最終更新日:2025/6/27

(株)ラプラス

業種

  • 商社(機械・プラント・環境)
  • 商社(鉄鋼・金属)
  • 商社(ソフトウェア)
  • 商社(文具・事務用品・日用品)
  • 専門店(その他小売)

基本情報

本社
宮城県

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

対話力に磨きをかけて、モノづくりに貢献し続ける

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若手社員たちが語るラプラスで働く醍醐味

製造業のプロフェッショナルを支える機械工具商として、長年にわたって実績を残してきた(株)ラプラス。東北エリアの営業に携わる2人の文系出身の先輩がキャリアを築いてきた姿を紹介する。

【写真左】T.S.さん
盛岡営業所
経済学部 経済学科卒/2019年入社

【写真右】A.S.さん
仙台東営業所
現代ビジネス学部 現代ビジネス学科卒/2023年入社

【T.S.さん】お客さまの困り事をキャッチして、柔軟に提案を重ねていく

生まれ育った東北エリアでBtoBの営業職として働きたい――そんな風に考えていた私にとって、仙台市に本社を構える当社はまさに条件にぴったり合う企業でした。年商が高く、成長中の企業である点が入社の何よりの決め手です。文系出身の私にとっては全く知らない事業形態だったものの、どの会社でも知識ゼロからのスタートが当然だと思っていたため、思い切って扉を叩きました。

最初の1年間は仙台北営業所で、工具や消耗品、材料といった「生産財」の提案を行いました。営業活動を行う中で意識したのは、お客さまの立場になって考えること。商社は“売ること”が目的ですが、お客さまは“製造すること”が目的だからこそ、どのような状況で、どんな課題を抱いているのかを浮き彫りにしていき、それぞれに合った提案を重ねてきました。

2年目からの3年間は相馬営業所で勤務。工具などの提案で強みを発揮している当社ながらも、ときには高額な工作機械を扱うこともあります。当時の取締役は「定年までに一人一台売る」と話していたのですが、縁あって3年目のときに工作機械を販売することができました。といっても、私一人で達成したわけではなく、歴代の営業が丹念に信頼を築き上げてきたおかげ。私自身も将来へ信頼をつなげていくために、一つひとつの仕事をしっかりと形にしなくてはならないと気持ちを新たにしました。

現在は盛岡営業所の営業として、エリア内のすべてのお客さまを担当しています。訪問件数が増えた上に、営業は私一人だけなのが難しいところですが、徐々に成果も表れてきています。ある企業に受発注を簡素化するシステムを提案したところ、窓口になった担当者がそのお客さまの社内表彰を受けました。会社としても担当者個人としてもプラスになったと喜んでいただけた瞬間は、営業冥利に尽きました。

これまでに3つの営業所で働いてきましたが、それぞれで営業スタイルは微妙に異なりますので、過去の成功体験を当てはめることなく、それぞれのお客さまに合わせて柔軟に考えることを意識しています。その結果、確かな成果につながったときのやりがいは大きいです。

先輩たちの横顔

T.S.さんは盛岡営業所の営業として活躍中。営業個人に裁量権が与えられている組織のため、肩肘張らずに仕事に臨むことができている。

【A.S.さん】関わる多くの人の力を借りながら、一歩ずつ成長を遂げる

企業研究では出身地である仙台エリアで、商社や美容、建築など、幅広いジャンルで探していました。当社に関しては仙台市に本社があることから興味を持ったのですが、当社を訪問した際に人事担当者が話しやすく、雰囲気の良い会社という印象を抱きました。既存顧客と長期的視点で関係性を築いていくルート営業というスタイルも私の性格に合っていると感じ、入社を決めました。

入社後は1カ月ほど複数部署をローテーションで回った後、約1年間は本社の営業事務として見積もりや受発注、売上管理に携わりながら、仕事の流れや商品知識を身に付けていきました。正直、商社というビジネスの立ち位置がよくわからず、お客さまと仕入れ先の間に入るのが難しいと思っていましたが、先輩がやさしく丁寧に教えてくれたおかげで、基礎を学ぶことができました。

仙台東営業所の一員となってからは、機械工具はもちろん、工作機械や部品、各種消耗品など多彩なアイテムの提案に携わっています。私は電子部品や自動車関連会社など約10社を担当していますが、配属されたばかりの頃は右も左もわからずに苦労しました。その中でも私を知ってもらえるように、訪問する回数をできるだけ増やし、確かな関係性を構築することを心がけてきました。

あるお客さまは以前、別の商社がメインの仕入れ先でしたが、めげずに足繁く通い、担当者が変わるタイミングをいち早くキャッチ。その結果、依頼していただける案件が一気に増えたことがありました。「こんなのが欲しいんだけど」と真っ先に私に声をかけてくださるようになったときは、頼ってもらえる喜びをひしひしと味わいましたね。

モノづくりに関わる商品を販売するだけに、ある程度の技術的な知識が求められることもあります。今なお、知識面では苦戦することもありますが、先輩たちや仕入れ先からアドバイスをもらえますし、直接お客さまに質問すると快く教えてもらえることもありがたいです。困ったときは周囲に助けてもらいながら、仕事をスムーズに進める上での力になっています。

先輩たちの横顔

入社して3年が経ったA.S.さんは、お客さまとスムーズなコミュニケーションを図っている。専門的な知識も積極的に取得し、日々成長している自分を実感。

先輩たちが目指す営業職としての未来。

■誰かに「どんな仕事をしているの?」と聞かれたとき、現在は「機械工具商社」といったような表現で返しています。しかし、理想とするのは「ラプラスで働いている」と社名で回答しても、業界外の人にすんなりと理解してもらえるようになること。そのために私自身ができることといえば、岩手県内でのプレゼンスを高めることに尽きます。県単位で存在感を高め、ひいては東北で存在感を持つ会社に導いていけたらと思っています。

とはいえ歴史ある会社だけに、モノづくりの業界内でいえば、かなりの知名度を誇っています。得意先へ営業に出かけたとき「昔○○さんに助けてもらって、今でも感謝している」と会ったことのない先輩の名前が挙がるケースも。私もそんな風にいってもらえる営業になるために自己研鑽を重ねていきます。ちなみに昨年、中国・上海の関連会社で研修を受けました。国が違うとすべてが違うことに圧倒されつつも、日常業務では日本と共通するものがあり、非常に多くの発見を得られる時間となりました。
<T.S.さん>


■お客さまが困ったとき「この人にお願いしよう」といわれる営業を目指して、これからも自分を高めていきたいと思っています。お客さまの依頼に応えることだけではなく、そこにプラスαの提案を重ねていく力が身に付けば、より信頼される営業に成長できるはず。その領域にたどり着くためには知識面が足りないと思っているので、仕入れ先が開催する勉強会に参加するなどして、商品に関する情報を学んでいくつもりです。

学生の皆さんに伝えたいことは、当社は困ったときに何でも質問できる先輩がそろっているので、機械工具について知識がゼロでも大丈夫。入社してから成長できる環境がしっかりと整っています。福利厚生面も充実しており、個人的には1時間単位で使える時間休が重宝しています。病院に行ったり、旅行の際に早く退社したりできるので、プライベートとの両立に役立っています。
<A.S.さん>

先輩たちの横顔

東北地方に貢献したいとの思いからラプラスに入社したT.S.さんとA.S.さん。地域の製造業のお客さまの困り事を解決するべく、真っ直ぐに走り続けている。

企業研究のポイント

■私の場合、企業研究をしていた頃は“やりたくないこと”から引き算式で業界や企業を探していきました。おかげで当社と出会うことができたものの、今振り返ると、入社する気がない企業であっても、話だけでも聞いておけば社会勉強になったかもしれないと感じています。現段階では業種業界を問わず、視野を広げてアプローチしてみるのも良いでしょう。また、学生時代からいろいろなことに興味を持っておいた方が良いと思います。「知識ゼロでも興味100であれ」をモットーに、仕事に関係のないことでも積極的に視野を広げることで、お客さまとのコミュニケーションを円滑にできることもあります。
<T.S.さん>

■世の中に存在する多様な企業を見られるのは今このときぐらいしかありません。業界を絞ることなく多様な企業にアンテナを広げることで、自分にとって納得できる企業と出会えるよう応援しています。インターンシップやオープンカンパニーなどの機会はぜひ、有効活用しましょう。自己分析に悩んだときは、一人で抱え込まずに、友人の意見を参考にしてみましょう。想像していなかった自分の良さに気付くこともありますので、遠慮せずに友人を頼ってみてください。
<A.S.さん>

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工業生産財の販売を手がける同社では、営業たちが主体性を持って仕事に臨んでいる。知識ゼロからの挑戦でも、問題なく成長できる環境が整っている。

マイナビ編集部から

1949年に設立された(株)ラプラスは、「日本ブランドのモノづくりを支援する」を理念に掲げながら、東北地方を中心とするエリアの製造業に寄与する事業を展開してきた。モノづくりに必要な“生産財”に関する商材を扱っており、ドリルやドライバーといった工具類はもちろん、FA装置そのものから熱中症対策の飴まで販売するなど、扱う範囲は実に幅広い。お客さまに広く深く貢献できる点が、同社の信頼の源泉となっている。

取材に応じてくれた2人の社員はともに文系出身で、知識ゼロから営業職に挑戦した。A.S.さんは入社前「本当に大丈夫なのだろうか」と不安を感じたため、何を勉強しておくべきか人事担当者に相談したそう。しかし、「何も勉強しなくても良いので、大学生活を楽しんで」との言葉を受けて、心が軽くなったと当時を振り返る。専門性については、業務を通して問題なく学べる環境が整っているからこその言葉だとよく伝わった。

また、同社の職場には若手社員の成長を全力で応援してくれる先輩がそろっていることも、前向きに業務を進められる理由の一つなのだろう。それぞれが目標に向かって取り組むことが、同社をより一層強くしていると取材を通して感じることができた。技術を支える仕事に少しでも興味を持つ方に、ぜひ深く調べてほしい企業だ。

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仙台市に本社を構える同社は、東北全域はもとより、関東にも事業所を展開し、上海にも拠点を有している。幅広い商材でお客さまのニーズに応え続けている。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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