最終更新日:2026/9/14

(株)スタジオぴえろ【旧社名:(株)ぴえろ】

  • 契約社員

業種

  • 放送
  • サービス(その他)

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

ぴえろのアニメ作品が好きだから、営業の場で活躍すると決めました!

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作品をより多くの人に届け、楽しんでもらうための活動

アニメーションの制作会社であるぴえろ。制作された作品をより多くの人に届けること以外にも、商品化やイベント開催なども大切な仕事だ。今回は同社の営業職で活躍する若手社員2名にお話を伺った。

■小竹隆平さん 営業部 映像ライセンスユニット/2023年入社
■松本舞さん 営業部 第2MDユニット/2022年入社

より多くの人に作品を楽しんでもらえるように、配信会社との交渉窓口に/小竹さん

就職活動を始めた頃は広告代理店などを中心に探していたのですが、納得できる結果が得られずにいました。私はアニメ『BLEACH』が大好きだったこともあり、アニメ会社を受けてみようと思い立ち、当社とご縁をいただきました。

現在の仕事は、当社が権利を持っている作品を配信会社の方々に営業し、購入していただく交渉担当者というポジションです。既に放送された担当作品を配信会社の方にご紹介し、たとえば「○月○日から1年間配信していただく」というように契約をまとめます。実際の交渉はそれほど簡単ではなく、原作元に許諾を取ったり、価格交渉を行ったり……価格に関しては、当然、原作元さんのご意向もあるので、当社だけで決められるものではありません。新作と旧作でも取り扱いが異なります。そのような諸々の取り決めをクリアにして、より多くの方々に見ていただけるように、配信会社を中心に関係各所と交渉を重ねます。

仕事をしている中で感じることは、スケジューリングの難しさです。配信期間の延長なども含めて「もっと早くから動いていればよかった」と思うことがよくあります。価格の変動や関係各所との交渉が難航すると、配信開始期間が遅れたり、配信できない期間ができたりするからです。もちろん、早く動いていてもこちらの思惑通りにいかないこともありますが、時間的な余裕があれば臨機応変に対応する余裕が生まれます。営業としては年間の売上目標などもありますので、期末に慌てないですむように、しっかり数字をあげることも考えていきたいです。そのためには、先を読んで行動することが大切だと感じています。

配信会社さんによっては独占配信を好まれるケースもありますが、アニメーションが大好きな自分としては、より多くの方に見ていただきたいという気持ちが強いので、どの配信会社さんともしっかり交渉して、ひとりでも多くの方に作品にふれていただける機会をつくり、楽しんでいただきたいという想いがあります。

また作品を楽しむ側からみなさんにお届けする側の仕事に就いて、作品のエンドクレジットに特に注目するようになりました。仕事でお付き合いのある方や、同期の制作に関わっている社員の名前を見つけると、嬉しくなります。これも制作会社の社員ならではの仕事の醍醐味ですね。

今後の目標

「段取りを決めて予測する力を養いつつ、契約内容や著作権の内容など勉強を重ねて、より多くの作品を担当できるようになりたいです」(小竹さん)

アニメが放送されるまでの過程を見ながら、毎日楽しく仕事をしています/松本さん

中学生の頃にどっぷりとアニメ沼に浸かり、少しでも時間があればアニメを見ていました。その頃から「就職をするならぴえろ!」と言い続け、面接の際も、ぴえろの作品をいかに見てきたか、自分にとってアニメがどれほど特別なものかを訴えていたように思います(笑)。

現在の部署では2つの作品を担当しています。作品ごとに監修のルールが異なり、常に期日がある中で、ライセンシーさん、原作者さんとコミュニケーションを取って進める業務は慣れるのに時間がかかりました。しかし、ご提案いただいた企画が実施されるときは「ファンの方々に楽しんでもらえるといいな」と、気持ちが高まります。コラボカフェの企画案件では、実際にお客様が楽しまれている様子を見られたことが印象深いです。ご自身の推しキャラと写真を撮られたり、何人かのグループやお一人で来られる方もいらっしゃったりと、わざわざ現地にまで足を運んでくださるファンがいらっしゃるのはほんとうに有り難く、嬉しいことだなと励みになりました。

最近、初めてアニメの起ち上げから参加させていただき、どのくらい多くの人が関わってどのようにアニメが作られていくのか、放送に向けてどう盛り上げていくのかなどを学んでいます。アニメの製作委員会や打ち合わせを重ねて、たくさんの労力をともないながらひとつの作品として仕上がっていくことを実感し、とても楽しいです。

私の所属部署の社員の方々は、どんな些細な悩みにも真剣に向き合ってくださって、みなさんとても優しく安心して働ける環境です。業務に関しては、案件によって求められるものが異なり、企画内容の確認、イラストの監修、作画チェック、ゲーム監修、音声収録の立ち会い、案件の現地監修など、毎回、新しいことに挑戦できます。責任のともなう仕事ではありますが、さまざまなことに取り組めるのはアニメの仕事ならではと思い、毎日が充実しています。将来的には、よりたくさんの作品に関わっていきたいです。

今後の目標

「45年以上の歴史の中で、多くの作品がぴえろにはあります。まだ理解を深められていない作品もあるので、作品を見続けて新しい考えや可能性を広げたいです」(松本さん)

学生の方へメッセージ

■学生時代の恩師に「“どこに行くか”は重要ではなくて、そこで何をするのかが一番大切だ」と言われ、その言葉を大切にしています。どこに行ったとしても、自分ができることをしっかりやれば、それは自分にとってためになるし、楽しいものに変わっていくと思います。自分がそこで何をするのか、何ができるのか、何がやりたいのかを大切にしていただきたいですね。(小竹さん)

■アニメの仕事では、プロデューサーさん、脚本家さん、演出さん、キャラクターデザイナーさん、絵を描くアニメーターさんなどアニメ制作の軸となるお仕事が目立ちますが、我々のようにアニメの商品を創る業務もあります。「アニメが大好きだけど絵が描けない」や「仕事の内容がよくわからない」という人もいらっしゃると思いますが、アニメには大勢の人が関わっていて、いろいろな業務があります。ご興味がある方、ぜひ一緒にこれからのアニメを創っていきましょう!(松本さん)

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1979年に設立されたぴえろ。その社名とおなじピエロの顔をモチーフにしたロゴでおなじみ。多くの人気アニメーションを制作し、日本のアニメ文化を牽引してきた。

マイナビ編集部から

世界に誇るクールジャパンの代名詞でもある「アニメ」。その制作会社であるぴえろは、創業者の故・布川郁司氏がアニメーター出身であることもあり、クオリティの高い作品づくりで知られてきた。『うる星やつら』『幽遊白書』『NARUTO』など、ここでは書き切れないほど多くの作品があり、「これもぴえろの作品だったんだ!」と改めて驚かされる。

アニメーションの制作会社といえば、どうしても作品や制作現場にスポットが当たりがちだ。しかし、今回取材させていただいた2名のように、作品を配信会社に販売したり、商品化したり、イベントを企画したり、作品をいかに世に広め、コンテンツとしての価値を高めていくかは企業として非常に重要な仕事である。営業を担当する社員の頑張りや作品の魅力・人気が高まれば高まるほど同社の収益が上がり、それが制作現場にも反映し、好循環を生んでさらにクオリティの高い作品の制作につながるからだ。

好きなものを仕事にすることが幸せなのかどうか。これは永遠の課題でもあるが、同社の社員たちの言葉にはアニメに対する愛情が溢れており、それにも増して、アニメに関わることが楽しくてしかたないという雰囲気が伝わってくる。絵が描けないとか、専門的な知識がないといったことは問題ではない。アニメを愛し、それを仕事として携わる覚悟だけが同社にエントリーする資格であるように思う取材であった。

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東京都三鷹市にあるぴえろの本社。クオリティの高いアニメ作品を世に送り出し、多くのファンをもつクリエイター集団であると同時に、アニメビジネスに注力している。

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