学習塾業界の企業研究をする上で大切なことは、その企業が掲げる教育理念やビジョンを現場の教室でどれだけ具体的に実践できているかを見ることです。たとえば当社は、「生徒の自主性・自立心・克己心を育むこと」「感謝・利他の心を備えた人材を社会に送り出すこと」を理念としています。掲げているだけではなく、宿題やテストなどの「やる・やらない」を強制せず生徒に選ばせる、ホームルームを設けお互いを高めあう仲間づくりを行うなど、イベントも含め様々な手法で当社の理念を軸とした実践を行っています。現場のスタッフに会う機会などで、理念をどう実践しているか聞いてみるのが良いと思います。
当社のインターンシップでは、子供たちが人としての成長を遂げられる合宿を企画するグループワークがありますが、参加した学生さんからは「理念をこれだけ具体的に落とし込み、実践していることに感動した」「成績を上げればいいではなく、人間的な成長にも重きを置いていることが理解できた」と高い評価をいただいています。企業HPや採用サイトをチェックするだけでなく、ぜひ会社説明会やインターンシップに足を運んで現場の空気を感じ取ってみてください。
また、最初から1つの業界に絞らずに幅広い視点を持つことも大切です。志望業界以外にも目を向けて様々な企業を見比べる中で、自分が本当にやりたいことが必ず見えてくるはずです。
(義根勝利さん 運営統括部 部長)