最終更新日:2025/6/3

(株)メガネのナガタ

業種

  • 専門店(メガネ・貴金属・ジュエリー)
  • 専門店(アパレル・ファッション関連)

基本情報

本社
長野県

取材情報

先輩達の”キャリアアップ”

地域に愛されるお店を目指して――若手のうちから主任・店長職を目指せます!

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研修&OJTで、メガネの専門知識と接客ノウハウの両方を習得。

<写真右から>
◆POWERSTORE諏訪店・諏訪営業部 部長/Oさん(2002年入社)
◆塩尻広丘店 店長/Yさん(2019年入社)
◆長野稲里店 主任/Mさん(2020年入社)

諏訪で明治期に創業して以来150年近く、信州に根ざしたメガネ専門店として県内トップクラスの規模を誇る「メガネのナガタ」。文系・理系を問わず一から学べる研修体制やワークライフバランスの良さ、チームワークの良い社風にも定評があり、店舗スタッフ一人ひとりが裁量大きく活躍中です。今回は主任、店長、部長の三名に、キャリアアップの流れや仕事のやりがいをインタビュー。成長支援や社内の雰囲気も含め、「メガネのナガタ」だからこそ叶えられたキャリアや働き方について伺いました。

主任は店舗マネジメントのサポート役。将来は自分も店長として、地域に親しまれるお店を作りたい。

私はもともと人と関わることが好きで、接客業を軸に企業研究を進めてきました。小学生の頃からメガネを使っていた自分にとって、当社の商材が身近だったことは大きなきっかけのひとつ。メガネや補聴器を扱うには医療的な知識も必要なので、専門スキルを身につけながら自分自身も成長できそうだと考え、入社を決めました。

入社後は1ヶ月間の新入社員研修を経て、長野西和田店へ配属。長野市で最初に出店した知名度のある店舗で、接客の基本やメガネのレンズの加工方法を学んできました。1年目の社員にとって、丸レンズをフレームの形に合わせて削るレンズ加工は、最初に覚えるメインの店舗業務です。私は手先が不器用で、ピッタリのサイズに調整するにはかなり苦労しましたが、店舗の先輩がやさしく教えてくれたおかげで徐々に慣れることができました。「良くできたね」と褒められてから「次はこうするともっと良くなるよ」とアドバイスをいただける環境だったからこそ、モチベーションを保って成長できたのだと思います。

同年12月には同じ市内の長野稲里店へ異動。4年目になる今は主任として、店長を支える店舗の二番手のポジションで、フロアのレイアウトや商品陳列、売上チェックのサポートなどに力を入れています。もともと二人で回している店舗なので、店長が休みの時は自分が率先してお客様を誘導し、パートさんや他店からの応援スタッフに指示を出すことも。忙しい時でも店舗の雰囲気が雑にならないよう、一人ひとりのお客様の動きに気を配り、大きな声であいさつをすることを心がけています。配属されたばかりの頃に初めて担当したお子様が、4年経った今でも私を指名して来店してくれるなど、お客様との関わりの中でうれしく感じることは多いです。店舗のアンケートに「Mさんがとてもやさしくてよかった」と書いてくれたり、小さなイラストを添えてくれたり、自分の接客が誰かの喜びや安心感につながっていると思うとやりがいも大きいですよ。

今は店長と二人、何でも相談し合い、情報を共有してお店づくりを進めています。いつも周囲に心配りをしてくれる先輩の姿をお手本に、ゆくゆくは自分も店舗全体の売上管理や社員教育まで携われるようになることが目標。他店でも経験を積んで、お客様からも店舗の仲間からも頼られる店長を目指します。【Mさん】

キャリア形成のこと、もっと教えてください!

「入社後は新入社員全員が集まって1ヶ月間の研修を受けます。目や耳の構造、レンズの役割などそこですべて教わるので、知識ゼロでも安心してスタートできますよ」(Mさん)

入社6年目で店長職に。誰もがのびのび働ける居心地の良い店舗づくりを目指しています。

私自身がメガネユーザーで、高校生の頃には実家近くの「ナガタ」に長くお世話になっていました。特別な思い入れがあるというより、むしろ日常のワンシーンとして気持ち良く買い物ができるお店という印象でした。就活時にたまたま社名を目にした時、ここなら生活に根ざした身近な商品に関われると想い、その場で応募を決めました。

入社後はまず、最初の配属先となった長野西和田店で5年ほど勤務。お客様の対応やレンズ加工、視力測定などのノウハウを少しずつ身につけてきました。メガネ販売に特別な資格はありませんが、実は眼の構造などの高い専門性を問われる仕事です。お客様によって求める性能も眼の状態も違うので、最初にしっかりヒアリングをして、どのような背景でどういった商品がほしいのかを深掘りすることが大切だと、店舗業務を通じて学びました。

中でも印象に残っているのは、自動車免許の更新で初めてメガネを作る際にご相談いただいたお客様。「メガネはあまり好きじゃない」と気乗りされない様子だったので、「せっかくなら素敵なものにしませんか」と、その方に合ったフレームをご提案しました。後日、再来店された時に「周りからの評判がすごく良いし、景色もはっきり見えます。もっと早く作れば良かった」と笑顔でお話いただいた時はうれしかったですね。今では日常的にメガネを使われ、「ナガタ」のリピーターになっていただいています。

その後、2023年に塩尻広丘店へ店長として赴任しました。ここでは私と主任、若手スタッフの三名で店舗運営を担っています。プレイヤーだった時と比べ、全体の売上や数字の推移を見なければいけないので考えることは多いですが、チームの雰囲気の良さに助けられ、自分なりの店づくりを進めているところです。休憩中にオススメの化粧品の話題で盛り上がったり、クリスマス前にはアドベントカレンダーを買って皆で開けるのを楽しんだり、1年間でかなり話のしやすい雰囲気ができたように思います。気をつけているのは、ある程度の規律は保ちつつ、全員が伸び伸び働ける空気をつくることです。数字も大事ですが、せっかくなら全員が楽しく仕事ができる場所にしたい。将来的にはより上のキャリアも視野に入れながら、今はできるだけ研鑽を積んで、店長としてのスキルを伸ばしたいです。【Yさん】

キャリア形成のこと、もっと教えてください!

「年次や社歴がスタッフに近い分、指示するというより一緒に考えるスタイルで店舗を運営。店長の肩書きにとらわれず、皆で作ろうという気持ちを大事にしています」(Yさん)

現場経験を生かして店長、さらに部長職へ。より広い視野で、長野の暮らしに役立つメガネを届けたい。

数あるサービス業の中でも、私たちが手がけるのはメガネ・補聴器など、お客様の暮らしになくてはならない必需品です。自分がスキルを上げることで、より役に立つアドバイスができ、お客様の生活を支えられると思うとやりがいを感じられますよ。

私は入社後、販売スタッフとして12年ほど諏訪エリアの店舗で勤務してきました。そこで接客やお店づくりの基本を学んだ後、2014年にPOWERSTORE諏訪店の店長へ。今の店長世代より現場経験が長かったこともあり、昇格時は不安よりも「店づくりがしやすくなって楽しそう」というワクワク感が大きかった気がします。当社では基本的な店内レイアウトを各店舗の裁量に任せてもらえるので、自分たちで材料を買ってきて目立つディスプレイを作ったり、キャンペーン中の商品を立体的にアピールしたり、店舗の仲間と一緒に明るく入りやすい空間づくりを進めてきました。時にはスタッフ時代に対応したお客様がリピーターとして来店してくれ、進学や結婚の報告をいただくことも。自分を長く頼っていただけることがとてもうれしく、「メガネのナガタ」がお客様の暮らしに根付いていることを実感しています。

2023年からは諏訪エリアの営業部長として、エリア内6店舗の店づくりや売上向上に対するサポートを担っています。月2回の部長会議では各エリアの運営方針や目標を共有。店長会議で現状の報告が中心だった時に比べ、今は未来を見据え、次にどうしていくかを話し合う機会が多いですね。

諏訪地域は本店をはじめ長く地域に愛されているお店が多く、シェアが高いことが特徴です。その中で自社が掲げる「地域最安値」を実現し、今後もお客様に寄り添って良いものを提供していきたいと考えています。加えて今期は本部としても、カラーレンズのメガネや太陽光ケアの効果が高い「県民メガネ」の普及にも力を入れていく方針です。タブレットを使ったバーチャル試着をしたりスタッフが実際に身につけたりすることで、お客様にも装着感のイメージを提供しています。長野県は全国的にも紫外線が強い地域ですが、当社の発信でアイケアへの関心が高まって太陽光による眼のトラブルを減らせるのなら、それも地域に根ざしたメガネ店で働く醍醐味だと思います。【Oさん】

キャリア形成のこと、もっと教えてください!

「部長職の経験をもとに、5月から県民メガネなど本部主導の企画もサポート。経営層とのやり取りが増え、企業成長を直接支えられるやりがいを感じています」(Oさん)

企業研究のポイント

企業研究をどう始めたら良いか、何を基準に調べたら良いか、迷う人は多いと思います。私も学生時代はどのような業界・企業が自分に向いているか分からず、悩んできました。経験からオススメしたいのは、まず自分が働く上で一番大事にしたい「軸」を決めること。私は「地元で働きたい」という気持ちが強かったので、長野県内に本社がある企業を絞り込みのキーワードにしました。企業研究サイトを使う際も、母数が減ると自分の考えを整理しやすくなりますし、さらに先の希望する条件なども見えやすくなるのではないでしょうか。

実際にインターンシップなどを利用して、職場の雰囲気に触れるのもオススメです。私も、当社のインターンシップに参加して、メガネ販売の具体的な仕事や1日のスケジュールなどを知ることができました。特に先輩方から直接お話を聞ける座談会は貴重な機会です。他愛のない雑談からも社内の様子が伝わって、将来自分が働く姿をイメージしやすくなります。私もインターンシップでさまざまな立場の社員さんからお話を聞き、皆さんの温かい人柄に触れたことで、相談しやすそうな職場と感じることができました。企業研究の進め方が分からないという人も、最初の一歩としてインターンシップをぜひ利用してみてください! 【Tさん/2024年入社】

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「視力測定やレンズ加工など専門知識を活かす機会があるのもメガネ販売の魅力。インターンシップでは、具体的な仕事内容もお伝えしています」(Tさん)

マイナビ編集部から

1879年の創業以来、長野県を代表するメガネ専門店として多くのファンを集める「メガネのナガタ」。働きやすい環境づくりに力を入れ、誰もが自分らしくキャリアを伸ばせる環境が整っている。

「イレギュラーな場面も店長と情報共有して対応している」と話してくれたのは店舗主任を務めるMさん。他店で店長として活躍するYさんも「仕事終わりにスタッフの皆と食事に行ったり遊びに行ったりはよくありますよ」と、チームワークの良さを伝えてくれた。人とのつながりが厚いのは同社の大きな魅力だろう。年1回、会社全体の交流会や社員旅行でも店舗や地域の枠を超えて親睦を深めているという。営業部長として地域をまとめるOさんも、「世代が離れていても話しやすい人が多く、店長時代からコミュニケーションで苦労したことはありません」とのこと。本部や経営層とのやり取りが増えた現在も、社内一丸で会社の未来を考えられる雰囲気を実感しているそうだ。「若いスタッフのことをとても大事にする会社です。仕事する中で悩みも出てくると思いますが、そこは1対1でしっかりフォローして一緒に成長していきたい」とOさん。

ワークライフバランスの良さを含め、社員一人ひとりの活躍をサポートしてくれる職場環境の温かさが、地域に根ざし長く愛されている理由なのだと感じられた。

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メガネや補聴器、ジュエリーを使う「メガネのナガタ」を、長野県内に41店舗展開。太陽光から目を守る「県民メガネ」など地域性に合わせたラインナップも人気。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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