最終更新日:2025/6/1

メタウォーターサービス(株)

業種

  • 検査・整備・メンテナンス
  • 設備工事・設備設計
  • プラント・エンジニアリング
  • 環境・リサイクル
  • ビル施設管理・メンテナンス

基本情報

本社
東京都

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

「水」を守り社会インフラを支えるプロフェッショナルたち

  • 生物・農学系 専攻の先輩

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毎日の暮らしに欠かせないライフラインを守る先輩社員に密着!

■Oさん
東日本管理部 K水処理センター 副責任者
生物資源科学部卒/2017年入社(写真左)

■Hさん
東日本管理部 K水処理センター チームリーダー
応用生物学部卒/2018年入社(写真右)

日本各地の上下水道施設の運転・メンテナンスを担う『メタウォーターサービス』。日々の暮らしに欠かせない水インフラを守る仕事はどのようなものなのでしょうか。仕事に対する想いや社会的意義を2名の先輩に伺いました。

水環境のプロとして新たな知識を得ることが仕事のモチベーション!(Hさん)

私は大学時代、応用生物学を専攻し、下水のにおいの研究をしていました。その学びを活かせる仕事に就きたいと考え、水処理業界に絞って企業研究を行いました。メタウォーターサービスは、汚れた水をきれいにして自然に還す「下水処理場」と皆さんが飲める安心安全な水を作る「浄水場」の運転管理・メンテナンスを担い、毎日の暮らしの水と地球環境を守っている会社です。当社を選んだ決め手は、暮らしに不可欠な上下水道施設を守るという公共性・社会的意義の高い事業内容です。また安定した経営基盤や充実した教育制度のもと自己成長が叶えられる環境だと感じました。

私は現在下水処理場に勤務していますが、私達の仕事を一言で表すと「当たり前を24時間・365日、守り続けること」です。そのためには日々、施設全体の運転管理業務・点検業務・水質管理などを行うことが欠かせません。設備一つひとつの機能や役割を理解し、機器が正常に稼働しているか点検したり、不具合のある機器のメンテナンスを行います。点検の際には、数値だけでなく異音・異臭・摩耗状態など五感を使って判断することも重要です。

■今でも忘れられない経験
入社して2年目、大型台風が襲来し大雨に見舞われたことがありました。設備をしっかり稼働させなければ、施設自体が機能停止したり街が浸水してしまうため、みんなで朝まで張りついて運転管理を行いました。何事もなく無事にやり終え、きれいな青空を見たときは街や施設を守れたというやりがいと達成感に満たされました。

■モチベーションが高まるのは新しい知識を得たとき
施設内の機械はそれぞれ構造が異なるため、理解できたときはうれしくなります。また、仕事の幅を広げ高度な業務にチャレンジするためにも毎年1つ資格を取得するようにしています。これまでに下水道技術検定第3種、危険物取扱者甲種、公害防止管理者(水質関係第1種)、ボイラー技師1級を取得しました。当社では社内研修が豊富で、社外で講習を受ける場合の費用もほとんどの場足、会社が負担してくれます。通常業務が試験対策につながっているので日頃から十分に資格取得対策ができ、働きながら知識・技術を得られるのは当社ならではの良さだと感じます。今現在は副責任者の補佐をしていますが、今後の目標は一つの現場を統括する責任者になることです。知識・技術・経験を蓄えて1日でも早くなれるように頑張ります。

先輩の仕事風景

「取扱う機器、薬品の種類が多いため、それぞれの役割を理解し適切な対応が欠かせません。間違いのないように指差し確認するなど丁寧な仕事を心がけています」(Hさん)

オンオフの切り替え抜群なのがこの仕事の魅力。チームワークを高め働きやすい職場環境づくりに尽力(Oさん)

入社のきっかけは、実際にこの業界でお仕事をされている方から話を聞く機会があり、生活に必要不可欠であるこの仕事に興味を持ったことでした。もともと、仕事で専門的な知識や技術を身に付け、手に職をと思っていたので、当社はまさに私の理想と思い、志望しました。

私は現在勤務している下水処理場の副責任者を任されています。現場業務だけでなく、お客様・責任者・班員など各所をつなぐパイプ役や潤滑剤のような役割として、情報共有・育成・指導も行っています。副責任者として心掛けていることは挨拶で、自分から声を掛けることによって周りも私に話しやすくなり、コミュニケーションが円滑になると考えています。班員をまとめる上では、それぞれの得意・不得意や現在の作業・知識レベルを把握して、一人ひとりに適した業務を割り振るようにしています。また、資格取得者でなければ作業できないものもあるため、誰が何の資格を取得していて、どの業務ができるのかまでを考えることも必要です。基本的にチームで取り組むため、連携プレーが欠かせません。みんなで同じ方向を見て動くためには、働きやすい環境づくりが不可欠なため、無理のないシフトを組むなどストレスなく働けるように配慮しています。

■今まで大変だった経験
以前、雨水を河川に放流するポンプがシステムの不具合で止まってしまったことがあり、ポンプが止まると最悪の場合、街に水があふれてしまうため、メンバー全員で現場に行って手動で動かし事なきを得ました。日頃から非常事態を想定して訓練しているので落ち着いて対処できましたが、無事に終えたときは安堵して力が抜けるような感覚でした。

■働く環境の良さがモチベーションに
下水処理場は24時間365日稼働していますが、残業はほとんどなくメリハリをつけて働くことができます。オンオフの切り替えが仕事のモチベーションにもつながっていると感じます。今後の目標は、副責任者としての職務を全うすること。今年度に着任したばかりなので、周りに迷惑をかけずに職務に務めていきたいです。そして引き続き、街を浸水させないように社員一丸となって取り組んでいきます。

先輩の仕事風景

「水の状況は刻一刻と変わるため、24時間体制で設備の安定稼働を維持しています。専門性の高い仕事ですが知識は研修や実地で習得できるので安心してほしいです」(Oさん)

先輩社員に聞いた仕事の使命ややりがい、心掛けていること

【人々の健やかな生活を守ることが当社の役割(Hさん)】
下水処理場で汚水をきれいな状態にする目的は2つあります。1つ目は海や川など自然環境を守ること、2つ目は感染症の予防と対策です。後者について詳しく言うと、街や土壌・水源に汚水が流れ込んでしまうと、病原菌の温床となり感染症が流行します。私たちが健康に暮らすためには下水処理場は不可欠なのです。当社の役割は下水処理場が安定稼働するように日々管理することです。人命を守ることが当社の社会的意義と言っても過言ではありません。社会貢献性の高さが働くやりがいにつながっています。

現在はチームリーダーとしての役割も担っていますが、日々感じているのはコミュニケーションの難しさです。水処理の仕事は専門用語が多く、それらを理解しないと伝えたいことがうまく伝わらない場合があります。しかし、ただ一方的に話すだけでは伝わりません。どうすれば伝わるのか、後輩は何を知りたいのかを汲み取って的確に伝えるよう心掛けています。社会貢献度だけでなく、日頃の業務でコミュニケーション力が培われるのも当社で働く魅力だと感じています。

【当たり前の暮らしを守り、地域の社会活動を止めない仕事(Oさん)】
下水処理場の役割は、汚水をきれいな状態にして河川に還すだけではありません。雨水が道路に浸水しないための役割も担っています。ニュースやSNSで水があふれた道路を見たことがあると思いますが、あのような事態を防ぐため下水処理場ではポンプを使って雨水を放流しており、下水処理場がうまく機能しないと大袈裟ではなく、街が水没してしまう可能性があります。「地域社会が何事もなく機能し、当たり前の生活を送れる」これを実現しているのが当社です。責任は非常に大きいですが、大雨が降った日に何事もなく終えられたときの達成感は他では得られないものです。

育成においては、目標を明確にするようサポートしています。当社は資格を取得していないとできない業務もあるため、「この業務にはこの資格が必要」と目指すべきものがわかるように伝えています。未経験からのスタートでも手厚い研修制度で知識を得られるところも魅力です。

先輩の仕事風景

水処理施設での仕事には機械・電気・化学など幅広い知識が必要です。最初は大変ですが奥が深く面白い世界です。さまざまな知識・技術を吸収でき自分の成長を感じられます。

企業研究のポイント

■仕事で何をやりたいのかなども含め企業や業種を選ぶときの基準になる軸を明確にしておくことが大切だと思います。軸がしっかりしていれば、広く業界・業種を比較した際にも自分にあった企業を選びやすくなるでしょう。私自身、ぶれない軸があったので企業を絞ることができました。また、インターンシップなどでは、ただ話を聞くのではなく、自分が働いている姿を想像できるところまで踏み込んで質問してみてください。(Hさん)

■大学で学んだことが仕事に活かせるのかと不安に思う人もいるかもしれませんが、知識ゼロから働ける企業はたくさんあります。こだわり過ぎず視野を広くもって考えてみてください。大切なのは、快活で何事にも意欲を持って取り組める姿勢や環境だと思いますので、会社訪問などでは遠慮せずに自分の言葉で聞いてみてください。(Oさん)

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わからないことがあってもすぐに質問できるので心配無用です。経験豊富な頼れる先輩たちが時には厳しく、時にはあたたかく見守りながらサポートしてくれます。

マイナビ編集部から

メタウォーター(株)の100%出資会社である『メタウォーターサービス』は、全国各地の公共上下水道施設の運転・維持管理や修繕工事を手掛けて堅実な成長を遂げている。

今回取材をして感じたのは、社会的意義の大きさだ。私たちが水を使ったり、台風が来ても何事もなく過ごせたりするのは、同社の社員が上下水道施設を守っているからこそ。水の安全性だけでなく「当たり前」という安心感も同社の存在によって提供されている。表立つ仕事ではないが、社会に貢献できていると実感できるだろう。もう一つ感じたのは、社員同士の仲の良さだ。取材中のやりとりから先輩・後輩の距離が近く、良好な人間関係が見受けられ、終始和やかな雰囲気で働きやすい環境だと感じた。業務はチーム制で取り組むため、普段からこまめなコミュニケーションが欠かせないのだろう。

さらに、さまざまな知識を得られることも同社の魅力だ。化学・電気・機械など幅広い知識が必要なため、研修制度が充実している。水インフラのプロとして幅広い知識を得られる体制は心強い。社会に貢献したい人やスケールの大きな仕事をしたい人には好適な会社だ。

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「水のプロフェッショナル」として、社会インフラである上下水道施設を守るのが同社の使命。社会的意義をダイレクトに感じられる仕事です。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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