最終更新日:2026/2/6

総合地質調査(株)

業種

  • 建設コンサルタント
  • サービス(その他)

基本情報

本社
東京都

取材情報

先輩100人100の就活

現地調査からデータ処理、地質解釈まで。総合的な観点から“海”の実像に迫る魅力

  • 理系学科系統 専攻の先輩

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2人の先輩が総合地質調査を選んだ理由

地質調査を専門とする総合地質調査では、理系出身の技術職が数多く活躍している。音波探査を学んだ熊谷さんと、同社の事業とは異分野の専攻だった浅利さんに、それぞれの就職活動について語っていただいた。

■熊谷さん (写真右)
海洋調査部
海洋科学技術研究科海洋資源環境学専攻修了/2023年入社

■浅利さん (写真左)
海洋調査部
海洋学部環境社会学科卒/2024年入社

【熊谷さん】専門の「音波探査」を活かしつつ、幅広い視点から挑戦し続ける

高校時代、海について学びたいと考えていた私は、海洋系の大学・大学院へ進学し学び続けました。ゼミに所属してから専門としてきたのは「音波探査」。船舶から海底に向けて音波を発し、その跳ね返りで海底下の地層などを調べていくという技術であり、私は新しい探査システムの開発などに取り組んでいました。

目では見えない海底下の空間を、音の力で浮き彫りにする──まさに総合地質調査の事業領域にダイレクトにかかわる研究内容でした。院生1年次の冬に就職を考えた際、海にかかわる物理探査業界を重点的に調べていきました。いくつかの企業を検討した中でも総合地質調査は“調査して、データを取って終わり”ではなく、データ解析や地層の解釈といった部分まで一気通貫に携われるということを知りました。そこに面白みを感じたことから、冬に行われた1Day仕事体験へ参加しました。

仕事体験当日は業務の説明を受けるとともに、地層の解釈などの実践的なプログラムを受講。研究室では解釈まで深く踏み込んでいなかっただけに、新鮮な感覚で知識を身につけることができました。わからないことがあっても先輩たちが丁寧に教えてくれて、親しみやすい社風を垣間見ることもできました。就職活動では何社かの同業他社を受けたものの、当社の仕事体験を通して感じた業務内容や社風の魅力、安心感から内定をいただけた際には迷わず入社を決めました。

入社以来、海洋調査部の一員として活断層や洋上風力発電の地盤などを評価するべく、調査とデータ解析などを繰り返す日々を送っています。音波探査以外にも重力探査や海底試料の採取なども手掛けていますし、解析手法についても把握しなくてはならず、新しい感覚で学びを重ね続けてきました。

ある現場では延べ1年近くにわたり、洋上風力の地盤調査を担当。実務での適用は初めてとなる技術で調査をするという高難易度の案件でしたが、大学院で研究してきた分野に近かったこともあり、当時2年目だった私を抜擢していただきました。想定外の事態が何度も発生したものの、関係者がお互いに知恵を出し合って解決し、形にすることができました。自分の仕事が海上の工事や防災などに役立つきっかけとなる。まさに、社会へ貢献できているという実感がやりがいにつながっています。

先輩の横顔

事業領域にリンクする分野を研究していた熊谷さんは「専門性を問わず、チャンスが広がっている環境です」と教えてくれた。大学時代は学業と並行して弓道にも注力。

【浅利さん】海への憧れから、異分野で探査業務にチャレンジ

出身地が山に囲まれた盆地だったこともあり、海に憧れていた私は大学で海洋学部に進学し、環境系の学科を専攻しました。室内に閉じこもるのではなく、フィールドワークが好きだったこともあり、研究室では海草のCO2吸収量を測るべく、海辺に出て調査を繰り返す毎日を送っていました。

就職活動に本腰を入れはじめたのは3年生の夏。まずは海にかかわる建設コンサルタントを目標に、何社かのインターンシップや仕事体験に参加しました。ですが、実はオフィスでの業務が多い業態であるということを知り、もう少し外に出られる仕事に携わりたいと方向転換。業界研究や自己分析を練り直していったものの、決めきれないところがあり、さまざまな企業へ視野を広げていきました。

当社に関しては海つながりでたまたま名前を発見したのですが、環境系の分野を学んできた私にとってはほぼ異分野の企業でした。ですが、会社説明会で海底の地質を調べるという業務内容を具体的に説明してもらえたおかげで、知らないことを知れる醍醐味を味わうことができましたし、フィールドワークが好きな私には、船に乗って調査ができる点に魅力を感じました。何よりも先輩たちが楽しく業務について語ってくれる姿が強く印象に残りました。面接に進んだ後も丁寧に会社のことについて教えてくださり、社風の良さがひしひしと伝わってきたことも入社を決める大きなポイントとなりました。

入社後、4月半ばには業務をはじめ、まずは調査したデータをオフィスでまとめる仕事からスタート。知らないことばかりでしたが、先輩たちが丁寧に教えてくださったおかげでしっかりと土台を築き上げられました。冬には初めて船に乗り、瀬戸内海の活断層の調査を経験。調査中に取得されているデータをリアルタイムで確認してデータに異常はないか、また調査船や調査機器に危険が及ばないよう周辺の警戒をするなどの業務を通して、海にかかわる仕事の面白さを体感しました。

自分で取ったデータをオフィスへ持ち帰り、きれいに処理をしていくことで意味のある情報を導き出す。調査にかかわる1から10までのすべてに携われるだけに、達成感は非常に大きいです。さらに、日本の四方を囲む海について、自分の知見が広がっていく点にもモチベーションを得ています。

先輩の横顔

連休には、お気に入りの島に出かけてマリンスポーツを楽しんでいるという浅利さん。“海が好き”という気持ちが強いからこそ、異分野でも前向きにチャレンジできている。

2人の先輩たちが目指す未来。働きやすい環境が整っていることも当社の自慢

3年目になってからはお客さまとの打ち合わせに参加したり、新たな探査手法の考案や機器の開発にも携わるなど、手掛ける業務の範囲が大きく広がっています。年次が浅い私にもどんどん任せてくれるため、意欲的に仕事へ向き合うことができています。ただ、キャリア的にはまだまだ浅いので知識不足であることを痛感しています。今後は技術士や測量士といった資格取得も視野に入れつつ、専門である音波探査以外の探査方法などの理解も深めることで、地質調査のスペシャリストとして飛躍したいです。

現場に出かけているときは短ければ1週間、長ければ1か月間にわたり連続して出張することになります。慣れるまでは苦労したものの、日本全国の知らない街に滞在できることもこの仕事の楽しみの一つだと思うようになりました。海上にいる時間帯は危険も伴うだけに、緊張感をもって仕事に臨んでいますが、それ以外は和やかな雰囲気に包まれており、みんなで気さくにコミュニケーションを取っています。何でも質問できるような雰囲気があるので溶け込みやすい環境だと思います。
<熊谷さん>

2年目の4月には秋田での調査に3週間ほど携わってきました。以前に比べれば現場での動きがわかるようになり、先回りして積極的に動ける力が身についています。一方でオフィス内でのデータ処理でも対応できる仕事の幅がぐっと広がってきました。とはいえ “これが得意です!”という専門性はまだ持っていないため、これからさまざまな業務を経験していく中で自分の得意分野を持てるようになることが直近の目標です。現状は毎日港に戻ってくる調査が多いので、将来は海上に長期滞在する案件にも挑戦したいと思っています。

当社では、フィールドで活躍している女性技術職が私を含め3名います。先輩たちは調査の最前線での立ち居振る舞い方に関して、先輩ならではの貴重なアドバイスをくださることも多く、おかげで不安なく働くことができています。出張へ行くと土日関係なく調査を行うのですが、その代休はきちんと取得することが可能。後日、数日間にわたる連休を取ることもよくあり、融通が利くというところが働きやすさにつながっています。
<浅利さん>

先輩の横顔

同社には落ち着いた優しい雰囲気の先輩たちが揃っている。困ったときも気さくに話しかけてくれるため、不安なく自分を高めていくことができる環境だ。

企業研究のポイント

【熊谷さん】当社は海洋調査という専門性が高い業態を営んでいますが、意外と海洋系の出身者は少なく、地質や環境を学んできた社員が数多く活躍しています。異分野であったとしてもチャンスは広がっているので、業務を詳しく調べてみてもらえたら嬉しいです。どの企業でもそうですが、インターンシップなどに参加すると、より詳しく会社の実像が見えてくるはず。特に当社のような業態の場合、外から見る情報だけでは仕事内容がイメージしにくいのではないでしょうか。さまざまな会社に足を運び、詳しく話を聞いていくと意外な発見や自分に合う環境に出会えると思います。

【浅利さん】Webサイトの情報だけでは把握できる物事に限界がありますので、会社見学会やインターンシップなどの機会を活用し、実際に足を運んで仕事内容や雰囲気を感じ取ってみましょう。私も当社に訪問した際、「丁寧に育ててもらえる」と直感したことが入社を決めた理由の一つでしたが、働きはじめてからその感覚は間違っていなかったと思いました。また、私は自己分析に関して、学内やゼミの先輩の意見を参考にしました。おかげで一人では気づけなかった部分がわかり、より深い自己分析ができるように。学生時代にはボランティアやイベントなどへ積極的に参加しておくこともおすすめです。その活動を通して自分の強みを知り、磨き上げる良い機会になると思います。

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技術職には自然科学を専攻した社員が多いが、情報や電気、機械など幅広い知識が求められるだけに多様な背景を持つ人材にチャンスが広がっている。

マイナビ編集部から

1967年の設立以来、物理探査を専門とする技術者集団として確かな実績を残してきた総合地質調査(株)。海域の活断層調査や洋上風力発電の地盤調査など、公共性の高い分野での案件実績が多い。また、調査手段としても音波をはじめ、重力、試料採取といったさまざまな手法を駆使して、肉眼では把握できない海底下の状態をくっきりと浮き彫りにしている。

2人の先輩たちも話してくれたが、同社では調査、データ処理、地質解釈などのすべての工程を同じ担当者が担っているだけに、自分の手掛けた調査が意味ある形に仕上がっていく全容を把握できることが仕事の面白みにつながっているという。極めて専門性が高い事業内容だけに、日々、自己研鑽を重ねる必要はあるが、会社としても10年20年スパンでじっくりと育て上げていく方針とのこと。目の前の課題に一つひとつ向き合っていけば、おのずと成長を遂げられるだろう。取材を通じ、2人の先輩が筆者へイキイキと語ってくれる姿は活力に満ちていた。

現在は北品川にオフィスを構えているが、2026年秋には五反田に自社ビルが完成する予定。同社ならではの高い技術力を誇っているからこそ、盤石の事業基盤のもとで躍進を続けているのだろう。安定感がある環境で専門性を高めたい、挑戦したいと思う学生におすすめしたい企業である。

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海洋調査に出かけると天候次第では現場が休みになることも。その際は周辺エリアを観光してリフレッシュするという先輩も多いそうだ。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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