最終更新日:2026/6/3

日本電子工業(株)

  • 正社員

業種

  • 金属製品
  • 自動車・自動車部品
  • 輸送用機器(船舶・航空・宇宙関連など)
  • その他メーカー
  • 機械設計

基本情報

本社
神奈川県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

金属を“強くする”技術で、安全と信頼を守り続ける

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若手3人が語る挑戦と進化の軌跡

国内有数の表面処理技術を武器に、多様な産業を支える日本電子工業。営業と技術それぞれの立場で挑戦を続ける若手社員3人の成長を通して、同社のモノづくりの面白みに迫ってみます。

橋本 洸太郎さん
営業課 加工営業
法学部法学科卒/2020年入社

植木 悟さん
加工課 コーティング担当
工学部機械工学科卒/2020年入社

深谷 翔大さん
加工課 コーティング担当
スポーツ健康学科スポーツビジネスコース卒/2022年入社(第二新卒)

【橋本さん】お客さまに喜んでいただける瞬間が何よりのやりがい

就職活動では「自動車に関わる仕事がしたい」との想いから、部品メーカーを中心に企業研究を続けていました。当社に興味を持ったのは、他社ではあまり見られないプラズマ技術を使ったモノづくりを行っていたためです。勤務地が実家から近かったこと、見学時の社内の雰囲気が良かったことも決め手となり、入社を決めました。

入社後は3カ月間の各部署ごとの研修を経て、最初の1年は装置販売の営業を担当。既存顧客の設備修理の窓口として、大手企業では部長、町工場では社長と直接やりとりしながら、営業の基礎を身につけました。2年目からは加工部門に異動。内勤や現場作業、品質保証を経験しながら加工の基礎を学び、3年目の後半からは営業として案件対応が中心となりました。加工部門では、自動車のミッションやシャフトなどの重要保安部品に対し、表面硬化処理を施して長期的な耐久性を確保しています。近年は家電向けの部品にも対応し、新技術であるDLCコーティングも広がり続けています。

営業は既存顧客を担当しますが、「硬さが足りない」「摩耗が早い」といった相談を受けることもしばしば。具体的な処理方法を決めるのは技術ですが、営業も技術的な理解がなければ提案を前に進められません。私の場合、現場サポートを経験していたため基礎知識があり、また営業部門が工場に隣接しているため、技術者と密に協力しながら最適な処理方法を検討できています。
提案が課題解決につながり、「品質が向上した」と感謝の声をいただいたときの達成感は格別です。
さらに、新しい部品の試作に携わる機会も多く、自動車好きの私にとっては魅力的な仕事環境です。今後もお客さまと自社の双方にとって価値ある提案ができるよう、営業として成長し続けたいと考えています。

会社の魅力は?

「良い意味で自由にさせてくれる会社ですので、自分のスタイルで働けています。とはいえ放置されることはなく、細かくフォローがもらえるのもありがたいです」(橋本さん)

【植木さん】新技術にチャレンジ。多様なお客さまとの関わりが楽しい

大学では機械工学を幅広く学び、卒業研究ではコーティング技術の一つである溶射をテーマに取り組んでいました。当社に興味を持った理由は、自分の専攻に直結する耐摩耗性・耐久性向上のコーティング技術に強みを持っていたためです。会社見学で感じた社員の丁寧な対応も印象的で、最終的な入社の決め手となりました。

入社後しばらくは相模原田名工場で、コーティングの一連の実務を担当しました。防錆油の洗浄作業から始まり、コーティング加工処理、検品、出荷までを一通り担当。コーティングは用途によって求められる特性がまったく異なり、自動車部品なら耐摩耗性、ホテルの洗面台なら美観の追求が重要になります。

そのため、製品の特性や使用環境を理解したうえで最適な加工を行う必要があります。経験がものを言う世界のため、当初は苦労も多かったのですが、先輩たちが丁寧に教えてくれたおかげで、少しずつ自信を持って作業できるようになりました。

現在は相模原工場で、注目の新技術であるDLC(ダイヤモンドライクカーボン)加工を担当。金属表面に炭素膜を形成することで摩耗を抑え、摺動性を高める技術で、自動車の研究開発部門を中心に依頼が増加しています。また工場ロボットや業務用エアコンなど多様な製品に採用されており、毎回異なるモノに向き合える点が、この仕事の面白さです。
今後はより難易度の高い試作を量産化できる技術力を磨くため、資格取得や技術発表会への挑戦など、成長の機会を積極的に広げていきたいと考えています。

会社の魅力は?

「当社では多様な製品の熱処理に携わっているおかげで、仕事をしながら世の中のモノづくりのつながりが見えてくるのが、やりがいの一つとなっています」(植木さん)

【深谷さん】経験ゼロから技術者に挑戦。貪欲に知識を学び続ける

学生時代はスポーツビジネスを学び、前職も営業職でしたが、「手に職をつけたい」との思いから、未経験でも挑戦できる当社に入社しました。以来、製造現場の最前線で技術を積み重ねてきました。

担当しているのは植木さんと同じセラミックコーティングですが、私は工具類のコーティングを主に担っています。長年使用され摩耗した工具を預かり、洗浄・前処理を施し、300~400度でコーティング膜を形成するのが主な作業です。美容師のハサミやダーツの先端など、身近な製品にも関わる機会があり、自分の仕事が生活のさまざまな場面で役に立っていることを実感しています。

未経験で飛び込んだ当初はわからないことばかりで、何でも自分で抱え込んでしまい苦労しました。しかし素直に先輩へ相談し、意見交換するようになってからは、壁にぶつかってもスムーズに解決できるようになりました。技術は人とのつながりの中で身についていくのだと、身をもって感じた経験です。

現在では工具系のコーティングを中心に現場を任され、派遣スタッフに指示を出す機会も増えました。とはいえ、思い通りに加工できない製品もあり、試行錯誤の連続です。それでも上司・先輩・スタッフと何度も相談をしながら、お客さまの求める品質を実現できたときの達成感は大きなものです。
今後はより幅広い知識を身につけ、誰からの質問にも対応できる技術者を目指しています。他工場への出張も刺激となり、良い取り組みを自身の職場にも取り入れていきたいです。プラズマ窒化など未経験の技術も積極的に学んでいくつもりです。

会社の魅力は?

「やさしい人ばかりでコミュニケーションが取りやすい雰囲気が根付いています。仕事以外でも一緒にご飯や遊びに出かけるなど、楽しい時間も共有しています」(深谷さん)

学生の方へメッセージ

【橋本さん】
私自身、学生時代はスマートフォンでレポートを書くことが多く、パソコンに触れる機会があまりありませんでした。社会に出るとパソコン作業は欠かせないため、今のうちから慣れておくと役立つと思います。
企業選びでは、同じ大学の先輩方の採用実績を見るのも一つの方法です。OB・OGが在籍していれば、会社の雰囲気を聞けたり、安心材料にもなるため、企業研究の指標として活用しやすいと思います。

【植木さん】
さまざまな企業の話を聞ける機会は、就職活動の時期ならではです。多くの業界・業種に触れていけば、自分が将来どの分野に挑戦したいのかが自然と見えてくるはずです。
当社ではDLCのような新しい取り組みにも挑戦しているため、未知のことに挑戦したいタイプの方には、活躍のフィールドが広がりやすい環境だと感じます。

【深谷さん】
「やりたいことがわからない」という学生の方も少なくありませんが、まずは“できること”を軸に仕事を考えてみるのも一つの方法です。それが経験を重ねる中で“やりたいこと”につながるケースもあります。
当社では、私のようにモノづくり未経験で入社する社員もいます。技術が必要な場面はありますが、一人で完結する仕事ではないため、コミュニケーションを取りながら取り組める方であれば、成長していきやすい環境だと思います。

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人間関係が良い会社だからチームワークの良さは抜群。困ったときはすぐに相談して、全員で解決策を導き出すことができる。営業と製造の垣根もほとんどないそうだ。

マイナビ編集部から

1957年に顕微鏡メーカーの日本電子から分離・独立して誕生して以来、日本電子工業は金属の表面処理を中心に事業を展開してきた。自動車をはじめとした多様な機械には多くの金属部品が使用されており、長期間安全に機能させるためには、金属の特性を高める表面処理が求められる。同社は高周波熱処理やイオン窒化処理などの技術を用いて品質向上に取り組んでおり、自動車だけでなく、航空機、ロボット、家電、医療分野など幅広い領域から依頼を受けている。

また、メーカーとしての側面も持ち、高周波誘導加熱装置やプラズマ応用装置の開発・提供も行っている。「受託加工」と「設備販売」という異なる事業を展開しており、これらの事業が企業としての運営を支えている。今後も設備投資を進めながら、顧客のニーズに応えていく方針である。

同社では新卒採用も継続的に行っており、社内には入社初期の社員も多く在籍している。業務に対する提案や工夫を共有しやすい環境があり、職種や立場に関わらず意見交換しやすい組織づくりが進められている。さらに、休暇制度や勤務環境の整備にも取り組んでおり、工場の稼働計画に合わせて長期休暇を取得しやすい点など、働きやすさに配慮した制度が設けられている。社員が働きやすい環境のもとで業務に取り組めるよう体制を整えている企業であると取材を通して感じた。

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相模原の2つの工場のほか、名古屋、大阪にも工場を構えている。それぞれ技術領域が微妙に異なるが、工場の枠を越えた技術発表会などを通して密に情報共有している。

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