最終更新日:2026/8/7

(株)安田製作所

  • 正社員

業種

  • 商社(機械・プラント・環境)
  • 商社(鉄鋼・金属)
  • 商社(建材)
  • 金属製品
  • 半導体・電子・電気機器

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

社会インフラを支えるオンリーワンの製品に、自らのアイデアで取り組める醍醐味

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新しい製品が待望される環境で、意欲的にモノづくりに励めます!

電力や通信インフラ設備を支える送電線架線工事用の建設機械・工具金物資材の総合メーカーとして、75年超の歩みを持つ安田製作所。同社で日々モノづくりに取り組む社員たちに、仕事の醍醐味や社風について伺った。

◆ 高橋 秀輔さん(写真左)
技術本部技術グループ
2021年入社/理工学部卒

◆ 纐纈 玲朗さん(写真右)
技術本部技術グループ
2010年入社/工学部卒

◆ 杉山 純一さん(写真中)
技術本部技術グループ
2009年入社/工学部卒

斬新なアイデアが思いつくような技術者を目指し、機械設計の腕を磨く!/高橋さん

大学では材料工学や制御工学など機械工学全般を学んでいました。当社を知ったのは大学の就職課を通じてですが、電力に関わる製品を作っていることに大変魅力を感じましたね。というのも学生時代、台風で5日間の停電を経験したことがあったからです。猛暑の中で電気製品が使えない大変さを知っていたので、当社の事業内容にはいたく共感を覚えました。

1ヶ月間の新人研修後、延線車の設計職としての配属が決まり、まずは過去の図面を2次元CADに写し込む作業を通じて業務理解を深めました。2年目からは少しずつ既存の図面に追加や更新を加える図面変更の作業にチャレンジ。そして3年目になる頃から、新規の図面の設計にも携わり始めました。

過去の図面を参考に取り組める類似設計とは違い、新規図面は寸法の入れ方や注釈の書き方など留意すべき箇所が多くあり、上司から細かく修正をいただきながら理解を深めています。最近はだいぶ修正箇所が減ってきましたが、まだまだ勉強中という感覚ですね。一部ではございますが私が設計した延線車を、送電工事の現場で実際に見学できたときには、作業員の方から「使いやすい」という声をいただき、微力ながらやりがいを実感できました。

半年前には、社内でも過去の製作例が少ないクローラウインチという設計にも携わりました。既存の機種からエンジン部分が変更になったのですが、吸排気の部分の難易度が非常に高かったです。油圧の知識を学びつつ、エンジンメーカーが共有してくれた膨大なサイズの3D資料と実物を照らし合わせながら設計を進めました。試作段階でトラブルも経験し、納期が2ヶ月遅れるハプニングもありましたが、前向きに原因の検証や改良作業に取り組み、製品化を果たすことができました。現在は2台目、3台目の生産も始まっており、問題ないものを作れた手応えを得ています。

上司はもちろん他部署の方々にも日常的に指南をいただいていますし、お客様と直接お話しする機会も増えてきているので、幅広い世代の方と関係を築く対人力も鍛えられています。私が目指しているのは、設計に強い技術者になること。同じ製品を作るにしても、常に改善・改良したいという思いで設計に取り組んでいますし、関係各所に説得力を持って伝えられる力なども磨いていきたいです。さらに知識を増やし、現行の延線車を大幅にリニューアルできるアイデアを思いつくことが、この先の大きな目標です。

先輩から一言!

「社内の支援制度を利用し、毎年何かしら資格を取得しています。現在は設計やCADの資格を勉強中です。休日は愛犬と過ごしており、今夏は9連休を楽しみました」高橋さん

大先輩の教えを胸に。送電工具のプロフェッショナルとして成長を続けたい/纐纈さん

高校時代から機械工学を専攻し、モノづくりの仕事を志していた私が当社を選んだのは、大学のOBから話を聞いて興味を持ったことがきっかけです。入社後はずっと工具の設計者として経験を積んでいますが、私が思うこの仕事の一番の醍醐味は「まだまだ改良の余地があるモノ」を扱えることです。電線工事の作業者の方々だけが使う特殊な工具を作っている分、最終的な完成形にまで至っていない製品が多く、試行錯誤のしがいがあります。

これまでで特に印象に残っている開発は、電線を引っ張る工具を軽量化できたことです。鉄塔に担いで登る工具なのですが、何トンもの負荷がかかり安全にも関わるため、40年以上大きなモデルチェンジを果たせていない状況がありました。自社開発のプロジェクトとして、私がまず取り組んだのは3D CAD技術の習得です。率先して勉強し、工具にかかる負荷を明確に数字で解析できるようにしたことで、重さが半分の新しい製品を作り上げることができました。単価が上がったにも関わらず生産が追いつかないくらいの需要をいただいており、「現場が求めるものを作れた」という手応えが大きかったです。

軽量化が望まれている工具は他にもたくさんあり、今後も軽く使いやすいものに進化させる開発を続けていきたいですね。また、3D CADをいち早く習得した立場として、若手向けの勉強会も月2回開催し、2D CADからの移行促進を図っています。「自分たちが手がけた製品がどう使われているか」を自分の目で見て学んでほしい思いから、若手を連れての現場見学の機会も増やしています。

当社は送電の工具をトータルで開発・生産している唯一の国内企業なので、大手電力会社のお客様から相談を受けて進めている開発も多々あります。100名ほどの会社なので、若手のうちから会社を代表してお客様に対峙できる機会も多くあり、説明力やプレゼンのスキルも磨かれている実感がありますね。

また私にとっての大きな財産は、この業界の大先輩の下で新人時代を過ごせたことです。お客様との打ち合わせから図面化、数回の試作、製品化、そして特許の取得に至るまでの開発の流れを、入社2年目の早いうちに経験させてもらいました。その方にいただいた教えを、今は後輩に伝えることに注力しています。大先輩のように、お客様から指名で開発の依頼をいただけるような技術者に成長していくことが今後の目標です。

先輩から一言!

「格安で使える保養所を利用し、休暇は毎年家族旅行をしています。ニッチなものを扱う会社なので、入社時に製品について知らなくても心配は要らないですよ」纐纈さん

新しい製品をゼロから生み出せるのが面白い。設計の先が見える社内環境も魅力/杉山さん

電力に関わるモノづくりができ、世のため人のためになる仕事ができる点にひかれて入社しました。以来、配電系の金物や工具類の設計職として技術を磨いています。自分のやりたいことを一人前に形にできるようになったのは入社5年目頃からですが、若手のうちからアイデアを採用される機会は少なからずありました。自分の意見が言いやすく、かつ通りやすい会社であることは当社の大きな魅力だと思います。

加えて、同じ敷地内に工場があり、自分が設計したものの生産や組み立ての様子を気軽に見に行ける環境も気に入っています。設計の先が見える楽しさがありますし、荷重試験なども自分たちの手で行うので、関わった製品への思い入れを持ちやすいです。座りっぱなしの仕事にならないことも、個人的には魅力ですね。

「今までにないものをゼロから考えたい」という思いで日々励んでいますが、数年前にはバイパスケーブル巻き取り補助装置という全く新しい工具を生み出すことができました。それまで人力で巻き取りをしていた作業で、お客様から「あったらラクになるんだけど、安田さん、できない?」と相談を受けたのがきっかけです。

モーターを使うことはすぐに思い付きましたが、セッティング作業の大変さを考えると小型軽量の製品であることは必須でした。いかに軽く小さくできるかという部分で、かなり試行錯誤しましたね。試作品を作っては作業員の方々から意見を聞いて改良を施す、という作業を繰り返し、2年をかけて無事に製品化できました。現在も多くの注文をいただいており、「作業が楽になった」という現場の方々の声も聞けたことで大きな手応えを感じました。

発想のヒントを得るためには、インプットの機会も大切です。過去の試作品を揃えている社内の展示室もよく見に行っていますし、直接関係がないジャンルの展示会やホームセンターなどにも頻繁に足を運び、情報収集をしています。また、当社の設計職は営業と一緒にお客様先に出向き、設計意図や仕様について説明する機会も多くあるので、コミュニケーション力があると役立つと思いますね。お客様や上司にしっかり説明できる力を身に付けると、開発自体もスムーズになる実感があります。

今後の目標は、後輩に助言する力を磨くこと。アドバイスはあまり得意ではないのですが、今までの経験や効率の良い仕事の進め方などを積極的に共有していけたらと思っています。

先輩から一言!

「日本中の電気インフラに影響を与える重要な製品を作っているので、仕事のやりがいは大きいですね。先輩・後輩と一緒にゴルフに出かけるなど職場の仲も良好です」杉山さん

学生の方へメッセージ

企業研究では、まず「どんなことをやっている会社なのか」に注目すると思いますが、そこから一歩踏み込んで「どのように社会に貢献している会社なのか」まで調べてみることをお勧めします。

私は学生時代、あまり社会貢献の観点を意識していなかったのですが、入社してから「電力業界全体を支えている会社なのだな」と実感できる瞬間がしばしばあり、それが責任を持って最後までやり遂げようというモチベーションや使命感につながってきました。当社の技術職は、開発だけでなく共同試験にも立ち会いますし、報告書や仕様書、マニュアル作成まで自分たちの手で行います。「設計して終わり」ではない分、責任意識は大切になると思います。

また「失敗は次のモノづくりの糧」失敗を恐れずに果敢に挑むことが、分析力・解決力を高め今後の設計に繋がっていきます。若手の意見や考え方も最大限、尊重しているので、積極的に自分で考えて行動に移していけば、活躍の幅はいかようにも広げられる会社だと思いますね。ニッチな製品が多い分、独自のノウハウを吸収できるよう、ベテランと一緒の案件に入れるようにしたり、社内講習会を開催したりしながら、OJT中心の育成を行っています。理系学生に広く門戸を開いているので、機械・電気系の方はもちろん、それ以外の学部の方も注目いただければ嬉しいですね。

(技術本部 理事 石塚 康浩)

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「代わりのいない事業をやっているので、責任を持って取り組む姿勢は必要ですが、日本で唯一のモノを作っていると誇れる会社は、世の中にそう多くないと思います」(石塚)

マイナビ編集部から

このページに辿り着いた人の多くが、「こんな会社があったのか」と発見した感覚になっているのではないだろうか。安田製作所は、万が一なくなってしまえば全国の電気インフラに影響が出るという、極めて重要な事業を手がけている企業だ。電線工事に必要な特殊機械や金物工具の設計・製図・性能検査をトータルで網羅できる会社は同社の他になく、顧客には全国の大手電力会社やその関連会社がずらりと並ぶ。

また、取材で印象に残ったのは、発明カンパニーとしての同社の姿だ。社是にも「『や』すみなき研究『す』ぐれた技術『だ』そう新製品」という、社名をもじったユニークな文言を掲げている。「だそう新製品」と謳っている会社なのだから、自分の手で新製品を生み出すチャンスは豊富にあるだろう、と考えて間違いはない。長年の定型製品も多くあるが、社員たちは意欲的な試行錯誤を続けており、入社後の早いうちから”まだこの世にない製品”を作る仕事にチャレンジできる。

取材した3名も「自分たちの手で新しいものを生み出そう」という意欲に満ちていたが、決して肩肘の張った雰囲気ではなかった。同社の社長が目指しているという“ワクワクする会社”という表現が、社内の雰囲気に最も近い。社員たちがワクワクしながら働けるようワーク・ライフ・バランスも大切にしており、昨年実績で年間休日は127日を実現。転勤などもなく、一ヶ所に腰を据えてモノづくりに励める企業だ。

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電線の定期的な張替えや新設作業をしている方に向け、より使いやすい機械・金物・工具の開発に意欲を燃やす社員たち。社内ゴルフサークル等もあり、社員間の関係も良好だ。

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