最終更新日:2025/6/27

ALSOK群馬(株)

業種

  • セキュリティ
  • ビル施設管理・メンテナンス
  • 各種ビジネスサービス・BPO
  • サービス(その他)

基本情報

本社
群馬県

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

群馬の安全を守ることに誇りを見出す、若手社員たちの挑戦の日々

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警備という仕事の醍醐味とは

地域の安全を守り抜くという重責を担うALSOK群馬。若手社員たちがどのような思いを抱きながら仕事に向き合っているのか。機械警備隊、ガードセンター、警送隊と異なる3部署で活躍する先輩に話を聞いてみた。

狩野 光輝
セキュリティサービス部 機械警備課 機械警備隊
2017年入社

圷 ひな乃
セキュリティサービス部 ガードセンター
2022年入社

金沢 勇輝
警備輸送部 警備輸送課 警送隊
2020年入社

【狩野さん】常駐警備と機械警備の両方を経験。成長を実感できる仕事がやりがいに

私は機械科の出身。同級生はメーカーに就職する人が多かったのですが、自分は工場勤務に向いていないと感じ進路に悩んでいました。そんなとき、担任の先生が「狩野は責任感が強いから、ALSOKはどうだ?」とアドバイスをしてくれたのが転機となりました。会社訪問をすると人事担当者がわかりやすく事業を解説してくれて理解が深まりましたし、何よりも堂々と警備にあたる隊員の姿に憧れを抱いたことから、入社を決意しました。

最初の5年間は常駐警備として、ITの重要設備が並ぶ大型センターでの勤務を担当。施設内の巡回警備も行いましたが、このセンターではセキュリティの関係上持ち込めるモノが限られているため、入口での受付応対のウェイトが大きくなっていました。なので、一人ひとりの入退館のチェックを入念に行う必要がありました。しかし、単にチェックをして終了ではないのがこの仕事の難しいところ。実は入退館に付随する書類のチェックが必須で、その処理にかなり苦戦しました。そのため、“これを見れば業務がわかる”というノートを自分なりにまとめ、少しでも先輩に追いつこうと努力してきたつもりです。そのセンターには毎日、多くの人が行き交っていました。不審者を決して中には入れないよう、警備員の存在が抑止力になっていると実感する毎日でした。

現在は機械警備隊となり、オフィスや個人宅から警報等の異常が発生した際、現場にいち早く出動する役割を担っています。初めて不審者が発見された場所に出向いたときには、心臓がバクバクするような思いをしました。研修中だったため先輩と一緒に回っており事なきを得ましたが、“何があるかわからない”機械警備の難しさ、責任の重さを噛み締める一件として今でもよく憶えています。

警報が出た後、状況やパターンを整理して出動し、自分で考えながら課題解決して無事に対応を終える。その一連の流れをスムーズに行えるようになってきた今は、後輩の指導も私が担当しています。人に教えることでわかっていたつもりの知識がさらに深まり、私自身の学びにもつながっていると感じています。とはいえ、教えるスキルに関してはまだまだ足りないですから、さらに知識を磨きながら自分を高めていきたいですね。

先輩社員の横顔

多趣味だという狩野さんは、音楽ライブやスノーボードを楽しんだりと、充実した休みを過ごしている。シフト制のため、周囲と相談しながら休日を設定できるとのこと。

【圷さん】お客さまからの多様な問い合わせに回答。自分を高めるために学び続ける

学生時代は簿記やITについて幅広く学んでいた私ですが、就職を考えたときには業種にこだわることなく、母体の大きな安定した企業を目指していました。ALSOK群馬は親戚が働いていて、「いい会社だよ」とおすすめしてもらえたのが選考に進んだきっかけ。お客さまを守る警備という仕事には不安がなかったわけではありませんが、わかるまで丁寧に教えてくれると聞いたので、挑戦してみようと思い切って入社を決めました。

配属となったガードセンターでは、機械警備サービスに加入している個人・法人を問わないお客さまからの電話対応に取り組んでいます。警報が鳴った後の監視業務、機械警備隊への指示出し、結果などの情報収集などにも携わるとともに、お客さまから寄せられる不明点の電話問い合わせにも対応しています。

機械警備では多くのセンサーや機械を活用しているのですが、「見たことがないランプが点滅している」「ここは触って大丈夫?」といった問い合わせが多数、寄せられています。適切に回答するには、私自身が機械警備やセンサーに熟知している必要があります。はじめの頃は知識がなくて回答にも苦慮していましたが、不明点は上司に聞いてメモとしてまとめたり、電話応対の合間に参考書を読み込んで勉強するなど、できることを一つひとつ積み上げてきました。また、警備隊の仕事にも同行し、現場で機器やセンサーがどのように動いているのかを見られたのも、視野を広げる貴重な経験となりました。

配属されて1年以上経った現在は、上司を頼らずともスムーズに受け答えができるようになってきて、少しずつ成長を遂げていることを実感しています。問い合わせ対応も堂々とできるようになってきて、お客さまに操作対応を説明した後、「ありがとう」と感謝の言葉をいただく嬉しい瞬間を何度も経験できるようになりました。今もわからないことは多くありますが、上司が理解できるまで丁寧に教えてくれるのがありがたいですね。先輩たちのようにスピーディに一つでも多くの電話に対応できるよう、これからさらに知識や経験を増やしていきたいと思っています。

先輩社員の横顔

圷さんは中学・高校はテニスに熱中し、県大会では優勝、インターハイでもベスト16に進出した。今も母校のテニス部でコーチとして熱のこもった指導をしている。

【金沢さん】気持ちを切らすことなく、高い集中力で現金輸送に挑み続ける

人を助け、守る仕事に携わりたいとの思いから、人を守る仕事である警備会社を志望。高校時代はレスリングで汗を流していたので、名選手を輩出してきたALSOKにはおのずと魅かれるものがありました。話を聞いているうちに、警備会社ならば業務の目的がはっきりとしており、人を助けるためにより有意義に行動できると思って扉を叩きました。

私は、いわゆる「警備輸送」を専門としています。スーパーやショッピングモールの売上金の回収、銀行・コンビニATMの現金管理が主な業務内容で、現金輸送車を駆使して群馬県全域のお客さまに対応しています。危険が伴う仕事でもありますから、警棒を携帯して必ず2人1組で行動し、周囲の危険の有無を細かくチェックしながら、作業の一つひとつを慎重かつ丁寧に進めています。

特殊な仕事ですから、配属当初は右も左もわからない状態が続きました。ただ、必ず2人1組で行動するので、先輩からその場で教えてもらえるというのは新人にとっては恵まれた環境であると思います。先輩に教えてもらったことはしっかりとメモにまとめ、時間のあるときに読み直していくことで、1年くらい経つと先輩に頼らずとも能動的に行動できるようになりました。1日にまわる場所は約30件。数が多いだけに、心がけているのは最後まで気持ちを切らさないこと。そして、わからないことがあったら放置せず、その場で確認をしていくことで確実性を高めることも意識しています。警備輸送は決まったエリアをまわるのではなく、毎日、訪れる場所が変化します。今でも新しい仕事の進め方や触ったことのない機器との出会いがありますが、新しいことを学んで自分の幅が広がり、少しずつ成長できているのが仕事をしていく上でのモチベーションとなっています。

警備輸送部では、ドライバーが現場責任者に位置付けられているため、今後はその責任者になることが目標です。また、もうすぐ後輩が入ることになっていますので、その役割を全うできるように、日々の仕事をいっそう高い集中力をもって取り組む姿勢を貫いていきます。

先輩社員の横顔

ケガによって引退したが、金沢さんはレスリングのジュニアの全国大会で3位に入った実力者。オフタイムはジムでの筋トレやバイクのツーリングを楽しんでいる。

企業研究のポイント

企業研究の際は、自分が「やってみたいこと」を見つけるところから始めましょう。世の中には本当に多種多様な企業が存在していますが、少しでも仕事としてやりたいと思える要素があれば、そこで長く働き続けられる可能性はぐっと高まるはずです。

ただ、私自身もそうでしたが、自分がどんな仕事をしたいのか、言葉で語るのは簡単なことではありません。それでもさまざまな企業に触れているうちに、目指す方向が自然と見つかってくるものです。きっかけは何でもかまいません。小さくても頭に「?」が浮かんだら、ぜひ実際にその企業へ足を運んでみてはいかがでしょうか。

ちなみに私の場合、最初は社会を支えたいとの思いからインフラ系の企業を研究していました。しかし広くインフラを捉えて企業を見ていくと、警備会社も縁の下の力持ちとして社会を支えていることがわかり、この世界に飛び込みました。そんな風に、発展させて考えていくといいのかもしれません。また、給与・福利厚生などもしっかりと吟味しながら企業研究に取り組んでみてください。
<人事担当・伊藤 さら>

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いきいきとした表情で働く若手社員たち。体育会系出身者も、そうでない人も、警備という業務に真っすぐに向き合っている。

マイナビ編集部から

1974年に設立されたALSOK群馬は、50年もの長きにわたって群馬県で警備事業を営んできた企業である。現在、機械警備、常駐警備、警備輸送といった業務を軸に、法人・個人を問わないさまざまな人々のニーズに応えている。群馬にあるいくつもの有名施設の警備を任されているので、県内在住の学生の中には日常的にALSOKのロゴがついた制服を見かけている人もいるだろう。

警備業界で働くためには、法定の研修受講などが求められており、学ぶ姿勢が重要な意味を持つことになる。そのため同社では積極的に学べる場を用意。資格取得なども支援しているため、まったく警備のことを知らない人材であっても大きく羽ばたくことができる環境だという。今回の取材では3名の先輩社員に話を聞いたが、どの部署の先輩たちも丁寧に指導を施してくれるので、不安を感じることなく前に進んでいけると話してくれた姿が印象的であった。また、3名ともしっかりメモをとって復習に役立てているということから、つねに学ぼうという意識をもつことが現在の活躍につながっているのだと感じることができた。

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警備事業は今や社会にとって必要なインフラの一つ。つねに必要とされている仕事なだけに、景気の波に左右されることも少なく、安定して仕事を受注しているという。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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