最終更新日:2025/6/1

(株)プラス【プラス薬局】

業種

  • 調剤薬局

基本情報

本社
石川県

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

「薬剤師一人ひとりが、患者さん一人ひとりに」をコンセプトに、地域に貢献!

PHOTO

“ちょっとおせっかい”な、かかりつけ薬局です。

石川県金沢市と河北郡内灘町に店舗を構える「プラス薬局」。能登半島地震では被災地支援にあたるなど、地域に根ざした調剤薬局として、患者さんに寄り添っています。

2017年に入社した先輩薬剤師にインタビュー。入社の動機、現在の仕事内容とやりがい、ワークライフバランスについて、たっぷり語っていただきました。

作田 未来(薬剤師/2017年入社/金沢大学 薬学部出身)

じっくり腰を据えて患者さんに寄り添いたい。

薬剤師の就職先には病院、薬局、製薬会社などがあげられますが、私は「より多くの人と関わりたい」という想いから、地域の調剤薬局を軸に企業研究を行いました。その後、企業ガイダンスなどに参加する中で「一つの店舗でじっくり腰を据えて働きたい」と思うように。薬剤師として、誕生から終末期にいたるまで、すべてのライフステージを支えたい。そんな希望を叶えてくれたのが、当薬局です。

私が所属する本店は、近隣クリニック(皮膚科、産婦人科、内科、小児科、歯科)の門前薬局として地域に根ざしています。さらに交通の便がよく、周囲に大規模な団地が広がっているため、幅広い世代かつさまざまな症状の患者さんが訪れます。取り扱う薬の種類が豊富なだけではなく、ターミナルケアにも取り組んでいる点が特徴です。

私は、処方監査、調剤業務、服薬指導などの基本業務に加え、在宅・施設訪問サービスにも携わっています。日々の業務でもっとも大切にしていることは、患者さんとのコミュニケーションです。「プラスに来てよかった」と思っていただくためにも、前回の処方内容や会話を頭に入れた上で、一人ひとりに寄り添った対応を心がけています。勤務4年目にはかかりつけ薬剤師として、患者さんを受け持つようになりました。患者さんにとって一番身近な医療スタッフとして関わることで、これまで以上に感謝されることが多くなり、大きなやりがいを感じています。

「プラス薬局」の魅力

「電子薬歴などさまざまなツールを積極的に導入することで、業務の効率化を実現しています。おかげで患者さんとのコミュニケーションの時間が増えました」(作田さん)

働きながら大学院に通い、博士号を取得。

私はプラスに入社すると同時に、薬剤師としてさらに専門性を極めるため大学院に進学して博士号を取得しました。大学院での研究活動は直接調剤薬局の業務に関わる内容ではないため、進学に対する迷いもありましたが、代表の乙田さんに相談したところ「行っておいでよ!」と背中を押してくれました。

薬剤師として働きながら大学院に通っていた時期に、プライベートでは結婚し、新しい家族が増えました。その多忙な時期を支えてくれたのは家族であり、費用を補助してくれた会社です。現在は名刺に「博士号」とプリントしてもらうことで、製薬会社のMR(医薬情報担当者)との会話のきっかけになっています。昨年は大学院でお世話になった教授からの依頼により、大学で講義を行う機会がありました。講義のテーマは、「後期高齢者医療制度や後発医薬品が調剤薬局でどのように活用されているのか」について。難しい内容だけにできるだけ分かりやすい表現を心がけましたが、人に伝えることの難しさを痛感しました。

大学の講義を受講してくれた学生が、当薬局の現場実習に参加してくれた際、教育担当として、基本業務の流れを教えると同時に、患者さんとのコミュニケーションの大切さを説明しました。たくさんある情報をいかに患者さんに結びつけ、いかに説明するか。体験を通して、その難しさを知ってもらえるよう工夫を凝らしました。一方、学生からは私が想像もしない鋭い質問が飛んでくるなど、私自身の学びにもなりました。

「プラス薬局」の魅力

「地域連携薬局」「健康サポート薬局」など、多くの認定を取得することで「ここに来ればすべてが叶う薬局」として地域と共に歩み続ける。

子育てをしながら管理薬剤師をめざせる環境に感謝。

当社は食事会や社員旅行など、社内イベントが盛んです。所属する店舗の壁を越えて社員同士が交流を深めることで、薬の在庫切れが発生した際のやり取りや、店舗間ヘルプ勤務などをとてもスムーズに行うことができています。年次や経験に関わらず、誰とでも気兼ねなく話せる風通しのよい環境で、困ったことがあればなんでも相談できる点も魅力。居心地のよい職場なので、働きやすさも抜群です。

育休制度がスタートした2022年には、妻が2人目の子どもを出産。同制度が利用できないか代表の乙田さんに相談したところ、すぐにシフト調整に動いてくれました。約1か月間、夫婦で協力して育児に取り組むことができたのも、迅速に対応してくれた代表と周囲の協力のおかげです。最近も子どもの急な体調不良で仕事を休まざるを得ないときがあるのですが、快く受け入れてくれる会社には本当に感謝しています。

日々進化する医薬品や医療法に対応するため、薬剤師は働きながら学び続けなければいけない職業です。さらにICT(情報通信技術)やAI(人工知能)技術への対応も欠かせません。今後も自己研鑽に励み、管理薬剤師として地域に貢献したいと思います。

「プラス薬局」の魅力

同社に在籍する薬剤師は、全員が日本薬剤師研修センター認定薬剤師である点も特徴。学会で積極的に発表を行うなど、働きながら知識をアップデートしている。

企業研究のポイント

大学の実務実習で、病院や薬局の業務を知ることはできますが、製薬会社や公務員、研究所などに実習へ行く機会は少ないと思います。そのため、少しでも気になったら、積極的にインターンシップに参加してほしいと思います。実際に現地に足を運び、リアルな職場の雰囲気を肌で感じることで、自分が働く姿をイメージしてみてくださいね。

調剤薬局の主な業務は全国どこでも変わりませんが、近隣のクリニックにより取り扱う処方せんが異なることもあります。その中で、当薬局は周りにさまざまな科の病院があるため、処方せんの内容も多岐に渡ります。さらに在宅・施設訪問サービスやターミナルケアにも取り組んでいるため、幅広く経験を積むことが可能。当薬局の仕事体験では、風通しよい職場でいきいきと働く先輩薬剤師にも注目してください。若手薬剤師との座談会も予定しており、現場のリアルな声が聞けるはずです。
(代表取締役 乙田 雅章)

PHOTO
「かかりつけ薬剤師として、一歩踏み込んだサービスで患者さんとの距離を縮めています。“地域で一番の薬局”をめざして、たくさんの笑顔と健康を支えています」(乙田さん)

マイナビ編集部から

社名にもなっている「プラス(PLACE)」は、フランス語で「広場」を意味する。石川県に2店舗展開する「プラス薬局」は「地域の方々が気軽に立ち寄れる広場づくり」をモットーに、患者さん一人ひとりに寄り添い、たくさんの笑顔と健康を支えている。どこの薬局に処方せんを持って行ってもよいからこそ「またここでお薬をもらいたい」と安心してもらえるように、明るく、丁寧に説明することを心がけていると語ってくれた作田さんの笑顔が印象的だった。一番身近な医療スタッフとして、地域の方々から信頼を寄せられているに違いない。

作田さんが所属する本店(金沢市)の近隣には、皮膚科、産婦人科、内科、小児科、歯科があり、幅広い世代、さまざまな症状の患者さんが訪れる。そのため取り扱う薬の種類が豊富であることはもちろん、在宅・施設訪問サービスからターミナルケアなどにも取り組んでいるため、さまざまな経験を積むことができる。さらに、会社が費用を全て負担して、薬剤師全員が全国の学会に参加。研修にも積極的に送り出してくれるなど、学ぶ意欲を後押ししてくれる。

普段の業務はもちろん、社内イベント、学会、研修など、長い時間を共に過ごすことで、薬剤師同士のチームワークは抜群。お互いを認め合い支え合うことで、各々のワークライフバランスの充実を図っている。薬剤師として、さらに一人の人間として成長したい方に注目してほしい会社だと感じた。

PHOTO
店舗では、薬剤師が患者さんと接する様子や機械が導入された調剤室を間近で見学できる。リアルな雰囲気を体感しながら、そこで働く姿を思い描いてみることもおすすめだ。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

  1. トップ
  2. (株)プラス【プラス薬局】の取材情報