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最終更新日:2026/4/23
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部署名技術部性能評価技術グループ
私がNUMOを選んだ理由は、地層処分事業が、将来世代まで見据えて社会の安全と安心を支える社会的意義の大きな事業だと考えたからです。地層処分は現在、立地選定や設計の段階にあり、処分場の建設段階に関われる点に大きな魅力を感じました。私自身は原子核工学が専門ですが、処分場の構築にあたっては、地質学や工学、放射性物質の長期挙動を扱うシミュレーションなど、多様な分野の知見を統合します。多くの分野の専門家と協力しながら一つの処分場を構築していくプロセスや、分野横断的に業務に取り組める環境にも強く惹かれ、NUMOで働くことを志望しました。入構後は、地層処分事業の安全性を最新の科学技術的知見に基づき総合的に説明した技術報告書「包括的技術報告書(2021年2月に公表)」の取りまとめに携わりました。技術部内の各分野のグループと連携し、執筆作業の工程管理を主導したほか、日本原子力学会とOECD/NEAによる国内外の外部有識者レビューの調整を担当しました。多くの関係者との調整に苦心しましたが、4,000ページ以上に及ぶ報告書を、透明性を担保して取りまとめることができ、事業の説明責任と信頼性向上に貢献できたと考えています。
入構7年目からの2年間、フランス・パリに所在するOECD/NEA(経済開発協力機構/原子力機関)に出向しました。OECD/NEAは放射性廃棄物の処分に関する国際協力を担う機関の一つで、私はその職員として、各国の専門家による最先端の議論を反映した国際的見解の取りまとめに携わりました。主な業務は、国際会議の企画や運営です。OECD/NEAでは地層処分に関して、毎年100件を超える会議が開催されており、これらの会議の運営を通じて、世界各国の技術者と科学者が、安全で安心な地層処分の実施のために技術と知恵を結集していることを改めて強く実感しました。英語で行われる専門的かつ活発な議論を整理し、文書に取りまとめる作業には毎回苦労しましたが、議論の要点を捉えて国際的な共通認識の形成に貢献できる点に、大きなやりがいを感じました。また、各国を代表する参加者から感謝の言葉をいただく機会も多く、国際社会の中で仕事をする意義と責任を実感した経験でした。
皆様との対話や技術検討など、NUMOでの一つ一つの仕事において、相手の立場に立って物事を考えることを大切にしています。地層処分は、長い時間軸で社会に関わる事業であるからこそ、関係する方々の不安や期待に丁寧に向き合い、信頼を積み重ねていくことが重要だと考えています。こうした日々の積み重ねを通じて、将来、処分場の近くで一緒に暮らす家族や、多くの現世代、将来世代の皆さんが安心して暮らせる地層処分を実現したいと思っています。