最終更新日:2026/1/8

(株)大阪祭典

業種

  • 冠婚葬祭
  • サービス(その他)

基本情報

本社
大阪府

取材情報

知識ゼロからの専門職

人生の大切な瞬間に寄り添うことで、自分自身も成長する

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知識ゼロから挑戦した先輩たちにインタビュー

人によってはあまり馴染みがなく、葬祭について専門的な知識を持っている人も少ないだろう。そんな葬祭業界で働く先輩たちに、なぜこの道を選んだのか、現在どんなことをしているのか、詳しく話を伺った。

■渡口 大飛さん(写真右)
葬祭事業部 千里丘ファミリーホール セレモニースタッフ
2023年入社 心理学部心理学科卒

■櫃田 真緒さん(写真中央)
葬祭事業部 生野ファミリーホール セレモニースタッフ
2022年入社 法学部法律学科卒

■藤原 楓さん(写真左)
葬祭事業部 鶴見ファミリーホール セレモニースタッフ
2024年入社 現代社会学部現代社会学科卒

ご家族の方々がしっかりと悲しめる環境を整えること、それがセレモニースタッフの役割

大学時代、介護施設でアルバイトをしていました。仲良くしてもらっていた利用者さんが亡くなるなどつらいこともありましたが、誰にとっても死は避けられないものです。だからこそ、そういったことに関わることで人生の勉強になるのではないかと考え、葬祭業界に興味を持ちました。

葬祭業界の中でも当社を選んだのは、人事担当者の人柄に惹かれ、自分もこういう人になりたいと思ったからです。もともと葬祭についての知識がなかったことはもちろん、実は、私自身が今まで葬儀に参列した経験はほとんどありませんでした。しかし、先輩社員が業務について実体験を交えて話してくださる機会があり、自分も先輩のような経験を積みたいと思ったので、知識ゼロからの挑戦を決意したのです。

入社後はまず新入社員研修があり、その後ローテーション研修として現場でのOJTを経て、本配属先が決定します。配属後はメイン担当者である先輩のもとにつき、会場の設営や準備、配膳など、セレモニーを滞りなく行うためのサポート全般を担当。大切な人を亡くして動揺されているご家族も多く、そうした方々に対して私たちができるのは、しっかりと悲しめる環境を整えることです。そのためには何事もスムーズに進めることが重要です。セレモニーの段取りだけでなく当日のご案内なども徹底し、ご家族の方々が「今、どうすればいいのかわからない」という状況をつくらないよう意識しています。また、亡くなられたご理由や背景はさまざまですが、常にご家族の悲しみに寄り添うことを心がけ、誰に対しても平等に対応するようにしています。

地域や宗教によってしきたりが異なるため、セレモニースタッフは覚えなければならないことがたくさんあります。しかし、わからないことがあっても先輩がサポートしてくれるので、葬祭に関する知識や経験は、入社してからでもしっかりと身に付けることができます。当社は資格取得支援制度もあるので、いずれは葬祭ディレクターの資格にも挑戦したいと思っています。
(渡口さん)

先輩社員から一言

大学時代から臨床心理学や哲学に興味があり、勉強をしてきました。もう少し余裕を持って仕事ができるようになったら、それらの知識も活かしていきたいですね/渡口さん

チャレンジすることが大切。挑戦が今後の成長につながると信じています

私は飲食店でのアルバイトに夢中な学生時代を過ごしていました。企業研究をする時期を迎え、自分はどんな仕事に就きたいんだろうと考えた結果、たどり着いた先が冠婚葬祭事業です。人生の大切な瞬間に寄り添えることに魅力を感じて冠婚葬祭業界を深掘りし、高齢化が進む社会背景も踏まえ、葬祭事業は今後より多くの人に必要とされるのではと考えて葬祭業界を選択。中でも、大阪府内で事業を展開している当社は地元で働き続けたいという私の条件に最も合っており、入社を希望しました。

企業研究の末に葬祭業界を志望しましたが、もともと葬祭についての知識があったわけではなくゼロからのスタートだったので、正直最初は不安もありました。しかし、チャレンジすることが大切であり、失敗することも含めて成長につながると信じていたので、不安な気持ちが挑戦しない理由にはなりませんでした。覚えなければいけないことが多く現在も勉強中ですが、先輩方が親切に教えてくれるので、日々新たな気付きを得られています。

私が担っているのは、会場の設営や返礼品の準備、館内の清掃など、葬儀の準備全般です。当日はご家族の来館から退館までをサポートし、「いろいろとお世話になりました、ありがとうございます」というお言葉をいただけたときには、やりがいを感じられます。また、セレモニースタッフはほかの職種では経験できないような、人の人生の1ページに携わることができる仕事です。自分自身の人生の糧にもなっており、この職種にチャレンジして良かったと感じています。

仕事をするうえで心がけているのは、ご家族に全てをお伝えしようとしないことです。精神的につらい状況にあるときにいろいろとご説明をしても頭に入らないと思うので、要点を絞ってわかりやすく伝え、手続きに必要な書類など特に大切なことはメモに書いてお渡しするようにしています。これからもたくさんの経験を積み、今後は式のお打ち合わせから自分で担当できるようになりたいですね。
(櫃田さん)

先輩社員から一言

事業所間で異動することはありますが、いずれも大阪府内です。地元で長く働きたいという希望も叶っていますし、安心して経験を積むことができています/櫃田さん

短期間で準備を整え、葬儀を実施。経験を活かして成長できるのがこの仕事の魅力

現代社会学科を専攻し、社会学や環境問題についてなど、さまざまなことを学んでいました。企業研究を始めた当初は業界をあまり絞り込まず、いろいろな会社の説明会に参加。その中で、ブライダル業界の説明会に参加した際、「人生の大切な場面をサポートするのが冠婚葬祭の役割」と聞き、冠婚葬祭業界に魅力を感じました。葬祭事業を選んだのは、冠婚よりも葬祭の方が早い段階で多くの経験を積むことができると思ったからです。結婚式の場合、長い人なら年単位の時間をかけて準備をしますが、葬儀は長くても1週間。実施回数も異なるため、早いサイクルで経験を次に活かすことができると思い、葬祭の道へ挑戦しようと決めました。

内定後、希望者はアルバイトとして葬儀を見学できる機会がありました。私もアルバイトを希望し、その際にご家族の悲しみへ寄り添いながらもやるべきことはきちんとやる先輩方の姿を見て、「自分は先輩方のようにできるのだろうか」と不安を感じたことを覚えています。しかし、当社はローテーション研修を実施しているため、各部署でしっかりと学ぶことができ、葬祭に関する知識がない状態からの入社でも安心できる環境でした。

現在は、先輩のサポートを受けながらセレモニーの準備全般を担当。頼まれたことを時間通りにできたときや、これまでできなかったことができるようになったときなど、少しずつですが日々成長を実感しながら働いています。1日に2件の葬儀が入る日は慌ただしくなりますが、だからこそ、メモを取りながら一つひとつ丁寧に作業することを心がけています。先輩には知識面だけでなく、どういうペース配分で動けばいいのかなど、仕事の進め方についても相談にのってもらえるのでありがたいですね。

今はまだ知識も経験も少ないので、お客様から質問を受けても独断で答えずに先輩へ確認してから答えるようにしていますが、できるだけ早く一人で対応できるようになることを目指しています。そして、いずれはセレモニーの司会などにもチャレンジしたいと思っています。
(藤原さん)

先輩社員から一言

入社して数か月が経ち、ようやく日々のリズムが掴めてきたところです。慣れないパンプスを履いて仕事をしているので、足のケアにも力を入れるようになりました/藤原さん

企業研究のポイント

仕事は一人でするものではありません。ですから、希望する職種の先輩だけでなく、人事担当者や他部門の先輩など、できるだけいろいろな人と会い、話を聞いてみてほしいと思います。特に葬祭事業であれば、お花を造っている人など、仕事をするうえで関わるであろう人にも目を向けてみることをおすすめします。(渡口さん)

自分の希望や強みをしっかりと見極めてから企業研究をするようにしましょう。ありがとうと言われる仕事がしたいと考える人も多いかと思いますが、自分が何をして、どんなシーンでありがとうと言われたいのかまでイメージしておくと良いと思います。私は先輩社員へ質問する機会があった際、「この会社(仕事)が好きですか?」と聞いていました。本当に好きなら間髪入れずにどこが好きかすぐに答えられると思います。(櫃田さん)

業界を絞り込めていない人は、とにかくいろいろな会社を見て、働く人から話を聞くようにしてください。私はそこで仕事のやりがいを聞き、一番共感できる業界を選びました。不安を感じるのは当然のことなので、その気持ちを素直に伝えられる会社、ここなら安心して働けそうだと思える会社であることを軸に企業研究することも大切です。(藤原さん)

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「仕事内容や労働条件はもちろん大切ですが、インターンシップや会社見学会など、そこに足を運んだときに感じた直感も大切に、企業研究を進めてください」

マイナビ編集部から

大阪府下で広く事業を展開し、年間約6,000件の葬儀を実施する大阪祭典。学生の皆さんにとってまだあまり馴染みがないかもしれないが、生きている限り、おそらく葬祭は避けては通れないものであるだろう。そうした葬儀の段取りや進行を滞りなく行い、ご家族の心に寄り添うセレモニースタッフの重要性は、今後ますます高まっていくのではないだろうか。

今回インタビューに協力してくれた3名の先輩も、企業研究を通してそうしたセレモニーの重要性に気付き、同社を志したという。決まった儀礼方式がない無宗教の葬儀など柔軟な発想と対応力が問われることも多いが、「難しい経験をするからこそ、身に付くことがあるんです」と櫃田さん。3名の中で最も若手の藤原さんも葬祭業界を選んだ理由として語ってくれたが、準備期間が短い分、葬儀本番の経験を多く積めることも成長の早さにつながっているように感じた。

お客様の前やセレモニー中は落ち着いた対応が求められるが、バックヤードでは明るい会話が飛び交うなど、社内の風通しは良く、育児休暇の取得促進やハラスメント研修の実施をはじめ時代に沿った働きやすい環境づくりも進んでいる。「やりがいのある仕事を、働きがいある環境で長く続けたい」という人はぜひ注目してほしい一社である。そう感じられた取材であった。

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入社後の研修で、地域・宗派のしきたりといった業務に必要な知識をしっかりと身に付けてからお客様の前に立つため、入社時点で知識がなくても心配する必要は一切ない。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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