最終更新日:2025/6/1

(株)山口組

業種

  • 建設
  • 設備工事・設備設計
  • 建築設計
  • 建材・エクステリア
  • 建設コンサルタント

基本情報

本社
埼玉県

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

【埼玉県秩父市】現場代理人の仕事はこんなにも面白い!

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知識・スキル“ゼロ”からでも、安心して成長できる会社へ

埼玉県秩父市に拠点を構える総合建設会社「(株)山口組」。多彩な現場の施工管理に携わる若手・中堅社員ならびに総務部長に、入社理由や仕事内容、やりがい、今後の目標などについてお話を伺った。

工事部 横田健斗さん
2022年入社/地域創成学科卒(写真中央)

工事部 青木建太さん
2015年入社/森林科学科卒(写真左)

総務部 新井恒男さん
1994年入社/情報経理科卒(写真右)

明るく楽しい雰囲気の現場に魅かれて入社。OJTを通して着実にステップアップ!(横田さん)

学生時代は地域環境科学部の地域創成学科で、森林や造園、土木について幅広く学習。研究室では、地元・秩父の地域活性化について、地域産業を生かした観光振興や人口増加に向けた取り組みといったアプローチで研究をしていました。当社への入社を決めたのは、会社見学会に参加したのがきっかけです。下の記事で登壇している総務の新井さんの話を聞き、先輩社員の優しい人柄や明るく楽しい雰囲気の現場に魅力を感じ、「ここで働いてみたい」と思いました。

入社後は、外部での新入社員研修を経て、2025年春に開催が予定されている「全国植樹祭」の会場の整備を行う現場に配属。この現場ではローラーによる整地作業やコンクリートの打設、道路舗装などが進められていましたが、「現場のことがわからなければ、現場代理人として的確な指示は出せない」ということで、協力会社の職人さんに混ざり、施工に取り組むところからスタートしました。職人さんには、疑問に思うことがあったら気軽に質問できますし、皆さんが丁寧に教えてくれるので、施工の進め方や機械・道具の使い方を安心して覚えることができました。現場の流れをつかんだ後は、測量や安全管理、簡単な書類仕事に挑戦。入社2年目からは、老朽化した道路の改良工事を行っている現場に移り、上司のサポートのもと、工事写真の撮影や各種工事書類の作成に携わっています。

仕事をする上で心掛けているのは、ダブルチェックによってミスや失敗を未然に防ぐこと。さらに、同僚や職人さんはもちろん、周辺地域にお住まいの皆さまにも、笑顔で元気良く挨拶を行うことです。工事が無事に完了し、構造物がカタチになったときには大きなやりがいを感じられますし、地域住民の皆さまからの「綺麗にしてくれてありがとう」といった感謝の言葉もモチベーションになっています。現時点での目標は、工事関連のあらゆる書類を作成できるようになることと、2級土木施工管理技士の資格を取得して仕事の幅を広げることです。将来的には1級土木施工管理技士を取得するとともに、段取りの良いスムーズな施工を行う力を身に付けていきたいと思っています。

社員は語る当社の魅力

「老朽化によって不安定な道路が綺麗になり、クルマで走ったときに『静かだなぁ』と思える瞬間にやりがいを感じます。こうした経験も仕事の魅力ですね。」(横田さん)

多彩な現場を経験し、第1種土木施工管理技士も取得。ICTの導入、若手の育成にも力を入れる!(青木さん)

私は、森林科学科で測量・土木について専門的に学んだ後、地元・秩父で土木会社を営む祖父のアドバイスを受け、当社に入社。約9年間、道路や橋梁、堰堤、橋梁などの公共構造物を中心に、さまざまな現場の施工管理に携わってきました。数ある現場の中でも特に印象深く残っているのは、入社して初めて担当させてもらった、実家近くを走る有料道路をつくる工事現場や入社3、4年目に携わった山間部の砂防ダムの新設現場です。この現場はクルマが入れるところから50m以上、徒歩で登らなくてはいけない場所にあったため、トータルステーションを担って現場に入り、測量を行うだけでも一苦労。また、生コンクリートを現場に送り込むために通常の3倍以上の長さの管をつないで打設を行うなど、さまざまな面での創意工夫が求められる現場でした。このように多彩な現場を経験することで仕事の幅は着実に広がっていますし、メンタルの面でも自らの成長を実感できる仕事といっていいでしょう。2023年には1級土木施工管理技士を取得し、現在は主任を務めています。

現場代理人として常に心掛けているのは、税金を使う仕事に携わっている以上、「施工ミスだけは絶対に起こさない」ということです。そのためにも、施工前の調査や図面・資料の読み込みなど徹底的な準備を行うようにしています。責任の大きい仕事だけにプレッシャーもありますが、その分工事が無事に完了し、構造物がカタチになったときの達成感には言葉に尽くし難いものがあります。「この道路は自分がつくったんだよ」と家族や友人に自慢できること、そして地域の皆さまに感謝の言葉を掛けていただけることも、仕事のやりがいにつながっています。

最近は若手社員の指導・育成にも注力。ICTをはじめとした最先端技術の導入に向けた取り組みを一任されていることもあり、若手社員に対して3Dレーザースキャナーとタブレットを使った測量の仕方、三次元データの作り方を教え、1人で測量を行えるようにサポートしています。私自身は、こうしたデジタルツールに関する知識、活用方法を独学で身に付けましたが、こうした努力を会社で生かすチャンスを与えてくれるのも、当社ならではの魅力といっていいでしょう。今後は、ICTの導入をこれまで以上に積極的に進め、会社のさらなる成長に貢献していきたいと思っています。

社員は語る当社の魅力

「働きやすい環境が整っているのも大きな魅力です。土日休みの完全週休二日制で残業も少ないので、仕事とプライベートをしっかりと両立できています」(青木さん)

安定した給料や充実した休暇により、希望が持てる会社へ。現場代理人の魅力を伝えたい!(新井さん)

私は商業系の学校を卒業し、当社に入社。現在は総務部長として月次決算を中心とした経理業務や人事を担当しています。会社見学会に出席することも多いのですが、力を入れているのは「現場代理人」という職種の存在や魅力、さらにやりがいについてしっかりと伝えること。そして、機械や道具の発展、ならびにICTの活用などによって、安定した給与・充実した休暇・希望が持てる会社という魅力を理解してもらうことです。道路改良をはじめとする大規模な公共工事を完了したときの達成感を学生の皆さんに味わってもらいたいと思っています。

当社で活躍しているのは、文系理系一切問わず「コミュニケーション能力」の高い社員です。コミュニケーション能力といっても、「人前で話すのが得意」「誰とでも仲良くなれる」といったことを求めているわけではありません。必要なのは「おはようございます!」「お世話になります!」などと、元気のいい挨拶ができることやわからないことに直面したとき、素直に質問する力です。現場代理人の仕事には“責任感”や“リーダーシップ”が求められますが、これらの資質については、仕事をしながら徐々に身に付けていってもらえれば十分だと思っています。

人材教育には特に大きな力を入れており、優しい上司、先輩社員、協力会社の気さくな職人さんのもと、専門的な知識・スキル“ゼロ”からでも安心して学べる環境が整っています。また、1級・2級土木施工管理技士の取得に向けたスクーリング費用の補助など、資格取得をサポートする仕組みも充実。幅広い分野の土木工事に携わりながら、10年くらいで一人前の現場代理人を目指していただきたいと思っています。私自身の今後の目標は、より多くの方々に「当社で働いてみたい!」「子どもには山口組で働いてもらいたい!」と思っていただけるような会社をつくりあげていくことです。そのためにも、当社のいちばんの魅力である、楽しくて、柔らかい会社の雰囲気を積極的に発信していきたいと思います。

社員は語る当社の魅力

「『埼玉県SDGsパートナー』として、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に向けた多彩な取り組みを進めているのも、当社の魅力の1つです」(新井さん)

企業研究のポイント

企業研究では事業内容や待遇・条件面に注目しがちですが、会社の雰囲気や先輩社員の人柄を理解することが大切です。そのためにも会社見学会に積極的に参加して、自分に合った会社を見つける努力を重ねていただきたいと思っています。

ちなみに当社は、「現場見学」を実施しています。私自身も現場見学に参加しましたが、そこで今でも印象深く残っている出来事に遭遇したのです。現場への道中、先輩社員が運転していたクルマがぬかるみにハマり、スタックしてしまったのですが、ミスを責めたり、怒ったりするような社員は誰もいません。むしろ、「ハマっちゃった、何やってんだよ~(笑)」という具合に、明るく、楽しみながら仕事に取り組んでいたんです。こうした光景を見たことで「この会社ならやっていけそうだ」「この人たちと働きたい」という思いがどんどん強くなっていきました。こうした経験を通して、会社の雰囲気を自分の目で確かめ、さまざまな会社見学会に参加していただきたいです!
【横田さん】

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フラットで風通しの良い社風。入社年次や役職、所属部署にかかわらず、誰とでも気軽にコミュニケーションを取ることができる。

マイナビ編集部から

埼玉県秩父市に拠点を構える総合建設会社「(株)山口組」。今回、施工管理職として活躍中の若手・中堅社員ならびに総務部長にお話を伺って感銘を受けたのは、若手社員の成長を支えるカルチャーが根付いていることだった。若手の育成に関しては現場でのOJTが基本となるが、上司や先輩、そして協力会社の職人さんを含めて、わからないことがあれば誰にでも気軽に質問できる雰囲気が浸透。意欲さえあれば、施工管理に関する知識・スキル“ゼロ”からでも安心して学べる環境が整っている。また、中堅社員の青木さんが話しているように、ICTの導入など、チャレンジングな課題に取り組むチャンスも積極的に与える。若手社員の「挑戦したい」という気持ちに応えてくれる会社なのである。

文系・理系問わず、土木・建設業界や施工管理の仕事に興味関心をお持ちの方はもちろん、土木施工管理技士をはじめとする資格を取得しながら知識・スキルに磨きをかけ、自律的なキャリアを形成していきたい方。そして、現場代理人として地域の発展に貢献していきたいという志をお持ちの方に企業研究をお勧めしたい会社だと取材を通して感じた。

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オフィスは秩父市大野原。明るく、フランクな人柄のメンバーが揃っている会社です。20代の若手社員も多数活躍している。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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