最終更新日:2025/6/1

三喜工業(株)

業種

  • 商社(建材)
  • 商社(インテリア・住宅関連)
  • 建材・エクステリア

基本情報

本社
千葉県

取材情報

我が社自慢の制度・社風

新たな人事制度の導入で、積極的なチャレンジを目指す空調資材の専門商社

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安定した経営基盤のもと、新たな可能性の開拓に挑む先輩社員

三喜工業(株)は千葉県に本拠を置き、全国9拠点を展開する空調資材の専門商社。取引先との高い信頼関係をもとに安定した成長を続けています。今回は、そんな同社で活躍する先輩社員からお話を伺いました。

千葉支店
佐藤 健太さん/2023年入社

千葉支店
原 優芽さん/2024年入社

経営企画部
西山 裕子さん/2022年入社

お客様からの期待に真摯に応え続けることで、長く続く信頼関係を生み出していきたい/佐藤さん

私は大学卒業後、厨房機器のメーカーに入社し、営業職として働いていました。しかし、ワーク・ライフ・バランスを重視していきたいという思いから、転職を考えるように。そんな中、出会ったのが当社です。完全週休2日制で年間休日125日以上としっかり休みが取れるうえ、扱っている商材にも前職とのつながりを感じ、入社を決意しました。

当社の営業職は、換気や冷暖房のための空調資材を、設備工事を担当する工務店などに販売するのが主な仕事です。扱う商材は、空調配管の振動を抑えるために使われるキャンバスと呼ばれる自社製品や、メーカーから仕入れて販売しているダクト、工具などアイテムは多種多様です。担当のお客様を持ち、商材をお届けする際に次の注文をいただくルート営業のほか、メールやFAXで依頼を受け、配送を手配するといった仕事も行います。

現在、私が担当しているのは活発なお取引があるお客様で40社ほどになります。当社とのお付き合いがそれほど深くないお客様の場合、競合にあたる他社との相見積もりになることもあるのですが、そうした取引先との信頼関係を深めていくのも営業職の大切な役割です。工期に間に合わせるため、納品を急がれているお客様が多いので、ご要望の日時までに商品をお届けできるように手配をしたり、商品の使い方をアドバイスさせていただくといった取り組みを続けることで「資材のことは三喜さんにお任せするよ」と言っていただけるお客様を増やしていきます。

そして当社では、2024年度から新たな人事制度が導入されました。成果を上げれば、若手でも1~2年ほど早く昇進できる制度になり、よりチャンスが広がったのです。一方で、売り上げのノルマはなく、目標に追われるような風土はまったくありません。そのような環境にも甘えず、自分の努力でより責任あるポジションを獲得していくことを目指したいと考えています。当社は一般での知名度こそ決して高くはないものの、全国に支店を展開し、業績もとても安定した会社です。腰を据えて、長く働きたいと考えている人には大きな魅力を持った職場だと思います。

先輩社員からのメッセージ

チームとしての一体感が強く、お互いの努力をサポートし合うような風土のある会社です。上司や先輩との距離も近く、居心地の良い職場ですよ。(佐藤さん)

先輩や上司はもちろん、お客様にも教えていただきながら、営業職としての実力を身に付けています/原さん

私は身体を動かすことが好きだったことから、企業研究では営業職として働きたいと考えていました。何社かの会社見学会に参加する中で、職場の雰囲気の良さを感じたのが当社です。実家がある千葉県に本社・支社があることにも惹かれ、入社を決めました。入社後は約4カ月間、先輩社員のアシスタントを務めながら商材や営業活動の進め方を身に付けるOJTを経験しました。先輩からの指示で見積書や発注書を作成したり、配送の手配を行うといった業務を担当し、引継ぎを兼ねて上司の商談に同行するなど、お客様との接し方を学んでいきました。

独り立ちをして担当先のお客様を持つようになったのは入社した年の8月頃のこと。何事も先輩に相談しながらではありましたが、自分一人でお客様を訪問し、商材をお届けしたり、次の注文をいただくなどの活動がスタートしました。現在も苦労しているのは、非常に多い数の取り扱いアイテムの商品知識を頭に入れること。ダクトと呼ばれる商材の場合、空調設備の設置環境に合わせて、直径や長さをメーカーに特注する必要があり、うっかり寸法を間違えてご要望とは異なるダクトをお届けしてしまうなどの失敗も経験しながら、仕事に慣れてきているところです。

またお客様によって商材の呼び名や寸法の指示の仕方が異なることも難しさのひとつ。当社の自社製品にスマートソーという工具があるのですが、パッケージのデザインから「フクロウ」や「クロヒョウ」などという名称で注文されるお客様もいらっしゃり、最初のうちは「当社にそんな商材があっただろうか」と頭を悩ませたこともありました。

当社は、広い意味では建築や建設の業界に向けて商材を販売する専門商社で、当社の女性営業職は私が第一号です。最初はアシスタントとして先輩の同行などを通して、お客様にも支えられながら安心して独り立ちをすることができました。また、きちんと休日が取れる社風も気に入っています。ちなみに私は、休日にはライブなどに行き息抜きをしています。有給休暇も取れやすい環境だと思いますね。

先輩社員からのメッセージ

高度な商品知識や技術知識を持つ先輩が多いので、分からないことは何でも気軽に質問しながら、営業職としての実力を高めていくことができます。(原さん)

経営改革の一環として新たな人事評価制度を導入。社員の積極的なチャレンジに期待しています/西山さん

私が当社に入社したのは、以前に勤めていたベンチャー企業の上司が、当社に転職していたことがきっかけでした。当時は新社長が就任したばかりで、会社の経営改革が始まろうとしていた時期。前職で担当していた経営企画の知識や経験を活かして手伝ってくれないかと、声をかけていただいたのです。当社は企業規模こそ従業員数約150名という少数精鋭の会社ですが、業績がとても安定した会社。良い意味で昭和の名残を残す社内制度を、少しずつ刷新していくという仕事に魅力を感じて、入社を決めました。

入社後は経営企画部に配属され、人材・労務管理などの幅広い仕事を兼務していました。その一方で、経営改革プロジェクトの一環として進めてきたのが、新たな人材評価制度の導入です。当時の人事評価制度は、誰が、どんな基準で行っているのかも曖昧な状態。しかし、若い世代に活躍のチャンスを与えながら、業績をより拡大していくためには、制度設計を見直し、評価の基準も社員にオープンにしていかなければならないという社長の思いがあったのです。

そこで私は全国の支社を回って現状のヒアリングを行い、社員自身が期初に目標を設定し、その達成度合いを複数の評価者が判定するという新たな人事評価制度を立案しました。半年ほどかけて制度設計を行った後に、社内に新たな制度の運用方法などを説明。2024年度から、ようやく仮運用のスタートにこぎつけました。現在はまだ、評価を受ける社員も、評価を行う管理職も新たな制度の内容を理解しながら、トライ&エラーを繰り返してブラッシュアップを続けているところ。この制度がきちんと機能するようになれば、賞与の金額や昇給・昇格の理由なども社員が明確に理解できるようになるはずです。社員にチャレンジ精神を持って仕事に取り組んでもらえる環境を作ることが、私たち経営企画部の重要なタスクになっています。

当社は安定した事業と信頼関係の深い取引先を数多く持つ、恵まれた環境にある企業ですが、その環境に甘んじていては、現状維持から抜け出すことはできません。若手社員の意欲を引き出し、新たな可能性に積極的に挑戦することができるような風土を生み出していきたいと思っています。

先輩社員からのメッセージ

良い意味での「日本企業らしさ」を残しながら、経営改革が進められており、若手社員にも大きな活躍のチャンスがある会社です。(西山さん)

企業研究のポイント

これから企業研究を行う皆さんの多くは、自分が社名を聞いたことのある会社、コマーシャルなどでアピールをしている企業に注目しがちなのではないかと思います。しかし、世の中には、知名度こそ低くても、安定した会社やお客様からの高い信頼を獲得している企業は数多く存在します。

だからこそ皆さんには、自分が知らない業界や企業にも興味の幅を広げて、より多くの選択肢を持つことをお勧めしたいです。名前の通った大企業では、入社後、どの部署で働くか、どのような仕事をするのかを想像するのは難しいはず。そうした状況では入社後にギャップが生まれてしまう可能性もあります。

しかし、中堅・中小の企業であれば、見学会やインターンシップを通して、どのような人たちが、どのような気持ちで働いているかをしっかりと見ることができるはず。「自分がこの会社で働いている姿」を思い浮かべることができたなら、自分に合うか合わないかも判断しやすいはずです。

企業研究では、数多くの企業を実際に訪問し、話を聞くことができる数少ないチャンス。大変なことは多いかと思いますが、できるだけ多くの会社にアプローチしてみることが、自分にとって理想の会社に出会う近道だと思います。
(西山さん)

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2022年に新設された千葉支店のオフィス。社屋内には自社の製造部も置かれている。働きやすい環境作りも当社が力を注いでいることのひとつだ。

マイナビ編集部から

三喜工業(株)は1968年の創業以来、50年以上にわたって安定した成長を続けてきた空調資材の専門商社。千葉県千葉市の本社を中心に、東京・千葉・大阪・仙台・横浜・浜松・長野・福岡・兵庫に支店を展開し、全国の空調設備工事会社に商材を提供し続けている。同社が取り扱っているのは自社工場で製造したオリジナルの資材のほか、メーカーから調達しているダクトや継ぎ手、工具などの幅広い商材。取引先のご要望に真摯に応え、スピーディーに対応することで、高い信頼を獲得している。

冷暖房、換気などの目的で設置される空調設備は、どんな時代にもニーズが無くなることのない安定した存在。近年では夏の気温上昇やエネルギー価格の高騰が進んでいることもあり、より効率的でコストパフォーマンスにも優れた設備を導入することが、社会的にも重要なテーマになっている。そうした市場環境の変化に対応し、新たな提案を続けていくのも同社の重要なミッションなのだ。

同社が新たな人事制度を導入するなどの経営刷新の取り組みに力を注いでいるのは、そうした進化を遂げるためでもあるのだろう。商社ではあるものの、営業職にも個人のノルマがなく、数字に追われて緊張感の中で働くような風土がないことも同社の魅力のひとつ。和やかな人間関係のもと、伸び伸びと成長していくことができる。安定した企業で長く働きたいと考える人材にとっては、大きな魅力を持つ会社だと感じた。

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千葉支店に設けられたリフレッシュルーム。ランチタイムに活用されるほか、執務中の気分転換やミーティングなどにも利用されている。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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