最終更新日:2025/6/1

旭計器工業(株)

業種

  • 精密機器
  • 医療用機器・医療関連
  • 金属製品
  • その他電子・電気関連
  • 検査・整備・メンテナンス

基本情報

本社
大阪府

取材情報

先輩100人100の就活

“圧力を測る技術”ではどこにも負けない!と自負している会社です。

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旭計器工業で活躍する先輩たちの就職活動の体験談を公開!

圧力を正確に測定する計測機器をつくり、縁の下の力持ちとして社会を支えている旭計器工業(株)。同社で活躍中の先輩たちはどんな就活を経ていったのか、実際の体験談を紹介します。

◆入鹿 拓海さん
技術部技術課/2024年入社
環境科学研究科修了

◆小山 浩史さん
滋賀総務課/2000年入社
工学部 機械工学科卒

新しいフィールドへ挑戦!技術力の高さと温かい社風が決め手になりました。

私は学生時代に循環大気化学研究室に所属し、大気中に存在する物質がどこから発生して、環境中でどう変化し、どこへ辿り着くのかということを明らかにする研究に取り組んでいました。しかし就職活動では化学・環境分野だけにこだわらず、幅広く「技術職」というくくりで探すことに。というのも高校で生物、大学と大学院で化学を学び、社会をもっと深く知るためには物理や工学の知識も必要だと感じていたからです。

実際に就職活動をスタートしたのは、大学院1年生の秋。まずは大学のキャリアデザイン室やハローワークを利用し、自己分析をしたり履歴書の書き方などを調べたりして準備しました。そして1月からマイナビなどの就職情報サイトを見たり、合同企業説明会に参加したりして、本格的に企業をチェック。当社に出会ったのも合同説明会の場でした。その時は当社が圧力測定機器を扱っている会社と聞いても「圧力計って何?」というくらい馴染みがありませんでした。しかし、研究室で大気中の物質を分析する際などに「測る」という操作はしていたので、面白い世界かもしれないと興味を持ったのです。

そこから4月には工場見学&先輩社員との交流会に参加。工場では手作業でさまざまなモノをつくり出す技術力に圧倒されましたし、交流会では先輩と趣味のゲームの話で盛り上がって「この会社ならすぐに馴染めそう」と好印象を持ちました。ただ、同時進行で受けていた環境分野の会社からも内々定をもらったため、最終的な決断は悩みましたね。今までやってきたことを活かすのか、新しい分野へチャレンジするのか。皆さんも悩むことがあるかもしれませんが、私は「これまでの知見を活かしつつ、新たなフィールドに挑戦しよう!」と考え当社を選びました。結果的に理系の知識の幅を広げることもでき、当社に入って良かったと思っています。
(入鹿さん)

先輩からのアドバイス

「ある会社の面接でバスの時間を間違え、ギリギリに到着したことがありました。焦るとうまくいきませんし、余裕を持ったスケジュールを心がけてください」と入鹿さん。

面接はお互いの本音を知るところ。自分らしさを出せるかがポイントです。

私は3年前まで技術職として設計業務に20年ほど携わっていました。現在はその経験を活かし、総務課に所属して技術職の仕事内容を学生や求職者に実体験を含めて説明しています。そんな私の学生時代を振り返ると、大学は工学部・機械工学科に所属。就職活動では機械工学の知識を発揮できるメーカーにこだわり、大学3年生の秋くらいから企業研究をしました。しかし最初のうちは自己分析がうまくいかず、考えれば考えるほど「自分とは何なのだろう…」とわからなくなることも。そこで冷静な分析を繰り返し、時には友人や先生など他者から客観的にアドバイスをもらうことで段々と自分の長所にも気づけるようになりました。

当社との出会いは合同企業説明会です。その後、工場見学に参加し、若手社員がのびのびと働く活気あふれる雰囲気に魅力を感じました。当時は部品メーカーよりも完成品を製造しているメーカーに就職したかったのですが、工場を見学することで「どの製造現場でもプライドを持って仕事をしている」ということに気づきました。また一番の決め手となったのは、面接で自分らしさを出すことができたこと。他社の面接では良い子を演出して当たり障りのない返答をしていましたが、当社の面接ではリラックスして面接官と面白い話で盛り上がりました。そこで入社後の自分をイメージできたことが大きな選社理由のひとつでしたね。

今、逆の立場で面接官をする際も、用意してきたセリフをスムーズに話す人より、完璧じゃなくても本人らしさが見えるほうが人間味を感じて良いなと思います。皆さんが今後いろいろな企業の面接を受ける際も必要以上に身構えることなく、いつもの自分を出せるようリラックスして臨んでみてください。
(小山さん)

先輩からのアドバイス

「自己分析で悩んだ時は、友人、先生、両親などに客観的な意見を聞くのもひとつの手。自分では掴めなかった長所を見つけて自己PRにつなげられますよ」と小山さん。

社会貢献度の高い事業内容と、ワークライフバランスを大切にした働き方も魅力。

<入鹿さん>
私が当社を選んだ理由のひとつは社風でしたが、実際に入社してからも雰囲気が自分に合っていると感じます。わからないことがあれば先輩や上司に「ちょっと教えてください」と気軽に聞けますし、誰とでも話しやすい職場ですね。堅苦しい感じは全然なく、1年目からすぐに馴染むことができました。また有休も1年目から取得可能です。私は先日、有休を取って研究室の先生や後輩たちに会いにいきました。残業もほとんどなく毎日定時に帰っているので、趣味などプライベートの時間を楽しむこともできます。私は今後こうした時間を使って、電気系の資格や公害防止管理者など環境系の資格を取得したいと考えています。教科書代や受講費などを会社負担でバックアップしてもらえるのもありがたいですね。

<小山さん>
入社して感じたのは、当社が100年以上の歴史で培った技術力やノウハウに誇りを持ち、大きな使命感を抱きながら仕事をしていることです。圧力測定器や温度計、液面計、制御盤といった当社の製品は、それだけでは単なる部品かもしれません。しかしこれらの製品によって電力の安定供給や安全を維持でき、上下水道の維持管理に役立ち、医療の分野でも患者さんの健康管理に貢献しています。もしも圧力計が壊れたら、電気、水道、電車といった社会インフラが正常に使えなくなってしまうくらい、社会に必要不可欠な製品なのです。こうした社会貢献度の高さを日々感じながら仕事ができるのは大きなやりがいにもつながりますね。
また残業がほぼなく、ワークライフバランスを大切にした働き方ができるのも魅力。社長は「残業するのではなく、時間内に仕事を終わらせるためにどうすべきかを考えよう」という方針なので、仕事の時は集中するというメリハリを持って働けます。

先輩からのアドバイス

面接でリラックスして自分の素を出せたというお二人。企業研究でしっかりと社風をチェックし、選考段階では社風が自分に合うか合わないかを見極めることも大切。

学生の方へメッセージ

企業研究の軸として「社風」を調べる人も多いと思います。その際は情報サイトや企業のホームページを見るだけではなく、インターンシップや見学会などに参加して実際に体感することをオススメします。例えば当社では工場見学とともに先輩社員との交流会も開催していますが「1年目の先輩とざっくばらんに話せて良かった」と毎年好評です。大学の研究分野や趣味の話題でわいわい盛り上がり、30分の予定時間を大幅に過ぎることもあるほど。
また工場見学は、製品がどのような工程でつくられているのか、その内部構造まで詳しく知ることができる貴重なチャンス。見学をきっかけに自分のやりたいことが見つかるかもしれませんし、その経験や知識は社会に出てからも役に立つでしょう。

さらに私自身が社会人になって感じるのは、企業研究と同時に将来設計もしっかりと考えたほうが良いということ。将来どこに住み、どのような暮らしをしたいかで、選ぶ企業も変わってくるはずです。毎日のことなので通勤はやはり近い場所のほうが楽ですし、地元で働きたいのなら転勤がある会社は難しいでしょう。また景気が不安定な昨今、企業の安定性・将来性も注目したいポイント。当社はさまざまな業種の企業と取引があるため、経営基盤が安定しています。このようなポイントを調べながら、ぜひ自分らしく働ける企業を見つけてください。

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大正5年(1916年)に創業して100余年。製造業、エネルギー分野、医療分野、社会インフラなどあらゆる場面に貢献している。

マイナビ編集部から

圧力計をはじめとする圧力測定機器の開発・製造・販売を手がける旭計器工業(株)。B to B企業のため馴染みのない学生も多いかもしれないが、実は“圧力を測る技術”は社会のあらゆるところで役立っているもの。圧力測定を通じてさまざまな業界の安全・安心を守り、社会に貢献している企業といえる。

また取材で印象的だったのは社風の良さと、社員の働きやすさを考えた福利厚生の充実度。風通しの良い和気あいあいとした雰囲気のなか、上司や先輩とも気さくに話せる環境があるのは安心だろう。さらに残業がほとんどなく、有休取得日数が平均15.4日というのも驚きだ。仕事は集中して定時までに終わらせ、あとはリフレッシュの時間に使えるためメリハリを持って働ける。

さらに2024年度より「奨学金代理返還制度」がスタートした。これは大学時代に奨学金を貸与した本人に代わり、会社が直接返還するもの。月額1万5000円を34歳になる年の3月末まで支払ってくれるため、負担がかなり軽減される。給与に同じ金額を上乗せする場合と比べ、各種税金などの面でメリットがあるということで始めた制度だとか。このように経済的なバックアップもある会社だからこそ、多くの社員が自分のキャリアを築き長く活躍していけるのだろう。

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2020年6月に大阪の本社社屋をリニューアル。社員がより快適に働ける環境づくりが進んでいる。他に東京営業所と四国営業所、滋賀工場の拠点を展開。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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