最終更新日:2025/6/1

税理士法人スマッシュ経営

業種

  • 専門コンサルティング
  • コンサルティングファーム
  • サービス(その他)

基本情報

本社
愛知県

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

私が培ってきた経験やノウハウを、社会と会社に還元していきます。

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めざすのは主体的な人材が集う組織です

公認会計士としての豊富な実績を武器に、スマッシュ経営に入社した森さん。現在は経営アドバイザリーとして、担当先企業の事業継承などに取り組むとともに、自社の改革に向けても全力を尽くしています。

■森 大輔
公認会計士・税理士・公認不正検査士/2022年入社

学生時代に公認会計士の資格を取り、1年間の放浪生活を経た後、2008年に大手監査法人に入社。2014~2016年に米国法人、2019~2021年に英国法人にて勤務し、創業者である実父より事業承継をする形で、2022年に45年の歴史を誇るスマッシュ経営に入社した。

若い頃に何を、どれだけ経験したかで、その後の活動に差が生まれます。

●世界を見ることからスタート
父が税理士だったので、高校生の頃から漠然と“大学で資格を取り、後を継ごう”と思い大学では商学部に進学。そうした中で、税理士よりも公認会計士の方が、より広い領域で且つボーダレスに仕事をし、企業の事業活動をサポートできる。それにより自分も成長できると思うようになったのです。就職先として大手監査法人を選んだのは、海外で活躍する野球やサッカーの日本人アスリートを見たのがきっかけ。大変なこともあると思うが、私も自分の殻を破り、海外でチャレンジしてみようと決断しました。実際、私がいた法人ではグローバルに展開する非上場・上場企業や外資系企業などの監査業務を行い、英国に行った時には世界中から集まるグローバルエリートとしのぎを削る毎日でした。

●多くの出会いを成長の糧に
海外ならではの苦労も経験しました。米国では50名程のオフィス内に、日本人は私だけ。言葉や文化、仕事の進め方などの違いに最初は慣れず、夕方に帰宅し仮眠をしようとソファに横になって、気づいたら朝の4時だったことが何度もあり、それほど疲れ切っていたものです。また英国での勤務は、コロナ禍の最中。そのため急にオンラインでの活動になったり、社会情勢の変化が影響したりと、驚かされることばかりの連続でした。そうした中で私が感じたのは、育った国が違い、十人十色の考え方や性格があったとしても、仕事においては縁や信頼関係が大切。それは、どこに行っても同じだということです。

●ビジネスの基本は人と人との関係性
社会人になってから私が大切にしてきたのは、「仕事は仕事で返す」の姿勢。たとえ失敗をしても、すぐに取り返せば良い。今の姿が5年後、10年後の姿である。要はギブ&テイクの気持ちを持つことです。私たちの仕事は、モノを売るわけではありません。人と人との信頼関係こそが商品です。貰ったメールやメッセージにはすぐに返信するといったお互い気持ちの良いキャッチボールをするなど、当たり前のことを1度でも怠ると、信用を取り戻すことは容易ではありません。その部分は強く意識してきました。さらに近年ではクロスボーダーにビジネスをしたいという社長も増えてきており、このような社長と対等に話を展開し、数値面や戦略面、リーダーシップ面のサポートを行います。そのためにはインプットとアウトプット、多くの人に会うことや学ぶことも大切にしています。

私が実践する風土や仕組みづくり

「従業員たちには、“日本一働きやすい会社にしよう”と言っています。それは休みの多さなどではなく、自分のやりたいことができる会社にするという意味です」(森さん)

心のバトンリレー=経営のオペレーションを大切にしています。

●事業継承の課題解決をサポート
現在、私は従業員たちが書いた業務日報を元に、何か今後のビジネス展開に活かせることはないかの確認、各拠点の連携強化、さらにこれまで当法人が手がけてこなかった、新しいサービス(M&A、事業継承、クラウド顧問など)の開発と推進を行っています。特に最近は、団塊世代が2025年に75歳以上の後期高齢者となる「2025年問題」を見据え、いち早くサポートをすることが税理士法人の務めだと考えています。私が接するクライアントで一番多いのも、2代目、3代目社長や管理者層。その方たちは目まぐるしく変わる社会・ビジネスに対応しながら、海外への進出や取引、新商品・新事業の開発を積極的にしている一方で、事業承継となると不安が常に付きまとっています。先代の中には、「会社設立の目的や、経営理念などを子どもに語るのは恥ずかしい」という方もいらっしゃいます。引き継いだ方からも、「2代目になったばかりで、経営面に不安がある」という声もよく耳にします。確かに30代や40代で社長になると、社内に上の世代の社員もいて、下からの突き上げもあるでしょう。その方たちには、数値面だけでなく、さらに自信をもった経営判断をしていただきたいと思っています。同世代の私だからこそ、相談しやすい関係性もつくれるはずです。

●あらゆるバックオフィスのサービス提供へ
私が心がけているのは、立体的な対応(スピード、地理、サービスの種類)です。税制が変わった時などに迅速に伝えるのは当たり前。加えてお客様からは口にしにくい、「銀行を紹介してほしい」「経営のアドバイスをしてほしい」というニーズを瞬時にキャッチし、お応えしていくスピードです。地理に関しては、三河エリア中心から名古屋、さらにはITを活用し、全国に向けての税務顧問サービスを始めており、社内にSEも在籍。すでに北海道から九州までのお客様から、お問い合わせもいただいています。そして、お客様のDX化などへの貢献、経営アドバイザリー、相続税など、求められることにトータルで対応できるようサービスの種類を増やしていきます。

●地域にもしっかりと目を向ける
地域に対しても、顧客とのリレーションシップを図ったり、高校生や大学生に対し、この業界に関心を持ってもらうための活動などに励んでいます。先日もOBやOGを引き連れ、地元の高校で会計簿記の授業を行いました。

私が実践する風土や仕組みづくり

経営陣との会話や法律の勉強など、新人には苦労も多い仕事ではあるが、研修では自ら学び、チャレンジしていく姿勢の大切さを教えている。

各自の個性を尊重。誰もが日本一の分野を持つ集団にします。

●お客様との二人三脚が仕事の醍醐味
私自身、この業界や仕事の魅力は、担当する会社の仕組みや数字を見つつ、悩みを解決できる点にあると思っています。しかもパソコンさえあればどこでもできる上、お客様の居場所も問いません。何より他の仕事では出会えない、さまざまな経営者の方と知り合うことができます。中には転職をして、いきなり経理・財務部門の責任者のようなポジションを任され、困っている方もいらっしゃいました。実際、各部署との関係性など、社内の情報を知らないと経理業務もできません。そうした方と苦労を分かち合い、成功に導くのが私たちの使命であり、やりがいでもあります。

●みんなの会社という認識を持ってほしい
一方、自社に関しては私が入社した時点で、自社のものすごいポテンシャル・可能性に気づきました。それはトップダウンではなく、従業員の主体性・自主性・チャレンジ精神を重視しようというもの。会社の制度や規則は従業員が主体で作成し、給与体系やボーナスについてもトップが決めるのではなく、従業員が主体となるよう、社内に委員会とプロジェクトが設けられています。例えば委員会には、社内美化や防災などに関わる「環境整備委員会」、法律に則った上でより良いサービスを提供する「品質向上委員会」など。プロジェクトでは、ブランディングを行う「広報」を始め、「事業継承」「クラウド顧問」などがあります。委員長やプロジェクトリーダーは、入社2~3年目の若手に任せることも多く、その若手を先輩社員がしっかりサポート。みんな小さな会社を運営している感覚で、楽しそうに活動しています。

●50周年、さらにその先へ
法人自体は2028年に創業50周年を迎えます。そこで「SMASHビジョン2028」を策定し、“ご縁あるところすべてに特別な毎日を届けよう”としています。そのためには国内外の外部環境、今後の国内とグローバルトレンドを考慮し、現代そして10年、20年後を見据えた体制づくりが欠かせません。これまで長きにわたり大切にしてきた”ご縁”を継続し、そしてより一層の顧客ニーズに応えるサービス提供とサステナブルな関係(社会・顧客・従業員)を構築していくことが目標です。

私が実践する風土や仕組みづくり

80名超の従業員がいて、それぞれに考えや家庭の事情などを抱えている。それに対し、森さんの頭の中には、一人ひとりに合った「最適化」を進めていきたいとの思いがある。

企業研究のポイント

企業研究の時期に、まずは夢を見つけてみてください。お金持ちになりたいでも、幸せな家庭を築きたいでも何でもかまいません。そして、それが実現できそうな業界や職種を探していきましょう。夢のためなら、少々苦労があっても頑張れるはずです。私は今も当法人の従業員たちに、「夢はある?」「何がしたい?」とよく尋ねています。「趣味を仕事にしたい」と言う人もいますが、それで生活できなければ本末転倒。私は、仕事と趣味は切り離しても良いのではと思っています。

また、学生時代に多くの経験を積みましょう。特にお勧めしたいのは、海外への一人旅です。そこでは知らない人との出会いはもちろん、文化などの違いに戸惑うこともあるでしょう。
その時に言葉の通じない国で、どうやって人に頼るか。大変だとは思いますが、それを達成した時には、何か大きなものを得ているに違いありません。

企業を調べる上では、できるだけのびのびと働かせてもらえる環境を見つけてみてください。じっくりと探していくと、「やりたいことがあればバックアップする」など、独自の取り組みをしている会社が見つかると思います。

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税務申告の業務から始め、知識やスキルの習得とともに仕事の幅を広げていける。5~10年程の経験を経て節税対策など経営アドバイザリーとして活躍してほしいと願っている。

マイナビ編集部から

スマッシュ経営は、従業員たちの自主性を尊重する風土が特徴だ。例えば委員会やプロジェクトでは、入社1年目から予算を持つとともに、内部・外部の力を借り、事業を動かしていくことを学ぶ。最近では「働き方改革の会」が従業員自ら立ち上がったとのこと。また新しい事業をしたい、仕事をしたいと積極的に手をあげる従業員には惜しみなく投資をし、失敗を恐れずチャレンジしようという文化も持ち合わせている。

さらに年に1度、全従業員が集う「事業計画発表会」では役員に加え、課長や委員会・プロジェクトを取りまとめる若手従業員も、全員の前でプレゼンをして今後の計画や方針、思いを語っているという。そのほかにも「代表表彰」として、特異なスキルや昨今のトレンド(IT化やDX化など)を顧客サービスに活かした人を表彰する制度もあるそうだ。意欲的な人材には、やりがいのある環境に違いないと感じた。

また税務関係の仕事では、日々変わる税法、業界トレンド、経済動向、ビジネスナレッジの習得やアップデートが不可欠となる。そのため同法人では、全従業員に年間100時間の研修を受講してもらうほか、自ら不足していると思うスキルや知識があれば必要な研修を積極的に受けることを推奨。新人に対しても、研修期間を十分に設け、基礎知識とスキルの定着とベストなクライアントサービスが提供できるような仕組みを整えている。

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スマッシュ経営では税務関係の業務をメインにし、興味があればコンサル業務や労務関係、システム・DX関係などにもチャレンジしていける環境づくりを行っている。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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