を構築していく日々の仕事にやりがいを感じているそうだ。「農家の組合員から『いつも助けてもらっているから』と、収穫した野菜をいただいたことがあります。もちろんおいしかったし、何より嬉しかったですね」という取材中に聞かれたエピソードは、JA福岡市の職員と組合員との距離の近さを物語っている。

大好きな福岡市で働きたい、人とコミュニケーションをとりながら働きたい、このようなポイントを軸に企業研究を行っている学生にとって、JA福岡市は希望に十分に合致する組織と言えるだろう。

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食農体験教室や旬菜キッチン教室、収穫体験、初心者スマホ教室など、組織全体でのイベントや支店ごとの企画によって、地域との交流を図ることにも積極的に取り組んでいる。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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