最終更新日:2026/2/19

鹿児島県土地改良事業団体連合会

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 財団・社団・その他団体
  • 建設コンサルタント
  • 建築設計
  • 農林・水産

基本情報

本社
鹿児島県

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

私たちと地域の未来を支える、農業と暮らしの基盤づくり!

  • 生物・農学系 専攻の先輩

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地域に寄り添い、次世代の農業を担う先輩にインタビュー

■事業部・農村整備課 坂口洋一郎さん/農業土木科卒業(写真右)
■事業部・換地課 角啓史さん/福祉社会学部卒業(写真中)
■総務部・総務課 山口正弘さん/農業土木科卒業(写真左)

鹿児島県土地改良事業団体連合会は、農業の生産基盤を整備し、地域の暮らしを支える専門機関。農地の区画整理や水路・道路の整備、土地の再配置、登記など、地域農業の基盤づくりを幅広く担っています。今回は設計を行う農村整備課、換地を担当する換地課、職員の成長を支える総務課の先輩社員のみなさんに、鹿児島の農業と暮らしを未来へつなぐ仕事の魅力ややりがいについて聞かせていただきました。

現場で見つける答えを大切に。農家と共に、暮らしを支える設計を形にする仕事

農地の区画整理を行う「農村整備課」で、設計業務を中心に、GIS(地理情報システム)の整備や工事費の積算などを担当しています。農家の方からの要望をもとに、地域の調査や測量を行い、どの場所に道路や水路を通すかを話し合いながら設計を進めていきます。近年は、ICTを活用した農業に合わせた設計が増えてきました。自動運転の田植え機といった機械を導入する農家も多く、機械が効率よく動ける区画の大きさや形を提案する必要があります。中には自動運転の通信に必要な電波が届かない地域もあり、メーカーと連携して公民館に基地局を設置するなど、通信環境の整備を提案することもあります。従来の土木設計に加え、情報通信の分野にも踏み込んだ新しい仕事が増えていると感じます。

これまでのキャリアの中で、沖永良部島をはじめ、離島での勤務を3度経験しました。初めて赴任したときは、生い茂るサトウキビ畑を見て驚いたのを今でも覚えています。島ごとに地形条件がまったく違い、設計の難しさを痛感しました。たとえば土を掘るとすぐ硬い岩盤が出てきて、通常の重機では作業できないため、特殊な機械を手配して進めたことや、水が地面に貯まらない島では、地下ダムから水を汲み上げ、パイプを通してスプリンクラーで散水する施設などを設計しました。こうした地域に密着した事業では、地域で暮らす方々と一緒に課題を解決していくため、自然と関係も深まります。離島で出会った方々とは今でも連絡を取り合っていますね。

どんな案件を担当するときも「答えは現場にある」という先輩の言葉を大切にしています。農家の方の要望をしっかり聞き、自分の目で確認し、最適な形を探ること。専門用語は使わず、相手に合わせた言葉で伝えることも心がけています。農家の方が求める形と、こちらの設計上の考えが違う場合もありますが、何度も話し合い、納得できる形に仕上げていく過程に、この仕事の面白さがあります。

これからも、農家の目線に立ち、現場の声を反映した使いやすい設計を追求していきたいですね。ICTなど新しい技術も積極的に取り入れながら、時代の変化に応じた農業の形を支えていきたいと思っています。その積み重ねが、鹿児島の農業を次の世代につなぐ力になると感じています。
<坂口さん>

学生のみなさんへメッセージ

農家の方の声を聞き、現場で見て考え、形にしていくのがこの仕事の魅力。完成した土地で作物が育つ姿を見ると、自分の仕事が地域の力になっていると実感します。/坂口さん

長い年月をかけて地域と向き合う。人の想いを形にする換地業務

私の所属する換地課では、農地の整備にともなって、土地の区画を再配置し、新しい所有区画を決める「換地業務」を担当しています。工事前の土地の形や所有状況を調べ、設計担当と連携して新しい区画割を決め、工事完了後には登記までを行います。一つの事業が終わるまで10年ほどかかることもあり、入会した頃に始まった事業がようやく完了を迎えました。長い時間をかけて地域と向き合う仕事であり、個人の財産を扱うという責任の重さを常に意識しています。

換地を行う際には、思い入れのある土地を離れることに不安を抱く方も多く、理解を得るまでには時間がかかります。そうしたときは、相手の立場になって考えることを第一に、難しい専門用語を避け、できるだけわかりやすい言葉で説明するようにしています。地元の代表者や行政担当者と協議・検討し、地域全体で最適な方向性を探っていきます。何度も顔を合わせるうちに信頼関係が生まれ、最終的に「あなたが言うなら任せるよ」と言っていただけたときは、本当に嬉しかったです。

入会したばかりの頃は「換地」という言葉すら理解しておらず、図面を見ても何がどう変わるのかわからない状態。先輩に同行して現場を回り、一つ一つ教えてもらいながら、仕事の流れを学びました。初めて自分の担当地区の登記が完了し、農家の方から「作業がしやすくなった」「きれいに整えてもらってありがとう」と言われたときは、心からやってよかったと思いましたね。長い年月を経て形になる仕事だけに、達成感もひとしおです。

今後は、自分自身の更なるレベルアップはもちろんのこと、これまで培った知識と経験を後輩に伝えていくことが目標です。法律や制度も年々変化しており、常に新しい情報を学び続けなければなりません。仕事の奥深さに終わりはなく、経験を積むほどに新しい発見があります。この仕事の魅力は、まだ知らない土地に行き、そこで暮らす人たちと出会えること。地域が変われば考え方も人の気質も文化もさまざまで、その違いを肌で感じられる点が良いところです。土地を通して多くの人と関わり、互いに理解し合いながら形をつくっていく、その過程こそが換地の醍醐味だと思います。これからも人とのつながりを大切に、地域に寄り添う仕事を続けていきたいです。
<角さん>

学生のみなさんへメッセージ

地域の方と何度も話し合い、信頼を築いていく中で、人とのつながりの大切さや、地域を支える仕事の重みを実感できます。地元の新しい魅力も発見できますよ!/角さん

安心して成長できる環境で、地域の暮らしを支える仕事に挑む!

私は現在、総務課で、人事管理や採用活動、職場環境の整備、設備管理などを担当し、職員一人一人が安心して成長し、自分の力を発揮できる組織づくりを目指しています。その中で、若手職員がのびのびと挑戦しながら成長できるように、入会直後から段階的に学べる教育体制を整えています。入会後まずは1週間の新入職員研修を行い、組織の概要や基本的な業務の流れを学びます。その後も入会から5年目までを対象に、年2回の技術力向上研修を実施。中堅職員が講師を務め、現場での経験を共有することで、研修資料作成のスキルやコミュニケーションスキルなどが教える側も得られる仕組みになっています。さらに、県や関係機関が主催する外部研修への参加も積極的に推奨しており、OJTと座学の両面で成長を支えています。

また働く環境づくりにも力を入れています。医療費や人間ドック補助、ストレスチェックの実施など心身の健康を支える制度を整えているほか、旅行やスポーツ、映画鑑賞などの費用補助もあり、リフレッシュしながら長く働ける職場です。オフィスは壁のないワンフロアで、部署を越えて話しかけやすい雰囲気。昼休みには若手職員が休憩室で集まり、気軽に相談し合う光景もよく見られます。こうした制度や風土が、自然と「人を育てる環境」につながっていると感じます。

農業や農村を支える私たちの仕事は、普段の生活の中ではなかなか目にする機会がありません。しかし、食や暮らしの基盤を守るという大きな役割を担っており、その社会的意義はとても大きいと感じています。地域の方々と関わりながら課題を一つずつ解決していく過程で、人とのつながりの大切さを実感する場面も多くあります。そうした日々の積み重ねが、地域を支える力になっているのだと思います。

私も以前は設計担当として農業農村整備事業に携わっていました。整備前後で田畑の景色が一変し、「やってよかった」と言っていただけたときの喜びは今も忘れられません。完成後も必ず現地を見に行き、「もっとこうすればよかった」と次に活かす学びを得てきました。現場を見ることが一番の成長の糧だと思っています。この姿勢は、総務という立場になっても変わりません。現場を支える人を育て、地域の未来を支える、その循環をつくることが今の自分の役割であり、この仕事の大きな魅力です。
<山口さん>

学生のみなさんへメッセージ

一人一人が安心して成長できる環境が整っており、仲間と支え合いながら学べる職場です。地域の暮らしを支えるという誇りと責任を感じながら活躍できますよ。/山口さん

企業研究のポイント

土木の仕事に興味がある方は、現場を実際に見てみることをおすすめします。図面や資料だけではわからないことが多く、現場で働く人の姿や地域との関わり方を見ることで、この仕事の本質が見えてくると思います。職場の雰囲気や人の温かさを感じることも大切ですね。当会の仕事は、農業や地域の暮らしを支える「農業土木」の分野。地元の方々と一緒に地域をつくり上げていくやりがいがあります。上司や先輩に相談しながら学べる環境も整っており、人とのつながりを大切にしながら成長できる職場だと感じています。<農村整備課・ 課長/中村さん>

企業研究では、画面上の情報だけで判断せず、自分の目で確かめてほしいですね。インターンシップなどで実際に職員と話し、現場の雰囲気を感じることで、自分に合う仕事が見えてくると思います。当会の仕事も、普段はなかなか目にする機会がありませんが、農業や地域の暮らしを支える大切な役割を担っています。設計や登記、地域計画など、さまざまな分野で人と関わりながら進める仕事が多く、デスクワークだけではなく現場に出て学び続けられる環境も魅力。ひとつの分野にとどまらず、多角的な視点から地域に貢献できる仕事です。<換地課・課長/鍋山さん>

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各部署が互いに連携し、地域の声に耳を傾けながら農村の基盤を整備。現場と向き合い、人と人とのつながりを大切に、暮らしを支える仕組みをつくり続けています。

マイナビ編集部から

鹿児島県土地改良事業団体連合会は、農地の区画整理や水路・道路の整備、登記・調査など、農業の生産基盤を支える事業を幅広く手がけている。土地改良区や市町村を会員とする公法人として、地域農業の振興と農村の活性化に取り組む専門機関である。これらの事業はすべて、農業を続けられる環境を守ることに直結しており、地域の食と暮らしを支えるという使命を担っている。設計を請け負う農村整備課や、土地の再配置を行う換地課など、各部署が連携しながら事業を進めている点も特徴だ。机上の計画にとどまらず、現場に足を運び、地域住民と意見を交わしながら最適な形を探る姿勢が、同会の仕事の根幹にある。

取材を通して印象的だったのは、職員一人一人が自らの仕事を「地域と共に進める事業」として語っていたことだ。農地を整備することは、単に土地を形づくる作業ではなく、その土地で暮らす人々の営みや未来を支える仕事である。現場で学び、地域の声に耳を傾けながら、最善な解決策を導く、その積み重ねが鹿児島の農業を支え、私たちの食卓へとつながっている。見えないところで地域を支えるこの仕事の意義は大きく、そこには確かな誇りとやりがいが息づいていると感じた。

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地域に根ざした農業基盤整備を担う公的団体。各部署が連携し、現場の声をもとに地域の課題を解決。農業を通じて、私たちの食と暮らしを支える役割を果たしている。

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