最終更新日:2026/3/10

伊藤忠プラスチックス(株)

  • 正社員

業種

  • 商社(化学・石油・ガス・電気)

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

ビジネスの「今」を感じながら。次代の扉を拓いていく、若手社員たちによる証言

PHOTO

自分のフィールドで、力を伸ばしていく先輩たち

“Plus it up”―ひと工夫をプラスするを合言葉に、世の中に貢献する伊藤忠プラスチックス。それを体現しているのが、事業を先駆する若い社員たちだ。彼らの声から、同社における働き方をイメージしてみよう。

(写真左より)K.S.さん、K.M.さん、T.F.さん

■T.F.さん(2018年入社/法学部法律学科卒)
 CAOグループ審査法務部審査法務二課
■K.S.さん(2018年入社/農学部農芸化学科卒)
 包材第一本部包装基材部シート包材課
■K.M.さん(2020年入社/法学部法学科卒)
 電材第一本部機能材料部機能材料一課

【法務】取引先の信用度を見極め、不利のない取引契約を締結。ビジネスの足元を、固めていく醍醐味

就職活動にあたって重視したのは、自分が成長できる環境があるか? という点でした。そのなか、商社は人の魅力を大切にしてくれるところであり、とりわけ当社は汎用性の商品を扱っているところに惹かれました。もちろん「伊藤忠」というブランドにも、大きな魅力を感じましたね。

現在私が担当している業務は、大きく分けて2つあります。1つは与信管理業務、2つ目は契約審査業務です。与信管理とは、与信取引(取引先に対して信用を供与して行う取引)で発生するリスク(売買代金が回収できないこと等)を調整し、被害を最小化することです。当社には数千社にも上る取引先がありますが、各取引先の決算書をベースに財務分析を行い、各取引先との取引継続可否のほか、新規取引先として取引の妥当性を見極めるために審査を行う仕事です。もしも取引先が倒産した場合、民事再生や破産などの手続きに進んでいきますが、その際、大学で学んだ法律知識が役立つことも多いですね。2つ目の契約審査については、取引先が作成した契約書を使用する場合、そこに潜在リスクがないか?を精査します。そして、なんらかのリスクがあると判断されれば、取引先に弊社の修正案を作成・提示し、交渉して契約書内容を変更していただきます。ここでも、学生時代に身につけた法律の知識が役立っています。

仕事のやりがいは、学生時代に学んだ知識が実務のあらゆる局面で活かせるところ。いろんな商いに携わる営業とタッグを組んで仕事にあたっているのですが、それにより会社が手がける事業の全体像が見えてくる部分にも、面白さを感じています。一方、仕事の難しい部分ですが、財務分析においては勘定科目など、新たな専門知識を学ばなければならなかったところです。また、破産手続きや民事再生手続きなどについて、知識として理解していたものの、会社に入るまで実務に携わったことはありませんでした。入社3年目、取引先が倒産した時は、自分でも調べると同時に、先輩方の意見を聞きながら手続きを進めていきました。

入社1年目は指導員がついて一通りの知識を教えてくださり、2年目から独り立ちするという流れでした。また、社内の雰囲気については、穏やかな人が多い印象です。法律業務は、会社のあらゆる活動に関わってくるものです。今後も、企業法務の知識を増やすことで、周囲から頼ってもらえるような存在になっていきたいですね。

先輩社員の横顔

【T.F.さん】朝、出社前にジムで筋トレをするのが日課。たっぷり汗を流すことで頭がすっきりし、仕事にも集中できるので、かれこれ3年くらい続けているとのこと。

【包材】脱化石製品の流れのなか、エコ素材の導入に着手。魁となって、流れを変えていく仕事に手ごたえ

大学では食品や環境、微生物などについて幅広く学びました。当初、そのまま研究の道に進むことも考えていましたが、自分自身をじっくり見つめ直した結果、営業職を目指すことにしました。研究活動より、人と話す方が楽しく取り組めるということに気づいたからです。また当社の営業では、大学時代に学んだ知識を活かせる点、またその分野の幅広い商材を手がけることができる点に惹かれました。

私が扱っている商材は、コンビニエンスストアなどの惣菜コーナーで見ることの多い、使い捨て容器に使われている素材です。詳しくは、ポリプロピレンやポリスチレン、ポリエチレンといった化成品の販売に取り組んでいます。こうした石油化学系の業界は、ある程度販売ルートが固定化されているため、長くお取引いただいている仕入れ先やお客様とのやりとりが主業務となっています。しかし、最近は新しい素材の開拓に力を注ぎ、環境配慮型プラスチックの提案に取り組んでいます。石油由来の素材ではないものの、取り扱いは従来のモノと全く同じバイオポリスチレン、バイオポリプロピレンなどと呼ばれている素材です。SDGsの流れに合わせて、現在、コンビニエンスストアでもこうした素材の導入が進められているのです。これらの素材の原料は、外食産業などで使用された廃食油であり、環境負荷がとても低いものとなっています。国内では、私の担当する企業が、初めてこの環境配慮型素材の活用に着手しました。

仕事のやりがいは、このような先駆けとなる事業に関わることができる点です。すでにルートが固定化されている業界ですが、新しい商材に着手することでゲームチェンジャーになることが可能なのです。商社の仕事は、目的が漠然としているなかでも、自分なりにアクションを起こしていかなければなりません。そこで大事なのは、リスクも想定しながら、間違いのない仕事の進め方を考え、実践していくことです。困難を感じることもありますが、定型業務ではない、自分の考えが活かせる部分が大きい点に面白さがあります。

私の部署は、風通しがよく、意見を言いやすい雰囲気です。入社1年目は、受発注などの事務処理を担当し、2年目から先輩について営業のイロハを学んでいきました。そして、3年目で独り立ちしていくという流れでしたね。今後も、いろんな素材調達ルートを開拓し、誰もやっていないビジネスにチャレンジしていきたいと思います。

先輩社員の横顔

【K.S.さん】学生時代はバスケ部に所属していて、今も仲間と集まってプレーしている。このほか休日は、ランニングや筋トレ、ビジネス書などを読んで過ごすことが多い。

【電材】文化の違いを乗り越え、粘り強くネゴシエーションを重ねる。タフなビジネスに、やりがいを実感

就職活動の軸はとにかく、海外駐在のチャンスが広がっている企業に入る、ということでした。そこで商社に的を絞ったのですが、当社については入社前から電材を扱いたいと希望していました。なぜなら、特に海外とのつながりが強い部署で、出張の機会も多いと聞いていたからです。

私が携わっているのは、スマートフォンやTV、車載ディスプレイなどに使用されている、ディスプレイ機器の製造に関わる商材です。液晶ディスプレイの製造時に不可欠な「配向材」という材料をはじめ、さまざまな部材を同時に扱っています。商談先となるのは、スマートフォンやTV向けにディスプレイパネルを納めている、パネルメーカーとよばれる主に海外の企業となります。入社1年目は、上司についていただき、日本の仕入先メーカーへのご挨拶まわりからスタートし、担当クライアントを持ったのは、入社3年目からでした。

このビジネスの特徴として、市場の動きがとても激しいという点が挙げられます。たとえば、コロナ渦では、在宅勤務をはじめ世界的に家で過ごす時間が増えたことから、仕事用、娯楽用など多方面でディスプレイ機器の需要が急増しました。一方、技術革新の流れが激しいため、最新のトレンドをしっかりウォッチしクライアントへ情報提供することも求められている重要な役割の1つです。10年先、20年先、ディスプレイ機器製造において、どのような技術が使われることになるのか? いつまでも、既存の材料・部材が使われ続けるとは限らないので、将来に備えて流れを見据えた提案を行っていく必要があるのです。とはいえ、技術情報は内容が難しく、セミナーなどで学んでも、次々と新しい技術が出てきます。私にとっては、このような最新トレンドの把握が最も苦労する部分ですね。しかし、上司や先輩は多岐にわたる技術をよく理解しているので、いつも助けていただいています。

ディスプレイ機器の製造が盛んな国は中国・韓国・台湾で、我々も多くのクライアントを抱えております。このように、海外のお客さまが多いのですが、国が違えば考え方も異なります。そんななか、意見のぶつかりを乗り越えて、妥協点を見つけ出し、最後に笑顔で握手することができた瞬間が仕事していて最も嬉しい瞬間です。今後の目標は海外駐在で現場の経験を積むことです。臆せず飛び込んでいって、さらに視野を広げたいと考えています。

先輩社員の横顔

【K.M.さん】大学まで野球部に所属し、今も、学生時代の仲間と草野球を楽しむ。社会人になってからゲームにも凝り出し、会社の先輩とオンラインゲームに興じることも。

学生の方へメッセージ

【T.F.さん】学生のみなさんに、ただひとつ言えることは、とにかく後悔を残さないで欲しいということです。そのためには、自分がやりたいことを明確にすること。そこだけは妥協せず、突き詰めて考えてください。行きたい会社の仕事と、やりたいことが一致したのなら、後々悔いが残ることは少ないと思います。法務の仕事については、基本的な知識は入社してから教えていただけます。また、経済や商学などを学んだ人も多く活躍していますね。

【K.S.さん】まずは、ちゃんと自分と向き合うことが大切だと思います。自己分析をしっかりやって、自分の適性を見極めるところから始めてください。私の場合も、最初に志望していた研究者の道は合っていないのではないか? という疑問がわいてきたことから、営業職へと大きく舵を切ったわけです。また、可能なら早めに企業研究をスタートして、いろんな会社について徹底的に調べるのがよいと思います。

【K.M.さん】私の場合、海外で働きたいという軸を持って就職活動に乗り出しました。みなさんにも、まずはしっかりした軸を持つことをお薦めしたいですね。それは給与などの待遇面でも、余裕をもって働きたいということでも、何でもいいと思います。そして最後まで諦めず、それが実現できる会社を探すことがみなさんにとって大切だと思います。

PHOTO
それぞれに、理想のワーキングスタイルを実現した先輩たち。商社ならではの、個の力を発揮できる環境のなか、みずからの成長を実感しているようだ。

マイナビ編集部から

日々、浮かび上がるビジネス・シーズに眼を凝らし、可能性の扉を開いていく商社の仕事。その面白さは、時代のうねりを感じながら自発的に考え、動いていくことができる点だろう。今回、取材に応じてくださった営業に取り組むお二方はもちろん、法務担当のT.F.さんもまた「事業の全体像が見えてくる部分にも、面白さを感じる」と語っていたのが、強く印象に残った。そんな同社の強みは、伊藤忠グループのグローバルネットワークを活かした動きができる点。また、長きにわたり受け継がれてきた顧客密着型の営業姿勢により、取引先との間に確かな信頼関係を確立している点にある。

ところで、同社をはじめ伊藤忠グループ各社では、創業者・伊藤忠兵衛の言葉から生まれた「三方よし」の精神を、企業理念として掲げている。これは「売り手よし」「買い手よし」「世間よし」という、同社におけるビジネスの基本スタンスである。自社の利益のみならず取引先、株主、社員などあらゆるステークホルダーの期待に応えること。その精神は、包装材料・電子材料・合成樹脂・産業資材という4つの事業セグメントを通じて、社会に貢献している同社にも脈々と受け継がれている。途上国で食糧支援を行うWFPの公式支援窓口、認定NPO法人「国連WFP協会」の評議会加入。環境に関する国際標準規格「ISO14001」の、いち早い認証取得などの一連のCSR活動からも、同社の真摯な姿勢を読み取ることができる。

PHOTO
近江商人に起源をもつ「三方よし」の考えを、伊藤忠では創業の精神として、脈々と受け継いできた。今後もまた、商いの原点として、末永く守り続けられていくことだろう。

トップへ

  1. トップ
  2. 伊藤忠プラスチックス(株)の取材情報