最終更新日:2025/7/1

(株)ナガシマ

業種

  • 建設
  • 設備工事・設備設計

基本情報

本社
三重県

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

仲間がいるから頑張れる、「ダイナミックな仕事は達成感も大きいんです!」

  • 土木・建築系学部 専攻の先輩

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会社が変革期を迎え、働く環境はめざましく進化しています

安井 健二/工事部・部長/2004年入社/工学部・土木工学科卒

港湾工事や浚渫(しゅんせつ)工事、道路工事と、あらゆる現場を任されてきた、施工管理のエキスパートである安井さん。資格と経験を武器に、入札から竣工まで全工程に精通し、社内外から厚い信頼を集めている。現在は部長として多忙な日々を送る中でも、若手からの相談が絶えず「安井さんなら」と頼られる存在だ。仕事のやりがいや今後の課題、そして会社の未来について語ってもらった。

自分のスキルと経験を最大限に活かせる会社へ

◆施工管理業務に一筋だった現場時代
父親が設計事務所を営んでいたこともあり、建設業界は身近な存在でした。兄が建築家の道を選んだため、私は大学ではあえて違う分野に進もうと考え、土木工学を専攻。
新卒で入社した会社では、空港をはじめとする港湾工事や護岸工事など、現場で施工管理を担当していました。海での仕事を選んだのは、“海なし県“である奈良で育った反動かもしれません(笑)。当初は試行錯誤の日々で、がむしゃらに学び続けました。その姿勢があったからこそ、スキルや知識がしっかりと身についたのだと思います。

◆新たに「元請」業務にも挑戦!
10年ほど勤務した後、新しい分野にチャレンジしようと、当社に入社することに。これまでの経験を活かせると感じたことに加え、新たに「元請」の仕事に関われる点にも魅力を感じました。ちょうど私が入札に参加できる資格と施工実績を持っていたこともあり、入社後からすぐに入札を担当しました。
それから約10年間、川の浚渫工事をはじめ、山の造成や道路工事など、さまざまな現場を経験してきました。特に印象に残っているのは、浚渫工事。当社の場合は、すべて自社施工で行える体制が整っています。中でも、陸送可能な小型のポンプ船を保有している企業は全国的にも非常に少なく、当社ならではの特色です。また、元請・下請、両方の立場で受注できる点も、企業としての安定性につながっています。

◆一人ひとりと向き合える規模感
昨年、部長に就任してからは、現場に出る機会が少なくなり、現在は公共工事の入札など営業面に軸足を置いています。ただ、現場から完全に離れることはせず、月に一度は必ず現場に足を運び、進捗状況や安全確認を行っています。
近年の当社では、20~30代の若手社員が定期的に入社しており、人材の層も厚くなってきました。一方で、3~4年現場を経験すると、「もう一人前だ」と慢心してしまうこともあります。そのため、入社5年目の社員を中心に、技術面だけではなく仕事への姿勢を話し合う時間を設けています。一人ひとりとしっかり向き合える規模の会社だからこそ、こうした育成の機会を大切にしています。

(株)ナガシマの魅力

「社歴に関係なく、仕事を任せてもらえることです。チャレンジしたいという気持ちを大事に、チャンスをどんどん与えてくれます」

経験値と共に、手応えもどんどん実感!

◆現場はいわば“独立した会社”
当社での仕事のおもしろさは、大きく二つ。まず一つめは、どの現場も一つの“会社“のように、自分自身が動かしているような実感が持てることです。たとえるなら、施工管理者は、現場の所長や社長のような立場。ヒト・モノ・カネのすべてを自らの判断で動かしていきます。ダイナミックに仕事ができるのは、非常におもしろいです。
二つめは、完成したモノのスケールが大きく、未来に残っていくものであることです。自分が関わった道路は、何度走っても嬉しく、家族にもつい自慢してしまいます。
これまでで最も印象的だったのは、四車線化を伴う道路工事の現場。公共工事では最終的に国の検査があり、この合格をもって工事が完了しますが、最後の検査を翌日に控えても、現場では調整が続いていました。当社の担当部分はすでに完了していたのですが、別工区で遅れが発生。開通式の日が決まっていたため、工期の延長ができず、当社も急きょサポートに入ることになりました。
なんとか検査も通過し、迎えた開通式当日。白バイが先導する中、信号が次々と青に変わっていったあの光景は忘れられません。それまでの苦労が一瞬で報われた瞬間でした。発注者からも感謝の言葉をいただき、工事後の食事会がいつにも増して盛り上がったのは言うまでもありません。

◆“自分らしく働ける“職場のカタチ
私はよく、若手社員に「この仕事を経験すると、他の仕事ができなくなるよ」と冗談交じりに話すことがあります。それは、大きな裁量権を持って、時間の使い方をコントロールできるからです。現場では、職人さんとの雑談も重要なコミュニケーションの一つですし、作業が予定より早く終われば、その分早く帰っても構いません。大切なのは、工期内に確実に、安全に完成させることです。だからこそ、現場のチームワークやお互いを思いやる気持ちが非常に重要です。
当社には、素直で、何事も前向きに吸収しようとする姿勢を持っている人が多いと感じています。働く中で感じる「自分らしく働ける環境」はもちろんのこと、「共に学び、共に成長していこう」という風土こそが、当社の大きな魅力です。

(株)ナガシマの魅力

「人によって工事のやり方が違うのは当たり前」という考えのもと、自分らしさを存分に発揮できる環境。のびのび仕事に取り組める。

働き方改革や環境整備、人材育成。次の時代でも輝く企業へと変革

◆部長として、次世代のリーダーを育てるために
部長という立場になり、これから取り組まなければならないと感じていることがいくつかあります。まずは人材育成です。現在、私がメインで担当している入札業務も、いずれは後輩に引き継いでいかなければなりません。入札には、過去の工事の金額や内容などの公開情報から、設計者の意図を読み取るといった情報収集力が求められ、その上で資料を作成するスキルが必要になります。そのため、後輩たちにはしっかり現場を経験してから、段階的に入札業務を引き継いでいきたいと考えています。
もう一つは、働きやすい環境の整備です。当社の年間休日は122日と、私の入社当初からも年々増えており、休みやすい雰囲気づくりに力を入れています。ただし、こうした環境づくりも、私たち管理職が率先して休みを取らなければ、なかなか浸透しづらいでしょう。そこで私は、月に一度は必ず有休を取り、最近始めたゴルフに出かけるようにしています。仕事は大変なこともありますが、「頑張りすぎなくていい。皆で協力すればいい」という空気感を、管理職から作っていきたいと思っています。

◆新しい時代にふさわしい企業へ
会社として発展していくためには、当然ながら多くの仕事を受注しなければなりません。当社の代表の考え方は「人のできることには限界があるので、必要に応じて最新設備を取り入れる」というもの。ソフトウェアの導入などで、より効率的な働き方を目指し、日々改善を進めています。さらに、文理不問で、誰もが活躍できる環境づくりも進めており、入社後には仕事にやりがいを感じてもらえるよう、必要な資格の取得や個人の学びたいことへの支援を、費用面も含めて全面的にサポートしています。
当社の仕事は、スケールの大きなモノづくりに関われる仕事です。ぜひ企業研究してみてください!

(株)ナガシマの魅力

「誰でも失敗する。そこから学べばいい」というのが社長の考え。なぜ失敗したのか、どんな考えで臨んだのか、上司が耳を傾け、寄り添ってもらえる環境だ。

企業研究のポイント

希望する業界がある場合は、同じ地域の同業他社をいくつか比較してみると、それぞれの特徴が見えてきます。さらに、別の地域にある企業も見てみることで視野が広がり、新たな気づきもあるでしょう。企業を比較する際は、マイナスポイントではなく、それぞれのプラスポイントに目を向けることが大切です。それぞれの強みに気づくことで、仕事に対する興味や関心が自然と高まると思います。

また、長く働くことを考えたとき、仕事内容だけではなく、働く環境や制度面も重要なポイントになります。たとえば、将来家庭を持ち、週末は家族と過ごす時間を大切にしたいと考えるのであれば、土日休みの企業を選ぶと安心です。有休の取得率も数字だけに頼らず、インターンシップなどで社員の方に直接話を聞いて、実際の雰囲気を確かめてみてください。

建設業界は、働き方が大きく変わりつつある業界の一つ。ICT施工など、現場のデジタル化が進み、誰もが活躍できる環境づくりが進んでいます。中でも土木工事は、地域の暮らしに直結する仕事であり、責任もやりがいも非常に大きい分野です。同じ業界でも、企業によって得意分野や社風はさまざま。少しでも興味がある方は、インターンシップなどに参加して、それぞれの会社の特色を自分の目で確かめてみてください。きっと、自分が本当にやりたいことが見えてくるはずです。
(鈴木)

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「今は自分から取りに行けば、多くの情報をキャッチできる時代。まずは選択肢を多く持ち、その中から自分の意志で選んでいくことが大切です」

マイナビ編集部から

河川や港湾工事をはじめ、道路などの公共土木工事を行う(株)ナガシマ。中でも浚渫工事においては、全国的にもめずらしく自社でポンプ船を保有する体制を整えており、港やダム、河川など幅広い現場での工事を担っている。

約50名の社内は、顔と名前だけではなく、性格までお互いに知り尽くした関係性。それが円滑なコミュニケーションと高いチームワークを築き、取材中も和気あいあいとした雰囲気が印象的だった。現場でも、“協力会社も同じチームの仲間”として尊重し合う文化が根づいており、それが社内外での雰囲気のよさにもつながっているのだろう。

そんな同社が、近年力を入れているのが「働く環境の改革」である。情報のデータ化を進め、過去の工事記録を全社員で共有できるようにしたことで、必要な資料をすばやく検索・活用できるようになったという。また有休に加え、誕生日やアニバーサリーの休暇など、働きやすい環境づくりにも余念がない。さらに本社には、社員同士が自由に交流できる「コミュニケーションルーム」を設置。卓球台やゴルフの練習マシン、ランニングマシンなどはすべて社員の声から生まれた設備であり、昨年秋にはシャワールームも新たに完成したという。

自らの手で社会インフラを支えるやりがいと、働きやすさの両立を実現している同社。ぜひ企業研究してみてほしいと感じた。

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文理比率は5:5で、文系出身者も多数現場で活躍中。講習など学びの機会も多く、必要な資格も会社負担で取得可能だ。やりがいある仕事ができるフィールドが広がっている。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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