企業研究を始めるにあたり、まずは進学時の目標や志を改めて思い返してみてください。例えば「臨床現場で貢献したい」と考えていたとしたら、病院薬剤師は最も近い職業といえるのではないでしょうか。患者さんのすぐそばで薬の専門家として密接に関わることができ、薬剤師としての職能を存分に発揮できる仕事であり、やりがいも十分です。
また薬剤師の先輩としてのアドバイスは、日頃から疑問に思ったことは、すぐに調べる癖をつけておくことです。薬の世界は日進月歩、後回しにしていたらいざ調べた時には古くなっていた、ということにもなりかねません。その都度自分で調べてレベルアップする姿勢は、企業研究にもきっと活かされることでしょう。
当院は県立病院のため、職員はみな公務員。福利厚生が充実しており、ワークライフバランスに配慮して働くことができます。さらに環境改善も進めており、産前・産後休暇や、育児参加休暇を取得する職員も増えています。腰を据えて安定的に働きながらキャリアを積むことができます。
このほか「一人1資格の取得」を目指しており、より専門性を高められる環境づくりも行っています。専門性が高まれば患者さんの薬物治療をよりサポートできるので、すべての職員に病院薬剤師としてのやりがいを感じて輝いてほしいと考えているからです。
実習などで忙しい時期だとは思いますが、少しずつでも情報収集し、比較検討を進めてほしいです。