最終更新日:2025/6/6

今井産業(株)

業種

  • 建設
  • 住宅

基本情報

本社
島根県

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

“100年企業”の実績と実力を後押しに、島根県内外の街づくりを楽しんでいます!

  • 土木・建築系学部 専攻の先輩

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若手時代から次々実績を築いてきた先輩たちにインタビュー!

島根県江津市に本社を構える県内屈指のゼネコン『今井産業』。100年近くにわたり官民工事の両輪で成長を続けてきた同社の原動力は、ほかでもない現場監督と営業職。彼らの仕事内容と仕事への熱い思いを聞いた。

<写真左>
土木部 工務課 技術職 作業主任
錦織 敦司さん
2014年新卒入社/広島工業大学専門学校 環境デザイン学科卒

<写真中央>
建築工務本部 松江工務グループ 工務課 作業所長
馬庭 芳彰さん
2012年新卒入社/島根職業能力開発短期大学校(ポリテクカレッジ島根) 住居環境科卒

<写真右>
工事開発部 営業課 営業職 主任
寺戸 弘樹さん
2016年中途入社/大阪経済法科大学 経済学部卒

資格取得&コミュニケーション能力を発揮し26歳で作業所長にスピード昇格! 

高校、短大で建築を学び、せっかくなら地元・島根に貢献し、また規模の大きな事業に携わりたいと当社を志望しました。工務課工務グループでは、家電量販店やマンション、保育園、結婚式場など比較的公共性の高い建物の新築工事に従事しています。施工管理職の基本は、提示された図面に基づく建築現場の品質・安全・工程・予算管理ですが、取引先やユーザーの利益につながると思えばプラスアルファの提案をすることも。保育園なら「子どもにもこのくらいのプライバシーは必要では」とか、公共施設なら「こうすれば、高齢者や障害のある人も安心してすごせるのでは」など、利用者の立場になって自分なりの考えを伝えることにしています。もちろん、取引先の意向や予算があってのものですから意見を押し付けるようなことはありませんが、提案すれば喜んで採用してもらえるケースがほとんどです。

そんな私が一般の施工管理職から作業所長に昇格したのは2018年のこと。施工管理職は入社1年目でも名乗れますが、当社の代表として現場に立つ作業所長は周囲の信頼が絶対不可欠。必要な資格(1級建築施工管理技士)を早々に取得したお陰もあると思いますが、一般的に10年はかかるといわれるポジションに入社7年目で昇格したときは本当に嬉しかったですね。ただ、これは組織に認められた証ではあっても、現場で認められている確証はありません。そもそも下請けの業者さん・職人さんたちの中にはこの道20年30年の大ベテランも多く、そんな現場では現在の32歳の私もまだまだ若輩者。それでも作業所長としての務めをしっかりと果たせるよう、現場では積極的にコミュニケーションをとり「若いけど頼りになるな」と思われる存在であれるよう努めています。

コミュニケーションが大切なのはどんな職種も同じですが、施工管理職においてそれがことさら重要なのは、品質・安全・工程・予算管理のすべてに影響が及ぶから。取引先の意図や考え方がくみ取れなければ適切な提案はできませんし、100人近い協力業者が集まる現場で工程・動線のバッティングを防ぐにも各作業者の情報共有が必須。そのため朝礼・昼礼で関係各所と注意事項を共有し、言葉で伝わらなければ図や絵で説明することも。苦労もありますが、それを乗り越えて地域の日常を支える建物が完成したときは本当に大きなやりがいを感じられます。◇建築工務本部 松江工務グループ 工務課 馬庭さん

「今井産業」のココが魅力!

早い段階でどんどん任せてもらえるので、いろんなことに挑戦できるし成長スピードも速い。明るく和やかな雰囲気で誰とでも気軽に話せて、働きやすさも抜群です(馬庭さん)

社員・業者の生活と地域の人々の日常を支える仕事の成果が、目に見える喜び

公共・民間の土木&舗装工事を手がける当社の営業職として、公共工事では入札・契約業務、民間工事では見積り~施工後の引渡しなどを行っています。営業職はお客さまと工務の橋渡し役であると同時に組織の“稼ぎ頭”。間もなく創業100年を迎える当社には十二分な実績と力量があり、もともと大規模案件を受注しやすい環境にあるのですが、それでも書類にわずか1字の誤りでもあれば即入札資格を失ってしまう厳しい世界でもあります。当社の事業利益や社員の生活、さらには協力会社の未来をも背負っている覚悟をもって、常に真剣勝負で臨むことを心がけています。

会計事務所で働いていた私が転職を考えはじめたのは、よりよい就労環境を求めてのことでした。前職にも面白みを感じていましたが、将来のライフプランを考えると、どうしても「生涯勤め上げる」までの覚悟はできなかったのです。そんな折に知人に勧められたのが当社でした。門外漢の建築・土木業界と聞いてはじめは不安も感じましたが、調べてみると、事業規模も待遇も環境も文句なし。何より、現役社員からの勧めだったので、「中にいる人間がこれだけ満足しているなら間違いないだろう」と思ったのです。もちろん、入社直後はそれなりに苦労もありました。同じ島根県内とはいえ、私の地元・益田市は西の端の山口県寄り。本社を構える江津市も配属先の浜田市も、車で1時間~1時間半ほどの距離です。街づくりに関わるのに、土地勘がないというのはなかなかのハンデ。さらに、経済学部出身の私は工事の「こ」の字も知りませんから、はじめはまさに「右も左も分からない」状態だったのです。それでも必死に学びながらここまでキャリアを重ねられたのは、いつでも安心して頼れる上司や先輩に恵まれたから。2年目までは上司がつきっきりで業界や営業ノウハウを指導してくれましたし、それ以降も事あるごとに相談に乗ってくださり、独り立ち後も安心して挑戦することができましたね。

そんな私も早入社8年。初めは「ちょっと遠いな」と感じた通勤距離も毎日のこととなるとすっかり慣れました。それに、ちょうど今当社が手がけているのが、通勤路の国道工事。自分の仕事の成果が日に日にカタチになっていくのを目の当たりにしながらの通勤を、むしろ毎日楽しんでいます。◇工事開発部 営業課 寺戸さん

「今井産業」のココが魅力!

何といっても人間関係の良さ。すべての仕事は人間関係の上に成り立っているので、そこがうまくいかないかで働きやすさもやりがいもまったく変わると思います(寺戸さん)

地域インフラを支える壮大な働きがいと、ICT技術の活用で加速する働きやすさ

山陰道の一部区間の道路工事を担当しています。作業主任を務める私の主な役割は、所長(現場代理人)が組んだ工程計画に沿って現場実務の段取り・管理をすること。つまり、計画通りに確実に工事を完了させるためのマネジメントです。言葉の上では簡単に聞こえるかもしれませんが、実際はなかなか大変。というのも、資材・重機・業者の手配から現場の測量、着工後の安全・品質・工程管理、各専門業者への指示出し、各種記録・報告書の作成まで、施工管理職の業務領域はとにかく広範。実際に現場作業を行うのは協力会社や職人さんたちですが、その安全かつ確実な業務の遂行の舞台を整えるのは私たち施工管理職。しかも、どんなに綿密に計画を立てても、天候の影響で前工程が遅れ次の業者が予定通り作業に入れなかったり、手配した山の土の質が想定より低く急遽別の手段を考えなければならなかったりと、想定外が発生することもしばしば。その意味では苦労は絶えませんが、不測の事態にどう対応し、発生した遅れをどうリカバリーするか、関係各所と協議し自分なりに思案・判断しながら無事工事完了へ導いたときの達成感はひとしお。そもそも土木工事は構造物そのものが巨大で、地域の生活インフラにダイレクトに寄与する仕事ですから、この壮大な充足感が次の現場へと向かう強力な原動力になるのです。

一方、近年はそんな現場も変化し続けています。というのも当社は業界に先駆けICT技術の導入を推進。以前は現場の幅や高さの測定に必ず測量を行っていましたが、現在は重機が自動で作業位置を特定したり、ドローンで掘削量を測ったりすることができるようになっています。今後測量が一切不要になるというわけでもありませんが、作業工程が大幅に効率的になっているは確か。今後さらにICTの浸透が加速すれば、私たち技術者はより「人」の知識と技術に特化して力を発揮できるようになるはずです。

また、充実した成長環境も当社の大きな魅力の一つ。当社では数年前に「国内留学制度」を導入し非建築・土木科出身者の専門教育に取り組んでおり、既に複数の修了者が現場デビュー。一人前になるにはまだ少し時間はかかるとはいえ、制度導入前と比較すると業務を始めてからの成長スピードの違いは一目瞭然。基礎知識が備わっている分、理解度も深く、今後の飛躍をとても楽しみにしているところです。◇土木部 工務課  錦織さん

「今井産業」のココが魅力!

県内西部の山陰道工事はまだ始まったばかりで、今後は周辺開発も活発化。若いうちから壮大なプロジェクトに参加できるのは、この規模・環境の当社だからこそ(錦織さん)

企業研究のポイント

企業情報の集め方はさまざまありますが、そこで「どんな働き方ができるか」「どう成長できるか」「現場の雰囲気はどうか」など、リアルな実情をつかむには、やはり現役社員の生を声以上に信頼できる情報はありません。当社の社内制度では、「国内留学制度」があります。これは建築・土木を専門に学んだ経験のない新卒社員を2年間短大・技術校に派遣する制度で、その間、実習プログラムで1、2度社内訪問はあっても業務のための出勤は一切なし。学校の長期休暇中も、ほかの学生同様、休みを謳歌できます。既に数名が修了して技術職デビューを果たし、今期も6名が修行中。学生時代の学部に関わらず基礎からしっかり学ぶことができるので、文系学部出身者の挑戦も年々増え続けています。

企業訪問やインターンシップ、説明会などで、できるだけ直接話を聞く機会を持つことで、制度や給与などについてはHPなどに記載されている外郭的なデータだけでなく、「実際にどう活用されているのか」「実際にどんなペースで給与が上がっていくのか」など、より実態的に理解を深めておくことが大切。「制度はあるけどほとんど使われていない」「初任給は高いけど、その後全然上がっていかない」のでは、入社後大きなミスマッチが発生していきます。そういった点も含めて企業研究していくと理想のキャリアを築いていくキッカケになると思います。(人事担当:堀さん)

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普段は別々の現場で活躍しつつ、オフィスで顔を合わせるとたちまち四方山話に花が咲く、アットホームな社風も自慢。趣味を通じてプライベートな交流を深める社員も多い。

マイナビ編集部から

「仕事が好き」。そう思えるのはとても幸せなことのように思える。けれど、社会人生活20余年、さまざまな環境で働いてきた筆者の経験上「純粋に仕事“だけ”が好き」であり続けるのはなかなかに難しい。上を目指すほど難易度は上がるし、うまくいかなければ「好き」より苦しみの方が勝ることもある。けれど「会社が好き」であれば、たとえ仕事でつまずいても、その気持ちが揺らぐことはほとんどない。むしろ行き詰ったときこそ仲間の存在が心強く、会社への愛着はより増していく。

そして今回『今井産業』の取材を通じて一番強く感じたのは、「会社が好き」な社員がとにかく多いということだ。施工管理の2人は壮大なものづくりに携われるのは同社だからこそと認識していたし、営業職の寺戸さんは仲間の存在を常に意識しながら業務に従事。活躍の舞台は違えど、チームの絆が常に強く繋がり合っているのを感じた。それはもちろん、同社のアットホームな社風ゆえだろう。「同期」間はもちろん、上下の垣根が低い同社では、とにかく何でも気軽に話し合える風通しの良さがある。1年目の新入社員を若手社員が公私にわたりサポートする「ブラザーシスター制度」は、これも、既存の自発的な活動をただ制度化しただけのことだ。仕事という“目的”を超えた信頼関係が自然と育まれていく。社会という荒波に飛び込んでいく若者たちにとって、これほど心強い舞台はないだろう。

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「ブラザーシスター制度」では月2回のオフ・コミュニケーションの場に菓子や外食の経費として利用できる費用を支給。また、報告は実施の有無のみで内容報告の義務もない。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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