最終更新日:2025/7/16

(株)村上開明堂【東証スタンダード】

  • 上場企業

業種

  • 自動車・自動車部品
  • 輸送用機器(船舶・航空・宇宙関連など)

基本情報

本社
静岡県

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

自動車用ミラーだけではなく、新規事業にも果敢に挑戦!

  • 理系学科系統 専攻の先輩

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若手が重要な戦力として輝ける会社

自動車用バックミラーにおいて国内でダントツのシェアを誇る村上開明堂。同社で目覚ましい活躍をする若手先輩社員2人に、入社の決め手、仕事のやりがい、今後の目標、村上開明堂の魅力などについて話をうかがった。

・N.T.さん
車載ソリューション事業部 車載ソリューション部 設計開発グループ
2021年入社
工学部電気電子情報工学科卒

・M.N.さん
新規事業推進本部 マーケティング戦略部 マーケティング戦略課
2023年入社
農学部生産農学科卒 資源生物学専攻修士課程修了

自分が手がけたものを世に送り出せるやりがいは大きいです(N.T.さん)

●電気・電子系の知識を活かせる仕事
大学で電気・電子系の分野を学んだ私は、地元の静岡県で自動車関連の仕事に就きたいと思っていました。当社に入社したのは、実際に働いている大学時代の先輩に話を聞いて魅力を感じたことが理由の一つ。また、設計開発の仕事に興味があったこと、自分が手がけたものが世に出ていくことに喜びを感じられると思ったからです。

当社は自動車用ミラーの開発・設計・製造・販売を一貫して行っている会社です。私自身は設計開発グループで、インナーミラーの設計開発のなかでも、"電気屋"として電子部品や電子回路などの設計開発を担当しています。当社の仕事は機械設計のイメージを持たれがちですが、実は電気・電子系の仕事もあります。私が携わっているのは正確には電子インナーミラーで、鏡の役割だけではなく、車両カメラで撮影した後方の映像を表示する機能を有しています。電気駆動の製品のため、電子基板が必要不可欠。その設計開発には大学で学んだ電気・電子系の知識を活かすことができています。

●付加価値を持たせた製品を開発する
設計開発グループは、ひと言でいえば、新しいものを生み出す部署です。そのため、常にアンテナを張って世の中の流行りをキャッチし差別化を図れるよう、付加価値を持たせた製品開発を意識しています。自動車用ミラーは人の命に関わってくる製品であり、お客様の高い要求基準をクリアしなければいけないため、様々な新しいアイデアを思いつくものの、それを実現する難しさも感じています。だからこそ、自分の携わった製品が世に出て、日常生活のなかで目にしたときの喜びは格別です。製品には「Murakami」の刻印が入っているので、友達に「これは当社の製品だよ」と話をすることができ、ちょっと誇らしい気持ちになりますね。

電子インナーミラーの設計開発の仕事を通じて、「こういう製品をつくるためには、この電子部品が必要。で、その部品を使うためには他にもこの部品が必要になる。」というように、電気系部品についての理解がどんどん深まっています。その知識は、自動車用製品以外にも活かすことができ、実際に今、新しい分野の製品開発にもトライしています。その点でも、当社で電気屋として働けて良かったと感じています。

<先輩社員からひと言>

大学時代の電気・電子系の学びを活かして電子インナーミラーの電子基板の設計開発を行うN.T.さん。「新製品を一から開発して量産化までこぎつけたいです」

自分次第で早くから活躍のチャンスが得られる会社です(M.N.さん)

●社員の人柄やチームワークの良さが魅力
当社の製品の一つに、水質浄化や脱臭などに使われる、ガラスを再生利用した発泡ガラスがあります。水質浄化や脱臭には微成物の働きが作用しており、私の大学・大学院時代に携わっていた農学系の研究と関わりがあったのです。それが当社に興味を持ったきっかけですが、何よりも、社員の人柄やチームワークの良さに惹かれて入社しました。

入社して最初の2年間は社会イノベーション事業部で、発泡ガラスの研究や市場調査、新規ビジネスの開拓などに取り組みました。私は学生時代から専門分野について深掘りしていくことが得意で、詳しく市場調査などを行った実績を評価していただき、3年目からは現在のマーケティング戦略課への配属になりました。当社は意欲があれば新しいことに積極的に挑戦させてもらえる、若いうちから活躍のチャンスが得られる会社だと感じています。

●新規事業の確立を目指してチャレンジ
マーケティング戦略課では、当社の保有技術を活かし、現在の主力事業である自動車用ミラーに続く、第二、第三の柱となるような新規事業を確立することを目指しています。日頃から心がけているのは、幅広い視野を持って活動に取り組むこと。また、スタートアップ企業が集まるプレゼンテーション会や展示会などに積極的に参加し、様々な人とお会いしながら有用な情報を的確にいち早く入手して、部署内や社内に展開することを意識しています。

難しさを感じるのは、マーケティングの方法や戦略の立て方は人によって左右される部分が大きく、正解がないなかでオリジナリティを確立しなければいけない点ですね。私はまだ経験が浅くてこれからという段階ですが、自分が入手した情報をもとにチームのメンバーとディスカッションを行い、その情報が会社のためになるかもしれないと思えたときがやりがいを感じる瞬間です。自己成長のきっかけにもなり、モチベーションが高まりますね。

現在の部署では私が一番下の立場のため、先輩に引っ張ってもらっているようなところがありますが、だからこそ先輩は私が成長した部分をたとえ小さなことでも一つひとつはっきりと伝えてくれます。そのおかげで一歩ずつ着実に前進しているという手応えを感じることができています。

<先輩社員からひと言>

大学・大学院では農業系の研究に取り組んできたM.N.さん。現在は学生時代の学びとは直接関係のないマーケティング戦略課で活躍中!「新規事業の確立を目指しています」

自由で和やかな雰囲気の働きやすい環境!研修や休日も充実!

●新製品の開発に一から携わり、量産化するのが目標(N.T.さん)
入社5年目の今は後輩のOJTも任せてもらえるようになり、私を頼ってくれる人が増えていることが嬉しいです。後輩の育成は難しいところもありますが、交流を深められ、なんでも言い合えるような関係をつくっていけることに楽しさを感じています。仕事における目標としては、現在、私が担当している開発プロジェクトには途中段階から参加したため、今後は一から開発に携わった新製品を量産化までもっていきたいですね。

当社は挨拶を基本とした、社員同士の交流が活発です。私が所属している設計開発グループは、品質管理や営業など様々な部署とコミュニケーションを取る機会が多いのですが、和気あいあいとした社風で他部署の方とも話がしやすいです。
私が感じている当社の良さとして、入社して配属されるまでの約半年間、製造のモノづくりを経験する現場研修があり、自社製品について詳しく理解することができます。そのため、入社前にミラーなどの専門知識が無くても、活躍している社員が多くいます。

●有給休暇が取りやすく、プライベートも充実(M.N.さん)
当社は、年次やキャリアに関係なく若手にも自由に発言をさせてもらえます。また、良い点も悪い点もしっかり指摘して成長を後押ししてくれる環境があり、それが良い仕事をしていこうと意欲的に取り組める原動力になっています。目標は、当社の技術などの強みを活かした新規事業の企画を立てて、それを製品化し、世に送り出すことです。難しい壁にぶつかることも多々あると思いますが、苦しいときこそ飛躍のチャンスとポジティブに捉えて目標を実現したいですね。

当社の魅力は、自由な社風でありながら、お互いに切磋琢磨し合って高みを目指すチームワークがとても良いことです。また、有給休暇が取りやすいのも魅力の一つで、土日の休みと組み合わせて3連休を取ることができます。それに加え、GWやお盆などは10日間ほど休めます。私はオフにはエアロビクスなどのスポーツをしてリフレッシュ!長期休暇には海外旅行を楽しんでいます。最近は、韓国・台湾に行きました。仕事はもちろん、プライベートも満喫しています。

<先輩社員からひと言>

「自社製品を身近なところで見られる機会が多く、喜びを感じられます」(N.T.さん/写真左)「社員が挑戦することを後押ししてくれる会社です」(M.N.さん/写真右)

企業研究のポイント

学生の皆さんには、大きく2つのことをお伝えしたいです。

1つ目は、企業研究を始めるその時点で自分が持っている情報や先入観で業界や企業を絞り込み過ぎないほうが良いでしょう。業界や企業に対して抱いているイメージは実態とズレていることが多いと感じています。ですから、どの業界や企業のこともゼロベースの全く知らない気持ちで調べてみてください。そしてイメージではなく、明確な理由のもとに業界や企業を選択すると、入社後のズレが少なくなると思います。

2つ目は、その企業に入社してから自分がどんな風に働いているかをとにかく具体的にイメージしてください。一場面を想像するのではなく、アルバイトの経験などを参考にしながら、朝出勤してから帰宅するまでの1日の流れをイメージする。そのうえで例えば出社時間や昼食の取り方など実際に入社して働くようになると実はとても気になることを企業の方に質問してクリアにしていくと良いでしょう。そして企業をある程度絞り込んだら、最後の決め手として、各企業の経営理念や業界における立ち位置などから判断することをおすすめします。自分が働いている姿をひたすら具体的にイメージして企業を選んでいくことが、ゆくゆくのズレやミスマッチを防ぐ一番のポイントになると思います。
(人事担当/M.T.さん)

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自動車用ミラーの開発から設計・製造・販売までの一貫体制を整えており、主力製品のバックミラーについては、国内で高いシェアを誇り、海外からも支持されている。

マイナビ編集部から

1882年に、家具用かざり金具、建築用板ガラスからスタートした村上開明堂。「私たちは、社業を通じて『人の役に立つ』村上開明堂を目指します。」を経営理念に掲げ、時代の変遷に技術で挑み、事業領域を進化させてきた。現在の代表製品は、60年以上の歴史がある自動車用バックミラーだ。開発から設計、製造、販売までの一貫体制を整えていることを強みとし、自動車メーカー各社へ製品を供給している。国内では高いシェアを誇り、揺るぎないポジションを築いている。それでも現状に甘んじることなく、「みえる技術」の更なる進化を追求するとともに、広く「人の役に立つ」企業を目指して新たな分野への挑戦も続けている。

今回、若手社員2人にインタビューをさせてもらったが、電子インナーミラーの電子基板の設計開発と新規事業の確立に取り組んでいるという話を聞いて、同社には想像以上に多彩なポジションで活躍している社員がいることがうかがえた。何よりも印象に残ったのは、2人が同じように屈託のない笑顔で語っていたことだ。その姿から、仕事に大きなやりがいを感じていることや若手も自分らしくのびのびと働ける環境が整っていることが伝わってきた。取材を通じて、とても魅力的な会社だと感じたことを強調しておきたい。モノづくりに少しでも興味がある人は、出身学部を問わずぜひ同社について調べてみてほしい。

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静岡県静岡市に本社を構える村上開明堂は、世界の市場へアプローチするため、海外にも拠点を展開している。現在は、自動車用ミラーだけではなく、新規事業にも挑戦中だ。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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