最終更新日:2026/5/8

なめがたしおさい農業協同組合【JAなめがたしおさい】

  • 正社員

業種

  • 農業協同組合(JA金融機関含む)
  • 共済
  • 農林・水産

基本情報

本社
茨城県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

能動的な取り組みを通じて、主要産地の発展を支える!

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販売・営農指導・JAバンク。三者三様の仕事の魅力とは?

ピーマンの主要産地や、さつまいもの生産が盛んな産地を支えるJAなめがたしおさい。生産者さんと向き合い、戦略を描き、地域とともに未来を創る現場で働く3名の先輩社員のインタビューをお届けします。

◆河野 健太郎さん(写真左)
 なめがた地域センター 園芸課/2011年入組

◆岡野 美希さん(写真中央)
 しおさい地域センター 経営支援課/2021年入組

◆横田 昂大さん(写真右)
 JAバンク麻生支店 金融係/2023年入組

【河野さん】生産者さんと市場の間に立ち、なめがたが誇るさつまいもを全国に届ける。

「育ててもらった地域に恩返しがしたい」と思い、JAに入組しました。それ以来、営農経済部門で生産者さんからお預かりした農産物を市場へ届ける仕事をしてきました。今はさつまいもを市場に販売する仕事を担当しています。茨城県はさつまいもの作付面積が大きく、温暖な気候と赤土がさつまいも栽培に適しており、多くの生産者さんがさつまいもづくりに取り組んでいます。

私の仕事は単純にさつまいもを「売る」ことではありません。生産者さんが一生懸命に作ったさつまいもを日本全国に届けるための戦略づくりや、関係者との連携が重要なミッション。生産者さんとは、さつまいもの品質や出荷状況について密に連携しますし、市場側にはさつまいものニーズについて具体的な要望をヒアリングし、両者の架け橋となるべく動きます。市場は東京や神戸など全国約20カ所。最近どんな品種が人気なのか、どのサイズが売れているのか。情報を集め、生産者さんへフィードバックします。

さらに、県の農業改良普及センターや市役所の「さつまいも課」とも連携し、食味試験や肥料設計の検討も行います。焼き芋にして糖度を測り、「もう少し寝かせたほうがいいね」と議論することもあります。販売戦略を立て、生産者さんや自治体、スーパーのバイヤーと一緒に計画し、実行し、振り返る。この、一連の動きを大切にすることが私たちの特徴です。組合長からよく言われるのが、「取引ではなく取り組みが大事だ」という言葉。みんなで考え、みんなで動く。その結果、当JAへのさつまいもの出荷率は安定して高い水準を維持できています。

忘れられないのは、ブラックフライデーで4万ケースの出荷作業をやり切ったこと。生産者さんは収穫で忙しい時期だったので初めは乗り気ではありませんでしたが、「なめがたのさつまいも」の魅力を多くの人に知ってもらうチャンスだと説得し、協力してもらいました。その結果、注文は増加。生産者さんも「頑張ってよかった」と言ってくれて、取り組みの成果を実感した瞬間でした。販売価格が1円でも変われば、生産者さんの生活に影響します。その調整を行う私たちの責任は大きいですが、成功すれば一緒に喜び合うことができます。生産者さんとの距離の近さが私の原動力です。これからも信頼を積み重ね、産地の未来を一歩ずつ前に進めていきます。

先輩たちが語る仕事の魅力

「生産者さんや関係者と力を合わせて出荷するさつまいも。その一箱一箱に、みんなの努力が詰まっています。ここまでフォローするJAは全国的にも珍しいです」(河野さん)

【岡野さん】営農指導を通じて、地域のピーマン産地を力強く支え続ける。

私は経営支援課で、ピーマンの営農指導を担当しています。神栖市はピーマンの出荷量が全国有数の産地。その畑を一軒一軒まわり、生育の様子を見ながら「今はこの肥料がいいですよ」「この枝はここで摘みましょう」と具体的にアドバイスをしています。とはいえ、初めからピーマン栽培の専門知識があったわけではありません。私は文学部出身。入組するまでは農業の知識はほとんどありませんでした。最初はピーマンの品種の違いも分からず、先輩や生産者さんに教えてもらう毎日。それでも、少しずつ現場で学び、今では約200件の生産者さんを担当しています。多い日は1日に5~6軒訪問し、じっくり話を聞くと1時間ほど経つこともあります。

これまでの仕事のなかで特に印象に残っているのは、代替わりしたばかりの若い生産者さんとの取り組みです。収量が伸び悩んでいたのですが、「新しいことに挑戦したい」と相談を受け、肥料やお手入れ方法を一から見直すことにしました。枝の管理の仕方やひもの結び方まで一緒に確認し、実践してもらった結果、収量を大きく伸ばすことができました。「ありがとう」と言われたとき、自分の仕事が人の生活を支えていることを実感し、自信にもつながりました。

営農指導は責任の重い仕事です。私のアドバイスひとつで、生産者さんの収入が変わることもあります。近年は気候変動の影響もあり、暑さ対策や病害虫対策など新しい知識も必要です。県の農業改良普及センターや専門機関とも連携し、他産地の事例を学びながら提案を続けています。

JAのなかでも営農指導は“入り口”の役割だと思っています。作物がしっかり育たなければ、販売も購買も成り立ちません。だからこそ、現状に満足せず、さらに収量を伸ばし続けたい。農家さんから「岡野さんに聞けば安心」と頼ってもらえる存在であり続けたいと思っています。スーパーなどで自分が関わったピーマンを見つけると、思わず立ち止まってしまいます。日本の食卓を支えている。その実感が、次の一歩の原動力です。

先輩たちが語る仕事の魅力

「畑で生産者さんと向き合う時間は知識をフル活用して臨みます。収量を伸ばすことができて、生産者さんと一緒に喜び合える瞬間は最高の気分です」(岡野さん)

【横田さん】「来てよかった」と言ってもらえる窓口を、みんなでつくる。

大学卒業後は別の会社でシステムエンジニアとして働いていましたが、画面の向こうではなく、もっと人と直接関わる仕事がしたいと考えたことをきっかけに転職。自分の仕事が誰かの役に立っていると実感できる場所で働きたいと思い、JAなめがたしおさいに入組しました。

今はJAバンクの窓口で、貯金の手続きや相続、年金の受け取り、JAカードの案内、ネットバンキングの登録など、幅広い業務を担当しています。組合員のなかには海外の技能実習生を受け入れている方も多く、口座開設や在留カードの確認なども行います。扱うのはお客様の大切な資産。責任は大きいですが、その分やりがいも大きい仕事です。今年からは支店の事務リーダーも任されています。支店には目標があり、貯金残高やカード入会数など、チームで達成を目指します。不安もありましたが、支店の仲間と声を掛け合いながら取り組み、目標を達成できたときは大きな達成感がありました。JAは個人プレーではなく、チームで動く組織だと実感しています。窓口には「この手続きをしたい」と目的を持って来店される方がほとんどです。しかし、お話を聞くなかで、もっとその方に合った商品をご提案できることもあります。「それいいね」「教えてくれてありがとう」と言ってもらえたとき、自分の存在価値を感じます。「ここの窓口に来てよかった」と安心して帰っていただける瞬間が、何よりうれしいですね。

金融の知識は入組後に学びました。新人研修やロールプレイング、外部講師の講座もあり、ゼロからでも安心してスタートできます。FPや証券外務員の資格取得支援制度も充実。試験対策の研修やテキストの支給、受験費用の補助など、手厚いサポートを受けられます。それを活用して私も証券外務員二種を取得しました。

JAなめがたしおさいの金融共済部門はとても温かい雰囲気で、質問もしやすい環境です。私の支店でもお互いにフォローし合いながら働いています。子育て中の職員も多いのですが、お子さんの学校行事などを優先しながら働いています。地域の方の人生に寄り添えるこの仕事を、これからも大切にしていきたいです。

先輩たちが語る仕事の魅力

「窓口での会話や提案を通して、お客様に安心していただけるとやりがいを実感します。必要な知識や資格を身につけるためのサポートも充実しています」(横田さん)

職場の雰囲気

  • にぎやか
  • デスクワークが多い
  • 個人プレー
  • 社内の方と関わる仕事が中心
  • 落ち着いた
  • デスクワークが少ない
  • チームプレー
  • 社外の方と関わる仕事が中心
  • 河野 健太郎さんが感じる職場の雰囲気
  • 岡野 美希さんが感じる職場の雰囲気
  • 横田 昂大さんが感じる職場の雰囲気

学生の方へメッセージ

◆秋や春先は収穫量が多いので私たちの仕事も忙しくなりますが、事前に段取りをすれば休暇も取りやすい環境です。それ以外の時期は一般企業と変わらない働き方だと感じています。職員同士は家族のように距離が近く、朗らかな人が多いのも魅力。みんなで協力し合いながら、おいしい野菜を味わえるのもJAならではの楽しみです!(河野さん)

◆土日祝日は基本的に休みで、残業も多くはありません。休暇も取りやすく、生産者さんのサポートに支障が出ないよう、お互いにフォローし合う風土があります。部署内は風通しが良いので相談しやすい雰囲気で、週2回のミーティングで情報共有を徹底しています。困ったときにも頼れる先輩がいるため、安心して取り組めます。温かい職場環境が、挑戦を後押ししてくれます。(岡野さん)

◆私が所属する支店には13人ほどの職員がいますが、誰もが助け合う文化が根付いていて、風通しがよく相談しやすい雰囲気です。タブレット導入など業務効率化も進み、以前より定時で帰れる日が増えました。休暇も取りやすく、お休みの日は「お互いさま」の精神でフォローし合っています。未経験でも挑戦できる研修と資格支援が整っている点も心強い環境です。(横田さん)

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JAなめがたしおさいでは、職員同士はもちろん、生産者さんや自治体など、さまざまな関係者が密接に連携しながら積極的な取り組みを進めている。チームワーク抜群の職場だ。

マイナビ編集部から

茨城県南部に位置する行方市・潮来市・神栖市・鹿嶋市エリアに根差す「JAなめがたしおさい」は、全国有数の出荷量を誇るピーマン、そして全国有数の生産量を誇るさつまいもという強力な産地を支える組織である。今回の取材で見えてきたのは、大きな産地を支える仕事の本質が、単なる“集荷・販売”にとどまらない点だった。

それは、河野さんが語ってくれた組合長の言葉「取引ではなく取り組みが大事」によく表れている。単純に収穫物を預かり市場へ出すというやり取りに終わることなく、JA側から積極的に働きかけている点が印象的だ。同JAでは、生産者さんや自治体、市場、さらには小売のバイヤーまで巻き込み、販売戦略そのものを共につくり上げる。需要動向を分析し、食味試験を行い、振り返りまで実施する。生産の過程においても、周囲の専門家と連携して積極的なサポートを行う。こうした伴走型の支援こそが生産者さんとJAの信頼を深め、日本でも有数の産地として全国の食を支えているのだと実感した。

日本有数の産地を「守る」のではなく、「進化させる」。地域と本気で向き合う姿勢が、このJAの大きな魅力である。仕事を通じた地域貢献を目指す学生や、日本の食を支えたいと考える学生には、ぜひとも注目してほしい存在だ。

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ピーマンとさつまいもの大規模産地として全国的にも有名なエリア。さまざまな受賞歴もあり、出荷量はもちろん品質の高さにも定評がある。

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