いま、学生の皆さんは進路について、あれこれ迷っていることでしょう。やりたいことが漠然としている人は「安定性」ということを企業研究の軸にしてみてはいかがでしょう。そこから、入りたいと思える企業が見つかるかもしれません。
理化学研究関連の業界は、非常に安定しているビジネスフィールドといえます。どんなに景気が変動しても、科学研究や創薬、医療といった分野における活動は、それによって大きく左右されることはないからです。また、今回のコロナ禍やIPS細胞の発見など、大きな出来事があれば国は大規模な投資を行い、研究活動を強く後押ししてくれます。
とはいえ、専門知識を学ばない限り理化学研究関連の業界には、なかなか入ることはできないものです。しかし、当社のような機械や機材、消耗品を販売する商社であれば、文系出身の方もトライすることができます。商社の役割は、メーカーとお客さまの間に立ってニーズや要望を満たしていくことです。そこで重要なのは、しっかりとコミュニケーションをとっていくこと。実際に、当社で活躍する社員の半数近くが、理系のバックグラウンドを持たない人たちなのです。入社後、3年くらい一生懸命取り組めば、自分で考え、動いていくことができるようになるでしょう。こうして日々、先生方と対話し、最先端の研究に貢献することができる点に、この仕事ならではの醍醐味があります。
(川崎営業所 所長/中島 正行)