最終更新日:2025/6/1

埼玉日産自動車(株)

業種

  • 専門店(自動車販売・自動車関連)
  • 商社(自動車関連・輸送用機器)
  • 損害保険

基本情報

本社
埼玉県

取材情報

学生時代の学び・経験、どう活かせている?

学生時代の経験を活かして成長を続ける、若手カーライフアドバイザーの挑戦の軌跡

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頼れる先輩、同期がいるから、クルマの“知識ゼロ”でも大丈夫

埼玉県内全域で40店舗を展開する日産正規ディーラー「埼玉日産自動車」。カーライフアドバイザーとして活躍中の若手社員に、学生時代の経験や入社後のキャリア、仕事のやりがい、今後の目標等について伺った。

■カーライフアドバイザー(営業職) Kさん
 2020年入社/国際関係学部卒
■カーライフアドバイザー(営業職) Fさん
 2022年入社/商学部卒

社内トップクラスの先輩社員のもと、営業力を徹底的に磨く。アルバイトで得たものとは?(Kさん)

学生時代は国際関係学部で英語や貿易について学び、米国留学も経験。飲食店のキッチンや、少人数制の学習塾の講師、倉庫での仕分け作業など、アルバイトにも力を入れていました。就職活動に当たっては「自分の力を試すことができる、やりがいのある仕事」を軸に据え、営業職を中心に会社選びを展開。当初はクルマへの興味が低かったのですが、親が車好きだったことをきっかけに自動車営業の仕事なら挑戦しがいがあると感じ、当社への入社を決意しました。採用担当者の人柄がダントツで良かったことも決め手になりましたね。

2020年に入社後は約2カ月間の新入社員研修を経て、店舗に配属。カーライフアドバイザーとして、クルマの販売や見積書、資料の作成、アフターサービスのご提案に携わっています。店舗では「店舗全体で若手を育てていこう」というカルチャーが浸透。新人の頃から社内でもトップクラスの営業力を誇る先輩社員の商談に同席させてもらいながら、場数を踏ませてもらったこともあり、着実に商品知識や営業スキルを磨いていけました。こうした手厚い指導のおかげもあって、入社2年目には新人賞を獲得。入社4年目には「日産カーライフアドバイザー認定資格2級」を最速で取得することができました。恵まれた環境で仕事を覚えられたことには感謝しかないですね。ちなみに、トップクラスの先輩社員から学んだことでとりわけ印象深く残っているのは、商談前の下準備を効率的に行い、商談に集中する環境を整えていたこと。そして、雑談を通して情報収集を行い半年~数年先の販売に結びつけていくことの大切さです。

学生時代の経験でいちばん役立っているのは、複数のアルバイトを掛け持ちしていたことですね。コミュニケーションスキルを磨けたことや、スケジュール管理が上手にできるようになったこともそうですが、「いろんなことにチャレンジする姿勢」「会話の引き出しを増やすことの大切さ」を身を以て学ぶことができたのが大きかったです。日常業務をこなすだけでなく「今日はこんなことに挑戦してみよう」「アプローチをちょっと変えてみよう」と思えるのは、学生時代の経験があってこそだと思っています。外国人のお客様との商談では国際関係学部で培った英語力を活かすこともできています。

若手は語る

「新人の頃から、新規のお客様への対応を積極的に任せてくれました。クルマの知識については仕事を一つ一つこなしていく中で、確実に覚えることができました」(Kさん)

営業の現場で生きる高校野球の学生コーチの経験。頼もしい「同期」がいたからこそ、今がある(Fさん)

学生時代は商学部で経営学について学ぶ傍ら、母校の高校にて野球部の学生コーチを務めていました。また、アルバイトをしていた飲食店ではバイトリーダーを任されるなど、充実した学生生活を送ることができました。当社に入社した理由としては非常にシンプルで、「日産が好きだったから」。これに尽きると言っても過言ではありません。父がスカイラインGT-Rなど日産車の大ファンだったこともあり、私自身も幼い頃から日産ファンに。自分の好きなものを自分の力で販売する仕事がしたいと思い、当社への入社を決めました。採用担当者の優しい人柄、企業セミナーで対応してくれた先輩社員のカッコよさに惹かれたのも大きかったですね。

2022年に入社すると、まずは約2カ月間の新入社員研修です。同期とともに本社に集まって、基本的なビジネスマナーや商品知識、商談の仕方、書類のつくり方など、カーライフアドバイザーに必要な知識、スキルを学んでいきました。新たに覚えなくてはいけない知識もたくさんありましたし、商談のロールプレイングに取り組んだときは想像以上に難しく、研修では本当に苦労しましたね。「こんなにも頭をフル回転させなければならないものなのか」「自分の好きなように話すだけではダメなんだな」と。後にも先にもこの時だけですが、「この仕事、向いていないのかな…」という思いが頭をよぎった瞬間もありました。そんな時に支えになってくれたのが同期の仲間達です。研修が終わった後にロールプレイングの相手になってくれた上に、大いに励ましてくれたんです。3年目に入ったいまもカーライフアドバイザーの仕事を続けられているのは、彼らの存在があってこそ。別の店舗で仕事をするようになった今でも互いに連絡を取り合い、飲みに行ったり、ゴルフに行ったりしています。本当に“いい人”の多い会社だと思っています。

研修終了後は店舗に配属。カーライフアドバイザーとして、比較的順調に数字を伸ばすことができています。学生時代の経験でいちばん役立っているのは、母校の学生コーチとして後輩の指導のほか、練習試合の対戦校の監督や役員の皆さんとコミュニケーションを取る機会に恵まれたことです。ご年配の方や、クルマに対して強いこだわりのある方を含め、どのようなお客様に対しても物怖じせず、しっかりと対応できているのは学生コーチの経験があってこそだと思っています。

若手は語る

「いろいろなメーカーのクルマに乗りますが、日産車の素晴らしさは『実際に乗ってみて初めてわかる、想像を超えた感動』があるところだと思っています」(Fさん)

仕事をする上で心掛けていること。今後の目標は?(Kさん/Fさん)

〔Kさん〕
仕事をする上で心掛けていることが二つあります。一つは、お客様一人ひとりに「思いやり」を持って接することです。営業職である以上、たくさんのクルマを売って、売上・利益を上げることが求められますが「売りたい」という気持ちが前面に出てしまっては良い結果につながりません。「売らなくてもいい」というとちょっと言い過ぎかもしれませんが、「数年後に買い換えてもらえれば」「コーヒーでも飲みに来てください」といったスタンスで、目の前のお客様にじっくりと向き合い「思いやり」を持って接することが、中長期的な売上につながっていくと考えています。
もう一つは、プライベートを充実させて仕事へのモチベーションを高めることです。休日には愛車のセレナで温泉に行ったり、キャンプを楽しんだりしていますが、当社には入社年次を問わず有給休暇を取りやすい雰囲気が浸透しています。友人の結婚式など重要なイベントに参加したい場合には、有給を取ることができるのはありがたいですね。今後の目標は、日産ディーラーの中で優秀な販売成績を収めた営業パーソンに与えられる“金バッジ”“銀バッジ”を獲得すること。中長期的には管理職、店長へのキャリアアップを実現することです。そのためにも後輩社員の育成などマネジメント力にも磨きを掛けていきたいと考えています。

〔Fさん〕
普段から心掛けているのは、お客様のお話をじっくりと聞くことです。私は“お悩み相談室”と呼んでいますが、どんなことでも気軽に話せる雰囲気をつくった上で、お客様の一言一言に耳を傾け、話題を上手に広げながら、お悩みやお困り事をきめ細かに汲み取るようにしています。お客様との“つながり”を深め、自分の提案によってお悩み事を解決できたときには、大きなやりがいを感じられますね。
店舗の垣根を超えた交流の機会があるのも大きな魅力です。私は会社の野球部に所属しており、定休日には、春・秋に開催される埼玉県内の自動車ディーラーの野球大会に向けた練習に打ち込んでいます。別の店舗で仕事をしている仲間たちとの親睦を深めるとともに、仕事のやり方についてアドバイスをいただけることは嬉しいですね。今後の目標は、Kと同じく、“金バッジ”“銀バッジ”を獲得することです。そのためにも、まずは店舗の“一番手”として、店舗全体をリードする存在になりたいです。

若手は語る

同社で活躍しているのは「自分に負けずに頑張れる人」(Kさん)「どんな課題に対しても明るく、前向きに取り組める人」(Fさん)

企業研究のポイント

〔人事担当 門野さん〕
学生の皆さんの中には「企業研究を進めようにも、何から始めればいいかわからない」という方も少なくないと思います。まずは周囲の人々のアドバイスも参考にしながら、自分自身について振り返ってみることが大切ではないでしょうか。「自分が好きなこと」「大切にしている価値観」「どんなときに喜びを感じるか」「誰のために役立ちたいか」「学業や部活動、アルバイトなど、学生生活で頑張ってきた経験やそこで得たもの」といったテーマについてじっくり考えることによって、自分自身の“軸”をつくり、幅広い業種・業界の会社をみて回っていただきたいと思います。
ちなみに当社では、「お客様と長きにわたるお付き合いがしたい」「大きなお買い物のお手伝いがしたい」「個人のお客様と近い距離で接客したい」「チームワークを大事にしながら、チャレンジを続けていきたい」といった思いを持った社員が活躍しています。自動車ディーラーによって仕事の進め方や雰囲気には大きな違いがありますから、顧客として店舗に足を運んでみて、各社のスタッフの対応を比較してみるのも大いに参考になると思います。

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誰とでも気軽にコミュニケーションを取ることができる風通しの良い社風。クルマへの興味がなくとも、人と話すのが好きという社員も多数活躍しています。

マイナビ編集部から

埼玉県内全域で40店舗を展開する日産正規ディーラー「埼玉日産自動車(株)」。今回、同社のカーライフアドバイザーとして活躍している若手社員にお話を伺って感銘を受けたのは、お二人が楽しみながら仕事に取り組む様子が伝わってきたこと。そして、会社全体で若手を育てるカルチャーが浸透していることだった。
新入社員研修や約3年間のフォローアップ研修など教育・研修制度の充実ぶりもさることながら、同社には社内トップクラスの先輩社員のアドバイスを仰いだり、同期と互いに励まし合い、切磋琢磨しながら、クルマに関する知識や営業力に磨きを掛けていける環境が整っている。人とのつながり、チームワークを感じながら仕事に取り組むことができるからこそ、努力を続けていけるのだろう。筆者はここに、1943年の創業以来80年以上にわたって発展を続ける同社の強さを垣間見たのである。
自動車営業の仕事に興味関心をお持ちの方はもちろん、学生時代のさまざまな経験を通して培ったコミュニケーション力を活かし、若手のうちから飛躍的に成長したいという志をお持ちの方に企業研究をお勧めしたい会社である。

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企業理念は『CS(お客様満足度)の向上はES(従業員満足度)の向上から』。働きやすさはもちろん、社員が仕事に満足し、誇りを持って取り組める会社づくりを進めている。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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