最終更新日:2025/6/9

(株)カーネルエレクトロニクス

業種

  • ソフトウエア
  • 自動車・自動車部品
  • その他電子・電気関連

基本情報

本社
愛知県

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

進化するクルマと、ともに成長する技術

  • 数学・情報系 専攻の先輩

PHOTO

チームでの活動だからサポート体制も万全!

制御系ECUという、車載ハードウェアに特化した開発を手がけるカーネルエレクトロニクス。仕様検討や開発から、評価・試験までの工程を自社のメンバーとともに進め、エンジニアとして着実に成長できる環境です。

(写真左から)
★H.Sさん/電子事業部/2012年入社/情報科学部卒
モノづくりの専門職を探す中、気軽に相談できそうな社風に惹かれて入社。分社化前の会社ではソフトウェア開発に携わった後、ハードウェア開発へとスキルチェンジした。
★K.Tさん/電子事業部/2022年入社/経済学部卒
文系出身ながらモノづくりに関心があり、クルマも大好き!カーネルに決めたのは研修制度が充実し、一から学べる安心感があったから。
★K.Jさん/電子事業部/2018年入社/情報科学部卒
説明会で出会った先輩社員が、真摯に向き合ってくれたことが入社の決め手。学生時代は情報系だったものの、ハードウェアへの興味から電子回路設計にチャレンジした。

リーダーとしてチームをまとめ、人材育成に努めています/H.Sさん

私は分社化する前のカーネル・ソフト・エンジニアリングに入社後、まずはエアバッグECUに関連するプログラムの変更や評価を3年ほど担当しました。その後、製品そのものに携わりたいという想いからハードを担当する部署へ異動。エアバッグECUの図面作成などから始め、少しずつ経験を重ねました。そして異動後4年目にはプロジェクトリーダーとなり、現在に至ります。

リーダーの務めはプロジェクト完了までの計画を立て、業務の進捗を確認し、計画の立案・業務の進捗確認を行い、円滑にプロジェクトを進めることです。正確性が求められる仕事なので、リーダーは業務の目的や背景を明確に示す必要があり、担当範囲以外の知識も習得しなくてはいけません。とはいっても、最初から完璧にできるものではなく、私も日程調整がうまくいかず悩んだこともあります。メンバーの協力を得て乗り切りましたが、それをきっかけに計画と管理の重要性を再認識しました。今も若手メンバーの作業状況を見て、計画から遅れているようであれば、その都度フォローするよう努めています。
リーダーとしてのやりがいは、個々のメンバーの成長を見守り、それを実感することです。自身のフォローメンバーが、以前はできなかったことができるようになったりすると、まるで自分のことのように嬉しく思います。

私が感じる会社の魅力は、先輩によるサポートが手厚く、人を育てる仕組みも万全でどんどん成長していけるところです。新入社員向けの研修も充実していますし、私自身も更に知識を増やすために、専任の講師主導の社内の勉強会を活用して学んでいます。
今後は個人としてもチームとしてもさらに知識を身につけて技術力を高め、よりレベルの高い案件をお客様から獲得していくことが目標です。

カーネルのココが魅力!

分社化でハードの専門集団となり、より一体感が増しました。一方で社員旅行などでは、分社化前の会社のメンバーとの交流の機会も!昨年は賢島に行きました(H.Sさん)。

懇親会も活用し、メンバー間の絆を深めています/K.Jさん

私は分社化前の会社に入って以来、エンジンECUひとすじで、製品の正しさを評価する工程でスキルアップしてきました。まずは一部の機能の評価から始めて徐々に経験を積み、今では検査仕様書の設計から実機で確認するための環境づくり、そして実際の評価の実施、意図しない動きを見つけた際の原因追及までを任されています。評価の仕様など検討しなくてはいけないことが多く、当初は大変さも感じたものの、評価の一連の工程をマスターできたことは大きな自信につながりました。
最近は評価の品質はもちろん、効率面も大切にしています。評価結果をとりまとめる際などに、自分のスキルを活用し自動化プログラムなどの技術を取り入れることで、先輩に評価いただいたこともあります。
エンジンECUはクルマの燃費など重要な部分の制御を担っており、その点が仕事のやりがい。多岐にわたる評価観点に対し、実際のモノを用いて評価を行う時は、特に達成感を感じます。

業務でのやりがいのほか、私にとってはチームやグループ全体で行われる懇親会も楽しみのひとつ。仕事の場を離れ、チームや分社化前の会社のメンバーと楽しい時間を過ごすことができるのがいいところ。コミュニケーションを深めるいい機会なので、自分が率先して幹事役となり主催しています。

私も入社8年目を迎え、後輩を育てる立場になりました。いざ業務を教えるとなると思うように伝わらず、少し苦労することもありましたね。そうした反省点も踏まえ、今は私から業務の説明をした後、一旦自分で考えてもらうようにしています。その考えた結果をもって改めて説明をしたり、手本を示すなど、まずは本人が自ら考えることからスタートしてもらうよう心がけています。
当社は日々の頑張りを評価する査定スタイルで、上長と立てた目標の達成度はもちろん、私が実践している仕事への積極性や周囲へのフォロー姿勢もしっかりと認めてもらえます。昇格に対しても同様で、昇格試験でのプレゼンテーションのみではなく、日々の取り組みも重視されています。私も日々の取り組みや成果が評価され、リーダーに昇格しました。今後の目標としては、リーダーになっても親しみやすさは失わず、相談のしやすい環境づくりや、みんなの悩みに分け隔てなく耳を傾けていくつもりです。コミュニケーション力を武器にしたチームにしていければと思っています。

カーネルのココが魅力!

現体制になり、上司との距離がより近くなりました。また懇親会の場では、“意外に会話好きなんだ”など、仕事中とは違うメンバーの側面を見ることができます(K.Jさん)。

失敗を次への糧にする姿勢が、成長につながります/K.Tさん

私は経済学部の出身。分社化前の会社に入社した時は、80名ほどの同期のうち約4割が文系出身でした。知識ゼロからのスタートということで、不安があったのも事実です。それを解消してくれたのが内定後に行われた先輩との交流会、そして入社時の3ヶ月間に及ぶ研修でした。当時は分社化前だったため、最初の2ヶ月でC言語などを学びました。その後はハード部門への配属が決まったので、回路がどんな部品から成り立っているか、どのように動くかなどの基礎を学習。そして現場研修として実際の評価業務をしていきました。私はエアバッグECUのチームに配属となったため、車体が衝突した際にエアバッグが正しく展開されるか、故障の際に正常に検知されるかなどの試験を実施しました。今はハード専門の会社のため、入社後の3ヶ月間は全て電子回路の研修となっており、更に充実した研修内容となっています。

新人の頃は学んだことは必ずノートに書き留め、自分なりの手順書のようなものをつくり仕事を覚えました。もちろん先輩たちも丁寧に指導してくれました。入社前は実験室のようなところで、1人で黙々と作業をするイメージを持っていたのですが、実際はチームでコミュニケーションを取りつつ進めていきます。開発現場に1人で行くということは決してなく、その点は新人にとっては大きな安心材料でした。失敗することもありましたが、その分リカバリーをすれば自分のスキルになるということも学びましたね。
そんな私も4年目を迎え、今は設計業務にも携わるまでに成長しました。評価とは違う観点での業務になるため、新しい発見もありますが、評価でエアバッグの機能を理解した経験が、設計のプロセスを考える上で役立っています。

当社の場合、お客様との信頼関係が構築されている点も大きな魅力。その環境のもと、成果物の品質を下げることなく、確実に納期に間に合わせることを心がけています。そしてエアバッグECUの新しい機能を知ったり、自分が携わったECUが搭載されたクルマを街の中で見かけると嬉しく思います。
今後は、設計に必要な知識やスキルを積み上げることで、リーダーなど責任ある立場になり、お客様からもチームからも信頼されるエンジニアをめざしたいと思っています。

カーネルのココが魅力!

申請は必要ですが、好きなタイミングで有給が取得できています。私は趣味のテーマパークや旅行などに出かけ、気分をリフレッシュしています(K.Tさん)。

企業研究のポイント

企業研究では、希望する分野にどんな会社があるかの情報収集から始めましょう。特にモノづくりでは、その会社が何を手がけているか、何をつくると自分は達成感を得られるのかが重要になってきます。そして、実際の業務の下調べをしておくといいでしょう。そうすることで仕事のイメージが固められ、インターンシップなどの場でも質問がしやすくなるはずです(H.Sさん)。

大学3年生の頃、私はアルバイトや遊びなど学生生活を満喫していました。振り返ってみると、インターンシップに参加しておけば良かったなと思っています。雰囲気重視の人にとっては、それを肌で感じ取る貴重な機会ですからね。もしまだやりたい事が明確でないのであれば、自分の好きなもの、苦手なものをひとつずつ洗い出し、そこから興味の持てる分野を見つけていくことをお勧めします(K.Jさん)。

私の場合はコロナ禍で先行きも不安だったため、早めに動こうと決意し、いくつかのインターンシップに参加しました。それで自動車業界が安定した業績を継続していることを知りましたし、早めに情報収集するに越したことはありません。また、自分に合う仕事を見つけるには、軸を持つことが大切です。「地元で働きたい」など何でも構いません。自分が譲れない部分をもとに各社を比較していきましょう(K.Tさん)。

PHOTO
「車の安全運転や快適性に欠かせないECUの仕様検討・設計・開発、製図、評価・試験、納品までトータルで請け負い、自社チームで完結する点が特徴の会社です」と先輩たち。

マイナビ編集部から

制御系ECUの開発という専門性の高い事業を手がけているが、文理を問わず多様な人材が活躍しているカーネルエレクトロニクス。今回3名の方から伺った内容によると、その背景には、充実した研修・教育制度があるようだ。
同社では「知識ゼロからのハードウェアエンジニア」と銘打った新入社員研修制度を導入。入社前のサポートから始まり、ビジネス研修、そして3ヶ月間の技術研修では体験型のカリキュラムもあり、段階的に電子回路への理解を深めていけるよう配慮している。他にもホテルでテーブルマナーを学ぶリフレッシュ研修などもあるそうだ。
そして7月からの現場研修(OJT)を経て業務を開始し、その後も予実管理能力や資料作成力などを習得する研修などを実施しており、これなら未経験で入社しても安心だなと感じた。

モノづくりの分野において、各社のサイトを見ているだけでは教育体制や実際の業務などわかりにくい部分もあるに違いない。その不安を払拭する上でも、企業研究の段階では積極的にインターンシップや仕事体験に参加してみるといいだろう。
ちなみに同社でも夏や秋冬に1day、2daysの仕事体験や、オープンカンパニーを計画しており、業界や電子回路、部品の紹介から実体験までのプログラムが用意される予定だ。

PHOTO
モノづくりが盛んな愛知県刈谷市にある開発拠点。同市内にカーネルITグループの研修・教育専門の施設「テクニカルトレーニングセンター(200名収容可能)」も設立している。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

トップへ

  1. トップ
  2. (株)カーネルエレクトロニクスの取材情報