最終更新日:2025/6/1

(株)奄美航空

業種

  • 空港サービス

基本情報

本社
鹿児島県

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

離島暮らしという非日常が日常となり、仕事もプライベートも充実した日々を送る

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Iターンで働く先輩が語る島暮らしや奄美航空の魅力とは?

奄美空港で空港ハンドリング業務を行う島外出身の先輩社員2名に、リアルな奄美暮らしについてインタビュー。総務部の福長さんには、充実した福利厚生など奄美航空の企業としての魅力を聞きました。

■豊園 朋裕さん/奄美空港第2部(ピーチ/スカイマーク担当)(写真右)

■北里 彩華さん/奄美空港第1部(日本航空担当)(写真中)

■福長 彩さん/総務部(写真左)

【豊園さん】「奄美大島にずっと住み続けたい!」とまで魅了される理由とは?

子どもの頃、飛行機に乗り祖父母のいる鹿児島に行き、自然の中で遊ぶことが楽しみでした。ずっと都会で暮らしてきたので、自然豊かな土地に住んでみたいと思い、企業探しをする中で、奄美航空に出合いました。「日本にたった5か所しかない世界自然遺産の1つである奄美大島に住めるってすごいことだな」というのが第一印象。写真で見る海や星空の美しさに魅了され、自分の目で見たいという思いが膨らみ、奄美大島で働くことを即決しました。

実際に住んでみると自然の美しさは想像以上です。毎日流れ星が見られるなんて、都会の生活では考えられませんでした。観光地として、開発されず人の手が加わっていない自然がたくさん残っていることも奄美大島の魅力です。入社前は島での暮らしになじめるか不安でしたが、人と人との距離がとても近く、外から来た人を優しく受け入れてくれます。地域のマラソン大会に誘われ参加をしたり、釣った魚をさばいてみんなで食べたりなど、孤独を感じることがありません。

現在の業務は、スカイマークのカウンターを中心に行っていますが、ピーチの担当になることもあります。1日の中で制服を着替えて2つの航空会社のカウンター業務を行うことも珍しくありません。求められるサービスが航空会社ごとに異なるので、着替えながら頭を切り替えています。また、カウンターでの受付や荷物の預かり、予約対応、さらに搭乗ゲートでの誘導など1人で何役もこなしています。複数の航空会社の多様な業務を1日でやれるという点は奄美航空ならではの魅力。飛行機が好きな私にとっては最高の職場です。

飛び立つ飛行機に手を振ってお見送りする時に一番やりがいを感じますね。他の職種、他の航空会社の人とも連携し、一便一便の飛行機を無事に離陸させるたびにホッとします。奄美大島は台風などの自然災害が多いので、遅延や欠航への対応も日常的にあります。お客様が空港に取り残されることがないように、移動手段や宿泊先にまで気を配った親身な対応を意識。お客様に寄り添ってたくさん会話をすることで、トラブルによるマイナスの思い出に少しでもプラスを加えたいと考えています。

取材こぼれ話

「せっかく奄美大島に住んでいるのだから、島の文化を体験したいと思い三味線を買いました。仕事が終わってからコツコツ練習しています」(豊園さん)

【北里さん】憧れの巨大魚「GT」を釣り上げ、奄美の大自然を満喫中!

私は釣りが趣味で、地元の福岡にいた頃から船釣りをよくしていました。また「無人島サバイバル生活」のような映像を見ることも好きで、自然豊かな環境への憧れが強くありました。知人から奄美大島の話を聞き、島の写真を見て、「こんなにもきれいな海が見られるなんて最高だな」と思ったことが企業研究のスタートライン。ルアーフィッシング愛好家にとっては憧れの巨大魚「GT(ロウニンアジ)」など、南の島だからこそ釣れる魚にも魅せられて奄美大島で働きたいと考えるようになりました。空港業務にも興味があったので奄美航空を志望しました。

入社後は空港ロビーの担当からカウンター対応、発券業務、飛行機のドアクローズなど、段階的に業務の幅を広げて、入社2年目で多様な仕事を任されるようになりました。若手のうちからいろいろな仕事にチャレンジできるというところは当社の特徴です。他の空港から来たCAさんに「まだ2年目なの!?」と驚かれることも多いですね。経験を積むことで仕事に慣れてきましたが、お客様の命を預かっているという責任を胸に「初心忘るべからず」の精神で、一つひとつの業務を確実に行うことを心掛けています。

空港内では時間に追われて慌ただしく過ごしているので、仕事が終わってからは感動するほど美しい夕日や星空を眺めてリラックスしています。休日はもっぱら釣り三昧。月に3~4回は船釣りをしますし、普段も陸から釣り糸を垂らしています。奄美の魚は迫力があり、釣りごたえがありますね。最初は知り合いがいない島での生活が不安でしたが、今は人の温かみを日々感じています。農家のおばあちゃんが育てた野菜やフルーツと私が釣った魚を物々交換するなど、人と人が密に関わり合う暮らしが心地よいです。

職場近くの社宅暮らしなので、仕事が終わればすぐに家に帰ることができ、オフの時間がたっぷりあります。社宅には家具・家電がそろっており、さらにU・Iターン就職者には入社時に10万円が支給されるので、調理器具をそろえることができました。また、有給休暇が取得しやすいので、旅行や帰省ですべて使いきっています。手厚い福利厚生と奄美大島の環境のおかげで充実したプライベートを過ごせています。

取材こぼれ話

「入社後にシュノーケリングを始めました。以前は前が見えない海中を泳ぐことが怖かったのですが、今では、きれいな海でいろいろな魚を見ることが楽しいです」(北里さん)

【福長さん】やりたいことに挑戦できる、社長に直接提案できる、だから頑張れる!

経理や決算などのお金に関する業務、採用や入退職者の手続きなど人に関する業務、さらに広報業務などいろいろな仕事を担当しています。その中で採用に関わった社員が成長していく姿を見ることがやりがいです。当社は社歴や年次に関わらず、意欲のある若手が活躍できる職場なので、好奇心旺盛にチャレンジしている若手社員の存在が頼もしいですね。また、私は奄美大島出身なので自然豊かな環境が日常なのですが、島外の人が奄美での暮らしを気に入ってくれると嬉しくなります。

上下間の風通しが良く、社長に言いたいことが言えるところは当社の魅力です。私は今、仕事と育児を両立させながら在宅勤務をしているのですが、育休から復帰する際に社長と直接話をし、制度を柔軟に決めていくことができました。また、やってみたいことを提案すればチャレンジさせてくれ、誰もが働きやすい職場環境の整備に力を注いでいます。2024年には社会貢献活動の一環として地元の小中学校にLGBTQへの理解を深める寄付講演を実施しました。これは、私がやってみたいと手を挙げた取り組みです。一人ひとりの夢や目標を応援してくれる会社なので、モチベーションを保って働くことができています。

社長が「人材は宝」と断言しているように、当社には社員思いの制度が充実しています。ユニークなところでは、社長からの誕生日プレゼント。社長から配られるなんて、他社ではあまり聞かないですよね。総務部は社内の制度や職場環境を整える部署なので、社員が働きやすい環境をさらに充実させていくことが目標です。今まで通りのやり方に固執せず、新しいことにチャレンジできる職場なので、今後は社内DXの推進にも力を発揮し、業務の効率化を図っていきたいです。

取材こぼれ話

「島外の人が奄美の文化や自然に魅せられ、仕事やプライベートを両立しながら島での暮らしを満喫してくれていると、奄美出身者として嬉しくなります」(福長さん)

企業研究のポイント

どの企業で働くかの選択は、仕事内容と同時に「生活する場所」を左右することにもなります。同じ業種、職種の企業でも立地によって、プライベートを含めた暮らしぶりは大きく変わってくると思うので、どんな生活を送りたいのかを考えて企業研究を進めてほしいです。また、入社後に生活環境を整えるにあたって、各企業の福利厚生に着目し、社会人生活のスタートを具体的にイメージすることも大切です。

離島の場合、ホームセンターなどが充実しているわけではないので、1人暮らしの準備をすることは都市部に比べて大変です。また引っ越しにも費用がかかります。当社では戸建てタイプの社宅に家具・家電が備わっており、寝具さえ用意すれば生活できます。8畳ワンルーム、バス・トイレ別の社宅に月々の費用は、3万円(住宅手当2万円支給あり)で住めるように制度を整えています。さらに、Iターン・Uターンの方には10万円が支給され、社宅以外に住む場合は敷金・礼金を支給するなど、奄美大島での新生活を応援する手厚い制度があります。このように生活の場所による制度を見てみるのも、企業研究の1つになるのではないでしょうか。

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職場でもプライベートでも、人と人の距離の近さを感じると語る社員の皆さん。航空会社や担当業務に限らず、全員が顔見知りの関係で働ける心強さは奄美航空の魅力と言える。

マイナビ編集部から

奄美大島出身ではない豊園さん、北里さんは、奄美大島の自然に魅了され、この島で暮らしたいという思いから仕事を探し、奄美航空に出合ったそうだ。そして期待通り、期待以上の奄美暮らしの魅力を2人はさまざまなエピソードと共に語ってくれた。星空や海の美しさ、数十kgにもなる巨大な魚を釣り上げる楽しさ、地域の人と人とのつながりで得られるぬくもりなど、どの話にも実感がこもっていた。

奄美航空は奄美群島で多様な事業を展開する「マルエーグループ」の一員であり、その安心感や充実した福利厚生が大きな魅力。加えて、任意団体「work with Pride」が策定した、企業・団体におけるLGBTQなどの性的マイノリティに関する取り組みの評価指標「PRIDE指標」で最高位の「ゴールド」を何度も受賞するなど、多様性を重視した職場環境の整備にも力を注いでいる。

離島で暮らしてみたいという夢を実際にかなえようと動き始めると、都市部とは勝手の違う想定外の困難もあるものだ。奄美航空であれば充実した福利厚生によって、仕事もプライベートも充実した島での生活が送れるということを、豊園さん、北里さんの言葉から感じられた。

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趣味のシュノーケリングを楽しむ北里さん。「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」として世界自然遺産に登録された自然の美しさは言葉では説明不要。

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