最終更新日:2026/1/30

山崎プラント(株)

業種

  • プラント・エンジニアリング
  • 設備工事・設備設計

基本情報

本社
福岡県

取材情報

記事で読む社会科見学

日本の産業を支える“縁の下の力持ち”として、プラント施設や設備を守る仕事!

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産業の未来を支える「技術」と「技能」を磨き、頼られる存在へ。

未経験から技術を磨き、長く活躍する先輩が多い山崎プラント(株)。その定着率の高さからうかがえるのは、仕事のおもしろみや職場環境の魅力です。一人ひとりが主役になれる仕事内容や会社の魅力に迫ります!

■本社総務部
平川 勇さん/2016年

※山崎プラントの崎は「たつさき」です。

日本の製鉄業界を支えてきた誇りと責任を持ち、次世代につなぐ技術と技能を継承する会社。

当社では、製鉄所をはじめとするさまざまなプラント施設において、各種工場の設備のメンテナンスを中心に、新しい設備の建設や機械の据付まで幅広く手掛けています。現在、茨城県、和歌山県、岡山県の大規模プラント施設に拠点を置くほか、和歌山県と福岡県では、国内を代表する大手メーカーの施工会社として、エレベーターの据付事業を展開しています。

事業のはじまりは、1947年3月。福岡市の名島にあった発電所の配管や溶接関係の工事に携わる会社だったそうです。1967年12月には、和歌山を拠点に山崎組和歌山営業所鉄工部(現在の和歌山営業所)と合併。その後、山崎プラント(株)に社名を変え、岡山県倉敷市に水島営業所を開設、さらに、茨城県鹿島郡鹿島町(現在の鹿嶋市)に鹿島営業所を開設し、プラント部門への本格的な進出を果たしました。当時から得意としていたのは、製鉄所設備のメンテナンス事業です。現在も、製鉄所関係の仕事が6割強を占めるなど、長い歴史の中で実績やノウハウを蓄積しています。

『山崎プラントは、そこに集う人と仲間の和を大切にし、最高の技術と技能を持って社会に貢献します。』が当社の掲げる企業理念です。その背景には、グループ会社である(株)ヤマサキの想いが強く反映されています。(株)ヤマサキが携わるのは、製鉄所のシンボルでもある溶鉱炉の建設事業。鉄が溶けるほどの高熱に耐える溶鉱炉をつくるためには、熟練工の緻密な技術が求められます。とはいえ、溶鉱炉の寿命は15~20年。その間も技術や技能を伝承していかなければならず、日本の基幹産業である製鉄業に必要な築炉技術を伝承するため、学校まで設立しています。そのグループである私たちも、鉄鋼業界のプラント施設を支えるという同じ目的を持ち、溶接をはじめ、高度な「技術」と「技能」を社員一人ひとりが磨いています。

当社の代表から社員に伝えているのは、「技術」と「技能」の違いです。「技術」とは、施工するための知識や工法のこと。「技能」とは、溶接や築炉など、職人が体を使って行うもの。その両面を磨いていかなければ、溶接や築炉の技を長く伝承していくことができないと考えています。だからこそ、社員の和を大切にしていくことが大事。私自身、日々の仕事を通じて、一人だけでは何も進められないと思っていますし、いろいろな技術や技能を持つ仲間に助けられていると感じています。

仕事場拝見

「製鉄所をはじめ、各種プラント施設を舞台に活躍する当社の強みは、長く培ってきた技術やノウハウを持つこと。人々の暮らしを豊かにするものづくりを支えています」。

ものづくりの根幹を支え、人々の暮らしを支える仕事で社会に大きく貢献。

山崎プラントでは、昭和40年代から半世紀以上、大規模な製鉄関連のプラント施設や設備のメンテナンスを手掛けています。ものづくりの現場では、各種設備の部品交換を行うにも、限られた時間内で精度の高い作業を行うことが要求されます。プラント設備を管理する取引先の担当者の方と打合せをしながら、ベルトコンベヤーやベアリングの交換をはじめ、安全設備のデッキや配管など、施設や設備の安全性を見据えた計画的な作業を日々進めています。

取引先は、製鉄業界ではもちろん、世界に名を馳せる大手企業ばかり。その企業を支える数ある企業の1社が当社となり、表に出る会社ではありませんが、スムーズな機械の稼働を支えるため“縁の下の力持ち”として製鉄事業を中心とした多くの企業を支えています。日本の製鉄事業は、日本のみならず世界のさまざまな産業に関わっているため、その大元を陰ながら支えているというやりがいや誇りを感じられる仕事でもありますね。決して楽な仕事ではありませんが、人々の豊かな暮らしを支えているといっても過言ではありません。

学生の皆さんから「製鉄所ではそんなに頻繁に部品交換や設備交換の仕事があるのですか?」と質問されることも多いですが、実に毎日さまざまな案件が動いています。工場の担当者の方と打合せをしながら一緒に事業を進めています。

さらに、製鉄所で培ったプラント設備の施工やメンテナンスのノウハウを発揮し、ガラス工場や化学工場、ゴミ処理場の工事など、実にさまざまなプラント設備の企画・設計から施工、メンテナンスまで携わることができています。プラント設備の総合エンジニアリング企業として、さまざまなお客様のものづくりを支えることで、人々の暮らしを支えることができていると自負しています。

また1987年からは、大手メーカーの協力会社として、建築物の高層化により必要不可欠となったエレベーターの据付工事を、関西地区と九州地区の2拠点で展開しています。日本のものづくりを支えるプラント事業でも、人々の安全な移動を支えるエレベーター事業でも、当社の事業は社会に必要不可欠なものであり、直接ではなくても学生の皆さんの暮らしをどこかで支えているかもしれません。

仕事場拝見

「年月を重ねるほど定着率が高くなるなど、長く活躍する人が多い会社です」と平川さん。どの拠点も人と人の距離が近く、すぐに相談できる環境があると教えてくれた。

次世代を育てるためにも若手育成は必須。文系理系関係なくスタートし、成長できる職場環境。

国内で製鉄事業を続けるには、当社が持つような技術や技能が必要不可欠です。なくてはならない素材づくりとして、今後も事業は続いていくでしょう。当社でも、既存のお客様とのつながりを大切に育みながら、事業規模を広げるためのチャレンジを進めています。また、設備のリフレッシュに関しては、今後も多くの需要があると考えています。新しい設備導入も進む今、新しい工場をつくるための技術や技能を磨きたいと取り組んでいます。

そのような中、社内では基幹事業である製鉄関係の技術者育成が求められていますし、各分野で仲間を増やし、体制を強化したいと考えています。各拠点で若手育成に力を注ぐ当社では、組織の若返りを進め、社歴が浅い若手が第一線で活躍できるよう先輩たちが後押し。先日も岡山の工場を訪ねたところ、新卒入社の若手が立派に成長しており、私自身も嬉しく、頼もしく感じたところです。一方、会社として年間休日を120日に増やすなど、より働きやすい環境づくりにも力を注いでいます。残業時間の管理を徹底し、現場毎に改善策を出すなど、会社がどんどん変わろうと動いているところです。

学生の皆さんに伝えたいのは、当社の仕事は「施工管理」と呼ばれる指揮官となる業務が多いことです。職人の皆さんが安全に作業しやすいように考え、指示していくことが大切な役割。製鉄所の場合、各製造ラインの担当者の方とコミュニケーションを取りながら、作業する側とお客様との間に立ち、準備や段取りを進めて、スムーズな部品交換やリフレッシュをしていくことがミッションとなります。現場の仕事は、安全管理や品質管理が非常に大切です。お客様のニーズに合致した作業を行うことができているか、確認しながら進めています。

専門的な知識が求められる仕事ですが、文系出身の先輩も多く、学部学科は関係ありません。何も知らない1年目の若手を、周りの皆さんが温かく迎え入れてくれる風土があり、先輩や上司はもちろん、職人の皆さんからも技術を教わり、成長できる環境があります。素直に学ぶ姿勢を持ち、どんどん周囲を頼りながら取り組める人ほど、早く成長できていると感じますね。段取り一つミスなくできるようになると、達成感が得られます。新人時代には失敗することもありますが、やがてそれが成長に繋がります。「一人前になったね」などと褒められることも若手社員の喜びになっているようです。

仕事場拝見

創業から77年。日本の鉄鋼業界を支えてきた山崎プラントの歴史や想いを伝え、長く培ってきた技術や技能を次世代につなぎたいと、社内では人材育成に力を注いでいる。

企業研究のポイント

企業研究する前に、ぜひ自分のことを知ることからはじめてください。自分がどういう人間なのか、自己分析することで、より具体的に企業研究を進められると思います。また、世の中にはいろいろな企業がありますが、当社のように人々の目に見えないところで仕事しているにも関わらず、人々の生活に欠かせないものづくりを支えているなど、裏方で活躍している企業も数多くあると思います。学生さんの視点で見れば、目立つ会社やトレンドの業界に目が行くこともあると思います。しかし、当社のように創業から70年以上、さまざまなプラント設備を手掛ける会社もあることや、ロボット化や自動化を具現化する会社であることを知っていただけたら嬉しいですね。いくらロボット化や自動化が進んでも、その機械が壊れたら修理するのはやはり人間です。長い目で未来を見渡しても、私たちの仕事がなくなることはないと言えます。その意味でも、短期的ではなく、長期的な視野で企業研究していくことも薦めたいですね。

私たちがどういうものづくりをしているのか、どんな仕事をしているのか、ぜひ研究を進めてみてください。そこに集う人と仲間の和を大切にし、最高の技術と技能をもって社会に貢献するという企業理念のもと、その和を広げながら活躍している先輩たちの姿を知ってもらえたら嬉しく思います。

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技術総合職の約3割が文系、または理系でも異なる分野で学んできた社員たちだという。何を学んできたかより、意欲的に学び、チャレンジする人を応援する会社だ。

マイナビ編集部から

大規模なプラント設備をはじめ、ものづくり企業のさまざまな生産現場で設備や製造ラインを立ち上げるなど、企画設計から製作、建設、メンテナンスまで一貫体制で手掛ける山崎プラント。その強みは、一人ひとりの技術者が自己成長を実現しながら顧客と信頼関係を結び、幅広いノウハウを持つ守備範囲の広さに違いない。その会社の魅力を“記事で読む社会科見学”をテーマに紐解いてみる。

総務部の平川さんへのインタビューでは、日本の産業を支えてきたと言い切れるほど、製鉄業界で大きな役割を果たしてきた同社の凄さを知ることができた。それと同時に、文系・理系に関係なく入社した新人が少しずつ成長し、やがて取引先からも「〇〇さんがいなければ」と頼られるような重要な存在になれる仕事だと教えていただいた。長く総務に勤める平川さん自身も、技術や技能の伝承という会社のミッションを実現したいと、2023年にキャリアコンサルタントの資格を取得。個々の力を最大限に発揮できるよう支援していきたいと話す。「会社は人でできているので、一人ひとりが自分らしいキャリアを描いてほしいですね。個々がレベルアップしていくためにはどうすべきか、一つひとつを掘り下げながら、会社のレベルアップにつなげたいと思っています」と平川さん。現場の先輩や上司、社内のキャリアコンサルタントからの惜しみない支援を受けながら、成長できる環境がここにある。

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製鉄所で培った技術ノウハウを活かし、数多くのプラント設備を手掛けてきた同社。総合エンジニアリングとして実績を重ねる今、活躍フィールドは広がっている。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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