最終更新日:2026/2/12

MHI NUSEC(株)【三菱重工グループ】

  • 正社員

業種

  • 設備工事・設備設計
  • 機械
  • プラント・エンジニアリング

基本情報

本社
兵庫県

取材情報

学生時代の学び・経験、どう活かせている?

岩石の年代測定で使った放射線。その知識を活かしたいと思い、出会ったのが当社でした

  • 理系学科系統 専攻の先輩

PHOTO

カーボンニュートラルの実現に貢献する!

「中学の頃は歴史が好きだった」と話す原之園さん。どんな経緯で理系に進み、何を活かしたいと考えて同社を志望したのでしょうか。学生時代から入社、そして現在に至る道のりをじっくりとお伺いしました。

原之園 大一さん/2022年入社
機器・燃料工事部 機器工事課
大学院 理学研究科修了

【学生時代~入社まで】カーボンニュートラルの時代、原子力プラントが必要とされていると感じた

私はもともと日本史が好きだったのですが、高校で文理に分かれるときに理系を選択。理系の先生と馬が合い「楽しそうだな」と感じたんです。物理の楽しさを知り、大学では理学部応用物理学科に進学。地球物理学のゼミで岩石や過去の遺物の年代を測定する研究に取り組み、大学院でもこの研究を続けました。
比熱測定を行うと、古い岩石が何度まで火に焼かれていたのかがわかるため、「●●度まであがっていたから、この辺りには人がいたのでは?」と予測したり、「自然発火かもしれない」と考察。歴史好きの私だからこそ、過去の遺物の研究が面白かったのかもしれませんね。
大学院を修了するまでに、論文を数本提出。結論に辿り着くまでは大変でしたが、どの論文も印象に残っています。他大学の先生と意見交換をし、新たな知見を得ることにも刺激を受けていました。

学生時代には、吹奏楽サークルに入ってトロンボーンを担当するなど、いろいろ経験ができました。6年間の大学生活で一番夢中になったのは研究、ではなくバイクです(笑)。大型バイクで長期の休みに観光名所を巡ったり、友人と一緒に各地へ出かけるのがとても楽しかったです。
企業研究をしていたときに考えていたのは、原子力に関わる仕事がしたいということ。岩石の年代測定に放射線を使っていたので知識があり、活かせると考えたんです。また岡山出身で中四国や関西に拠点のある会社で働きたいと考えていた私にとって、当社はまさに理想通り。カーボンニュートラルが求められる時代なので、原子力発電所の重要性は高まっていますし、アフターメンテナンスも必要です。社会に不可欠な仕事に携われることにも魅力を感じ、入社を決めました。

私・そしてMHI NUSECとは

好きなことに没頭できるのが学生時代ですから、よく遊んでください。私はコロナがあり、バイクで世界一周できなかったのが心残り。後悔のないように過ごしてほしいです。

【入社後~現在】工事を止めるな!計画通りにはいかないときも、なんとしてもやり遂げる

原子力プラントは約1年稼働した後、運転を休止して定期点検に入ります。当社が担当しているのは北海道~九州にある8ヶ所の原子力プラントで、それらの定期検査と機器の交換・メンテナンスを担っているのが機器・燃料工事部。私はこの部署で工事計画を立てています。
計画を立て、親会社である三菱重工業の担当者から金額や内容に関して了解をいただきます。必要な部品を仕入れて作業を担う協力会社に連絡を取り、施工を進めてもらうというのが仕事の流れです。

この手順は毎回ほぼ同じですが、計画通りに進むことがまずないというのも多々あります。洗浄用ロボットが不調で動かなくなり、急いでパーツを手配しなければならないなどの想定外の出来事も起こったことがあります。トラブルが発生したとき、第一に考えるのは「工事を止めないために、どうすべきか?」ということ。親会社や協力会社にも協力を仰ぎ、手を尽くします。
私は神戸本社にいて、現地とはメールと電話でのやり取りがメイン。状況が見えないからこそ先入観を持たず、詳しく聞き出すことを心がけています。部品の不具合なのか、ヒューズが飛んだのか、ケーブルが断線したためかなど原因を探って対策を考えるようにしています。

原子力の知識を活かしたいと思い入社したとお話ししましたが、年代測定で使う放射線と原子力プラントの放射線は違うため、現状はまったく活かせていないのが実情です。ただ、研究で培った態度や取り組み方は役に立っています。大学院の研究は時間管理がシビアで、決められた時間内に決められた作業を確実にこなす必要がありました。そのシビアさの中でやり遂げるという姿勢は、研究を通して身についたもの。学生時代の経験は直接的ではありませんが、間違いなく仕事に活かせていると感じます。

私・そしてMHI NUSECとは

発電プラントやメンテナンスの経験が豊富な先輩からノウハウを吸収することができます。外部の協力会社や仕入れ先など、人とコミュニケーションを取る機会も多い仕事です。

【成長~未来】スキルはまだまだ。目の前の課題を一つひとつ、乗り越えながら成長していきたい

計画の変更や思わぬハプニングを乗り越えて、最後には無事に工事が終わる。これが一番のやりがいです。その喜びを存分に味わったのは入社2年目のときです。1年間のOJT研修に一区切りがつき、「1人でやってみて」と丸ごと任されました。
お客さまに「次回の定期検査で、この機材に替えてみませんか?」と提案し、書類にまとめて見積もりを作成。部品発注から納品まで、1人でやり切りました。現場から「この資材が欲しい」と要望され、いろんな仕入先とも交渉し、工事を完了。ものすごいプレッシャーでしたが、いい経験ができたと思っています。

作業をするのは現場の作業員さんであり、施工管理としてお客さまとビジネスパートナーである工事会社の間に立って調整をするのが私たち。コミュニケーション力が問われる仕事だと思います。
私も人間ですから相性はありますが、好き嫌いが激しいタイプではないし、とくにこだわりも強くないんですよね。お客さまが一目見てわかるような、見やすい資料を作ろうとは意識していますが、それ以外に「こうでなければ」と思うことはありません。ものごとへの執着がないから、やるべきことに真っ直ぐ向き合えているのかもしれません。

成長したなと思うのは、ビジネス文書の作成スキル。1年目の頃は、上司に提出した文書が真っ赤になって返ってきたことがありました。仕事として適切でない言い回しだったり、会社の風土に照らしてふさわしくない部分があったようです。3年目の今は修正箇所が激減しましたが、課題はあります。相手が何を求めているのかを正しく理解できていないことが多いと感じているんです。1を聞いて10わかる、というのはハードルが高いので、1を聞いて1を知るレベルから始めようと思っています。まだまだ成長途中ではありますが、気負いはありません。「なるようになる」が私のスタンスです。

私・そしてMHI NUSECとは

高校、大学の頃は、こんな仕事をするなんて想像もしていませんでしたが、幅広い経験を通して成長することができました。MHI NUSECを選んで正解だったと実感しています。

企業研究のポイント

多くの企業の中から、「これだ」と思える一社を見つけ出すのは簡単ではありません。そこで企業研究を効率的に進めるために、自己分析から始めてはいかがでしょうか。
得意不得意、好きなことや嫌いなこと、やりたいことと絶対に避けたいことは何か。初任給や福利厚生、自身がイメージするワークライフバランスが実現できるか気になる方もいらっしゃるでしょう。テーマはなんでも構いません。その基準に当てはめながら見ていくと、自ずと候補が絞られてきます。

すべての学生さんにお勧めしたいのはインターンシップへの参加です。仕事への理解が深まり、会社の雰囲気もわかります。
当社のインターンシップは神戸本社で実施します。総合保全訓練センターで、モックアップ(実物大の模型)を使い現場での業務を再現。保全経験者が詳しく説明させていただきます。見たことのない機器や作業だと思うので、素朴な疑問もどんどんぶつけていただきたいです。
当社を含め、技術職のインターンシップは人事以外の人と交流できる貴重な機会ですからぜひ活用してください。参加前に抱いていたイメージと違いはないか、成長できる環境かなど、技術者と話すことで見えてくることもたくさんありますよ。
【総務部 勤労課長/友次 悠平】

PHOTO
管工事施工管理技士、電気工事施工管理技士など、仕事に必要な資格の取得は費用の補助などで全力でサポート。福利厚生の各種制度も充実していますよ。

マイナビ編集部から

原子力発電所の定期点検・メンテナンス工事を手がけるMHI NUSEC(株)。同社は人材育成を「人創り教育」と考え、研修カリキュラムを充実させている。ビジネスマナーから原子力プラントの仕組みや機器の構造、メンテナンスの基本を学び、その後は配属先で1年間、指導員のもとで業務に携わる。
注目は、2025年度からスタートした「奨学金返還支援制度」。毎月1万5000円を10年間、総額180万円を会社が代理返還(負担)し、社会人としての第一歩を安心して始められるようサポートする。「スモークフリープロジェクト」と題し、2030年までに構内の喫煙所を撤廃する計画も進行中。健康な職場づくりに取り組んでいる。

もしも今、停電が発生したら、私たちの日常はあっけなく崩れ去ってしまう。私たちが電気のある当たり前の暮らしができているのは、同社のような様々な会社がプラントを見守ってくれているからである。技術者として仕事に真摯に向き合う原之園さんのお話を聞き、同社が果たす役割と責任の大きさ、多くの技術者が気づかないところでたゆまぬ努力を続けていることを知った。感謝の気持ちが湧くとともに、技術を受け継ぐ若手への期待を感じた。
知識がそのまま活かされることは少ないかもしれないが、原之園さんがおっしゃっているように、研究に向き合う姿勢は理系に共通だろう。一人ひとりを大切に育ててくれる風土も魅力的だと取材を通して感じた。

PHOTO
「奨学金返還支援制度」を新設するなど、社員を支える環境づくりに熱心な同社。5年後、10年後を想定したキャリアプランを作成し、一人ひとりをていねいに育てている。

トップへ

  1. トップ
  2. MHI NUSEC(株)【三菱重工グループ】の取材情報