最終更新日:2025/6/20

丸建道路(株)【東亜道路工業グループ】

業種

  • 建設
  • 道路管理

基本情報

本社
石川県

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

まちの景観を整え、暮らしを支える土木のプロに

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土木の現場をリードする若い現場監督たち

丸建道路で現場監督として活躍する、新卒入社の先輩2人に仕事のリアルを聞きました。入社してからどのように仕事を覚え、どのようなやりがいや面白さを感じているのか。成長のストーリーを覗いてみましょう。

■ 飛田響さん/工事部/2023年入社(写真左)
■ 表谷一冴さん/工事部/2023年入社(写真右)

社内外の仲間たちとつくり上げるこだわりの道路

学生時代は人間健康学部スポーツ健康学科で学び、「体を動かす仕事がしたい」と考えて丸建道路に入社しました。現場では重いものを運ぶ仕事もあり、これまでに培ってきた体力を活かせていると感じています。

ただ、私の仕事は体だけではなく頭もフル稼働させています。入社から3年、道路整備などの工事を取り仕切る現場監督としてのノウハウを身につけてきました。期限通りに工事を終えられるように段取りを行い、作業員の方々とコミュニケーションを図りながら、作業のクオリティを管理。工事の出来を左右するとても重要な役割です。

入社当初は分からないことばかりでしたが、上司や先輩の現場に同行し、すぐそばで現場監督としての役割を見せてもらいながら、ひとつずつ実践する。そうして業務の流れを覚えた後、徐々に小規模の現場から監督を任せてもらえるようになりました。

私は主に道路関係の業務を担当する部署にいます。道路の新設、修復、周辺の駐車場の整備など、内容はさまざまです。自治体から依頼をいただく公共案件が多いですが、民間のお客様からの案件も。工期が短く規模が小さい工事で監督を務めたり、他の人の案件では現場作業を担当したりするなどして、経験を重ねてきました。なかでも、公共の工事は提出する書類がたくさんあり、民間の案件とは異なる難しさがあります。2年目に初めて自治体の案件を担当したときは、自分の成長も感じられて嬉しかったですし、工事が完了した際には、達成感も得られました。

現場では監督の判断が工事の完成度を左右します。細部まで目を配り、美しさにこだわってきました。一緒に働く社内外の人たちとの距離は近く、若手の意見にもきちんと耳を傾けてもらえます。「もっとこうしたい」とお願いや相談もしやすい環境です。

今後、さらに社内外での信頼を得て、公共の大規模な案件も担当したいです。まだまだ未熟なところもあるものの、ほぼ知識ゼロから一歩ずつレベルアップできました。今後も前進し続けていきたいです。(飛田響さん)

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「高校・大学ともに工業系ではなく、土木の知識は入社後に基礎から習得しました。工事現場で実務を経験しながら、誰もが監督を目指せる環境が整っています」と、飛田さん。

工事を決して止めない。現場監督の仕事で磨かれる柔軟な対応力

私は、建築デザイン科の土木コースで学んできました。測量の方法など、学校で学んだ基本的な知識を仕事でも活かせています。丸建道路への入社を決めたのは、多角的な事業を展開し、安定した事業基盤が魅力的だったから。さらに、石川県、富山県では「グラウンド整備なら丸建道路」と言われるほど、地元での信頼が厚いのも好印象でした。

飛田さんと同じく、工事部で現場監督の仕事をしています。入社当初は、私も先輩の現場についてOJTで業務のイロハを身につけました。1年目は主にグラウンド整備の案件をサポートし、2年目から道路の修復、舗装の案件をメインに。3年目に入ってから、上司や先輩からフォローを受けつつ、主担当として現場の管理を任せられるようになりました。

グラウンド整備と道路の舗装では、工事の手法が全く異なり、覚えることは多いですが、その分幅広い知識を得られています。初めて耳にする工事現場ならではの言葉に、最初は戸惑いもありました。例えば、手押し車を「ネコ」と呼ぶような単語が出てきても分からない。とはいえ、頼りになる上司や先輩の丁寧な指導があり、聞けばすぐに教えてもらえる環境は心強かったです。

工事現場は、監督の指示がなければ止まってしまいます。若手であっても、状況を見て臨機応変に判断をするのが現場監督の役割。迷ったときには社内外の人たちの知恵を借りながら、任せられた工事を進めてきました。一日も早く独り立ちできるように努力し、経験を積んでいます。今後は道路の新設工事など、もっとさまざまな案件を担当してみたいです。

新しいものをつくり上げる仕事は、既存のものを直すのとはまた違ったやりがいがあるはず。官民両方の案件の依頼をいただき、事業の幅も広い当社だからこそ、多種多様な工事に携わるチャンスが得られます。この環境を活かして、どんどん成長していきたいです。(表谷一冴さん)

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「経験豊富なベテランの先輩も何人もいますが、良い意味で年次の壁などを感じさせない社風です。みなさんが話しやすいので、質問も相談も遠慮なくできます」と、表谷さん。

災害からの復旧を通して感じた自分たちの仕事の意義

2024年1月に能登半島地震が起こり、丸建道路は多くの復旧工事を請け負わせてもらいました。陥没やヒビ割れを直し、以前のように通れる道に戻す。こうした工事をしていると、周囲にお住まいの方から「ありがとうね」と感謝の声をかけていただけることが何度もありました。日常を変えてしまう災害が起きたとき、大勢の人の役に立てる仕事ができているのだと感じています。やりがいは大きいです。

丸建道路は、若手の育成に力を入れていて、同年代の社員も何人もいます。今まさに職場の若返りが進んでいるところ。年次の近い先輩が多い分、職場に馴染みやすく、社歴や役職を問わず、上司や先輩たちは質問や相談に親身に応えてくれます。何かを聞いて返事をもらえなかったことはありません。誰でも安心して現場監督のプロを目指せる場所だと思います。(飛田さん)

私も災害復旧の案件は強く印象に残っています。各地で道路の復旧工事に関わるなかで、道路をきれいに直すことで困っている人の力になれているのだと実感しました。公共案件の実績も多く、こうした時に頼りにしていただけるのも丸建道路の強みであり魅力です。

もうひとつ思い出深いのは、2年目に初めて現場監督をした道路の修復の案件です。傷んでいる道路を28ヶ所直すという内容で、決められた日数内での段取りがかなり重要でした。どのようなスケジュールで進めるか、各現場に作業車を何台入れるか。あらかじめ考えておくのですが、天候の具合などで現場は思い通りには進みません。何かあれば、上司にその都度アドバイスをもらって調整を重ねていき、無事に工期内に完了できたときは、ホッと一安心でしたね。

現場監督は正直プレッシャーも大きな役割です。だからこそ、周りに手厚く見守られながら、若手の頃から責任あるポジションを担えるのは貴重なこと。その経験をしっかりと自分の糧としていきたいと思います。(表谷さん)

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地震などの大きな災害が起きたときにも、丸建道路の力が必要とされます。大切な役割を担うことに、誇りを持てるでしょう。社会貢献度の高い仕事です。

企業研究のポイント

企業について調べる際、事業分野や職種、仕事内容に注目する人は多いでしょう。「そこでどんな仕事ができるか」はもちろん大切なポイントです。加えて、おすすめしたいのは「その会社がどんなつながりを持っているか」もチェックすること。誰と連携しているのか、お客様はどんな人たちなのか。これらの点によって、同じような事業をしていても、実際に携われる仕事は大きく変わります。

例えば、当社は東亜道路工業グループの一員として、グループ企業同士で強い横のつながりを築いてきました。さらに、それぞれの企業が協力会社との縦のつながりも持っています。横と縦のつながりによって、社会の変化にも柔軟に対応し、多様なニーズに応えることが可能です。

2024年1月の能登半島地震では、道路の復旧の依頼が急増しました。この時も、迅速に連携できるつながりがあったおかげで、社員の負担を過度に増やさず、他社の力も借りて社会の需要を満たすことができました。つながりの強みを活かせば、社員は幅広い案件に挑戦する機会を得られます。

一方、お客様についても、公共と民間のどちらが多いかで仕事の中身は異なります。当社のように自治体の案件の比率が大きければ、公共性の高い仕事に多く携われます。公共工事を任せていただけるのは、実績と信頼の証ともいえます。このように一歩踏み込んで企業をリサーチしてみてください。(高地友樹さん/総務部)

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長年の取引がある協力会社も多く、縦のつながりは強い。若い現場監督にとって、協力会社の職人たちは良きお手本であり相談相手です。社外にも頼もしいつながりを築けます。

マイナビ編集部から

東亜道路工業グループに属し、70年を超える確かな実績を誇る丸建道路(株)。歴史ある企業であると同時に、既存の枠組みにとらわれることなく、時代の変化に合わせて新しい仕組みを取り入れてきたという。

社員の働きやすさを高める福利厚生の充実も、その取り組みのひとつ。例えば、土木の世界では当たり前だった「4週6休制」を一足早く改め、完全週休2日制を実現。この他、資格手当の増額、確定拠出年金の導入など、積極的に待遇の改善に努めていると感じた。

総務部の高地さんは「中小企業であっても、給与、休暇、福利厚生は大企業に遅れるものではありません」と語る。一方で、現場で活躍する先輩たちからも、待遇面に満足する声が聞かれた。社会や法の変化に合わせて、企業のカタチも変わるもの。現時点の仕組みだけではなく、前向きに改善を重ねる企業の姿勢にもぜひ注目してみてほしい。

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同社では、年々20代の社員の割合が増えている。将来を見据えて若い人材の育成に注力している企業では、「会社の未来を一緒につくる」というやりがいを味わうことができる。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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