企業研究の際、何を重視しようと考えていますか。給与や福利厚生はもちろん大切ですが、社会福祉事業は国が決めたルールの中にあるので、基本的な収入は大きく変わりません。では何に注目すべきでしょうか。それは、自分が学んだことを活かせる職場か、自分のやりたいことができる環境かといった点でしょう。
例えば社会福祉法人である私たち、のぞみの家福祉会が展開する各種事業の軸にあるのは、「すべての人の笑顔のために」という理念です。ふるさと・新発田にしっかりと根を張り、地域社会の未来を考えています。地域から求められる福祉サービスを提供することと、多様な福祉ニーズを抱える方々に対応できる職員を育成することを大切にしてきました。障がいのある人も働く人も、一緒に笑顔になりたいという考えのもとに活動しています。
ひとくちに社会福祉法人といっても理念や事業内容は様々で、それに伴って職員が経験できることや挑戦できることは変わってくるでしょう。もし未経験からこの業界に入るなら、研修が充実しているか。福祉や保育の学びを活かしたいなら、それをさらに展開させられるか。さらには、仕事を通じて得た知識や経験が将来、挑戦したいことにつながるか。そうしたことを意識しながら企業研究を進めることをお勧めします。【人事管理室/佐藤将人さん】