最終更新日:2026/3/1

(株)秋田書店

  • 正社員
  • 既卒可

現在、応募受付を停止しています。

業種

  • 出版
  • 広告
  • 芸能・映画・音楽

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

「ヒット作の創出に関わりたい」「世界に作品を届けたい」その想いを形にできる場所

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漫画出版社でのチャレンジを決めた先輩たちの就活ストーリー

77年という歴史を誇る漫画専門の出版社・秋田書店に飛び込んだ新人社員たち。同社への入社を決めるまでに何を考え、どんな準備をして面接に臨んだのか、現在の様子や今後の目標も含めて語っていただきました。

● M.T.さん(写真右)ヤングチャンピオン編集部/2025年入社
商学部卒。学生時代はお笑いサークルで演者として活動。エンタメ市場を大規模に動かしていくことができる仕事に興味を抱き、大好きな漫画を扱える出版会社を志す。

● W.S.さん(写真左)海外事業部/2025年入社
文学部フランス文学・語学専攻修了。高校時代には韓国語を、大学ではフランス語を学ぶ傍らで、書店でのアルバイトにも勤しむ。日本の漫画を海外に輸出する仕事に興味を持って入社。

多感な時期に夢中になった当社の漫画たち。受ける前からシンパシーを感じていました!/M.T.さん

大学時代はお笑いサークルに所属して活動していましたが、将来の進路は決めきれずにいました。そんな折、統計学の授業で映画の売上分析を扱うことがあり、「エンタメを世の中に届ける道をつくる仕事は面白そうだ」と興味を持つように。目の前にいない大勢のお客様に対してアプローチし、大きな市場を動かせる仕事に魅力を感じました。

幼少期に読んだ作品の影響で、特に漫画編集者には憧れがあったので、漫画を扱う出版会社を大本命として就職活動に臨むことに。「編集者は朝が遅め」というイメージもあり、夜型の自分に合う業界ではないかとも思いました(実際には10時台に出社し、18~20時には帰社する毎日でホワイトな環境です)。

面接のために準備したのは、お笑いサークルの話と高校時代に打ち込んでいたアイスホッケーでの経験談です。アイスホッケー部では場の空気を読みつつもメンタルで動じない防御力を、お笑いの活動では人前での話し方などの攻撃力を磨けた自負があり、想定質問や回答を準備しました。ネタを振られる予感もあったので、一発ギャグを考えては面接で試し、ウケたネタを出版社の面接で披露する、なんてことも繰り返していましたね。

秋田書店に関しては、受ける前からフィーリングが合いそうな予感がしていました。というのも、多感な学生時代に読んだ作品がたくさんありましたし、先輩社員たちの話を聞いてシンパシーを感じる場面が多かったからです。その気持ちや意気込みがうまく通じたのか、無事に内定をいただくことができました。

入社後の2ヶ月間の新人研修では、各事業部と編集部をひと通り回りました。編集部によって雰囲気や仕事の仕方が異なり、編集者のカラーもさまざまで、それぞれに発見がありましたね。1週間の書店研修では、本を売る最前線にいる書店員さんの意見を聞けたり、お客様の動向を知れたりと本当に有益な時間でした。

そうして第一志望だった『ヤングチャンピオン』編集部に配属となり、この2ヶ月は企画ページ担当の先輩に付いて雑誌づくりを学んでいます。原稿や写真など必要な素材を集めてデザイナーさんに発注し、何度か確認と修正のやり取りを繰り返して入稿するまでの流れやテンポ感が、ようやく理解できてきたところです。次号予告や広告、読者ページなど自分が関わったページが誌面として上がってきた際には、とても感動しました!

先輩社員から一言!

「どんなお題に対しても自分の意見を語れることは、編集者に必要な資質。面接には『ラケット2本持ちで全ての球を打ち返す』というイメージで臨みました!」M.T.さん

幅広い業界を検討した結果、グローバルなチャレンジができる漫画出版社を選択/W.S.さん

大学ではフランス文学を専攻し、大学院の卒業研究ではカリブ海文学を取り上げました。3月頃から就職活動を開始し、1ヶ月ほどかけて多様な業界を検討。興味を感じた出版社や書店、芸能事務所、玩具会社、外資系アパレルなどの選考に進み、「入社後に何をしたいか」「挫折した経験やそれをどう乗り越えたか」などの質問とその回答を準備して面接に臨みました。

学生時代はさまざまなアルバイトにも勤しみましたが、中でも書店のアルバイトではリーダーを任せてもらえたことで、俯瞰的に物事を見る力を養えたように思います。書店が運営するYouTubeチャンネルに出演し、社員モノマネのネタを披露したことも。この出来事をきっかけに書店の社長と直接会う機会をいただき、書店の未来やこれからの本の売り方についてお話しできたことが大変有意義でした。

就活中は、アルバイト仲間や学部卒で先に就職した友人たちにも積極的に話を聞き、情報を得ることも大切にしていましたね。自信を失いかけた時期には、友人たちに「私の良いところを5個教えて!」と頼むなどしてメンタルのコントロールに努め、周りの支えもあって複数社の内定をいただくことができました。

秋田書店への入社を決めたのは「社風が合いそうだ」という直感が働いたためです。面接で日本のコンテンツを海外に届ける仕事に興味があると伝えると、ちょうど会社としてもチャレンジしたいタイミングとのこと。当社が版元だと知らずに読んでいた作品も数多くあったことから、縁を感じて入社を決めました。

新人研修では出版社の業務に理解を深められたことに加え、外部での書店研修やマナー講習を通じて、他の出版社の同期とも知り合うことができました。今でも連絡を取り合っている友人もいて、一緒に出版業界を盛り上げていく仲間ができたことが嬉しかったです。

入社前から志望していた海外事業部で仕事をするチャンスをいただき、配属後のこの2ヶ月間は先輩に教わりながら、海外にまつわる業務を幅広く経験しています。ベトナムで開催する漫画フェスタの準備や海外版の奥付の監修、版権や著作権関連の確認作業のほか、海外の各地域で使用するカタログの制作やPR文言の考案にも関わっています。フランスで発売する作品のPR動画の監修では、学生時代に培った語学力が役立ちました!

先輩社員から一言!

「あらゆるジャンルの知識や、人とのつながりが役に立つ仕事です。平日夜も美術館やブックカフェのイベントに出掛けるなどして、インプットに励んでいます」W.S.さん

二人のこれからの目標/秋田書店の社風について

先日、初めて『鬱ごはん』という作品の連載担当を任されました。新人編集者ではありますが、少しでも作家さんの力になれるようにと、漫画、アニメ、ラジオ、ライブやフェスまで、休日もいろいろなエンタメに触れて情報収集をし、打ち合わせに臨んでいます。

将来的には、誰もが知る作品を世に届けることが目標ですが、今年は雑誌づくりの基礎を固める期間と捉えています。編集者としての自分のスタイルも見つけていきたいですね。編集部の先輩たちは、どの方も他の人が真似できないような独自のスタイルを確立されています。皆さんマルチタスクに多くの連載を動かしていますが、普段は飄々として明るくファニーな雰囲気で、肩の力の抜き加減が上手な人が多いですね。各誌に掲載されている編集部員のコラムを読んでいただければ、その雰囲気が伝わると思います。

会社全体で見ても、エンタメへの感度が非常に高く、いろいろな作品に対して自分の意見を持っている方ばかり。マンツーマンでご飯にも出掛けており、幅広い世代の先輩方から多くの刺激と学びをもらっています!
(M.T.さん)

先日は海外の版元から「怪獣ものを紹介してほしい」といった依頼があり、自社のタイトルを幾つか紹介したところ大変喜んでくださいました。明日もブラジルの出版社の方が商談に来る予定で、各国の漫画市場の動向をリアルに感じながら、世界中の出版社の方にお会いできる楽しさを実感しています。先輩たちはオファーが取れたときにとても喜んでおり、私も自分の担当地域を持ってその達成感を味わうことが直近の目標です。

いずれは海外のイベントなどにも直接参加し、海外の作家さんと仲良くなってみたいですね。取次を間に挟みはしますが、営業や物流に近い業務も全て地域担当の社員が担っており、幅広い仕事を経験できるのも海外事業部の面白いところです。

また業務とは直接関わりはないのですが、これまで築いてきた人脈を活かした新たな企画も提案しています。部署の垣根を越えた企画に関しても、好意的に捉え背中を押してくれる柔軟さも、当社の素敵な社風だと感じています。
(W.S.さん)

先輩社員から一言!

一緒に新人研修を受けたという同期の二人。各事業部や編集部に加え、製版所や印刷所にも出向いて本づくりの基礎を学んでから、配属先の希望を提出するのが入社後の流れだ。

学生の方へメッセージ

出版業界の企業研究では、いろいろな書店に足を運んでみるのが有効な方法だと思います。棚の占有率を比較してみたり、気になった作品のレーベルについて調べてみたりする過程で、働いてみたいと思える企業を見つけられると思います。

本命を絞っていく段階では、各社のサイトをチェックしてみるのがおすすめです。当社のページには先輩社員のインタビューがあるのですが、当時の『ヤングチャンピオン』編集長だったUさんの話を読んで「こんな面白い考え方をする編集長のもとで仕事をしてみたい!」と強く思いました。この雑誌でどんな仕事がしたいという具体的なビジョンを持って臨めたことも、今につながった理由の一つだと思います。
(M.T.さん)

漫画を扱う出版社を志望する場合、漫画を読むことも大事な企業研究になります。どんな話題が出るかわからないので、志望する企業の作品だけでなく、話題の作品には広く目を通しておくと良いと思いますね。

また、出版業界はラフに見えるので「変わった振る舞いをして印象を残そう」と考える人もいるかもしれません。ただ私が思うに、世間的なイメージよりも、社会人としての常識をしっかり持った人が多い業界だと感じます。モラルの上で自由が成り立っているという雰囲気なので、TPOに合った服装やマナーには留意するのがおすすめです!
(W.S.さん)

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「漫画好きなことは大きな強みになりますが、社内には小説や活字が好きな先輩もいます。どんな知識も役に立つ仕事なので、自分らしい個性をぜひ発揮してください!」

マイナビ編集部から

「漫画編集者にはどんな人が向いているのか」。秋田書店は漫画専門の出版社ということもあり、企業研究において多くの人が気にするポイントではないだろうか。複数の社員たちに意見を聞いてみたところ、「クリエイター的なイメージがあるかもしれないが、作家さんが良い作品をつくれるようあらゆる環境づくりとサポートをする黒子です」「相手を観察しながら柔軟な対応ができる人や、誠実に向き合える編集者が多い」といった意見が聞かれた。

そして最も多かったのが、「情報のアンテナや感度が非常に高い」という意見だ。社員たちは年代を問わず、多方面のエンタメを吸収し、トレンドを追いかけながら「今、世の中はどんなコンテンツを求めているのか」を考え続けている。良い作品を世に送り出し、ヒットを出すことに飽くなき情熱を持てるかどうか。この点を自分の心に問うてみると、企業研究の上での良い検討材料になるだろう。

また、編集者たち自身はあくまで裏方だと語ってはいたが、個性派の作家さんたちに寄り添って支えていく仕事ということもあってか、人間的なエネルギーを感じさせる社員が多いことも印象に残った。編集部以外で活躍する社員たちも、新しいことに対する好奇心や人とつながる力が非常に強い。秋田書店の長い歴史は、こうした社員一人ひとりのエネルギーによって紡がれてきたものなのだろうと感じた取材であった。

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新人は編集部や営業部に配属になるケースが多いそうだが、今年度は初めて海外事業部に新人が配属となった。社員のキャラクターや志を尊重する同社の姿勢も印象に残った。

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