最終更新日:2026/2/17

(株)日立ハイテクフィールディング

  • 正社員

業種

  • 検査・整備・メンテナンス
  • 半導体・電子・電気機器
  • 医療用機器・医療関連
  • 機械
  • 精密機器

基本情報

本社
東京都

取材情報

学生時代の学び・経験、どう活かせている?

サッカーを通して多様な人と交流。チームで活躍するサービスエンジニアへ。

  • 理系学科系統 専攻の先輩

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半導体の品質を支える仕事。そのフィールドは海外にも広がった。

戸澤 崇哉さん
東北支店 酒田サービスステーション
2020年入社/理工学部卒

大学では主に素材の腐食について学び、卒業研究では腐食耐性のある金属素材を探求した戸澤さん。学生時代はサッカーにも打ち込み、さまざまな年代や職業のメンバーが集まるチームでプレーしたことで、コミュニケーション力を磨くことができたという。

将来性の高さから「半導体」に着目し、サービスエンジニアの道へ進むことを決めた戸澤さんに、国内だけではなく、韓国赴任も経て成長した自分を振り返っていただいた。

学生時代に身に付けた力が今の仕事に活きている。

大学時代には素材の腐食について研究し、腐食しにくい新素材の探求に励みました。研究成果を取りまとめた論文の執筆に向け、仮説、実験、検証を繰り返し、研究室の先生と一緒にスケジュールを立てて研究を進めていきました。その経験から、やるべきことの洗い出しや優先順位の付け方、スケジュール管理などを身に付けることができました。

学業以外で頑張ったと胸を張れるのは、サッカーです。小学1年生からサッカーを始め、中学・高校ではゲームメーカーとして10番を背負いました。大学でも学内のサッカー部でプレーすることを検討しましたが、知り合いの誘いを受けて地域の社会人クラブチームに参加することに。そこには企業や学校などの垣根を越えて多様なメンバーが集まっており、交流が広がることに魅力を感じたのが参加のきっかけです。実際に、私たちのような10代後半の学生から20代、30代後半の方々など、メンバーの年代も職業もさまざまで、特に社会人の皆さんからは企業や仕事に関する話をたくさん聞くことができました。自分の考えをまとめて伝える力やコミュニケーション力は、そうしたメンバーに囲まれた環境に身を置いたことで磨くことができたと思っています。

企業研究で着目したのは、半導体業界です。素材を学んでいたこともあって、ナノレベルに高機能が結集されていることに興味を持ち、半導体関連の企業を多岐にわたり検討しました。なかでも当社を選んだきっかけは、日立ハイテクグループとして、半導体の評価装置や製造装置をはじめ、医用機器、電子顕微鏡など、幅広い精密機器を取り扱い、景気の動向に左右されにくいと思ったからです。パソコンに向かうばかりではなく、サービスエンジニアとして現場に赴き、お客様と直接コミュニケーションを取って課題解決に貢献できる点に惹かれました。

入社後に自社の技術センターでじっくりと研修を受け、サービスエンジニアとして福岡の拠点で1年、海外に渡って韓国で2年、そして現在の山形で約2カ月、勤務経験を重ねています。その随所で、学生時代に学んだスケジュールやタスクの管理、サッカーで培ったコミュニケーション力が活きていることを日々実感しています。

サービスエンジニアの仕事

戸澤さんは半導体の品質をナノレベルでチェックする評価装置を担当。1日1件のペースで半導体メーカーのお客様先を訪れ、メンテナンスや修理を通して製造現場を支える。

「迅速に対応してくれてありがとう」お客様の言葉一つひとつがやりがい。

私が担当しているのは、半導体評価装置です。半導体に刻まれた微細な回路パターンの寸法を確認する測長SEMや、ウェーハ上の傷やゴミを検出するウェーハ欠陥検査装置などを扱っています。実際の業務としては、半導体の品質にかかわる日立ハイテク製装置の据え付けや点検、メンテナンス、トラブル時の対応などにあたっています。定期的に現場を訪れては装置内のクリーニングや部品の交換、動作確認などを行い、予防保全に努めています。しかし、トラブルのリスクをゼロにすることは難しく、何らかの不具合が生じた際には迅速にお客様先へ駆けつけ、原因を究明し、不具合の解消に尽力しています。

研修を終え、福岡の拠点でサービスエンジニアとしての活動をスタートし、まだ先輩との同行が中心だった頃、2つの現場でトラブルが同時に発生。急遽、先輩と私が二手に分かれて対応したことがあります。正直ドキドキしながら一人で現場を訪れましたが、お客様から細かく聞いた状況を先輩と電話で共有し、原因と対処法を検討して無事に復旧を果たすことができました。この経験を経て、改めて先輩からのフォローの心強さとともに、お客様とのコミュニケーションの大切さを実感。お客様は私よりもはるかに経験豊富な技術者の方々が多いのですが、サッカーを通して幅広い世代の人たちと交流した経験をもとに、気負うことなく話ができています。また、現場では早く対処する必要があるため、学生時代に比べて「効率的な行動」への意識は一層高まっています。

この仕事の魅力といえば、やはりお客様のお役に立ち、感謝の言葉を直接頂戴できることです。福岡時代には、お客様の現場で担当者が不在のときに、装置が停止してしまったことがありました。連絡を受けてすぐさま現場に向かった私は、部品の一部が欠損していることを突き止め、交換し、再び稼動させ無事復旧することができました。その翌日、出勤されたご担当者とお会いした際、「迅速に対応してくれてありがとう。本当に助かったよ」と心からの安堵と感謝を伝えてくださり、サービスエンジニアとしてのやりがいをつくづく感じました。

サービスエンジニアの仕事

メンテナンス内容の報告や部品交換の提案などを行い、不具合を未然に防ぐ「予防保全」に努める。サッカーを通して培ったコミュニケーション力が活きている。

韓国に2年間赴任。現地の若手メンバーと高めあい、人脈も広がった。

福岡で1年間のスキルアップに励んだ後、技術交流を目的として日立ハイテクグループの韓国現地法人へ2年間の赴任のお話をいただきました。国内外のさまざまな拠点で働く機会があることに魅力を覚えたのも、私が当社を選んだ理由のひとつ。早くも訪れた韓国赴任のチャンスは、うれしくて「行きます!」と即答しました。

赴任当初の私は韓国語をほとんど理解できず、現地の皆さんは私と一対一のときには日本語で話してくれました。ただ、現地の皆さんが集まって話すときには当然韓国語ですから、最初は話の内容がわからずに苦労しました。そうした状況でもめげない姿勢も、サッカーを通して鍛えられた私の持ち味です。皆さんの表情や身振り手振りにアンテナを張っては理解に努め、率先して輪に加わるようにしました。並行して会社の制度を活用し、韓国語講座をオンラインで受講した結果、1年である程度韓国語を理解できるようになりました。現地のエンジニアの皆さんは、日本語と英語、韓国語を話すトリリンガルの人が多く、自分も頑張ろうとモチベーションを高く保てたことも後押しになりました。

技術面については、韓国の皆さんは最新装置に関する知識には長けているものの、その他の装置についてはあまり触れたことのない人が多い印象でした。一方、私は研修や福岡勤務時代に旧型の装置を扱う機会が多く、知識を蓄えていました。そうしたお互いの強みを現場で吸収し合い、高め合えたことは貴重な経験になりました。また、オフには職場の仲間と一緒にサッカーを楽しんだり、現地のさまざまな企業に赴任している日本人の皆さんがつくったサッカーチームに参加したりと、サッカーを介して交流を広げ、帰国後の今もやりとりを続けています。語学、グローバルな感覚、そして技術と人脈、さまざまな財産を得た2年間でした。

帰国後、山形の拠点に配属になり2カ月。まだ先輩のフォローを受けることが多い状況ですが、これまでの経験を活かして早く一人前に成長し、お客様に貢献していきたいと思います。

サービスエンジニアの仕事

お客様向けの報告書や見積り作成、部品の手配、お客様からの問合せ対応など、デスクワークもテキパキと進める。学生時代に効率よく研究を進めた経験が役立っている。

企業研究のポイント

企業研究ではできるだけ視野を広げ、さまざまな業界や仕事に目を向けてみてください。幅広く検討すればするほど、自分に合う仕事と出会える可能性が高まると思います。私は早い段階で「半導体業界」に絞り込み、幸いなことに当社のサービスエンジニアという仕事と出会うことができました。

気になる企業を検討する際には、インターンシップや仕事体験、先輩社員との懇談会などに積極的に参加し、「人」と直接触れ合うことをおすすめします。働く人たちや雰囲気との相性は、入社後の働きやすさや自身の成長にも直結するからです。私自身、人事の方々がやさしく寄り添ってくれて、人への温かみを感じられたことが、当社への志望度を高めるきっかけにもなりました。入社後、その印象に違いはなく、職場で出会った上司・先輩は皆さんやさしく、親身にフォローしてもらえたおかげで、技術力や現場対応力、対人スキルを磨くことができています。

最後に、時間にゆとりがあれば、学生の間にやりたいことにチャレンジしておくと良いと思います。私は一人で北海道一周のドライブ旅行に出かけました。こうした経験は、社会人になって出会う人たちとの話のタネにもなり、ぐっと距離を近づけることができます。こういった学生時代の経験も企業選びのヒントになるかもしれません。

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「福岡、韓国、山形の各拠点で先輩や同僚の皆さんからフォローを受け、安心してお客様に向きあうことができています。本当に“人”が大事だと実感しています」と戸澤さん。

マイナビ編集部から

日立ハイテク製の半導体関連装置や分析装置、電子顕微鏡、医用機器などの精密機器は、電子・バイオ・ナノテク・IT・学術分野など、さまざまな先端領域を支えている。日立ハイテクグループの一員である同社は、これらの装置の技術サービスに特化し、顧客が装置を安定して利用できるよう、メンテナンスや不具合時の対応などに技術を注いでいる。戸澤さんをはじめ、サービスエンジニアが活躍する企業である。

同社が安定稼動を支える各種装置は、いずれも停止してしまうと製造ラインや研究、医療現場に影響を及ぼすため、サービスエンジニアが不具合を未然に防ぐべく日々お客様先に伺い、予防保全に努めている。顧客の利用環境や目的、装置の状態などはさまざまであるため、各現場で経験と技術に裏打ちされた判断や対処が求められる。そうしたスキルを持つ同社のサービスエンジニアは、今後も必要とされ、頼りにされ続けるはずだ。

チームで技術や情報を共有し合い、お客様のためにベストを尽くす。そうした社風が根付いていることも同社の強みであり、戸澤さんの話からも「先輩たちと連携して対応する」ことの大切さや心強さがうかがえた。「人×技術」の魅力にあふれた企業だと、改めて実感できた。

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戸澤さんと人事担当の皆さん。戸澤さんは「先端分野の現場を訪れ、お客様との対話を通して成長できます」と魅力を語る。

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