最終更新日:2026/1/6

齋藤木材工業(株)

業種

  • 建材・エクステリア
  • 建設
  • 建築設計
  • 環境・リサイクル
  • その他メーカー

基本情報

本社
長野県

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

長野県産材の魅力と、森林サイクルの大切さを全国に発信しています!

  • 土木・建築系学部 専攻の先輩

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木材を軸に多彩な活躍フィールドがあります

構造用集成材の製造・加工を始め、木造建築や製品開発にも取り組む齋藤木材工業。社長を中心とする社員たちは、地産地消や循環型社会への取り組みを通じ、木の持つ可能性の追求に挑んでいます。

写真中
齋藤 健さん/代表取締役社長/経営学部
創業から8代目(法人化以降は4代目)の社長として、就任以来、会社の成長を図るとともに、社員とその家族の幸せを願い続けている。

写真左
角田 貫太さん/建築部/2020年入社/建築学部
学生時代のゼミで木質構造を研究し、教授の紹介で齋藤木材工業を知る。木の仕入れから加工、建方までの一貫体制に惹かれて入社を決めた。

写真右
大池 優さん/総務経理部/2023年入社/教育学部
キャリア入社。20代のうちに出身地である長野県で、県内のものを使い、県の発展に貢献する企業で活躍したいと入社を決めた。

「環境に重要な森林資源を次の世代に繋いでいきます」の理念を実践しています/齋藤社長

私たちの会社は、70年近い歴史を持つ構造用集成材の総合メーカーです。集成材とは植林された針葉樹を使い、薄くスライスした木材を貼り合わせた材料のこと。業界的には輸入材に頼る傾向ですが、当社の場合は長野県産のカラマツを始め、案件ごとにその地域の板を仕入れて加工している点が特徴です。その他にも公共施設や商業施設など、大規模な非住宅木造物件に特化した建築、大学やゼネコンと協力して進めている耐火集成材などの開発も行っています。

一方で、私たちは木を仕入れる立場であり、森林を育てる人たちの協力が欠かせません。カラマツなどは丸太として使えるまでに50~60年もかかるため、その森林サイクルを守っていくことも大切な務めです。だからこそ私たちはあえて高価な値で仕入れ、さらにカラマツに付加価値を付けた薪やユニット型サウナなどの開発にも取り組んでいます。

加えて会社を継続、発展させていくには、社員たちの生活基盤の確立が重要です。そこで当社では会社の利益の還元、公正な人事評価、希望を優先した配属などを実践しています。人材教育に関しても、上長と部下たちがコミュニケーションを取り合うのはもちろん、個々の社員に『人や社会の役に立つ仕事をしている』という意識を持たせるようにしています。後世に残る建築物に当社の集成材が使われた、あるいはそれを手がけた、森林資源の循環に貢献したなどの実感を得られれば、「次はこれをしてみたいから教えてください」といった意欲が生まれるはずです。そして社員だけでなく、その家族にも幸せになってほしいと願っています。そのため当社では研修旅行なども、家族の同伴を推奨しています。

私たちの業界は景気に左右されやすい上、国産材は為替の影響も受けます。ただ現在は円安のため、ユーロが競争相手の当社にとっては有利な状況。LCA(ライフサイクルアセスメント)の面からも、木材には追い風が吹いています。だからといって「上場だ、100億企業をめざそう」などの気持ちはまったくありません。それより今後も資源を有効活用し、山を残し、社会に貢献し続ける企業であり続けたいと考えています。

仕事における私のポリシー

私自身、かつて製造部門の責任者をしていました。その経験もあり、決して諦めず、「こうすればどうだろう」の提案やチャレンジを大切にしています。

多くの人が利用する物件に携わることで、知識欲もより高まりました/角田さん

私は建築部の一員として、集成材の加工及び、それを用いた木造建築の建方(柱や梁などの組立工事)の施工図の作成や部品発注などを行っています。基本的には意匠・構造図をもとに施工図を作成し、承認をいただいた後に工場での加工に必要なパーツの図面を描くといった流れです。入社以来、公民館や学校、道の駅などの案件に携わってきました。現場に行くケースもあります。最近では、世界的なイベントのパビリオンを担当。昼夜交代制で工事を進めたため、私は夜間の施工管理的な立場で、3ヶ月ほどを大阪で過ごしていました。

そんな私も入社時はCADの練習から始め、先輩のサポートをし、物件を任されるようになったのは1年目の終わり頃からでした。山梨県出身のため、長野の方言がわからず、知らない専門用語だと勘違いしたことも(笑)。わからないことがあれば、すぐに尋ね、メモに残したことは必ず覚えるように努めました。どんな質問にも丁寧に答えてくれる先輩たちがいたことも心強かったです。一方で、大学時代の卒業研究では、接合部をテーマにしていました。そのため木の柱や梁を接合する一品ものの金物なども、形を見れば、ある程度はどこに使うかなどがわかるという強みもありました。また2年目の終わり頃には、2つの物件を同時並行で進め、大変ではあったものの、それをやり遂げたことで大きな自信につながりました。

6年目を迎えた今は、自ら打ち合わせをする機会も増え、度胸も備わったと思っています。私たちの仕事は骨組みを組むまでのものであり、建物の完成を見る機会はあまりありません。それでも道の駅などの施設には、自ら足を運ぶことができます。その時に多くの人が利用されている姿を目にすれば達成感も格別です。働く上でも完全週休2日制で、有給も取りやすい環境。残業は時期にもよりますが、1ヶ月ほぼゼロの月もあります。

今後の目標は木造建築に対する理解をより深めるとともに、RCや鉄骨についての知見も広げていくことです。そして、ゆくゆくは大勢の人で賑わう、大型物件にも携わることができればと思っています。

仕事における私のポリシー

学生時代のアルバイトで、人との接し方を学びました。社会人になってからもそれを実践しようと心がけており、「腰は低く、志は高く」がモットーです。

当社にマッチした採用活動の基本スタイルをつくり上げてきました/大池さん

私の仕事は新卒及び中途の採用と人事業務が約7割、そして残りの3割で後輩が行う総務関係の業務の指示や進捗確認をしています。実は、採用業務を行っているのは私だけ。毎日必ず求人媒体の応募状況をチェックし、秋から冬にかけてはオープンカンパニーや企業説明会の企画・考案、大学や研究室への訪問を行う日々です。

当社は個々に大きな裁量権を与えてくれ、主体的に仕事に取り組むことのできる会社です。私の場合は中途入社という面も多少はあるものの、「採用担当を任せます」と言われ、何をするかを自分で決めるというスタイルでした。そのため採用ホームページの作成から取り組み、求人媒体の選定なども自らの考えで行ってきました。その分、責任は大きいものの、「オープンカンパニーへの参加者が増えた」「採用につながった」など結果もすぐに目に見え、高いモチベーションを持って仕事に臨むことができています。特に来年度入社予定の学生には、「心配事があれば何でも聞いて」と密にコミュニケーションを取ってきたこともあり、入社時には感慨もひとしおとなることでしょう。

決して大規模な組織ではないので、当社で働く人たちの人となりを見てもらい、お互いにマッチするかどうかを判断しようというのが私のスタイル。これまでの傾向では、「学生時代の学びを活かしたい」「木造建築物に興味がある」「木が好き」という志望動機が大半です。当社で活躍する人の共通点としては、目の前の物事に真面目に取り組み、チームで協力して進めようとする姿勢。さらに建築の法規や技術、工場での製造法などが年々進化を遂げる中、過去のやり方に固執せず、変化を受け入れ、チャレンジしようという意欲に満ちている点です。

今後は安定的な採用、人材の定着、働きやすい環境づくりに力を入れていくつもりです。実際、これまでも105日だった年間休日を毎年少しずつ増やし、来年からは121日の完全週休2日制になります。他にも特別休暇の導入など、社員満足度の調査結果をもとに、たとえスモールスタートになったとしても、着実に改善を進めたいと考えています。

仕事における私のポリシー

業務に関心を持つ人材を集めるため、大学に対して、OB・OGの活躍ぶりを伝えたり、ターゲットを絞り込み、当社でできることを具体的に話すようにしています。

企業研究のポイント

大学は将来の進路を定めるための場だと思っています。特に3年生にもなれば、何をしたいかを真剣に考える時期です。そしてオープンカンパニーなどに積極的に参加し、職場の雰囲気はもちろん、会社の実績や給与面などを確認しましょう。都会で働きたいのか、田舎で働きたいのかもあるはずです。ちなみに当社は昨年、遠方からの人のために社員寮も新設しました。各社のそうした制度面にも着目してみてください。(齋藤社長)

オープンカンパニーへ参加し、気になる業界や会社を肌で感じ取るのはとても大切です。実際に体験をしなければ、わからないこともたくさんあります。まだ自分の軸が明確でないなら、親しい先生など、社会経験の豊富な人の意見を参考にしましょう。その際、あなたがやりたくないことを伝えると、より効果的です。(角田さん)

当社でも冬期にオープンカンパニーを予定しています。WEBでは学生のみなさんのやりたいことと、実際の仕事のマッチ度などをお伝えし、対面では工場見学などを通じ、仕事のスケール感を味わっていただくつもりです。学生の一人というより、お客様の感覚で参加してみると、新たな発見があるかもしれませんよ。(大池さん)

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チームワークの良さは抜群。加えて自由度の高さも魅力で、「現場を見て勉強したい」など前向きな発言には、上司や先輩も必ず「やってみなさい」と背中を押してくれる。

マイナビ編集部から

齋藤木材工業の国産材を始め、長野というエリア、さらには森林循環へのこだわりは、3名の話からも理解していただけたことだろう。社員たちも集成材への想いが強く、「他で難しいと言われた」と聞けば、「こうしたやり方はどうでしょう」と提案をしたり、仕上げの際にも、製品の見た目や肌触りなどに気を配っているそうだ。

一方で仕事とプライベートは、きっちりと分ける風土だ。当然ながら飲み会などへの強制参加は一切ない。また同社では配属に関しても、本人の意思を最大限に尊重してくれる。中には入社後数年経ってから、工場勤務からCADの業務に移った社員もいるとのことだ。

齋藤社長曰く「中小企業の分、その点の対応は柔軟です。本人が最もやりやすく、元気になれる仕事を提供していきます。社員とその家族が幸せになるために、会社が全力を尽くす。その点は責任を持って取り組みます」とのこと。社長自身、自ら記した意欲を保つための10箇条をつねに見返し、戒めとしているそうで、中でもストレスを溜めないために、笑顔を絶やさない姿勢を大切にされているそうだ。今回の取材を通じ、社長の人柄が同社の社風そのものに表れている印象を強く受けた。

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小県郡は自然が豊かで、空気や水も美味しく、人付き合いも盛んだ。上田市内へも近く、東京まで新幹線で行けるため、同社ではあえて首都圏に営業所を設けていない。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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