最終更新日:2025/6/1

後藤工業(株)

業種

  • 建設
  • 設備工事・設備設計
  • 建築設計
  • 建設コンサルタント

基本情報

本社
宮城県

取材情報

先輩100人100の就活

土木、舗装工事を主体に地元・東北に社会貢献。働きやすさとフランクな人間関係が自慢

  • 土木・建築系学部 専攻の先輩

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社会貢献度の高さもお休みの多さも、叶えられる会社です。

今回インタビューに応じてくれたのは…
◆工事部/高橋徹さん/北見工業大学工学部卒(2023年入社)
◆工事部/橘川烈さん/東北学院大学工学部卒(2023年入社)

創業から77年近く宮城県に根ざし、地域のインフラ建設に貢献する後藤工業。特に道路舗装工事の実績が高く、震災復興や都市の再開発にも率先して取り組んでいます。今回は2023年入社の先輩2人に、就活時の思いや入社後に感じたことなどをインタビュー。同社を志望したきっかけや就活スケジュール、今の仕事のやりがいなどを伺いました。

遅い就活スタートから、1カ月で内定へ。話しやすい雰囲気や待遇面の良さが入社の決め手になりました。

就活を始めた時期は遅く、4年生の冬から就活サイトで本格的に企業研究をスタート。そもそも既にエントリーできる企業が少ない時期ではありましたが、その中で仕事内容や待遇面など魅力を感じる企業を探していきました。当社に惹かれたのは、もともと興味のあった建設分野の企業だったこと、またお休みや福利厚生面が充実していたことが大きかったですね。実家を出て1人暮らしをしたいとも考えていたので、地元・岩手県から離れつつ、気候や文化の面でなじみがある東北エリアで働けることも決め手になりました。

学生時代は北海道の道東エリアで過ごし、建設系とはまったく異なる、IT技術に関わるコースを専攻してきました。主に学んできたのはJava言語によるプログラミングや通信技術の基礎知識。その中で感じたのが、「自分はデスクワークには向いていない」「もっと現場で、体を動かす仕事の方が性に合っている」ということです。黙々とパソコンに向かう研究には辛い部分も多かったですが、周囲に流されず、自分の適性を見極められたことは良かったと思っています。実は当時、趣味のダーツにはまっていて、行きつけのお店の方からウチで働かないかと誘われていたことも、就活のスタートが遅れた理由の1つ。改めて将来のことを考えた時に、やはり道外に出ようと決めてから動き出したので、そこから1カ月経たないうちにスムーズに内定までいただけたのは自分でも意外でした。

北海道にいながらの就活で、エントリーから内定までは基本的にオンラインで完結。常務との面接もオンラインで行っていただきました。面接というよりも雑談のような雰囲気で話しやすかったですね。その時に「現場の様子を見られるように」と会社見学をセッティングしていただき、初めて当社を訪れるきっかけになりました。事務所で、手がける現場のお話や施工管理の仕事の流れなどを伺い、ここなら自分も体を動かしながら1から仕事を覚えていけそうと感じたことが入社を決意。社長をはじめ、役員の皆さんや先輩社員の方たちがとても気さくで、相談や質問があれば何でも聞ける社風も、とても魅力に感じました。(高橋さん)

後藤工業で働く魅力

現場に出て、地域の人の役に立つモノづくりに直接関われること。早い段階で管理職を目指す道もありますが、私は作業員として体を動かして幅広い経験を積みたいです。

思いを引き出してくれる面接で、伝えたいことを積極アピール。テンポ良く内定まで進められました。

学生時代は建設分野の概要と共に、地球規模の環境課題を解決するための技術や知識を学ぶ環境建設工学科を専攻。微生物の遺伝子を解析して河川の浄化に役立てるといった、バイオ系の視点から環境を考える研究を進めてきました。当社を志望したのは、もともと興味のあった建設の仕事に、地元・仙台市を中心に携われることに惹かれたからです。企業研究を進める中で、年間休日126日が確保され残業時間も短いなど、プライベートの時間を大事にできる職場であることにも魅力を感じました。

実は卒業研究に追われて、就活を始めたのは同期の中でもかなり遅い方。4年生の11月にマイナビから当社へエントリーしたのが最初です。その後すぐにオンラインで常務との面接があり、会社見学へ。かなりテンポよく進めていただき、かえって自分が戸惑うほどでした。その中で実際に本社に出向き、「こんな風に仕事を進めています」と説明いただけたのは、働き方の具体的なイメージを掴む上で大きかったですね。他にも建設系の企業を4社ほど見学したのですが、その中でも当社の事業規模が大きいことや、国や県、市から受注した公共工事を中心に、社会を支えるイメージが強かったことが入社の決め手になりました。

私の学生時代はちょうどコロナ禍で、部活の大会なども軒並み中止となってしまった時期です。私自身、力を入れたいと思っていた少林寺拳法部の活動も縮小されてしまい、ガクチカにはずいぶん悩みました。その中でアピールしたのは、焼肉店でのバイトを4年間続けた経験とそこで学んだ人と人との関わり方。もともと人と話すことが苦手だったのですが、バイト先の先輩や他のスタッフに恵まれ、少しずつコミュニケーションに自信が持てるようになった気がします。建設の現場では、協力企業の職人さんなど幅広い年代の方と接するので、人見知りせずに話せる力は評価されたのではないでしょうか。当社では面接は実質2回、常務とのオンライン面接と会社見学時に社長とお話した時です。いずれもフランクに話題を振っていただき、リラックスして思いを伝えられた気がします。社長から「頑張って」と声をかけていただけた時は手応えを感じましたし、実際12月には内定をいただくことができました。(橘川さん)

後藤工業で働く魅力

遠くても県内の現場に限られ、転勤がなく実家から通いやすいのは大きなポイント。お休みもしっかり取れるので、オフの日は地元の友人と遊びに出かけることが多いです。

実際の現場で施工管理方法を勉強中。できる業務の幅を少しずつ、広げていける面白さがあります。

現在は先輩について、道路改良工事の現場で施工管理の流れを学んでいるところです。周囲の安全をチェックしたり、工事のデータを確認したり、先輩の補助的な作業から段階的に習得していきます。どこを測量するかという大切な部分は先輩方におまかせして、まずは単純に数値を測って、データを取るところからのスタート。とはいえこの時点で間違えてしまえば、工事の進捗に支障が出る大切な部分なので誤差のないよう、作業手順を確認しながら進めています。一緒に現場へ入っていただいている協力会社の方の作業スピードがとても早いので、今はそのスピード感についていくための前準備を進めるのに精一杯。ですが、「この現場に慣れたら、ほかの現場は大丈夫だよ」と言われているので、まずは目の前の仕事に慣れることを心がけたいと思っています。それでも最近は、言われたことだけをこなしていた入社当時に比べて、工事の全体像が見えるようになった気がします。何故この数値を出さないといけないか、なぜこの作業が必要なのか、仕事の本質が分かってくるとやりがいを感じられますね。難しい数学の問題の解き方を閃いた時のような面白さを感じられます。(高橋さん)

入社後は1週間ほどの研修後、先輩について現場へ。そこで測量や記録写真の撮影など簡単な作業から任せていただきながら、現場管理の流れを覚えてきました。最初に入ったのは仙台市の道路拡幅工事。続けて現在は、国道4号線の立体交差部分の新設工事に携わっています。1つ目の現場では右も左も分からず、言われたことをこなすのに必死でしたが、最近は少しずつ工事の流れを掴めるように。上司もとても話しやすい方ばかりで、分からないことはどんどん質問できる環境にも助かっています。全体の安全管理や職人さんの熱中症対策など健康管理にも携わりつつ、今後は少しずつ1人でできる仕事も増やしていくことが目標。まずは今秋の2級土木施工管理技士の資格取得を目指して勉強中です。市内の実家から通いやすく、基本的に現場へ直行直帰できるのも働きやすいポイント。関わる現場は遠くても宮城県内に限られるので、安心して通えます。休みや会社帰りに地元の友達と食事したり遊びに行ったりということも多いですよ。(橘川さん)

後藤工業で働く魅力

舗装工事部門の完成工事高は県内屈指。国や県の大規模公共工事に関わることも多く、安定して「安全で快適な社会環境整備」を手がけられるやりがいを感じられます。

企業研究のポイント

自分は遅いスタートだったのであまり役立つことは言えませんが、同学年の友人たちの様子を見ていると、早い段階から企業研究を進めた方が選択肢の幅がより広がって、余裕をもったスケジュールが組めると思います。事業規模や仕事内容、休み、福利厚生など、自分の中で譲れないポイントがあるなら、そこを軸にしてスピード感をもった行動をすることがカギ。企業のことを深く知る中で、働くイメージも掴みやすくなるのではないでしょうか。業種を絞り切れていない人ほど、早めに行動することをオススメしたいです。(高橋さん)

企業研究を行う際は、まずは自分の興味に関わらず幅広い会社に目を向けた方が良いと思います。専攻や得意分野に関係ない業種の中から、もしかしたら自分に合っている企業が見つかるかもしれません。逆に、やっぱりこの分野は合わないと確信できるのも、その先で業界を絞り込んでいくのに有効でしょう。また学生時代は、意識して幅広い世代の人と関わるのもオススメです。私自身、バイト先で多くの先輩スタッフやお客様とお話できたことで、自分の幅が広がった気がします。実際、現場に出る時もその時の経験が生きているので、無理のない範囲でコミュニケーション力を高めていくのはオススメです。(橘川さん)

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共に2023年入社の高橋さん(左)と橘川さん(右)。仙台市内の現場で測量や安全管理に携わりながら、より大きな案件も担当できるよう業務の流れを学んでいます。

マイナビ編集部から

仙台市を中心に、宮城県内での道路舗装工事や各種土木工事を手がける後藤工業。創業から77年近い歴史の中で培った技術力と現場管理のノウハウで、舗装工事部門での年間完成工事高は県内屈指。近年ではドローン測量などICT技術を積極的に取り入れ、現場の省力化も推進。年間休日126日、有給休暇の平均取得日数16日(2024年度実績)、毎週水曜日はノー残業デーなど、休みの多さやプライベートを大事にした働き方ができるのも大きな魅力だろう。実際、今回お話を伺った高橋さんと橘川さんも、志望動機の1つとして「休みの多さに惹かれた」「就業時間やほとんどない残業をみて自分の時間を大事にして働けそうだった」と話してくれた。GWや夏季には10連休以上も取得可能という。

併せて印象的だったのは、若手社員と社長をはじめ役員、上司との距離の近さだ。常務との面接でも「ほとんど雑談のようで、気軽に話せた」というお2人。入社後も何でも聞きやすい雰囲気が根づいていて、分からないことをそのままにせずに、自身の学びに繋げられたという。土木施工管理技士資格をはじめ、資格取得支援の制度も充実。宮城県内に根ざし、「地域の暮らしを支えたい」「未来に向けたインフラを自分の手で創りたい」等の思いを叶えるなら、同社のフラットな環境や働きやすい体制は、またとないフィールドになると感じた。

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宮城県内の案件に絞っており、現場を担当している時は基本的に直行直帰OK。2~3名のチーム体制で、お互いにサポートし合いながら無理なく施工管理業務を進めています。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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