最終更新日:2025/6/3

(株)総食

業種

  • 商社(食品・農林・水産)

基本情報

本社
静岡県

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

お客様を笑顔に。「食」と「流通」のエキスパート集団!

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あらゆる食のニーズに応え、豊かで多様な食文化を支えるために

鮮魚や食肉、青果等の生鮮食品を全国から直接仕入れ、関東一円に美味しさと感動を一緒にお届けしている総食。発注・営業・事務の各業務に携わっている優秀な3人に、それぞれの仕事術や今後の目標などを聞きました。

写真左:神尾直弥/青果部・発注業務担当/2019年入社
写真中:日吉央美/商品事業部・冷凍部/2010年入社
写真右:井村勇斗/営業部・西伊豆エリア担当/2020年入社

お客様の信頼と満足に応えられるバイヤー(セリ人)を目指して/神尾直弥

地元に貢献したいという思いから、当社に入りました。入社後は青果部に配属され、野菜や果物などの食材を注文内容に合わせてピッキングし、お客様別に梱包、それを担当の営業に渡すという業務に携わっていました。
3年目となった現在は、全国の青果市場に対する発注業務を担当。発注書に記載されている内容に合わせて各市場から買い付けをしています。仕事に携わる上でのポイントは、商品や数量を間違えないことはもちろんですが、各地の市況などを確認し、最も適した市場を見つけ出すこと。加えて、前日までに注文が入っている場合は準備する時間的余裕があるのですが、急遽当日に追加注文が入ることがあるため、正確かつスピーディーな対応が求められます。そのため日ごろから各商品の季節性や市場価格等をチェックするとともに、当社の過去のデータを見て、大まかに予測しておくなど、臨機応変に対応できる備えをしています。もちろん迷った時や予測しづらい時などには先輩を頼り、アドバイスをもらっています。こうして立てた自分の予測が的中し、すべての商品を無駄なく仕入れ、捌けると気持ちがいいですし、達成感を覚えます。すべてが予測通りとはなかなかいきませんが、過剰在庫を減らして会社に貢献するとともに、食品ロスの発生を抑えるためにも、予測精度の向上を課題として取り組んでいます。
今後の目標はバイヤー(セリ人)になること。全国各地の市場に足を運び、自分の目で確認して買い付けたり、これから出てくる商品をお客様に紹介したり、青果にまつわる様々な情報を提供したりするのが主な仕事です。現在の発注業務の延長とも言えますが、発注業務がどちらかと言うと受動的であるのに対し、バイヤー(セリ人)はより能動的な業務と言えます。ピッキング・梱包で商品の種類や取り扱いの仕方を覚え、発注業務で対応力と先を読む力を養い、お客様により良い商品を提案するバイヤー(セリ人)に。こうした成長の道筋が見えているため、モチベーションを維持し高めることができるのだと思います。とは言え、現状ではバイヤー(セリ人)となるための修行中であり、まだ教えてもらうことがたくさん。そのため、もっと経験を積み、すべての業務を一人でこなせるようになること、それが当面の目標です。

地域の「食」を支える食流通のプロたち

「日曜と水曜の定休日は、インターネットやゲーム、読書をお家でゆっくりと過ごし、仕事の疲れをとっています」と穏やかに語ってくれた神尾さん。

仕事とサッカーを両立し、地元に貢献する人材に/井村勇斗

小さい頃から大学までサッカーをしていて、就職してからもできるだけ高いレベルでサッカーを続けたいと考えていました。当社のことは、所属先のサッカーチームの代表から紹介されて知りました。仕事内容などを聞き、仕事をしながらサッカーにも全力で取り組める環境であること、何より仕事とサッカーの両面で、地元の静岡県東部に貢献できることから入社を決めました。
現在は営業部に所属。仕事の内容は、ホテルや旅館などのお客様からの注文を受け取り、鮮魚や精肉、青果などの生鮮食品を取り揃え、配送することと、新しい食材の紹介。エリア別に営業が配置されていて、私は西伊豆の土肥地区を主に担当、7~8軒のお客様を定期的に訪問しています。この仕事で最も重要なことは、お客様の要望に応えることですが、品数が膨大で覚えるだけでも大変でした。その上、各食材の鮮度や良し悪しなどを見分ける目利きの役割も求められます。また、ホテルのシェフや旅館の料理長など、一流の料理人と直接対応することになるため、食材だけでなく、料理に関する知識が求められるため、勉強は不可欠です。加えて、シェフや料理長様とコミュニケーションを取りながら、好みを把握し、的確に対応する必要があります。先輩からの引き継ぎの際に教えてもらいましたが、失敗してしまったこともありました。以前、あるお客様から魚の注文をいただいたのですが、サイズ指定があり、どこの市場に聞いても注文通りの品がありませんでした。それで仕方なく、近いものを持って行ったのですが、見るなり「これは要らない」と突き返されてしまいました。謝罪して何とか許してもらえましたが、似たもので誤魔化そうとするのではなく、真摯な姿勢で対応することの大切さを学びました。そうした厳しさもある一方で、普段見られない調理場に入って、仕事ぶりなどを見られることは面白いですし、料理長から「これ食べてみな」といただきものをすることも。多くの「食」に触れられる、魅力的な仕事だと思います。
今後の目標は、仕事をしっかり覚えて、お客様に自分から食材を提案できるような営業になること。そして売上・利益を上げて会社に貢献することです。サッカーでは所属チーム(SS伊豆)の東海リーグ昇格、さらにアマチュア最高峰リーグであるJFL参入を目指し、業務終了後、トレーニングに励んでいます。

地域の「食」を支える食流通のプロたち

「フルタイムで働いてから練習へ。仕事にもサッカーにも全力で取り組み、どちらの世界でも一流を目指しています」とパワフルな意気込みを語る井村さん。

育休から復職、初心と感謝の気持ちを忘れず成長したい/日吉央美

漁師町の出身で魚に馴染みがあり、魚関係の仕事もいいなと思っていたことと、商業高校に通っていたことから、事務職に就きたいと考えていました。そのため当社はピッタリの会社だと思い、入社しました。
今は商品事業部の冷凍部に所属し、冷凍食品などの仕入に関する事務に携わっています。各商品の仕入値などを入力するのが主な仕事です。産休に入る前は、鮮魚部で同じような仕事を担当していたため、あまりブランクを感じることはなく、作業自体もすぐに理解できました。しかし、冷凍部の場合、取り扱い品目が非常に多いことに加え、鮮魚がキロ単価であるのに対し、冷凍食品は単品の価格とパック価格があるなど、覚えなければならないことが多く、初めの頃は戸惑いました。もちろん上司や先輩などのサポートを受けながらですが、新しいことを学ぶのは面白く、自分の知識量が増え、今まで分からなかったことに対処できるようになると嬉しく、やりがいと充実感を感じながら仕事に取り組んでいます。
会社には、2年間の産休が明けてから、スムーズに復職できました。総務の方から「お帰りなさい」と言われた時は、本当に嬉しかったです。また、今は子どもの保育園に送ってから定時よりも遅めの時間に出勤する時短勤務や、子どもの突然の発熱などへの対応など、育児を優先した働き方が許されているとともに、周りの仲間も協力してくれるので、とっても心強く感じています。そのため、現状においては育児のウエイトが大きいのですが、しっかり仕事と両立できるよう知識を身につけ、レベルアップして会社に貢献したいと考えています。
現在、入社11年目で、数字だけを見たら中堅社員と見られます。しかし、産休・育休で職場から離れていた期間があったことに加え、今の部署は配属されて約半年です。そのため初心を忘れずに、感謝の気持ちを持ちながら、すべてのことに前向きに取り組むことを心掛けています。幸い周りには気さくで話しやすい人が多く、会社全体がフレンドリーな雰囲気なので、楽しく働いています。

地域の「食」を支える食流通のプロたち

「仕事と育児の両立と言っても、会社や周囲の方々の理解と支援があってこそ。どんなに感謝しても、しきれません」と笑顔で語る日吉さん。

企業研究のポイント

企業研究に取り組むに当たり、まずはネットで調べることになると思いますが、その際、どんな仕事があるのか、入社したらどういう仕事に就くのか、自分がやって行けるのか、という視点を持つことが重要になると思います。ただし、会社はあくまで仕事をする場です。ホームページのデザインの良さや見た目の煌びやかさ、立派なスペックよりも、どんな仕事をしている会社で、自分の働いている姿をイメージできるかどうかが企業研究における最大のポイントと言えるでしょう。
そして少しでも興味を持ったら、会社見学などの機会を利用して、可能であれば直接企業の方と話をしたり、質問したりしてネットからでは得られない様々な情報を収集し、判断材料とすることをお勧めします。
また、殆どの仕事は一人ではできません。必ず複数の部署、複数の人と関わることになります。そのため、どんな人が働いているのか、職場の雰囲気はどうなのかを知ることも重要です。実際に自分の目で職場のありのままを見学し、働いている生の声を聞いて人柄に触れることも心がけるといいと思いますよ。

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1964年の創業以来、一貫して食流通の合理化・効率化を推進。お客様に喜んでいただける地域ナンバー1の生鮮食品卸会社を目指し、事業を展開しています。

マイナビ編集部から

創業から約60年、食流通の担い手として静岡県東部から関東一円までをカバーしている総食。同社ではこれまでの実績を土台に、社内勉強会や社内大学制度などを用意、各々の成長を促している。
その一方で働き方改革を推進。就労時間を見直して短縮を図るとともに、社員一人ひとりの時間外勤務の実態を把握・検証し、人によって偏りが生じないよう部門長が仕事量を調整して残業時間の削減を進めるなど、社員全員が伸び伸びと働ける環境づくりを行っている。また、準中型の自動車運転免許やフォークリフトの免許など、仕事に必要な資格取得をバックアップ。借上げ社宅制度があるため、遠方出身でも問題はない。
同社には多くのベテランが在籍しているが、面倒見が良く、困ったことがあったら自然に助け合う雰囲気がつくられているのも特長の一つ。これは代表自ら現場に顔を出し、積極的に挨拶し声をかけているため。こうしたことから円滑なコミュニケーションが生まれ、穏やかで揺るぎない人間関係が構築されている。
これらを可能にしているのが経営安定度の高さだ。食材というベーシックな商品を取り扱っているためだが、現在のコロナ禍が落ち着き、観光需要が復調すれば、業務効率の向上と相まって、さらなる飛躍も期待できる。

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お客様に喜びと感動を提供できるよう働き方改革を実行。スタッフ全員が安心して働ける職場環境がつくられています。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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