最終更新日:2025/7/16

伊藤組土建(株)

業種

  • 建設

基本情報

本社
北海道

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

創業132年。北海道の「ものづくり」を支え、地域に貢献したい。

  • 土木・建築系学部 専攻の先輩

PHOTO

若手が第一線で活躍できる、風通しのいい社風で次世代を育成中!

JR札幌駅南口に佇む、伊藤組土建の本社社屋。明治期の開拓時代から現在まで、北海道とともに歩んできた老舗企業として知られる同社の第一線で活躍する若手社員3人に、会社の魅力や仕事のやりがいをインタビュー。

■土木部 工事課
森下 結葵さん
2023年入社/工学部卒業

■建築部 工事課
齊藤 彩世さん
2023年入社/工学部卒業

■営業推進部 営業課
遠山 広大さん
2021年入社/地域共創学群経済学専攻

どうせなら大きな構造物をつくりたいと伊藤組土建へ。トンネル貫通の瞬間に立ち会えました!【森下】

石狩出身の私は、実家から遠くない道内で働きたいと思っていました。また、ものづくりをするなら規模が大きなものをつくりたいと、道内でも大規模な構造物を手掛ける会社を探していたんです。
最初は設計やコンサルに興味がありインターンにも参加しましたが、自分はもっと多くの人と触れ合いながら現場で動きたいと考え、施工管理をやりたいと思うようになりました。なかでも、会社訪問で出会った皆さんの雰囲気がとても良く、気取らない印象を持った当社を志望。入社後、3つの現場を経験しましたが、どの現場でも面倒見がよくて優しい先輩が多く、安心して仕事に取り組むことができています。

現在は、トンネル工事の現場を担当。工事自体は3年前からスタートしており、トンネルの延長は約1キロメートル。道内でも大規模な工事です。数日前、ついにトンネルが貫通しました。向こうから入ってくる光が見えた瞬間に立ち会えたときは感動しましたね。トンネル工事といえば、貫通まで同じような作業が続いていきますが、向こうから光が差し込んだ際は、「トンネルがつながったんだ」と実感し、胸がいっぱいになりました。

仕事で大切にしているのは、報連相です。現場で何か問題があれば、私たち施工管理の担当者が軌道修正する必要があります。経験が浅い今は、小さなことでも上司に報告するようにしていますね。建設業といえば、上下関係に厳しいイメージを持たれるかもしれません。私も正直、緊張していましたが、丁寧に教えてくれる先輩ばかり。会話を重ねていくことで、今では他愛ない話も楽しめるようになりました。

人材育成に力を入れる当社では、施工管理のオールラウンダーとなる知識を身につけられるよう、若手のうちからいろいろな現場を体験できる環境があります。河川、トンネルと経験した今、道路など新しい分野にチャレンジしたいですね。
直近の目標は、1級土木施工管理技士を取得すること。そして、一人でも現場をまわせるよう知識や技術を身につけ、最初から最後まで、それこそ工事の計画書をつくるところから工事後の書類作成まで、すべてできるようになりたいです。

会社のココも魅力!

「土日は休み、祝日は現場により動くこともありますが、みんなで助け合いながら、休める雰囲気があります。有休も使いやすく、プライベートも充実できますよ」と森下さん。

一人ひとりに丁寧な社風に惹かれて入社。あなたがいるなら大丈夫と思われる人になりたい。【齊藤】

私は複数のインターンシップに参加しましたが、いちばん強く印象に残ったのが当社でした。1週間参加しましたが、毎日のスケジュールが決められており、現場を一緒に巡回する方・質問を受けていただく方と役割分担がされていて、安心して毎日を過ごすことができました。終了後にはフィードバックもあり、メモを取る姿勢を褒めていただくなど、一人ひとりを丁寧に見てくださっていたことも嬉しかったですね。人に対して丁寧な会社という印象は、入社した今も変わりません。

最初の配属先は、福祉施設の新築現場でした。現在は、病院の大規模な改修工事を担当しています。工事のスタートから携わり、9カ月ほど経ちまして、あと数カ月で残りの工事を終わらせる予定です。

難しいのは、病院が通常通り運営しているなかでの工事であり、資材を搬入出するにも接触の危険性など安全に対する意識をこれまで以上に強く持つ必要がある点です。新築現場とは異なり、工事関係者以外の方がいる環境で、時間や音の制限など念入りに配慮しながら進めています。
また、既存の建物がない状態で一から始められる新築工事と違って、図面と現場の状態が異なる場面があることも。図面と現場を照らし合わせながら調整しています。当初は大丈夫だろうかと不安を感じることもありましたが、工事終了後に見違えるように変わり、完成部分のお引渡しの際に「ありがとうございました」とお客様に喜んでいただけたときは嬉しかったです。

私が大切にしているのは、積極的に人と話すことです。建物を完成させるまで、職人さんや会社の人とたくさん話しながら進めます。なるべくコミュニケーションを多く取ることで、職人さんから話しかけやすくなったり、自分自身の間違いに気づけたりすることも増えると思うからです。職人さんがいて成り立つ現場だからこそ、職人さんからの依頼は優先的に対応すること、相手を大切にして仕事するようにという先輩の教えを大切にしています。

今後は資格取得をめざすとともに、いろいろな現場を自分の目で見て経験し、現場管理の力を身につけていきたいですね。周囲の方から「齊藤さんがいる現場なら大丈夫」と思われる存在になれたらと思います。

会社のココも魅力!

「配属先の現場には、所長、主任、工事係の計5人がいますが、主任以下は全員20代。何でも気軽に話せて相談しやすいなど、若手を大切に育ててくれる会社です」と齊藤さん。

北海道の発展に貢献したいと建設業界へ。新しいことにチャレンジしながら成長できる。【遠山】

私は、土日休みでワークライフバランスが良く、仕事とプライベートを両立できる環境を望んでいました。会社に長く勤めたいと考えていた私にとって、当社で働いている先輩から「創業130年の歴史があり、北海道の建設事業やインフラの発展に欠かせない存在として地域からの信頼が厚い。この先も必要とされる仕事で、北海道の発展に貢献できる」と聞き、当社を志望。自分が関わった建物が、町の一部になるという仕事に魅力を感じました。

入社後は、営業部契約管理課に配属。2年間、工事の入札や契約、工事に関する請求書など、入札からどのように案件が進んでいくのか、書類関係の仕事を中心に学びました。
入社3年目からは、新設されたばかりの業務ソリューション部に異動。建設現場での時間外労働の削減をめざす目的で、安全書類作成などのバックオフィス業務を担当しました。安全書類のチェック業務ができるようになると、もっとできることはないかと施工写真の撮影も行うようになりました。

とはいえ、学生時代に経済学を専攻した私にとって、土木や建築は未知の世界。施工写真を撮影するには、どんな工事が進んでいるのか、工程や図面を理解する必要もあります。ゼロからのスタートとなり、自分にとって大きなチャレンジでしたが、現場の流れを知り、多くの知識を得ることができました。今年4月からは、営業推進部の営業課に配属されて、お客様を訪問し、情報を仕入れたり、設計の打ち合わせをしたり、受注につながる営業活動について学んでいるところです。

小学校に入る前からサッカーをしていた私は、スポーツで培ったコミュニケーションスキルには自信がありました。社内で誰もやったことがないことに挑戦する機会が多く、不安になることもありましたが、ポジティブにチャレンジしていい経験を重ねられたと感じています。
入社以来、契約管理で入札からの流れを学び、次の仕事で文系ながら建築土木の現場を理解できた経験が、今の営業の仕事に活かせています。今後もさらに知識を深めることで、営業活動につなげるのが目標。営業として自立し、スキルアップできたらと思っています。

会社のココも魅力!

「次世代ビジョンプロジェクトという若手中心のチームで将来の会社の姿を考え、経営幹部や全社員の前で発表する機会があるなど、若手目線が尊重されています」と遠山さん。

企業研究のポイント

【森下】サイトなどで情報を集めることもできますが、表面的な部分しか分からないと思います。私の場合はインターンに参加することで、その会社の雰囲気を感じたり、自分自身が何をしたいのか、具体的に考えることができました。実際に働く場所を見てこそ分かることも多いというのを、みなさんにお伝えしたいです。ちなみに当社は、職場の人間関係の良さが魅力!

【齊藤】実際に現場で働く人の意見を聞くことがお薦めです。私も参加したインターンシップで、先輩の話などから現場をより深く知ることができ、企業研究を行ううえでのキーポイントになりました。まわりの学生さんが質問する内容が参考になることもあれば、仕事している雰囲気を見るだけでも参考になります。気になる企業のインターンシップなどにはぜひ参加してみてください。

【遠山】建設業=理系のイメージがあるかも知れませんが、文系出身者が多い内勤の仕事もあるため、文系でも活躍できることを伝えたいです。自分自身の可能性を狭めることなく、ゼロベースでも入社後に学ぶことで、どの部署でも活躍できることを知ってもらえたら嬉しいですね。自分で将来の選択肢を狭めるのはもったいないと思うので、気になる業界業種があればぜひチェックしてほしいです。

PHOTO
工事全体を管理し、協力しながらものづくりを進めるのもゼネコンの役割。「北海道に貢献したい」と入社する意欲的な社員が集まり、それぞれの得意分野で力を発揮している。

マイナビ編集部から

創業1893(明治26)年。歴代のJR札幌駅舎をすべて手掛け、北海道新幹線延伸に伴う工事にも参画。また、復旧復興工事や防災工事、建築耐震改修工事など、時代ニーズに対応し、人々のライフラインを守るインフラ整備をはじめ、北海道の建設業界を力強く牽引してきた伊藤組土建。同社は総合建設会社として、地域で名を馳せた存在だ。札幌市街地再開発事業においても存在感を示している。

「若手に任せてもらえたり、チャレンジできる社風が当社の魅力です」と先輩たち。実際、若手主体の次世代ビジョンプロジェクトで会社の未来づくりを進めるほか、若手が中心となり道内の現場をまわるバスツアーを企画するなど、年次に関係なく考えやアイデアを発言しやすい環境がある。

「業務ソリューション部では、現場に出る仕事に不安もありましたが、所長をはじめ、上司や先輩が丁寧に指導してくださった。常務や部長からも感謝の気持ちを伝えていただけたり、若手のチャレンジを温かく応援してくれる会社です。優秀社員賞を受賞するなど、頑張りが評価されたことも嬉しかったです」と文系出身の遠山さん。そのほか森下さんや齊藤さんの話からも、若手を大切に育てる環境の良さが伝わってきた今回の取材。先輩たちの生き生きとした表情から、魅力的な企業風土を知ることができた。

PHOTO
総合建設会社として土木と建築の両面で地域に貢献する同社。資格取得支援や奨学金返済助成、健康経営優良法人認定など、若手も安心して働ける環境を整備している。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

トップへ

  1. トップ
  2. 伊藤組土建(株)の取材情報